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トップ > オリエンタル > オリエンタル - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年9月7日 12時)
緻密・流麗・飽和の関係DARRYL WAY'S WOLF"Saturation Point"

DARRYL WAY'S WOLF
"Saturation Point"
1974年
聴き終わってかなりの充実感がある音盤って言うのも、結構少ないわけで、その充実感が紙一重で、疲労感になる・・・そんな寸前のしっちゃかめっちゃかな状態を飽和点と言うのかもしれない・・・
な〜んて、今日の音盤タイトルは「飽和点」ですね!(みえみえ)==[:GO!:]
まあ、そんな飽和点は、「お腹いっぱい」とも言うかな?ああ〜それも死語ですか?[:パクッ:]
何はともあれ・・・この大好きなウルフの2NDアルバムを久しぶりに聴いてみよう〜!
1. The Ache
2. Two Sisters
3. Slow Rag
4. Market Overture
5. Game of X
6. Saturation Point
7. Toy Symphony
Darryl Way:Violin, Viola, K
John Etheridge :G
Dek Messecar:B,Vo
Ian Mosley : D
前作はイアン・マクドナルドがプロデュースした、それがめっちゃ有名すぎますが(>.<)・・・それなりにゆるさと中庸な感じがGOODでした。
有名な曲も入っていて、あの1STはほんと好きなんですが、このアルバムはそのスタート地点から一歩も二歩も前進した感じがしますね。
演奏に主体が置かれていて、ヴォーカルの入った曲は1曲しか入っていません。
ダリルとエサーリッジが曲を作っていますが、どの曲もめまぐるしいほどの曲の展開で、聴き手はついて行くのが大変ですね!
1曲目から、ドラムがかっこいいんですよ!どんなハードロックバンドよりも忙しそうに叩いているように聴こえるんです(>.<) それは周りの楽器のテンションがはや1曲目からめっちゃ高くって、とにかく あちち[:湯のみ:]状態〜
2曲目もヴォーカルが入っているんですが、結構忙しい・・・
そして・・・
やっと待たせちゃ嫌よのダリルのヴァイオリンが3曲目で登場!(すみません)
実にロマンチック、クラシカルな格式があって、これぞダリルの真骨頂。きっとダリルの作った曲だろうな〜・・・ガクッ・・・エサーリッジさんの曲。・・・
って言うか・・・この曲、ダリルのヴァイオリンとエサーリッジのアコギが仲良し。
ドラムがいい味出してる曲でもある。
実に流麗。この1曲だけで、ダリルのヴァイオリンファンは満足かな・・・
4曲目はジャズタッチに余裕を見せてる演奏、中間部、どっかで聴いたな〜って曲がアドリブになって登場、それがめっちゃ高速で、最後はフラメンコタッチになって壊れちゃう!
旧B面(なつかしのキングのLPなんで、爆)・・のっけから、ギターリフがめっちゃカッコイイ!そしてギターとヴァイオリンの掛け合いが忙しく、それにかぶさるスキャットが男っぽい(>.<)
B-2曲目・・・ちょっとフュージョン的な軽さを差し込んで、途中からマハビシュヌ的エサーリッジのギターワークが冴え渡る。
それはラストのヴァイオリンにバトンタッチされて・・・ぎっしりと続く。
エッジの効いたギターと流麗なヴァイオリンの対比も聴きどころ。
最後は、ヴァイオリンの幾重にも重ねられた録音に不思議な旋回の音を感じる。
鋭利なギターと旋回のヴァイオリン・・・最後すぱっと終わるからGOOD!
緻密な楽器合戦、切り込んで、巻き返して、展開する中に、ヴァイオリンの流麗な旋律が、あたかもマドラーのような役割を持つ。かき回して、グルグルにして・・・
もうダメとばかりに・・・そこが寸前の音。飽和状態。
ぎっしりつまってるけど、溶け込んでいる。混ざり合ってる・・・
こじ付けだけど・・・そんな感じ。
ぎりぎりの状態、極限状態は、ROCKの基本だね〜(>.<)
素晴らしいです。
しかし、ジャケの趣味は?・・・えぐい。
誰の絵なんでしょう?・・・
作者:evergreen
更新日:2008年9月6日 21時59分
サイクリングの行き先・・・TANGERINE DREAM"Melrose"1990年

TANGERINE DREAM
"Melrose"1990年[:聞き耳を立てる:]試聴
私は、高校生の時に初めて自転車に乗れるようになりました(汗)。その歳になって外で練習するのは格好悪いから、こっそり自分の家の狭いベランダをぐるぐる回って、やっと乗れるようになったのでした。
住んでいる地域が坂道が多いので、その後あまり乗るチャンスが無かったのですが、ひょんなことから田舎に2年間だけ住む事があり、その間、自転車は重宝しました!
