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トップ > エキゾチック > エキゾチック - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年9月7日 8時)

SWORD GALE(ソードゲイル)1巻 佐藤信

 魔法のない戦記ファンタジーだけでも大好きなのに、いきなり会戦をかまされるなんてたまらん。鳥肌をたてながら息を荒くしてしまった。怪しげな興奮が全身を駆け巡る。
 絵柄はかなり地味だが、作風にはよく合っているし、多くの人物を画面に登場させても負担にならない。リッタも田舎娘かわいかった。

 ソードゲイルの舞台は大陸の東に位置するフェレー王国、主人公のフレイは国王の庶子として生まれながら当代随一の軍才を誇り、祖国のためになりたいと願っていた。神の痛烈な皮肉か、力の入れすぎか、その願いを叶えるまたとない機会が与えられる。大陸の過半を制するベルジエ帝国が東から来た疫病により港を失ったことから代わりとなる港を求め、フェレー王国に襲来したのだ。
 やっぱり侵略者は帝国のイメージが強い。史実から考えれば帝国を名乗った時点で領域国家としてほぼ安定してしまっているので侵略に突っ走る暇はあまりないと思うのだが……帝国主義時代の名残か。中世とはまた感覚が異なるというのに混ぜられやすいから困る。
 個人的には中華思想に団結した共和国が最凶だと思う。全国民が皇帝のごとく思考するんだぜ?

 まぁ、それはいいとして開戦理由にも繋がる帝国がイグラウ大陸の東側に港町をひとつしかもたない設定が、地図をみた段階から不思議だった。今回のようなことが起こる前から輸送の円滑化のためにも港をもとめて沿岸諸国を攻めまくるのが常道に思える。というのは海洋民的考えかたで不凍港を求めているわけでもないベルジエ人は大陸国的にどうでもよかったのかもしれないが。
 もっと現実的なのは帝国と海を挟んで本格対面したくなかった東側諸国がフェレー他の国々に梃入れしまくっていた可能性かな?小アジアのギリシア系都市国家が援助されるようなもの(これは上手くいかなかったが)。
 しかし、その東側諸国が疫病で荒れ果てているわけだ――ところで帝国は物産だけをいれて疫病をいれない自信があるのか?港町が壊滅したときも疫病対策が第一で戦争なんてしている場合じゃない気がしたのだけど……国内が荒れる可能性が豊かな国外に目を向けさせるお決まりの悲劇だろうか?
 むしろ港町は口実にすぎなくて、疫病にさらされた東側諸国の援助が頼れずフェレーが同盟をあてにできそうなユゼスやオラドゥールの諸国がさきに疫病の脅威にさらされることを見越しての進撃、だとしたらベルジエの上層部は相当のものだ。相当に無謀――疫病を御しきって大陸に唯一覇を唱える構想は安全な城壁内でしか思いつけない。
 ともかく、戦争は輸送路を破壊し、民衆の栄養状態を悪化させ、病を振りまく。戦場以外の場所でこそ多くの人間が死にそうだし、それを描いてくれそうだと思った。細かい部分はおいおい分かっていくことだろう。

 重い話はともかく、人が死にまくるだけで気が楽なボレアス会戦について。
 煙幕で敵の連携を奪って頭を出してくるところを各個撃破する計略はおもしろい。あえて類例をあげれば城濮の戦いか。煙幕を川か海のように利用して上陸した敵を適時叩いているとイメージすると分かりやすかった。
 風向きをきっかり掴んで、煙の拡散を読み切れないとできない戦術だが……自国で戦うフレイには地の利があったのだろう。ただし、煙に巻かれた味方をかなり犠牲にしているはず。特に足止めに守りを固めさせられた戦列は絶望的なわけで、どこまで意図してかはしらないが非情な判断のできる、できてしまえる主人公である。
 「この国に尽くして生きていきたい――」その想いを豊富な才能で叶え続けるだけで純朴なフレイはとりかえしがつかないほど血にまみれていく。たとえいっとき戦いの衝動に身をゆだね、作戦の恍惚を味わっていてもその事実は彼を逃すまい。

 そんな苦悩の日々を続刊から見られると思うと…ああ……v考えただけでゾクゾクしません?ああゾクゾクするよ、自分のその思考回路にも。

ソードゲイル 1 (1) (KCデラックス)
ソードゲイル 1 (1) (KCデラックス)

作者:death6coin

更新日:2008年9月7日 12時12分

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神のみぞ知るイベント

 恋愛で第一に大事なことは何かと聞かれたら、私は、好機をとらえることと答えるだろう。第二も同じ、第三もやはりそれだ。
                ――モンテーニュ『エセー』


 神のみぞ知るセカイの展開を追っていると桂馬がヒロインを攻略するために三つのものを必要としていることが分かる。
 すなわち、好感度、情報、イベントである。
 これらのうち、優先されるのは情報であり、主人公は時には好感度を下げるリスクを冒してでも相手のふところに飛び込んでいく。ターゲットの情報を収集し「ライブラリ」と合致させられなければ好感度やイベントを活かす行動を取れないのだから当然だ。
 この点において桂馬の恋愛哲学は神秘のベールという名の香辛料を必要する恋愛観とはまったく逆をいっている。ある意味、桂馬の行動目的は対象に幻滅することであるのかもしれない(所詮はギャルゲの枠に収まる女か――と面と向かって言ったらバールのようなもので殴られそう)。

 他方もっとも意識されやすい好感度はかなり従動的なパラメーターとして扱われる傾向にある。それは情報集めの流れの中で高められ、カワイイ顔や情報、(ギャルゲの)経験を活かして調節されたのちに「イベント」での目標値突破となる。
 だから捻くれた私にはヒロインよりむしろ桂馬本人やエルシィの好感度が気になってしまう。

 そして最後にイベントだがこれだけは出現に桂馬の意志があまり絡めず天与のチャンスに近いため、神のみぞ知る世界が描くギャルゲ⇔リアルの対比関係を考えるときにネックとなる要素である。
 リアルならそんなに都合がよくイベントが起こらないだろう、と。
 しかし、いくつか理屈はつけられるので……以下に並べてみる。


1.未来のイベントが原因となって駆け魂に狙われる
 歩美の場合に該当する。イベントが迫っていることがヒロインの動揺を呼び起こし、必然としてイベントが来るのだから矛盾は生じない。これだと明らかな一発勝負になるのでプレッシャーが強いのも特徴だ。

2.イベントは潜在的に何度も起こっている
 美生のところには度々招待状が配送されていたという。情報と好感度がそろって初めてイベントを利用できる形になるパターンだ。影では毎日流されていくスイッチがチェックされ続けているわけで長期戦向きの設定である。

3.駆け魂の存在がイベントをもたらす
 18話の冒頭でちらりと触れられたように駆け魂がヒロインの行動を極端にするのならば、それがどんどん加速していきイベント的なものになる可能性がある。桂馬が指摘するように駆け魂の影響がなければ栞は視聴覚ブース設置にも沈黙を守ったままだったかもしれない。
 必然としてイベントの内容はかなり過激なものになりがちであり、神にーさまの身体を張った活躍が期待できる。

4.桂馬の刺激がイベントを誘発する
 ちょっと変則的だが、主人公が刺激を与え続けることがヒロインのストレスなどを貯めていき、イベントの原因になることもあるかもしれない(春日楠は3とこの線の合わせ技か?)。
 さらに極端に走ればイベントの自作自演も可能だが、どうせ記憶が消えるからと無茶苦茶やるのはライバルの手段だろうなぁ。


 以上あげてみるとこれまでのイベントが起こった原因はよい具合に原因が散っており――かのんは全部の複合に近い――自然とまではいえなくてもリアルな多様性を感じることができた。以後も若木先生の豊かな発想によってイベント条件のバリエーションは増えていくのなら、その分類も楽しみなくらいである。
 また、何をおいても見事なのは落とし神が冒頭にあげた格言を着実に実行していることだと気付かされた。好機がきたら確実にものにする、彼の勇気と能力が「イベント」をイベントたらしめているのである。

神のみぞ知るセカイ1巻感想

作者:death6coin

更新日:2008年9月6日 23時1分

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月刊少年マガジン10月号・週刊少年マガジン40号

 ちょっと話はずれるがマガジングレートの休刊が残念だ。講談社は中心を外れた雑誌に趣味に合う作品が多いので応援のしかたに困る。個人的にオールスター的な作品が集まった雑誌がなんとか生まれてくれないものか、と身勝手な願いを抱いてしまう。