ちょっとそこまでお買い物、はい図書館、はい公園、はい本屋、
はいCD屋(>.<)・・・
そして気分いいことに・・・
自転車に乗ってると、何だか自分が運動神経がいいような錯覚に陥るのでした・・・
わざと電信棒と側溝のわずかな隙間を通ってみたり・・・(>.<)・・・
ジグザグ運転したり・・・
ああ〜〜〜あの頃が懐かしいな〜
そう言えば、最近自転車乗ってなかった・・・
今や、怖くて乗れないかも・・・笑
・・・
え〜〜〜、何だか前置きが長いわけですが・・・
今日はタンジェリン・ドリームです。
大好きなとても静かな音盤です。
ジャケには、ほーら!自転車登場・・・(>.<)・・・
自転車と言うと、私はこれ、このジャケを思い出すんですよ。
ひょっとして、皆さんは、QUEENの例の「ちりん、ちりん・・・」の方(VIDEO)ですか?笑〜〜
1.Melrose [:見る:]Y-TUBE
2.Three Bikes In The Sky
3.Dolls In The Shadow [:見る:]Y-TUBE
4.Yucatan [:見る:]Y-TUBE
5.Electric Lion [:見る:]Y-TUBE
6.Rolling Down Cahuenga
7.Art Of Vision [:見る:]Y-TUBE
8.Desert Train
9.Cool At Heart
EDGAR FROESE:K,Lead-G,Rythm-G,
JEROME FROESE:K,Lead-G
PAUL HASLINGER:K
’70年代〜’80年代のフローゼの片腕とも言うべき、クリストファー・フランケが抜けてしまい(’80年代終わりごろ)、ハスリンガーとフローゼの2人で活動していた時期もありましたが、「Lily On The Beach」というアルバムぐらいから、フローゼの息子JEROMEの存在が浮かび上がってきたわけです。
そして、今日のこのアルバムではついに堂々たるJEROMEの正式参加となったわけですね。
いや〜この親子は凄いね。
怪物は怪物を産む。
血筋は争えない・・・
この音盤は、3人のバランスが案外これいいじゃないですか?
尖った音、険しい音は、ここにはないような気がします。
時代?1990年作・・・
そうドイツですから、壁が取払われて〜解放感に満ち溢れていた、そんな時代だったのかもしれませんね!
それは、身軽に、手軽に、自転車で動き回れる解放感だったかもしれない・・・
例えば、ジャケから想像すると、
自転車であの地平線に沈む夕陽を、3人で眺めに行こう〜〜〜!
そんな気分になっていたのかもしれない・・・(>.<)
静かなエレクトリックキーボード群のなだらかな音の中に、1曲目だけは、SAXが入っている。
HUBERT WALDNERさんの演奏なのですが、とてもかっこいいんです。
冷たい音空間の中に、人本来の血潮を感じる瞬間です。
でも結構ストイックなSAXですね!
それとは逆に、フローゼ親子がたまにひょっこりと熱い(≒暑苦しい)ギターを挿入してきます(5が凄いです)、予期せぬ事のように入ります・・・
でもこのギターが懐かしかったりします。
古手のタンジェリンファンが喜ぶ一瞬ですね!
このどちらかと言うと、平坦な音で埋められている音盤の中で
最も美しくて、私の大好きな箇所があります。
それは2曲目の始まりの部分です。
この音なんですよね・・・静かで・・・
厳かで・・・暗さの中に一筋の明かりが灯るような・・・そんな美しい瞬間。
この曲は「Three Bikes In The Sky」・・・
そうか・・・この曲はこういうタイトルなんですね・・・
途中から入ってくるギターの音色が悲しい・・・
Three Bikes In The Sky・・・
解放感を得て向かいたかった先は何処だったのだろう?
空?天国?
3人の乗った自転車は
砂煙を上げながら、砂漠を走る・・・
ジグザグしながら、たっぷり寄り道しながら・・・
夕陽を見ようとしてもなかなか陽は沈まない・・・(Y-TUBEでは沈んでる!爆)
砂まじりの風を受け、3人はとうとう自転車を置き去りにして去ってしまう・・・
いや・・・
・・・
実は・・・
沈まない太陽を確認したかったのかもしれない・・・
それを確認する乗り物は、自転車だったのかもしれない・・・
・・・
3人が羽織っている黒いマントは、カラスの象徴か?
タンジェリンはいつでもとても文学的ですね。
このアルバムの中ジャケには、FRANZ KAFKAの詩が載っています。
・・・THE CROWS MAINTAIN.
A SINGLE CROW COULD DESTROY HEAVEN.
THAT IS DOUBTLESS.
BUT DOESN'T MOVE HEAVEN.
FOR, HEAVEN IMPLIES PRECISELY:
IMPOSSIBLITY OF CROWS:,
FRANZ KAFKA
なお、今日の文章は、全て私の空想の世界で成り立っていますので
よろしくお願い致します。Y-TUBEの映像は・・・あんまり?・・・笑〜
壁が壊されて、西から見ても、東から見ても、空は同じように見えるようになったのか?