月刊少年マガジン10月号

海皇紀
 セリフなしで段取りをうちあわせさせて後で読者を驚かすのは川原先生の常套手法になっている。悪いものではないが、得心いった顔している連中をみているとわだかまるものが……とくに頭の悪いタイプのキャラが理解していて、こちらに理解しえないことがあるのを突きつけられるのは悔しいっ。
 まぁ、ジーゴのおっぱい娘アグナまでいけばアホ可愛いものだが――補給を当然扱いするとは恐ろしいほど牟田ぐった指揮官である。育ちが戦略思想にまで大きな影響を与えることを表現していると解釈すれば世界観が壮大になってよい。カザルの場合は最初の件で補給の重要性を理解したことだろう。それでも遊牧民としての兵站概念は海の民とは大きく異なるはずで、この辺りの温度差が足を引っ張ればおもしろいかも。アル・レオニス・ウル・グルラが埋めちゃうか。
 あからさまにつなぎの回なのでオンタナの王女、マイアの郷愁に同じ姫としてマリシーユ・ビゼンが理解をしめすあたりがメインだった。ようやくここまで来た感慨に満たされているのは結構だが、戦後のオンタナを囲む政治情勢をかんがえると大変だ。解放を支援した海の一族とウォルハンへの従属は撥ね退けられないだろうし、マイアとファンがくっつくには厄介な問題が多い――あくまでも大海将どまりなのは、そこまで見越した展開だったのか?
 ロナルディアが滅ぼされてしまえばウォルハンと海の一族が仲良く世界を半分こ、と上手くいくのも二人の英雄が生きている間だけだろうな。ウォルハンが征服したロナルディアに置くであろう大宰府的なものと本国の間に海洋から楔を打ち込める位置にあるオンタナは再び戦乱の焦点になりかねない。おそらくもっとも長生きするマイア女王がこの政治的危機を切り抜けられるか想像するのも乙なものである。
 遥かあさっての方向に政策をうちだして周辺諸国を混沌に陥れそうな予感が……。

C.M.B.~森羅博物館の事件目録
 もはや推理の体をなしていないなぁ。そもそも推理物なんて断った覚えも怪しいけど……むしろ驚異の部屋に読者を招くことが真骨頂であり、ちょっと趣向を変えた青春絡みの脅威の部屋をみせてくれたと受け取っておく。
 森羅が海の生き物をあっさりみつけてしまうシーンで、実際こういう星の下に生まれた人物がいるものだ、と妙に納得してしまった。宮沢賢治でいうところのルビーが向こうから飛びついてくる博士――本質的には本当に気の緩みもなく眼を皿にして観察できる素質をもっていることが大きい。運関係に思えてしまうのは本人があまりにも楽しんで必死になっているからである。
「いたの?」と言われた片想い少年は悲しかったけど、せめて相手の視界に入るように席をとらなくちゃね。ただ姿をみたいと後ろに――きっと夏季講習中ずっと――陣取っていた彼の迂闊としか言いようがない。
 こうして過ぎ去っていくのも一回限りの夏である。


週刊少年マガジン40号

あひるの空
 あいかわらず敵チーム描写に手をかけるなぁ。女の子に勇気をもらうのはまさしく少年漫画だね!と生ぬるい表情でうなづいてみた。
 こうなるとクズ高のその他連中が調子に乗ったり浮ついたり焦ったりしているのは、かなり危ういフラグに思われてくる。とくにナオの作戦を聞いていないのは問題だろう。こういうところで威厳や迫力が求められてくる気はするなぁ。選手の側から緊張感を高めてくれればいいことでも、そう上手くはいかないのは相手チームが示している。
 さて、またも敗北なるか!?そんな姿勢で注目だ。

賭博覇王伝 零
 アンカーパネル。単なるクイズにとどまらない深みを与えるにはそうこなくっちゃね。
 状況は極めて危険で、普通に零が答え続けていっても二人が全部間違えるなら確率論的に苦しい。こうなると零が簡単な問題に答えてしまうことさえ不幸に思われてくる。アンカーパネルが当たる確率は3分の1だから余計にキツイなぁ。
 ただ、零が罵倒される展開にも零が罵倒する展開にもならないはずで、その点では信頼がおけるチームだ。なんとかカンニングなどの突破口をみつけてほしい。

ダイヤのA
 あくまでもつなぎと考える川上の発想力に感心した。ある意味柔軟な精神の持ち主だ。それにしても沢村の立場が切ない……降谷は登板する機会があるのかなぁ。すでに大詰めの雰囲気なので試合の全体像をみたときにどうなるのかが気になる。
 主人公のポジションから考えれば当然だけと青道は守り勝つ戦いかたになりがちだね。

生徒会役員共
 実際のところハーレム高って楽しいの?「適応」できるかできないかが大きな分水嶺になるだろうな。そして、主人公は別種の適応を求められている……。


講談社コミックス感想一覧

作者:death6coin

更新日:2008年9月6日 17時52分

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スケッチブック3-4巻感想

 あまりにゆったりしているのである種の心理的衝撃を負ってしまった……もちろん作品内容そのものは癒し系に満ちたスローライフギャグなのだけど――栗原さんはあれで求道者なので異質なのかも――今の張りつめた自分との圧力差が大きすぎたのだ。
 ちょうど2気圧で加圧されるのと真空に晒されるのが素材に似たような応力を及ぼすように、極端に加圧された精神状態に空虚とすらいえるスケッチブックの世界に触れるのは効く。効きすぎてすべてを投げ出そうかと軽く本気で思ったけれど、部屋の中を真っ暗にして網戸越しに月を眺めるよりも感想を書く方を選んでしまう私である。にゃんにゃん。でも、これ終わったら月眺めよっと――選ぶ必要がないなら選ばない。これも答えだな。

 とにもかくにも、ケイトの可愛さは伝えなければならない。使命感を抱くほどに彼女が好きでたまらない。
 彼女の良さを分析すると、あずまんが大王における大阪が関西人キャラの新機軸であったように彼女が外人キャラの新機軸であるかのごとく思われてくる。
 なんといってもケイトは中途半端に日本語に造詣が深く、下手をすれば並みの日本人よりも日本語を分かっているところが面白い。それでいて文化的な背景が乏しいから他愛もない勘違いをハイテンションで繰り広げる無知から脱却した無垢な可愛げに深みが増すのだった。ともかく、あることないこと吹き込んで反応を楽しみたくなってしまう、そんな生き生きとしたキャラクターだ。
 名前に「さん」やら「たん」やら付けることなく素直に呼び捨てにできる親しみやすさも貴重だ(まぁ、忘れかけてもファーストネームだからねぇ)。淡々とエキセントリックな人物が多い美術部のなかで外国人の彼女が接しやすい空気を放っているのが趣き深いのだった。


 ケイトの日本語もその一つだが、スケッチブックの魅力的なキャラクターはそれぞれ日常生活に重なる部分で極めて強いこだわりを持っている。鳥飼さんの貧乏性や栗ちゃんのムシチクなど、とても印象的なのでネタに類似する出来事に遭遇した際に(これ、スケッチブックキャラならどんな反応するだろう?)と楽しく考えてしまえる愛着の湧きやすさがある。
 そんなところも好きな作品だ。

スケッチブック1-2巻感想

スケッチブック(4) (BLADE COMICS)
スケッチブック(4) (BLADE COMICS)

作者:death6coin

更新日:2008年9月6日 12時4分

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週刊少年チャンピオン40号

ストライプブルー
 次の試合は三島のいる繁森なのに、真直の観察が先行しているせいで余計に足元に不安の残る読後感になった。でも来週繁森の試合を入念にみるのならむしろこの順序のほうが好都合になるのかもしれない。
 監督は何も知らないとはいえ、海の言葉にぐちゃぐちゃにされたところに凶悪なプレッシャーを与えられたアー坊の心中は察するのも苦しい。こんな時は酒=のりっぺに逃げてもいいんだよ、アー坊。発見されたら最悪の事態になるわけだが…平太と観覧車で手を打っとくべきか。
 盤角のチャンスは一度きりだと思え発言も、その言葉によって現実になりかけている現実が皮肉だ。いちど溶けたチョコレートは崩れやすい。ここで負けたらアー坊の精神は再起不能になるのではないか。先週アオリのもう一人の鬼は彼だったか。
 真直高校に転校してリハビリの後、縞青家に復讐を――狙っても海はとっくの昔に卒業しちゃってるのか。やるせない。腹いせに空をボコボコにして、悦ばれたらさらに取り返しがつかないから厄い。
 この窮地にアー坊を誘ってくれた二校がベスト4に進出した事実に直面してしまうと進路選択を誤ったのではないか、という後悔の念までわきあがるのだった。
 なんて、油断も隙もない攻め方だ……。
 具体的なアクションを起こしていないのにすっかり当事者として復帰しているストライプブルースカイの動向から目が離せない。どう間違ってもアー坊を救う方向に動く気配がしないから泣けるわ、すっかり置いてきぼりののりっぺと一緒に。