それとも壁が壊されても、壊されなくても、空は変わらないのかも?・・・
作者:evergreen
更新日:2008年9月5日 23時17分
眩暈するほどにエネルギッシュ!JOURNEY"Journey"

JOURNEY
"Journey"1975年[:聞き耳を立てる:]試聴
当初、とかくサンタナの親戚のように言われてましたが・・・凄いバンド!
やっと、ここのBLOGでもジャーニーが登場です。
お待たせしました・・・(自分に向かってですが)笑〜
・・・
数年前、1890円限定盤が出まして・・・GET!
当時、リアルで聴いていましたんで・・・う〜〜ん、涙が出るほどに・・・
懐かしいです!この’75年のアルバムが彼らのデヴューアルバムですね・・・
1.OF A LIFETIME
2.IN THE MORNING DAY
3.KOHOUTEK
4.TO PLAY SOME MUSIC
5.TOPAZ
6.IN MY LONELY FEELING/CONVERSATIONS
7.MYSTERY MOUNTAIN
GREG ROLLIE:K,Lead-Vo
NEAL SCHON:Lead-G,Vo
AYNSLEY DUNBAR:D
GEORGE TICKNER:Rhythm-G
ROSS VALORY:B,P,Vo
邦盤タイトルが「宇宙への旅立ち」でしたか?
ところで・・・
スペーシーって言葉はいつ頃から使われるようになったのでしょうか?
このバンド・・・’73年にサンタナを脱退したグレッグとニールが結成したバンドですね。
ジャーニーと言う名前は充分にスペーシーな感覚、そしてこの宇宙遊泳のようなジャケ・・・ですが・・・
スペーシーと言うと一般に宇宙を描く青い色を連想しますが・・・
このジャケでは何だかアースリーって感じですね?・・・
う〜〜んちょっとそんなイメージを持って聴くと・・・
音はスペーシーなんだけど、そのニュアンスを加味するなら・・・
スペーシー宣言のような、今から発射==みたいな、寸前のパワーを感じる音ですね!(笑)
ほんと・・・
演奏がね・・・
もうぶっとびます・・・今聴いても古くないです、決して・・・
さっきから・・・
何回も聴いてます〜〜〜
飽きない、飽きない・・・
ずっと垂れ流して聴いていたい=======
ひょっとしたら・・・こういうのが一番好きなんじゃないか、私は!・・・
う〜〜ん、え?毎度、どのバンド、どの音盤にも、そう書いてる?
・・・撃沈・・・
非常に日本人に好まれる演奏だと思うのですが、
それは、わかりやすいと言う事かな?
エネルギッシュな天才ニールのギターが炸裂している・・・
そこには物凄いパワーの吹き溜まりのような塊があって、それを中心にして音が渦まいているんですよね!
全体には、サンタナ?の延長上・・・爆
しかしながら・・・
サンタナのラテンフレーヴァーは抑え気味になって、小むつかしさをかなぐり捨てて、ハードロックの醍醐味をプッシュした・・・
そんな感じかな?
いや、簡単に言えば、若さに溢れている〜〜〜・・・って感じかな?・・・
ただ、ツボはおさえている。
哀愁って事だね・・・ちょっと物悲しく、
爆発の後にやって来る、気恥ずかしさ・・・そんなシャイな感じがたまらなく素敵状態!
原野の砂塵は遊泳をする間もなく
乾いたヴォーカルを宇宙にまきあげる
そしてそれに続くかのように
密集した音エネルギーが
今この瞬間にも噴き出してゆく
きっと宇宙に飛び立っても
ここ砂塵の原野が忘れられない光景となって
まぶたに貼り付いているだろう・・・
めっちゃ素敵なジャーニーのデヴュー・・・
考えられて作られた音盤であるかな・・・
それ以上にその思惑を超えたエネルギーがもう凄すぎ!
まさに、ROCK史にサンタナ、ジャーニーの文字は燦然と輝く!・・・だね!
ーーーーーーーーーー
その後メンバーチェンジを繰り返えして、現在に至るわけだけど・・・
この1STアルバムがかなり好きな私です。
その後の音盤はあまり詳しくありません。撃沈・・・
オフィシャルサイト
作者:evergreen
更新日:2008年9月4日 22時24分
煌くのは自然だからかな?・・・MAE McKENNA"MAE McKENNA"

MAE McKENNA
"MAE McKENNA"(紙ジャケット仕様)
1975年
私の大好きな音盤に「Contraband」と言うのがあります。
いかにもフォークダンスを踊りだしたくなるようなスコットランドの民謡調の
アルバムなんですが・・・
今日の音盤はそこのヴォーカルをつとめた歌姫メイ・マッケンナさんの1STソロアルバムです。
とっても美しくて、誰しもが癒される,そんな音盤ですが、
彼女が歌姫と言われた由縁は、何処にあるのでしょうか?
1.Dying To Live(Edgar Winter)
2.Once In The Morning(Jimmy Webb)
3.All In Love Is Fair(Stevie Wonder)
4.The Other Side Of Me(Neil Sedaka/Howard Greenfield)
5.Song For Simon(Gerry Rafferty)
6.Together We Get By(Julian Brook)
7.Elderberry Wine(Elton John/Bernie Taupin)
8.How Could We Dare To Be Wrong(Colin Blunstone/Phil Dennys)
9.Imagine(John Lennon)
10.Black-Eyed Susan(Trad)
11.Said The Major(Jullian Brook)
12.Old Man(Randy Newman)
Trevor Spencer:D
Martin Briley&Graham Preskett:B
Martin Briley&Paul Keogh:G
Grahum Preskett:K
B J Cole:Pedal Steel
Skaila Kanga:Harp
Julien Gaillard:Orchestra Leader
曲名を見れば?・・・むむむ・・・
カバー曲ばっかしだね・・・
かろうじて、イメージが狂わないのは10曲目のハプシコードを従えてのトラッドなんだけど、
いや〜びっくりなんだね、この選曲は・・・
エドガー・ウインター、スティーヴィー・ワンダー、ニール・セダカ、エルトン・ジョン〜〜〜
そして極めつけは、ジョン・レノンの「イマジン」・・・
何故にこのようなアルバムを作ったのか、聴く側は考えちゃいますね!
どうしてもContrabandの歌姫のイメージがあるんで・・・
う〜ん、困るんですが・・・(>.<)
いや〜いや〜・・・
困っちゃうのは、ヘンな先入観を持っちゃうからだろうね!
もともとContraband はアメリカ西海岸の風を感じる音でもあった!
って事は・・・彼女にはこういったアメリカンな音に向かって行くのも「あり」なんだね。
そうやって聴いて見ると・・・ふむふむ実に自然体な等身大の彼女がいるね。
事実、彼女は影響を受けたミュージシャンの名前に、ディラン、ジョニ・ミッチェル、などのアメリカのミュージシャンも掲げていますね。
美しい、儚い、か細い、支えてあげたい・・・
これがトラッドフォークの歌姫のイメージだ!
いつだって、いつだってね・・・
そういったイメージを持つのは、聴き手である・・・特に男性陣の責任だ!(>.<)すみません。
メイさんはContrabandでアルバム1枚作って解散した後、すぐにこのアルバムを作ったんだけど、
どんな思いで作ったんだろうね?
この時代・・・
彼女の声が、トラッドの血潮を吹きあがらせ・・・
一方で、憧れのアメリカの地を夢見る・・・
う〜〜〜ん、こういう英国ミュージシャンの時折見せる図式が
毎度引き合いに出されるわけだけど・・・
その中で出来上がってゆく、ちょっとまとまりのなさ、ゆるさ・・・
そのサジ加減が・・・
私はめちゃめちゃ好きだな〜〜〜!
女性は、イメージ作りに大変なわけ・・・いつだってね・・・
そして・・・
ああ・・・男性も同じかな?・・・
どうでしょ?
3曲のスティーヴィー・ワンダーの曲が悲しい・・・最高です!
そして、何より、9曲目・・・イマジンのそっけなさ・・・
このそっけなさは何なんだ!?
このそっけなさが彼女の魅力かもしれない・・・
イマジンを前にして、
そっけないと言うより、自然体と捉えるのがいいかな?・・・笑
大好きな曲を、さり気無く歌いたいのが彼女なんだね、きっと。
自然体でありたい・・・
ここがまさに歌姫の由縁なのかも?・・・笑〜
・・・
ふっと、肩の荷が下りるような・・・
いいかんじ・・・
ストリングスが入っていて、なおさらGOODです。
ランディ・ニューマンの最後の曲、大好きなんです。
私が最近よく聴くアルバムです・・・よかったら、御薦めです。
彼女のその後・・・’90年代に何と来日。
今でも活躍しています。
MY SPACEには彼女の最新作が試聴できます。
そして、何だか息子さん も活躍しているようですね!・・・素晴らしい・・
オフィシャル・サイト
作者:evergreen
更新日:2008年9月3日 23時10分
涼しげに感じられたら秋LE MANI "Le Mani"

LE MANI "Le Mani"1975年
こちらがオリジナルジャケ(LE MANIとは複数の手のことらしい)
猛暑猛暑の今年の夏でしたが、何だか、8月の終わりには一気に涼しくなりましたね。
「ちょっと早いかな〜・・・」
「まだだよね〜・・・」
「いや・・・涼しいから」・・・
そこで先日、家族で 鍋やさんに行き、それもカレーしゃぶしゃぶなんてのを