ギャンブルフィッシュ
 そっか、ザイルを結びつけた石を投げればいいんだ。そしてザクロ岩にむかって下り坂になっているのも失念していた。ちょっと読み込みが甘くなっているのは最近の展開を侮りすぎたしっぺ返しか。なんとか知能バトルに復帰してきたし、逆転の手をみせてほしい。
 すっかり漫☆画太郎している五木島に、心の冠雪が溶けそうだ。
 アルベドなんて専門用語がでてくるのにはビックリした。雪――というか氷河のアルベドは寒冷化を加速するものとして注目されているよね。あの作戦はエミリーがグレネードランチャーでも保有していたら、そこでジエンドだったのは気にすべきではない。気にすべきではないから気にする。それが私なのだが……まぁ、さすがにゴキブリの飛散死体をみたいとは思わないか。
 でも、どうせやるなら徹底的に容赦なく、全力全火力を尽くして――やってくれないと二流に思える世界観なのだ。けっきょく、エミリーは設定に与えられたスペックが大きすぎるせいで一流になれなかった気がする。なんだかなぁ。

サナギさん
 なんですってーーっ!!?異議あり!異議あり!!
 ……まぁ、いつ終わっても不思議はなく、いつまでも続いてもやはり不思議はない雰囲気をまとった作品なので来週最終回も釈然とできるものはある。超ホウキ的措置で。施川先生がいろいろと手を広げられていることを踏まえても、いったんサナギさんを畳むのはやむおえないのではないか。
 そして、今度は「毒」を十全に活かす新連載をチャンピオンでもっていただきたいものである。施川ワールドに栄光あれっ!

ナンバMG5
 普通に暴力の気配が先行していたから、かえって危ない展開にはならないと予想していたのに……気が付けば難波剛最大の危機が迫っていた。考えてみれば当然で、家の中にこそ最大の脅威が眠っていたのだ。
 全国制覇など考える必要もなく、競うべき強敵は目の前にいる、と答えたら――それはそれで血の雨決定か。でも、人体が破壊されても兄弟仲は破壊されずに済みそうなコースではある。
 歩くのと敵を吹っ飛ばすのがひとつの行動におさめられた猛の進撃シーンが素晴らしかった。まるで暴力的なモーゼである。とりあえず難波一家の静岡征服は確定か……熱海なんて東の端をおさえて話を全域に広げられるのは違和感があるけど。
 ふりかえれば静かな扉絵が危機の予兆を知らせていたように思えてくる。最小でも、おしっこ引っかけられるという。

聖闘士星矢 LOST CANVAS 冥王神話
 溶岩に落ちて助かれ!噴火を止めろ!!
 鬼のサディスティックで無茶苦茶な特訓がエキサイティングだ。入念に描くのではなく破天荒に破天荒をぶつけて解決することで成長をみせてしまう小宇宙の論理を超えた説得力が感じられる修行である。噴火を起こすならともかく、止めるにはどうすればよいのやら……溶岩中の揮発成分をいっしゅんで何とかしてしまえば何とかなるかも――具体的な方法は何とかしろとしかいいようがないとか何とか。
 真面目な馬鹿一直線の背後で超シリアスな政治局面が繰り広げられつつあるのが面白い。デジェルにはひたすら地図を描いて毎日アテナに献上していただきたい。

元祖! 浦安鉄筋家族
 なんで順子は普段の大鉄と結婚したんだろう…と深刻に悩まされる展開だった。最後にはいちおうの納得に達したけどな~~あの攻撃力を受け止めて壊れないオスは大鉄くらい。まるでリフルがダフを愛するような理由である。
 晴郎がみている漫画がちょっきんぱにっくで、その中でさらにメイドサンダーが読まれているマトリョーシカパロディが良かった。しかしあいつは、ちょっきんなーな大股開きをみながら飯を食っていたのか……。

範馬刃牙
 カラーバキの瞳が立体感にとどまらず濡れている様子さえ表現していて凄かった。印象をまとめてしまうと気持ち悪いにしかならないのも凄い…。
 克巳の連続自爆攻撃はどちらが先に壊れるかの競争だ。これで勝てても後につなげられる気がしないのに良くやる。その生き様が烈海王にも通じて見事というより他なかった。
 訓練で拳を壊していないのを考えると、目標にヒットした衝撃がいちばんの問題なので、ちょっとした武器をもてれば解決できる気がするんだけどなぁ。空手家にそんなアイデア、伝えるだけでも失礼だろう。

クローバー
 美人の怪しい動きはハヤトから釣りの意欲を奪うほど……信じられない。ザリガニ釣りがうまいほど田舎のヤンキーであったことが敗因か。
 喧嘩の流れも、美女の狙いもどーでもいい、興味ない、でも何か続きが気になって読まされる変な漫画である。何かが供給されていることは確かなのに、自分がこの漫画に求めているものが分からない…。

ANGEL VOICE
 けっきょく謎は解けずに終わってしまったのか……所沢よりも水内の動きが怪しげだったのに。選手たちをバカ呼ばわりする黒木監督からドラえもんの息吹が聞こえてきた、あれ息してないけど。
 馬鹿の一念岩をも通す、キーパーの見事な信念が優秀な才能を捨て置けないじっちゃんを動かし、無理なく市蘭を強化させる結果につながった。前向きに打ち込んでいれば物事と水内は良い方向に転がっていくものである。

侵略!イカ娘
 ついにイカ娘のおかしさそのものに突っ込める常識人キャラクター斉藤渚が進水――いままでギャグ漫画として有効な彼女のようなキャラが本格的に活動しなかったのはイカ娘をじっくりれもんに馴染ませて酢の物に無理なく擁護できる空気をつくるためだろう。よくぞここまで我慢したと思うし、中途半端なツッコミ役を果たしていた栄子がお馬鹿キャラとして安定したと判断された証拠だろうと感じた。
 よく育ったなー、栄子も(しみじみ)。
 あいかわらずキャラのおっぱいは微妙な育ち具合でグッドである。変を変と感じている渚の言い回しが既存のキャラの誰よりも変態的に素敵で、哲弘臭さえかすかに感じてしまった程だった。
「このまま放置していたら「触手は面白くて可愛いモノ」という間違った認識が蔓延してしまう……」はメガヒットした。人類のために戦うならば、チャンピオンREDに参られい。その言葉にすがるしかなかった…。
 最後にご満悦のイカ娘かわいい。こんな表情をさせてくれる常識界からのシ者は最高だ。フンフフフーン♪イカ娘は人類が生み出した触手文化の極みだねぇ。

悪徒-ACT-
 クリスの攻略法はすでにジャンが通過している!
 コーラとラムネをぶちこんで、ポ○モンの技みたいに……そういえばトラウマイスタで似たような技が嫌なネーミングされていた。
 金坐座の行動もすべては陽虎を思って生まれたもの。どんな状況においても顔がでていなくても常時意識される中心人物であるところに主人公としての類まれなる資質を感じた。
「他に誰がいらっしゃるの?」のクリスが年相応に可憐だ。彼女の人を食った笑顔にはゾクゾクする。本当に人を食えるみたいだし、食われたい。でも、あの目になるのはちょっとイヤ。
 野火さんが戦いのお膳立てをする気満々なのがおもしろかった。備品や校舎が破壊されるのはいいんだ…。

鉄鍋のジャン!R-頂上決戦-
 コーラも材料費に含められて資金が逼迫するジャン涙目な展開を期待したのに……それか原価の安さを訴え出しての危険な形勢。ナガレきゅんにサメ釣ってきてもらえば安く上がるんじゃないかと思ったけれど、下処理があれだけ大変となるといきなり珍品を取り出すのは難しい気がする。
 同じ軟骨魚類ということでエイのそれはフカヒレにならないのかなぁ。なったとしても価格に予想が付かないのであまりにも展開が読めない。早く片鱗だけでも示してほしいと、うずうず足踏み。

マイティ・ハート
 ああ。奴らは緩急をつけて襲ってくるからな…。
 バカバカしいこと極まりなかったが、水着大会を思わせるおっぱいの晒し合いと非常ボタンはバカバカしくてよかった。しかし、乳首の位置に違和感が……見えるはずでも見せないコマが連発していたせいかなぁ。

PUNISHER
 気が狂いそうだ……妖精さんが耳元で手遅れだって言った気がする。お前をコロス、不思議な魔法でコロス、という呟きが聞こえてくる。なに考えたんだー、何の動物柄のパンツ穿いてるんだー。
 わたしはにげだした しかし まわりこまれてしまった しかし まわりこまれてしまった しかし ま――世界がおかしい…できればもうこの人たちとは関わりたくない!う…そうだよ…迷ってなんかいられない――!!感想続けます!人類のために!!
 私が常識人の見本にならなきゃ!そよっ……救急車呼んで!

トンボー
 郵便局員の変態チックな趣味が素敵だ。早苗を彷彿とさせるが物質相手であることがさらに重症……スルメとかも切手を貼って送れるらしいね。トンボが額に切手を貼っている姿に、みつどもえグッズへの某応募を思い出した。
 私が郵便局員だったらお持ち帰りせずに配達する自信がない。チコ姉ちゃんは職業意識の強い立派な人である、変態だけど。
 転がりながら接近してくる兄貴は苦行僧に匹敵する根性の持ち主に思えてきた。歩くよりもあっちのほうが大変だろ!

荒神
 幼女かわいい、領主おぞましい、展開わらえねぇ。
 キメゼリフ「笑えねぇな」にだんだんハマってきた。モブキャラクター達の生気を削ぎ落された表情も暗い雰囲気をかきたてているし、ひとつあるとサウナの後に水風呂に入るような気分を味あわせてくれる作品である。つまり、個人的趣味からいえば必要不可欠。

フジタチバナ
 ちゃんと由香里姉を盛りたてにきたところに、にくぼし先生の成長をみた。和弥が不可抗力で殴られすぎてちょっと可哀想になってきたけれど、シチュエーションに払っている税金だと思うことにした。あまり甘くばっかりされても張り合いがないしな。
 お仕置き役を瑞希に絞らず、夜遅くに勉強している様子をさりげなく示すのも上手なキャラ付けだと思うよ。露出度の少ない美羽はこれで安定しているから、次回はおとなびた四女の活躍を願ってみる。
 展開によっては空前絶後のお仕置きを受けかねない相手だが…。

ドカベン スーパースターズ編
 山田を出さなければ良くなったかもしれないのに――疫病神め。あ、主人公か。

現代怪奇絵巻
 大学の教授でもまったく専門外の分野に手をつける時は中学校の教科書から始めると聞いたことがある。算数からになっても、ちゃんと復習が進められるなら恥ずかしがることはない、たぶん。
 さいきん、3桁くらいの引き算をすることが多い。頭を数学的にアイドリングしておくことも重要だと思うのだった……。
 校長室に入ってからの行動パターンがイカ娘。ゴルゴ顔がいちばん笑えた。

電遊日記
 噴出ネタで悪徒やジャンとシンクロ。おそるべし、チャンピオン!
「火を噴けとは命じてないぞ」の過酷なセリフがMにはたまらないっ!!

CTC
 矢☆印のみっちゃん……お腹が本格的にヤバい。竹ちょ氏の萌えキャラコラボイラストにバキテイストを自然にくっつけるセンスには平服。槙江のその後の行動を考えたら厄いなぁ。そして、成田のとてつもなく暑苦しい顔がよかった。

その他
 天文好きとして板垣先生の語られている写真集が気になる。沼田先生の仕事内容が具体的すぎる……巻末までも海産物の匂いが漂ってきた。あと、根本先生の地方作家ぶりが楽しい。

D-ZOICからは騎士道的なものを感じた

弱虫ペダル27話感想はこちら
弱虫ペダル28話感想はこちら

釣り屋ナガレではついにイカが本格参戦でゲソ

みつどもえは扉で裾の下に隠れるひとはたんが――っ!


チャンピオン感想サイトリンク集

秋田書店コミックス感想一覧

太陽系惑星

作者:death6coin

更新日:2008年9月5日 18時6分

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D-ZOIC episode.20/希望の光

 危険な森の中、少女二人が眠れぬ夜を過ごす。竜はもちろん虫も襲ってこなかったなぁ。せっかくルルたんが肩をはだけてしまっているというのに!白亜紀の虫にとって人類は対象外なのかもしれない……1000年は経過しているし哺乳類もすでに存在することを考えると俄かには信じがたいが。
 たき火がそれだけ有効だったということか――火に誘われて冥王軍以外の勢力が接近してくる可能性もあったのだけど、食われてしまっては話にならない。夜の森で活動するほどのバカがランス以外にいないことを期待するのが正解だろう。

 でも、フリードだけは素知らぬ顔でドラゴン虐殺者と化しながら道を切り開いていそう。彼とトムルが乗ってきた小舟が回収されたのが面白かった。エオスを運んできた船だからゴッロが「積載」できて当然だ。
 川を越える時はバリュオンらを率いて勇壮に攻め込んできたのに、帰路につくものはゴッロとテトリの二人だけというのが切ない。冥王マルタ視点では大成功であっても、兵士レベルの悲しみを考えさせられてしまう流れだった。


 ゴッロとの交感によってユタが冥王軍の秘密をかなり知ってしまったことが興味深い。これで海王側に逃げ出せれば大きな助けとなる。尋問いらずの能力だけでもサクスリー機関が喉から菌糸を出してほしがりそうだ。
 もしかしたら得たものは知識にとどまらず、ゴッロの戦闘経験を本人の視点から体感したことで、戦闘力まで上がっていたりして――!?
 それは虫の良い想定だが、心を交換したことであの巨人が完全に服してしまったのがよかった。いっそのことユタは人類とヒトモドキの連合軍を率いて禁制領域を席捲してみてはどうかな?もちろん目的は「珍しい竜がみたいから!」
 あの能力に宇宙から地球をみるくらいの威力があるとするならば、主人公がオフタルモスに昇って全人類・亜人類相手に交感するのも良いかもしれない。きっと一瞬で戦闘行為が終結して、みんなで力を合わせて隕石を受け止めるよ!
 気が付けばユタの顔が大人びてきた。予告カラーみたいになるまで段階を踏んで描く気か!?難易度は高いがやってくれたら相当効果的な演出になりそうだ。


 テトリが“秀でし者”なのは完全に予想が外れた。賢人たちの言いかたではランス一人に期待が掛かっている雰囲気だったのに――蓋をあけてみればゴッロを含めて3人もエリートを投入しているのだからマルタの本気が伺える。
 経験豊富なゴッロと共同作戦をとらせることで“子供”を急成長させる狙いもあったのかもしれない。柔らかい時期だからユタたちとの接触が彼らを望ましくない方向に育てる可能性もあるんだけどなぁ、特にテトリは人間に情がうつりまくっていてヤバい。三歳半(換算年齢で14歳)なのもヤバすぎる。でも、ルルの片目を薄く開けた表情はもっと危険な香りがした。
 私の中のヘイト・ルニエが目覚めかねない。寝てろ!

 ユタは決して流れがさかむくことのない時代と川をくだって、運命を思い知らされる。そして、朝日が昇り新たなる時代と伝説の幕があがるのだった……この世界に生きているあらゆる存在の万感が胸に迫る。
 とても良いシーンだった。


 そのころジサマは、***もりのなかにいる***
 ……いっそのこと、スーザと合流してくれたら面白いかも。小国がいきなり核を手に入れるようなものだから、ちょっと危ういが。

D-ZOIC episode.19/横取り 感想
D-ZOIC1巻感想

作者:death6coin

更新日:2008年9月5日 12時36分

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釣り屋ナガレ 第5話「ジェット噴射だ!!」

 飛んできた餌木は遠近感の苦手なはずのナガレが見事にキャッチして事なきをえる。すでに本人は悲惨な目にあっている気配がするのは流して――帽子のつばに切れ込みがあるね…うん。
 手の怪我は、砂原さんに治療してもらっている態度が本当の主人のように堂々としているので被害のうちに入らない。まさか戦慄すべき事態においても夏侯惇……。