食べちゃったんだけど・・・(>.<)
いや〜やっぱり、ちょっと暑苦しかった。汗だく状態でした。
皆様、鍋はまだダメです。早い!(>.<)・・・
で、そんな季節の指標となる音盤を取り出そうかな〜って
もう、みえみえですが・・・イタリアものを聴いてみようかなんて・・・
一種の実験リスニングです(>.<)はい、いつもどおりのパターン!安易だな〜
1.Tarantella
2.? palazzo
3.Canto
4.Mani
5.La casa del vento
Roberto "Bigwhite" Bianconi:Flute,Sax(1〜3)
Maurizio Gazzi :D(1〜3)
Mario Orfei:B(1〜3)
Dario Piana :K,Hammond organ(1,〜5)
Dario Guidotti :Flute(5)
Claudio Fucci :Vo,G(1〜3、5)
イタリアでもめっちゃ涼しいの。
ですが、ちゃんと濃密な演奏は、入っているんですよ。
バランスがいいんです。
メンバーの名前を見れば、はは〜んと来ちゃう方もいるでしょうが、
歌ってる方が、ちょっと有名な方。Claudio Fucciさんの事ですが。
ここのBLOGでも1年位前に彼の’74年のアルバムを取り上げました。
Fucciさんの歌は、実に爽やかなんですよね。
全編、イタリア語にしては珍しいくらいの、すべるような滑らかな歌が素敵なんです。
そして案外、お芝居じみた面白みがあって、味わい深いヴォーカルですね。
1曲目は、やはり’70年代のオルガンを主体としたプログレ色のかっこいい曲なんですが、このエマーソン調のハモンドを弾いているPianaさんが、この音盤の主軸になってるかな〜って思います。
そこにジャズの風味とも言うべき、ちょっとごった煮風のフルートとサックスを混ぜる事によって,ぐっと、情感を増し、2曲目のFucciさんの歌を、メロウに引っ張って行きます。
う〜〜ん、カッコイイね、この2曲目は私のお気に入りです。
この音盤は、かの異色バンド、オパス・アヴァントラのいたトリデントレーベルから出されていますから,このFicciさんの周辺もかなりな個性を持った方が集まっていたと想像出来るわけです。
爽やかなFicciさんのカンタトゥーレだけでは収まりきらない、躍動感のあるプログレ色、ジャズ色を感じますね。
この音盤の、一つの聴かせどころに 4があります。
Pianaさんのエレピによるインストナンバーなのですが・・・
これが実にムーディー。
春ならまどろむであろう・・・
でも今は秋の風を感じていたいから・・・センチメンタル・・・かな。
そしてそのエレピはラストのピアノに繋がるんだけど、
何ともこの曲がやるせない雰囲気を持った曲。
これなんだよね〜〜〜
こういうのが無いと、イタリアじゃない・・・
厭世的な美しさは、毎度書いてるように、
イタリアなら、むしろ安心さを伴う・・・
とっても個性的なアルバム。
イタリアらしいよ、これも。
イタリアのバンドの相変わらずのテクニックはもちろん熱い、でも歌は涼しげ・・・
段々と、涼しさが淋しさに変わる季節がやってくる・・・
でも、まだまだ暑いから・・・これ聴く季節は
今だね・・・冬まで持ち越さないようにしよう・・・
作者:evergreen
更新日:2008年9月2日 23時32分
出会った音盤の中で一番変わってるかも・・・THE SHAGGS "Philosophy Of The World"

THE SHAGGS
"Philosophy Of The World"
(紙ジャケット仕様)1969年 ←品薄ですね!
ツクツクボウシが鳴いていますが、彼らの中にも、変わり者がいるようですね!
普通は、すい〜〜〜っちょん、つくつくぼーし、つくつくぼーし〜〜〜〜〜〜だんだん速くなってつくつくぴあ、つくつくぴあ・じじじじじ〜〜〜THE END!(爆)
てな感じですか?
たまに、すい〜〜〜っちょん、つくつくぼおおおし、つくつくぼおおおし〜〜〜じじじじ〜〜〜なんて省略しちゃうなまぐさな蝉もいたりして
でも、彼は、ひょっとしたら、進化系で、変拍子とってるとか?笑〜
なんて、馬鹿な私ですが・・・
今日は、めっちゃ変り種のCDです。
随分前に紙ジャケになっていて、横目でちらちら見てたんですが、いっこうに売れてないみたいで、
よーし、しゃーないなあ〜・・・売れ残っちゃ可哀想だから・・・
買ってあげました(爆)
1.PHILOSOPHY OF THE WORLD
2.THAT LITTLE SPORTS CAR
3.WHO ARE PARENTS
4.MY PAL FOOT FOOT[:見る:] Y-TUBE(試聴)
5.MY COMPANION
6.I'M SO HAPPY WHEN YOU'RE NEAR
7.THINGS I WONDER
8.SWEET THING
9.IT'S HALLOWEEN
10.WHY DO I FEEL?
11.WHAT SHOULD I DO?