 微妙な空気ながらも再開されるアオリイカ釣り。きちんと後方を確認しているお嬢の描写をいれるところに好感をもった。漫画で何かを推薦するならマナーも広めるのはマナーだ。完全バトル漫画方向に突っ走ってしまうと、そんな暇がなかなか得られないのが悲しい。
 教育効果を狙うなら居合い釣りとか出していない今のうちである。
 すでにお嬢のスパッツで別方向の狂育効果を炸裂させまくっている気もするが……私は釣り竿になりたい。そんなお嬢の腰を自然に抱くことになるナガレきゅんが羨ましい。さらに後ろからは砂原さんが大きなカブしてサンドイッチ状態に……これだけでも十分にいいシチュエーションとはいえ、ナイチチ掴んで「んあっ!」しないのが当然だが残念である。

 イカに乗られてヒーヒーいっているお嬢が可愛かった。ジェット噴射だ!!
 初体験のことに予想外が重なると容易にパニックになる。ホビーの新鮮さを表現してくれていてよかった。。
 アドバイスでデフォルメされたナガレもかわいい。とくにトゥイッチングを説明するときの何ともいえない表情に癒される。細かい動きを説明しやすいからだろうが、わざわざ怪我したほうの手を使うとは困った釣りバカさんである。

 比べてライバルを任された広岡うじは高校生幼女に叱責されて、しゅんと謝るなど社会人の威厳が悲しくなるほどない。しかし、コーチはいいのか、波夫に才能があるのか――槙江をふくめて豪徳寺一族の血筋を言いだすには相続権の謎が残るが――ナガレ組に負けないペースでアオリイカが乗ってきた。
 そこに迫るは謎の影、アオリイカを狙って延ばされるは、このまま放置していたら「触手はつまらなくて不気味なモノ」という間違った常識を蔓延させてしまう……(by二ノ瀬先生)謎の触手でゲソ!
 桟橋の反対側で釣っているのにあのタイミングで襲われたことを考えると、モンスターは複数いるのかな?
 これはアオリイカを安んじて釣れるようにするために、「モンスター」をナガレが釣りあげて退治する展開が期待できそうだ――あるいは波夫と槙江が協力してイカ娘(かどうかは二分の一!)を釣り上げ意気投合するか。
 敵出現の導入に意外性と雰囲気があってよいので来週が楽しみになった。

作者:death6coin

更新日:2008年9月5日 12時31分

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みつどもえ 109卵生「ねくろマネすく」

 大分県の件に刺激されたわけではあるまいが、新人教師らしく童貞らしい落ち着きのなさを見せる矢部っちが新鮮だ。最近はひとはたんを机の下に迎えいれたりして老境の悟りに達しかけていたからなぁ。小五をすぎてしまっているからしかたない。
 みつばストーキングで培った観察力をみせる杉ちゃんに返される汗だくみっちゃんの一言は何気に酷かった。普段教師をみないで、何をしているのやら。もしかして反芻能力を編み出した?雌豚から雌牛にクラスチェンジっ!!だが、牛を名乗るには絶望的に不足しているものが……
「くそッ、やっぱりこんな呼び名はダメだ!おい、貴様ッ!貴様が鼻薬授乳していろッ!紳士は複乳腹で萌え上がれということだな!いくぞ、みつばッ!!」

 男子生徒陣は精神をサザエさん時空に囚われることなく既に「卒業」しているので「パンツを覗き込もうといち早く机の下にはいる少年」の怪奇をみることなく避難訓練開始。矢部っちが必死になればなるほど生徒は醒めていくが、やけくそ気味の勢いに雌豚が捕獲されていた。
 さらには、元より机の下にいた三女が冒頭のあーすくえいく攻撃により「合体ロボの足部分に乗っている人」状態に……重力制御装置は搭載していなかったらしい、スカートは重力制御されてる癖に

 続いて防災頭巾(いまでもあるのか?)を被っての脱出で、すっかりモブの一部に溶け込んでいるふたばに涙した。今回、杉ちゃんよりも目立っていないよ。まるで矢部っちと二人のみつどもえみたいである。彼のほうが精神年齢が釣り合うのかもしれない……ごっこ遊びも似合っているし。この、みつどもえに加われるのは龍太くらいであろう…。
 避難中に童貞がひとはたんのスカートの中に手を突っ込んでいるのは笑えねぇな。ダメージを与えて弱らせたうえで捕獲の所業を働くとは、必死な顔して荒神に出てきた領主様以下だよッ!
 雌豚がいないので変態が回収にいくと、彼女は自分は死体だから動けないと豪語する。小学生相手に見事にやりかえされてどうする……けっきょく二人とも運ぶことになる矢部っち。計およそ80kgということは、ひとはたんの体重は厄マイナス12kgらしい。
 まるでデネブの店で買ったオーブをもったかのよう。頭のお団子が怪しい。読経しなきゃ!!

 さて、幼女の股間で浄化呼吸や難波猛や師匠もほしがる虫集めの秘密兵器、美食ハンターのフルコースにも推薦されているみっちゃんの汗の甘さなどがあった後に、オチは遠心パンツ分離機……パンツとトーン部の間にシワがみえるのは印刷工程で起こった現象に違いない。そこをじっくりとみたことを告白するのは見えない、明るい未来が見えない…。
 死体からでている液体を使う教師の想定はかなり厄かった。見事に話が救急車で一周してしまったな。

 甘い液体に濡れた雌豚パンツが顔面直撃するのはどんな気分なのであろう――ぜひ検証したい、ぜひ。でも、栗山っちひさびさの登場がこんな役目とはあんまりだ…。

みつどもえ 5 (5) (少年チャンピオン・コミックス)
9月8日発売なの!

みつどもえ1巻感想
みつどもえ2巻感想
みつどもえ3巻感想
みつどもえ4巻感想

作者:death6coin

更新日:2008年9月5日 1時16分

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弱虫ペダル RIDE.28 誰よりも速く

 先週の感想を書いたときには「体力が心配になる人物」に自分が含まれるという自覚がなかった……あまりにもアホである。
 オレのアホさは凄いが坂道や渡辺先生ほどではない!もう一度!!

 前回まるで死んだかのように名前をサブタイトルにされた鳴子だったが、関西人のしぶとさで意外と長いこと誌面に踏ん張り続ける……目立つという彼の究極目標をあくまでも達成してやがる!?
 走っている最中に後ろから坂道をTHE KOBUSHIでロケットするときの力の入り具合がよかった。こういう他の選手を発射台にする行為は正式な試合では禁止されてそうなだけどな――。言葉だけではなく運動エネルギーまでわずかに受け取って、主人公の特攻クライムが「再開」するのであった。
 こいつの体力は無尽蔵か……。

 まるまいん先輩が指摘していたように、体重の軽さは坂道に目立つ数少ないアドバンテージだ。これが体力の浪費を抑える方向に大きく貢献しているのかもしれない。後を考えていないのも大きいのだろう。
 まぁ、三人で合流していた間は、登り坂へのアタックが続行されているにもかかわらず精神的にはクリスマス状態だったから勢いで読む分には違和感ないかも。風よけになってもらっていなくても繋がっている、引っ張られている感覚を与えるとはとんでもない表現力だ。
 興奮でテンションあがる気持ちばかりが強くて、過積載状態の寒咲カーのほうが草臥れている心配を誘ったくらいである。天井は田所に襲われてるし……この車も遠征の先々についてきてくれる「戦友」になる予感がする。
 もちろん、家業はそっちのけ。

 小野田に足りないものが各所から指摘されているが、それはやはりギアチェンジのセンスじゃないかな?今泉のような鮮やかなチェンジを急に期待するべくもないとはいえ、鳴子が教えてくれた必殺技が最後の500mで機能するなら逆転のチャンスもあるか。
 ずっとアナバシスだが、そろそろ海が見えてきそうな気分なのであまり飽きがこない。その前は二人の背中が目標になっていたし、この一挙2話掲載も飽きの緩和に利用されているのかもしれない。
 自転車執筆状態とはとうてい思えない深謀遠慮を感じた。

弱虫ペダル RIDE.27 鳴子章吉!感想
弱虫ペダル1巻感想

作者:death6coin

更新日:2008年9月5日 0時8分

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弱虫ペダル RIDE.27 鳴子章吉!