12.WE HAVE A SAVIOR
DOROTHY WIGGIN :lead G,Vo
BETTY WIGGIN :rythm G,Vo
HELEN WIGGIN:D
RACHEL WIGGIN:B,(on2)
結構知られた音盤なのでしょうか?(Wikipedia)
何だか、変り種と言うか・・・笑〜・・・これ1枚聴くと、必ず、どこかがおかしくなりそう!・・・笑〜
背中がかゆくなる、歯がうく、胸やけがする・・・すみません、体調不良になりそうです。
ですが・・・
これは、1回は聴いてみる価値があるかも・・・それほどに変わっている。
って言うか、これ音盤になっちゃったこと事態が、歴史的にどうなんだってとこまで発展しそう、しちゃいたい・・・爆
メンバークレジット通り、3姉妹のバンドです。4人目のベース奏者はこの1STではまだ1曲しか参加していません。ってことは
2NDがあるのか?続いたのか?・・・くわ〜〜〜それも驚異的!(2ND情報)← 最近出ましたね!
何だか、この姉妹のお父さんが変り種で(すみません)、彼女等を徹底的に自分流儀で音楽教育させたようですね!
どういう教育かはわかりませんが・・・
ひょっとしたら・・・
音楽とは、何が大切なのか?だったかもしれない・・・?
オーバーですが、
そんな根源を突きつけられてしまう・・・これは凄い音盤と言えるのかもしれない!
まず、鼓笛隊の小太鼓、中太鼓のような音と、単純なシンバルがドッスンバッタンちんちん、へたくそなのか変拍子なのかわかんないリズムでエンエンやってくれます。
そして1本調子のヴォーカルが、眠たそうに、いや、可愛らしく(>.<)入っています。
演奏らしいギターは入っていない、コード間違えてるのか、あってるんだか、はたまた弦がたるんでいるのか・・・疑惑状態にこっちが陥るね!
全体には古きよきデキシーランドてな雰囲気に聴こえなくも無い・・・笑
そんな演奏なんだけど、これ12曲全てDOROTHYさんのオリジナルだから凄いよね・・・
では何故、このようなファミリーな演奏が、音盤にまでなっちゃったのか?
この辺は、CD解説に頼っちゃうんですが、アメリカボストンのFM放送がこのプライヴェート盤を何回もかけるうちに有名な方NRBQのテリー・アダムス氏に知れ渡る事になって・・・製作発売となっちゃったとか・・・
かのザッパ氏が「ビートルズより重要」と言ったとか?CDの帯に書かれてますが・・・
このザッパの一言が大きかったのかな?笑|||
とにかく、興味本位で買う、聴く・・・
すると間違いなく、・・・
な〜〜んだ、ひょえ〜〜〜こんな音か!がっくり・・・
そして間違いなく、・・・
あららら・・・何だか、可愛らしいな?いい感じだな?・・・素朴だな・・・
だんだん・・・ほほえましくなってきます。
ここ大事なポイントかもね!
心を打つもの、それは、何処にでも実は転がってるのかもしれない、
ちょっと目を、耳を向けてみる・・・それが大事なのかもね!
でも、何事も限度があるね(>.<)爆
40年近く月日が経ち、こうやって我が家にも変り種がやってきた事に
何だか感慨深いものがあります。
作者:evergreen
更新日:2008年9月1日 22時50分
どの時代のBOWIEと向き合うか?DAVID BOWIE" 'hour...'"

DAVID BOWIE" 'hour...'"1999年
紙ジャケはこちら [:聞き耳を立てる:] 試聴&【CD国内】初回限定盤
何事も無かったかのように、音楽BLOGが始まります。
ここのBLOGのことだね・・・
休んだ理由は、NET上の皆様とは全く関係ないことなんで ご心配なくね!
どうも本当にすみませんでした。
さて、もういきなり音楽の話。(笑)
実は、デヴィッド・ボウイは「レッツダンス」ぐらいから聴かなくなっちゃったんですが、昨日ふらりと出かけた音盤屋さんで、この懐かしいCDをGETしちゃいました。
数年前に手放したCDだったんですが・・・何だか、病的な自分を抱きかかえるBOWIEのジャケ写が、やけに気になったわけです・・・
1.THURSDAY'S CHILD
2.SOMETHING IN THE AIR
3.SURVIVE
4.IF I'M DREAMING MY LIFE
5.SEVEN
6.WHAT'S REALLY HAPPENING?
7.THE PRETTY THINGS ARE GOING TO HELL
8.NEW ANGELS OF PROMISE
9.BRILLIANT ADVENTURE
10.THE DREAMERS
ーBonus−
11.WE ALL GO THROUGH
DAVID BOWIE:VO,K,12 Strings Acoustic G,Roland 707 drum programming
REAVES GABREIS:Lead & Rhythm,electric &6 & 12 string acoustic G, Drum loops,synth &drum programming
MARK PLATI:B,acoustic ,electric electric G,synth &drum programming,Mellotron(on 3)
MIKE LEVESQUE:D
STERLING CAMPBELL:D(on 3,8,10)
CHRIS HASKETT:Rhythm G(on 4)
EVERETT BRADLLEY:Percussion (on 5)
HOLLY PALMER:Backing Vo(on 1)
休んでいる間、YーTUBEでBOWIEの若い頃の映像をたくさん見てたんですが、う〜〜ん、ほんと素晴らしいですね、今見ても全然色あせていませんね!