 カラーでは今泉が色っぽかったが、車の中では田所っちがジャマっけぇ……彼を後ろに乗せれば良かったのに、明らかな配置の失敗じゃなイカ?ショ先輩がポーズを決めたいがために後ろのまわった可能性も捨てきれないが……坂道贔屓に拗ねるフリをして寒咲さんと肩の触れ合う距離に接近するとは策士である。
 監督もぽっちゃりしているし、幹たんは巨乳だし幹たんは巨乳だし、車の二列目が異常に暑苦しい感じ。

 おかげで汗だくになりながらも全身を風圧に晒している坂道たちの走りが爽やかである。
 怪人ゆきだるまんが主人公を応援する裏には、鳴子以上に山道に向かない自分に足りないものを主人公がもっていることも影響しているのかも。なまじ対抗心をかきたてられるッショ先輩は斜に構えた見方をしてしまう、とか。でも、純粋に性格がもっとも影響しているのも確実だ。
 ふたりに完全にギャラリーの立場から感情移入して素直に喜んでいられる幹の立場もそろって効果的な視点を確保している。先輩方には視点を供給するばかりではなく、いつかは試合に出る日も来てほしいが……けっこう先になりそうな予感。坂道の儚い電池がいきなり切れて一気に飛ぶ可能性もあるけれど――そうすると杉元くんの活躍がみられないので主人公がリタイアしても後半を描いてほしい。

 実力のお披露目だったはずのウエルカムレースで成長を示してしまう坂道はなんなの?化け物なの?ペダリングは上手くなってもライン取りはまだまだ未熟なはずなので末恐ろしいメガネである。
 今泉が「感覚か!!」と言ったところで思ったのだが、鳴子のいっていたニュータイプ的なセンスが坂道に作用して大物ルーキー二人を我が身に乗りうつらせたがごとく走りを吸収できているのかもしれない。
 独習を繰り返していた今泉や鳴子には掴めない成長要素である……何より大好きな友達二人と一体感をもって走るなんて、坂道が天にも昇る気持ちと勢いになるのも当然であろう。(さっきからドキドキが止まらない)わけである。

 27話の最後、予想外の疾走をみせていた鳴子が必殺技の弱点に遭遇してついに脱落する。一気に減速するシーンの斜面が壁のように立ちはだかる構図は胸に圧し掛かってきて良かった。まるでネズミ車のなかにいるみたい。鳴子の絶望が伝わってくる。
 逆に考えればスプリントクライムを通用する間に発動できていたことは後々の差を縮める可能性がある。こうなると坂道の参戦が有利に働いたのではないか。頭の悪い意地を通さず、力を残して登り切る作戦に切り替えているからまだまだトップにでられる余地はあるな。下りが得意とも言っているし。
 友人を心配する坂道を鳴子が「ワイの屍を越えていけ」と激励し、いきなり今泉が悪役っぽくなってしまう追撃戦に移行するのだった。もともと情緒不安定気味の主人公だけど、運動で興奮しているせいか涙脆いなぁ。
 まさか寒咲さんが伝染って……。

弱虫ペダル RIDE.26 スプリントクライム!!感想
弱虫ペダル RIDE.28 誰よりも速く感想
弱虫ペダル1巻感想

作者:death6coin

更新日:2008年9月4日 19時11分

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週刊少年サンデー40号

絶対可憐チルドレン
 九具津への当てこすり――そんなキャラはみんな覚えていないか…―影チルの爆誕。皆本に誘惑までしかけて操っている連中は気持ち悪く感じないのだろうか。僕にはとてもできない。
 影チルと書いて「シャドウ・オブ・ザ・チルドレン」と読ませるセンスにシャドウ・オブ・ヘゲモンに通じるものを読み取った。シャドウ・オブ~~なんて言い回し珍しくもないのだけど、SFにも造詣のある椎名先生だったら、もしかしたら…?
 あの世界のバトルスクール生と超度7級エスパー達にはシンクロするものがないでもない。とうてい抑えつけられない驚異的な能力を誇る子供たちにどうやって大人が対処していけばよいのか、考えさせる作品でもあった。
 そのつながりで考えればバガーみたいな敵性異星人が現れてくれることが安定には最善かもしれない……むしろイフリートの神貫的にエスパー達こそが異星人にされてしまいそうな世界だけれども。
 紫穂のツッコミに影が同調していることに、あの二人組の払拭され切っていない黒さをみた……少なくとも九具津と勝負できる性格の持ち主ではあるな。

史上最強の弟子ケンイチ
 「攻撃群」の造語にケンイチ世界のバトル観がでていると思った。まるで隕石群みたいでSFちっくだ。本当にSFちっくなのは師匠たちのバトルではあったが。
 結果はみえみえだったけれども、いやだからこそ師匠と弟子の戦いをシンクロさせた描きかたは見応えがあった。アレクサンドルなら落ちていてもオートで反撃できかねないし――まぁ実力差は明らかだけど――小物になりきらずに済んでくれてホッとしたよ。
 そういえば彼の国の首相は虎とお闘いになったそうで……参照:プーチン首相、トラの襲撃からカメラマン助ける=ロシアメディア | エキサイトニュース。過去の日本にも舩坂軍曹とかいらしたし、ケンイチ世界も誇大妄想ばかりではないのでは?と現実のトンデモなさから考えてしまう今日この頃である。

結界師
 氷浦に良守を奪われそうな閃の奮起!と解釈した。僕は間違っていく。傷つけられたプライドを取り戻そうとする思考は萌え…燃えるが、死亡フラグに近いものを感じないでもない。あくまでも冷静さを維持して行動してもらいたいものだ。
 最後、いろいろといじくり回したあげくに正面からぶつかるしかないとなるのなら、さっさとぶつかってしまえばいいものを……良くも悪くもうじうじとプロセスを踏んでしまうのが結界師の「らしさ」であるなぁ。
 水月はクラゲの意味、これ豆知識な!まさかクラゲむ…。あまり関係ないが雪のことを六花とも呼ぶと知ったときには日本文化がもつ繊細な表現力に感動した。

GOLDEN★AGE
 理解はできるけど納得しきれない歯がゆさ……絵による説得力が足りないと感じてしまうのはフィールドの広いサッカーというゲームの性質も影響しているのかもしれない。まぁ、外れシュートシーンを優れた構図で無数に描け、と要求するのも酷な話ではある。酷なことをやってくれてこそプロだと思う気持ちもあるけれど。
 唯がいつも通り突き飛ばされているのをみると、こちらも歯がゆい近江の空回りっぷりを回復させられるキャラがいないような――まさか小波たんが決めてしまうのか?その辺の展開に期待してみる。

お茶にごす。
 優しさとは自分以外の存在にも喜怒哀楽があるのを知ること、というのはどうだろう?部長のことだからしんみり話して深く心に杭を打ってくれそうで楽しみだ。「カモン!喜怒アイラブ!」
 夏帆と船橋が同じ道を求める同志みたいになっているのが微笑ましい。その道は必ずしも「茶道」ではないが。まずは人道を学んでね。

魔王
 蜂の言動が片っ端からエロティック。なんという空飛ぶセクハラ……。犬養の運命論には暗殺を回避しつづけたヒトラーの自信に似たものを感じた。勘違いしているだけでもっと大きなチャンスが後から来たらどう対処するんだろ?
 マスターの復活は安藤の手ぬかりだろう。素人だからしかたないといえばしかたがない。殺してしまえば止めようとした相手と同じになってしまう環境で汚れなき勝利を収めるにはいろいろなファクターが必要なのだ。

金剛番長
 スゲェあの爺さん落ちながら戦ってる――なんて言えるわけもなくて。射撃番長本人よりも部下たちのキャラが印象的だった。狙撃手を配置しているのは偉い。どう考えても命が危ういロケットパンチをくらってしまったけれど。
 しかし、マシン番長に支配を委ねて何のメリットが……すでにロボットを人間の上位においている点で言語道断だと思った。人間の道具として使われるロボットの悲哀を、まったく描かずに跳躍しているから、同情やねじれたカタルシスも感じられない(これから描かれる可能性はあるが)。
 珍しく私が金剛番長が応援する戦いになるかもしれないなぁ。
 あt、福茶総理…出した直後に辞任とはすさまじいパロディだった。

オニデレ
 崖下にある秘密の花園……ろまんちっくだね。腹痛になればいーのに、けっ。
 サヤがサキの手を握ったシーンで、粉砕骨折しないかと心配になってしまった。握力に差がありすぎる。ケータイをもっていないサヤはさすがにいいとこのお嬢様だ。密かにケータイより凄いものでサポートされてそうな気もするが。
 周辺人物の無秩序な動きがあいかわらず楽しかった。目立たないと思ったら最後にモモが決めてくれたし。

ギャンブルッ!
 ギャバンの一人相撲ぶりが見ていて憐れみを誘う…ディーラーも(歯が見えてうっとしい)くらいしか思っていない予感がする。
 沢尻の魔法に驚くよりも、あの口男が逆転する可能性が見つからないことに気を取られてしまった。そういう成長による突破はマサルの仕事なのだろう。

ダレン・シャン
 アニーの妊娠……どうも欝な伏線だ。おばちゃんのゴシップを喜々として語りたがりはじめる態度に、バンパイアよりもおっかない狂気を感じた。そんなものがご近所に普通に眠っているのだから、シャバもロクなもんじゃない。
 サッカー選手になった友人はしょうじき「誰?」だった……ダレンとスティーブが抜きんでいるチームだった印象が強いし。

月光条例
 いちおう説明はされていたけど、付き合った男の趣味をあっさり覚えるのは……分かれた瞬間にさっぱり忘れてしまうのだろうか、と思ったけれど天堂の事情はすらすらと出てきていたし本当にわけがわからない。読書をしないだけではなく極端に接するメディアが偏っているのかなぁ?
 ツッコミどころは多いけど、頓馬なオチと、からくりからの出張はよかった。マサルが出てこないのは…?

クロスゲーム
 青葉の良いところって何だっけ?真剣に考え込んだ。優しさ描写も毎回毎回持って回しすぎていたから、あまりにも普通で淡白なものに思えてしまうのだった。
 あえていえばキャラクターより光との関係性がよい。
「共通の過去を持ち、何でも話し合い、何でもすることができて、しかも、いつでも他人でいられる男と女ってまれにしかあるものでない――伊藤整」

イフリート~断罪の炎人~
 よしよし。
 心に重くソフトランディングする良い最終回だった。真島軽視と姫君がフラグを立てている気がするけれど……このロリコンめ!!元大量殺人犯を見逃していることも含めて、滅ぼさなければならない最大の「悪」が残ってしまった気がする。さすがに唯は成長できるようになったのだろうか――。
 いろいろな感慨を赤銅の出現が吹き飛ばしてくれてしまった。もう笑うしかない。あいつの生命力はスノーボールアースでも耐え抜けるな…。最後の咎人会の物語もシリアスあり笑いありで楽しそうだ。同時にゾッとする気持ちもあったが。
 そんな笑いから感動に引き戻してくれたセリフが「おかえり」うん「ただいま!」

アーティストアクロ
 えー、音楽じゃなかったの?言霊のいいかたが文学に走っている感じでもないし、もはや芸術家と能力者の区別がつかなくなってきた。非常に残念である。
 ヴルーのHIKIKOMORIっぷりは流行の最先端をいっているなぁ。

解体真書0
 ガンガンやブレイドで見覚えがあるタイプの絵柄で私の眼にはよく馴染んだ。ビジュアルもアクションも悪くないのだが、設定やストーリーの絡みが弱くて物足りなかった。
 キモエロい役割を演じた姫にもせめて二言三言キャラクターの伺えるセリフを与えてほしかったよ……せっかくの絵柄を活かすためにも、メインヒロインがハマらなかった場合に備えて、そういうフォローを仕込んでおくのもキャラ萌え狙いの基本かと。

トラウマイスタ
 心の中を何かが吹きすさぶぜ……ハードボイルド風の感慨が生じるのは何だろう?どちらかというとハイド&クローサーの役割だと思うのだが。あまりの寒さに感想の障壁が突き抜けて変な印象になってしまっているらしい。
 まぁ、そういうキャラ付けだしスジャータの黒いところもたっぷりみれたし、一方的に嫌いな奴らではない。

MAJOR
 ああショボイ…もう、あらいざらいぶちまけて解雇でいいよ。いまさら文化がちがーう!とかやられてもなぁ。
 吾郎は自分を主観的にコントロールすることしかできないんです。あなたと同じなんです。

呪法解禁!!ハイド&クローサー
 気が付けば窓辺の男。ラスボスの人形がパンダとはね……充分に禍々しい雰囲気をもっているのは見事だ。
 明らかにまとめに入っている流れに、ここ最近の新連載作品のルートをたどっている気がしてしまう。なんとかならないものだろうか。

ハヤテのごとく!190話の感想はこちら

神のみぞ知るセカイ20話の感想はこちら


サンデー感想サイトリンク集

小学館コミックス感想一覧

作者:death6coin

更新日:2008年9月4日 12時33分

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神のみぞ知るセカイ FLAG20 優勝烈敗

 先週のおさらい。
(ぬっ!!?こ、この男!!私の、女を捨ててでも必ず極めようとする修羅道に対して…たとえ己の命を落としてでも、決して積ゲーを残さない落とし神道で沸点を合わせようというのか!!?バ……バカな!!?)

 で今週の内容は、楠主将1/2。
 ……ハッ!つまり軟弱なものに反応する女々しい分身が飛び出している瞬間、桂馬きゅんは男の子とデートしていたんだッ!!!
 最大4週前からプロットが決まっている関係上、ハヤテにネタが被ってしまったのはもったいないと思っていたけれど、これに気付いた瞬間ひじょうに得した気分になれた。うっしゃーーっ!ヘブン状態!!

 掛かる事態においても冷静さを失わず、論理的に聞こえる説得で、楠をコントロールしていく落とし神がすばらしい。秘密を握ったことにより見事に攻守が逆転したカタルシスを覚えた。あと、にゃんこ視点でも主将に逆襲している悦びを覚える。私が桂馬なら道着にまたたびを仕込んでおくが……。
 女の子を攻めるギャルゲーマーは二流だ。真のギャルゲーマーは女の子をおもてなしする――クリスマスにケーキ等おそなえして。

 それでも指をパチンと鳴らすかわりに殴られてしまう桂馬の立場が羨ましい……「どんなに強い人間にも弱い心はあります!!」のセリフは実体験をともなった言葉なのだろうか?弱い心があるとすればギャルゲー分が足りなくなった際の禁断症状とか?ある意味つよいぞ、それは……。
 そして、可愛く飛び出てじゃじゃじゃーんのエルシィ発案、デートごっこによる弱い心追い出し撃滅作戦が発動される。究極的に役に立たないと思っていたけれど、フリフリ服のデザインはなかなかやるではないか……だが、計算づくで今元正クラスの落とし文句を放つ、主人公には「君のほうがもっとかわいいよ」と言ってやりたい。
 回収されたゲームをほしがるのは厄いが。

 妥協の末、ゲームセンターにやってきた主将にはアルティメット剛力主将KUSUNOKIとかマッドサンジゲンストスチューデントKEIMAとかが出てくる格ゲーとかもプレイして「にんにこ」になって欲しかった。超落とし神モードアワー!!逸脱行為手当でクリティカルだ。
 とはいえ、エビ大王やエビ神もおもしろかった。ゲームでは類まれな運動神経を発揮する桂馬からは三千院ナギに通じるものを感じる……。エビエビパニックはきっとエルシィがプレイすればエビ娘の称号をうけたまわれるんじゃなイカ?

 デートのとどめにソフトクリームで腹痛になればいいバカップルをトレースする最高の軟弱行為が炸裂。明らかにキスシーンよりエロいです。とくに桂馬の恥ずかしがり様が凶悪……。
 さしもの?私もこれには、萌えのいただきを軽々と飛び越えて、悶々。

神のみぞ知るセカイ FLAG19 以心分心感想
神のみぞ知るセカイ1巻感想

作者:death6coin

更新日:2008年9月3日 23時23分

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ハヤテのごとく!190話【イチャイチャしているカップルがデートとかするともれなくちょっと腹痛になるという病気が発生すればいいのに…】畑健二郎

 愚かな……殺意が湧くほどの真性カップルならば腹痛すら素敵なイベント、結晶化する思ひで、扱いしてしまうに決まっておるわ!な長いサブタイトル打っただけで作文意欲が満足して感想書くのを放棄しそうに……扉絵マリアのおみ足が意識を冥界に引き戻してくれなければ危なかった。
 珍しく濃い色遣いで描かれたモノトーン使用人たちの世界で、彼女の足が蝶々をひきつけるほど甘く映える。このままダイヴしたいんですが、構いませんね!?