あらためて、彼の素晴らしさをかみ締めていたわけですが、実はこの”’hours...'"の音は そんなBOWIEが一番輝いていた(この言い方はよくないのですが・・・)’70年代の曲に似ている・・・
何故だろう?
それは・・・聴き手である自分が、いつまで経ってもBOWIEを’70年代のヒーローとして位置づけているからだろうか?
どこか彼独特のかみ締めるような歌い方が懐かしい・・・のだが・・・
かと言って、ジギーのような派手さは無い・・・のだが・・・
仮想の自分とリアルの自分
常に支配され支配する関係だとしたら?
スターであるBOWIEの仮想部分は、私等凡人の仮想部分の何倍に匹敵するんだろう?
それをうまくコントロールするって 至難の業だろう!・・・
少しでもそのバランスが崩れたとしたら・・・ひょっとして、
どこか病的になってゆき、精神は何ものかに蝕まれてゆく・・・のかもしれない。
スターであるBOWIEはある意味、商品であるから、バーコードに包まれている。
そのバーコードが時の流れに乗っかった時、渦を巻いてぐるぐる回りだす・・・
BOWIEが回りだす〜〜〜〜@@@@@
目を瞑れば、
タイムカプセルに乗っているBOWIEがいる。
ぐるぐる回るドラム状のカプセルだ・・・
たどり着いた場所は何処だろう?
病的な自分を抱きかかえる自分だろうか?
蝕む毒素のような自分だろうか?
どの時代のどの自分だろうか?
聴き手はきっとこの音盤を聴けば
自分の一番必要としているBOWIEに向き合えるだろう・・・
今の自分はどのBOWIE?どの時代?
NETと言う仮想部分が膨れ上がって
何かを蝕んでいる・・・だとしたら
停められない恐怖、そして危険だ・・・
・・・
仮想がリアルの領域を侵しだすとしたら?・・・
・・・
だが、その危険こそが、本来 ARTなのかも?笑〜〜爆
いやいや・・・
ちょっとこのわかりやすいBOWIEの音盤で、一人勝手に、そんなことを回顧してみた・・・
CDが終わった時、思わず、鏡のようなCDの盤に写る自分の姿を見つめた
(歳をとりました・・・爆)
[:演劇:]今、私が向き合うBOWIEはやはりこの時代かな・・・
[:見る:] 「SPACE ODDITY」 Original Video(1969年)
当然今日の'hours...'はこのVIDEOに触発されたのでは?って思いますよね。
[:見る:] 「SPACE ODDITY」 First TV(1970年)
何度見ても、初々しい・・・映像がぼやけてますが
何だかんだ言っても私はこの「Space Oddity」が全BOWIEの曲の中で、一番好きなのです。
[:テレビジョン:]BOWIEのリアルに関して、過去の時代へと常にリンクしなければならない事を、とかく非生産的と非難されるわけですが、その’70年代のREALを知っているものにとって、ある意味 BOWIEは 好き嫌いは別として ZEP以上の重みがあると言わざるを得ないし、音楽はそうやってあちこちの時代に想いをリンクして楽しむのもいいのじゃないでしょうか?・・・
作者:evergreen
更新日:2008年8月31日 22時16分
壊れた垂直三分割NEW TROLLS"UT"

NEW TROLLS
"UT"1972年(紙ジャケット仕様)[:聞き耳を立てる:]試聴
夏の終わりに聴きたくなる音盤の登場です。
イタリアです・・・
いやいや・・・イタリアでもこれはあんまりこてこてじゃないと思うのですよ。
爽快に聴けちゃうんですが
どうでしょう?
特徴としては どこか壊れていると言うか
壊れていても、めっちゃカッコよく壊れてる〜
そんなふうに思いながら、今聴いていますが・・・
Nico Di Palo:G,Vo
Gianni Belleno : D,Vo
Frank Laugelli (Rhodes) :B
Maurizio Salvi :P, Organ, Synthesizer
Vittorio De Scalzi : G
1. Studio
2. 22a Strada
3. I Cavalieri Del Lago Dell’Ontario
4. Storia Di Una Foglia
5. Nato Adesso
6. C’E[`] Troppa Guerra
7. Paolo E Francesca
8. Chi Mi Puo[、] Capire
イタリアのニュー・トロルスの5枚目です。1972年の作品である事に驚くわけですが、ほんとカッコイイアルバムですね。このアルバムが、彼らの作品中一番好きだと言う方も多いですよね。
ハードロックとプログレがパシッと凹凸にはまって美しくパーフェクトであるとするなら、このアルバムは弱冠、かみ合わない様に 意図して 両者をはずしている。
そんな風に思います。
ハイテク音楽集団としての演奏は、相変わらず凄すぎます。
ですが、それ以上に、そのおりこうさん路線(すみません)に収まりきらない、はみ出した個性が、ぷんぷん臭い出して 展開がぼろぼろに崩れ、その崩壊一歩手前で、軌道修正を図って、何とか曲の美しさを保とうとしている。
その危機感がはらはらドキドキで、聴き手を離さない、がんじがらめにする・・・
こういった曲が好きな人。
例えば 私ですが・・・
もうね・・・
これ好きになっちゃうと・・・ある種の諦めが生じちゃう。
要するに
こういうの聴いてる人は、ほかに何も要らない・・・
これが、こういう音楽が自分とお友達になっちゃうからね。
こう言う人は、一人っきりでも淋しくなくなる。
BLOGももちろんやっていない。
一人、部屋で音楽聴いているだけで幸せになってくる・・・
でも、
それは不安でもあるから・・・こうしてBLOGでもやっておこうか!な〜んて私のことだったけど・・・
横道にそれていますが、
凶暴ハードロックなギターサイケな曲(6)、クラシカルでオルガンを中心にしたELPタイプの曲(2)、甘酸っぱいイタリア民謡っぽい歌物(3)、それらが
めくるめく多面体の輝きを放ちながら、競合するように、少しばかり這いずる様に進んでゆく〜〜そんな感じでしょうか?