 カラーのナギたん発言はあまり気にしない方がいい……なんせナギたんのいうことだから。預言者じみた先見性を誇る帝ジジイの孫とかは考えちゃダメ!モテないは洒落になるけれど受験で失敗はナイーブな心に効きそうだ。
 まぁ、ダメージを受けるような人ならしっかり宿題していて、宿題していないような人ならまだ受験に意識が向いていない可能性は高いかもしれないが……なぁにモテなくても受験に失敗しても窮状で拾ってくれるお嬢さまさえいてくれれば良いさ。いや、お嬢さまが一度触れたなんかリモコンを振った時に出てきたネジがあれば10年は戦える――戦った後の焦土を想像してはいけない。
 10億個もそんなネジを準備するのは大変だろうなぁ。マリアやサウロンの奴隷軍団でも動員しなければ。


 本編では偽装デートが続行中。
 オタクお嬢と執事の間でヤンデレがもはや別の生態をもったモンスター扱いされており可笑しみを誘った。「お兄ちゃんどいて!そいつ殺せない!!」と言われても笑顔であしらえるマリアはあまり解さない様子であるが…。
 この事態にナギがHIKIKOMORI自宅待機していることに揺るがぬマリアへの信頼感が垣間見える。半分侮りみたいなものも混じっている気がするが……美人メイドなら間違いは決して犯すまいと確信しているようだ。
 ――実際にはドギマギしまくりなのも知らずに。
 すべてはマリアの擬態であり、このポストアテネ時代に覇権を握るスパルタとならんがための布石だったのさ!


 私はその頃、マリアは純粋無垢で腐敗していない、彼女は、私と違ってインテリなのであり、引き篭もったナギお嬢さまを救う革命メイドだと信じていた。
 しかし不思議なことに、私とマリアは一度も心が通い合ったことはなかった。
 滞在中、ずっと私は隔離されているような気分だった。
 若いメイドに話しかけても、彼女は作り笑いを浮かべるだけだったからだ。

                       ――クラウス回想録より

 とまではいかないが、ノリノリでシナリオを書きなおし「何かが目覚める」と精神までもノートで操ろうとする天然ブラックぶりには惚れぼれした。だが、少年に目覚める何かがあるとすればとっくの昔に目覚めてる!
 それにしても、拗ね顔のハヤテかわいい……私の中で何かが目覚める。駆け魂の影響か!?

 ヤンデレではないけれど、二人の乱痴気騒ぎを目撃することになってしまったのは歩とヒナギク……この反応は予想だにしなかったなぁ(特に通称ヒナ。剣術の天才だ。巨大ロボでもブン殴ってみせらぁ。でも飛行機だけはかんべんなツンデレ生徒会長)。もっと怒りと嫉妬に駆られて腹痛になる念を送り生霊として伊澄に討伐される後をつけまわし、気が付いたら歩とヒナギクがデートしている展開を考えてしまった。
 あの二人にとってもマリアはライバルの印象があまりなく、姉と弟が仲良くしている感じにみえたのだろうか?横恋慕組は心の中で発生した謎の電気信号により旅立ちを決意する――「自分自身を客観的に見る旅に出ます。こなたとは違うんです」
「我が盟友の名前を挙げるとは、暗に私のことを言っておるのか~~ッ」

 まだまだ続くデートの締めは水族館。表皮が赤く染まったエビ神やエビ大王、頭にタオルを乗せたケレ・ナグーレちゃんの強力な水中バレエを見て思いきり笑った後はイカ娘も泳ぐ鷺ノ宮水族館を味わうがよい!


他のブログ様の感想はこちらからどうぞ。
ハヤテのごとく!感想ブログ リンク集

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作者:death6coin

更新日:2008年9月3日 19時33分

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ハヤテのごとく!建築物人気投票結果

 夏のさなかに行われた第21回目――これも息が長いねぇ――の特設人気投票結果を発表する。有効総投票数が50を割ってしまって寂しいのだけど、設問がマニアックになっていきがちだからしかたないのかもしれない。

1 白皇学院時計塔 16票 (33%)
2 王族の庭城 10票 (21%)
3 動画研究部部室 3票 (6%)
3 三千院家練馬屋敷 3票 (6%)
5 喫茶どんぐり 2票 (4%)
5 潮見高校 2票 (4%)
5 レンタルビデオタチバナ新宿本店 2票 (4%)
5 桂家 2票 (4%)
5 ラッキーの犬小屋 2票 (4%)
5 白皇学院 2票 (4%)
11 ハヤテが幼少時住んでいた、線路下の家。 1票 (2%)
11 鷺ノ宮家屋敷 1票 (2%)
11 三千院家本宅 1票 (2%)
11 銀杏大観覧車 1票 (2%)
 以上、かつてマリアが君臨し、いまはヒナギクが移動画面でSD表示される神々にもっとも近き空間、白皇学院時計塔がトップ。続いて2位をおさめた王族の庭城もつながりのある建築物である。日常的なところより鍵となる場所が強いようである。
 それ以下は票数が少ないこともあって団子状態。「ビルの屋上に住んでいる」のイメージに合うビルではなかった「レンタルビデオタチバナ新宿本店」など好きな佇まいだ。「ハヤテが幼少時住んでいた、線路下の家。」行くと侘びしすぎる――ガタガタ揺らしてショタハヤテをビクビクさせたいとか思ってないんだからねっ。
 ラッキーの犬小屋はクラウスが建築したのかな?万能のマリアも大工仕事のイメージはあまりない。当時の年齢から考えてもクラウスが本命か。大穴のゆっきゅん製だったら一気に聖遺物なのだけど。
 銀杏大観覧車は盲点だった。これから重要なイベントが起きそうな場所である。


 引き続いて行われる特設人気投票は「対決」がテーマ。ハヤテのごとく!でお気に入りの名勝負や迷勝負をあげてほしい。いわいる力比べだけではなくハヤテとヒナギクの料理バトルみたいなものもOKなのだ。

 投票はここをクリックか、右上サイドバーのハヤテのごとく!人気投票からどうぞ。

作者:death6coin

更新日:2008年9月3日 12時26分

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銀と金 土壇場の陽動作戦 福本伸行

 神威家、狂気の晩餐会。閉鎖されたホテルのフロアを舞台に、血に狂った一族と巻き込まれた森田の凄惨な戦いが幕を上げる。ともかくドス黒く血みどろの戦いであり、名門の底にふりつもった鬱屈した澱の圧力が吐き気をもよおすほど物凄い。
 親を手にかけんとする子、子を殺し合わしめようとする親、弱き者はさらに弱き者を叩き、密かに育まれていた心情は踏みにじられる。根本的に部外者である森田には手に負えない狂乱。やりきれない思いだけが残る。

 しかし、おもしろい。その理由は殺し合いを演じる連中がすべて素人であり、初期条件が揃っていることにある。まぁ、森田の戦闘経験や秀峰の弓術など多少のブレはあるが、基本的に「人より高い能力で問題を解決する」発想がない(もちろん装備に差はあるが、武器の性能は明確に固定されたものであり、キャラクターが投入される環境の一部とみることができる)。
 そんな実力横並びのなかで生存を競っているがために生死を懸けた戦いの必死さ、作戦への執念、そして「人間」が際立つ。また、彼らの強さが読者に近しいためにいっそう死闘を臨場感をもって受け止められることも大きかった。

 同時に感情移入も激しくなってしまうのが辛いところで――そうでなければ戦いに愉悦を見出すだけになってしまうわけでもあるのだが――五男の兄との思い出のシーンは何度読んでも泣きそうになってしまう。もう、あざといまでに徹底して人情を訴えてくるから、それまで示されていた神威家の人非人ぶりとの落差から衝撃を受けずにはいられなかった。
 神威家という人情の砂漠で、手にすくえた僅かな潤いがはかなくも指の間から逃れていく絶望が胸を締め付ける。
 それにしても秀峰と勝輝はすさまじい人格破綻者だ。ちょっと前まで憎しみ合い殺し合っていたのに共通の敵が現れるやあっさりと息を合わせ、また「あんなクズ」呼ばわりした森田にビジネスライクに接してくる姿をみるとなんともいえない忌まわしい気持ちになる。まだ面子を気にするほうが人間らしくて好感がもてる……。
 まさしく人を人としてみていない態度。だから何を言われても歯牙にかけないし、息子や兄弟に差別の絶望を植えつけられる。まったく嫌になってしまうのである。森田に同調してしまうのである。これを呑み込んで大きくなろうという銀二に神経がとほうもない。


 作画面で射殺された松井組の死体がいつもの福本タッチではなく、やけに立体的な顔で描かれているのが印象的だった。劇画風の絵を描こうと思えば描けるが、感情をできるだけ表現する手段としてあの顔面が選択されている、ゆえにモノとなった死体はリアルタッチで構わないって事だろうか。
 あのシーンは福本先生が絵を明確な「手段」として用いている証拠なのかもしれないなぁ。

銀と金 闇の錬金術師
銀と金 だましのテクニック
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銀と金 土壇場の陽動作戦

作者:death6coin

更新日:2008年9月2日 21時11分

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