私が好きな曲は5曲目です。
このような曲調が、まさにイタリアかな〜って毎度思います。途中から突入するジャージーなギターインプロヴィゼーションも、どこか狂乱狂美に感じる。
7曲目にいたっては、もはや、歯止めが利かない・・・素晴らしすぎる。自らが壊れてゆくギターは必聴かな・・・
ラスト、8曲目で、ダメ押し、メロウメロウの素晴らしさですね。最後の最後で出してくるピアノの美しさ。細やかなドラム、伸びやかな歌。それらは最後の最後・・・シンセのストリングス様の弦に絡めとられてゆく・・・妙な色香がある終わり方ですね。
トリコロールはイタリアの旗、イタリアの象徴。
イタリアンロックの象徴であるトロルスは、ちょっと壊れた垂直三分割、ジャケが見せてくれた通り、このアルバムはそんなアンバランスを前面に押し出したのかも・・・そんな風に私は聴いてみた・・・(事実、その後、このバンドは一旦分裂しますね。)
しかしこれは、あくまで私の独断的な聴き方なので、毎度ですが、読み流して置いてください〜正統派の聴き方ではありません(>.<)
[:満月:]長い間、皆様お世話になりました。
好き勝手書かせていただき、本当にすみませんでした。
最後の記事にこのUTを持ってきました。少し前から、いえ随分前からパソコンの調子が悪く、一度NETから退きたいと思います。
またどこかで会える日が来ると願いまして、さようなら。
作者:evergreen
更新日:2008年8月23日 21時52分
音の魔術師 その3TODD RUNDGREN "A WIZARD,A TRUE STAR"

TODD RUNDGREN
"A WIZARD,A TRUE STAR"
(K2HD/紙ジャケット仕様)1973年[:聞き耳を立てる:]試聴
’73年のREAL TIMEで、どのくらいの人がTODD RUNDGRENを知っていたか?ってのは定かではありませんが、いや言い方を変えると、いつごろから知られるようになったか?なのですが、
多分、今日の音盤辺りからかな?って思います。どうでしょう?
と言うのも、このアルバムからやっとTODDの邦盤がリリースされたんじゃなかったかな?
今日は ’73年の、彼の4作目に当たるソロアルバムですね。
1. International Feel
2. Never Never Land
3. Tic Tic Tic, It Wears Off
4. You Need Your Head
5. Rock & Roll Pussy
6. Dogfight Giggle
7. You Don't Have to Camp Around
8. Flamingo
9. Zen Archer
10. Just Another Onionhead; da da Dali
11. When the Shit Hits the Fan/Sunset Blvd.
12. Feel Internacionale
13. Sometimes I Don't Know What to Feel
14. Does Anybody Love You?
15. I'm So Proud: Ooh Baby Baby/La la Means I Love You/Cool Jerk [Medley]
16. Hungry for Love
17. I Don't Want to Tie You Down
18. Is It My Name?
19. Just One Victory
邦題「魔法使いは真実のスター」なのですが、このアルバムから実に音が賑やかになったと思うのです。やかましい印象すら受けます。
シンセやテープなどを使って、音は魔術のように操られ、きらきら輝いています。
もちろん、曲そのものは、ポップス感覚に優れ、親しみやすく明るい曲調で、前作”Something/Anything?"の可愛らしさと何ら変わらないわけです。
しかし、曲と曲はストーリーがあるかのようにどんどんつながって行き、疾走し あれよあれよとひきつけられて、そしていつのまにか終わっちゃった〜ってな風に 聴き手は自然に音に滑り込んで行きます。
隙間が無いぎっしりつまった音。
それは・・・
まるでジャケのよう・・・
多面体に広がる世界であり、よく見るとありえない世界であり、
ピカソのようであり、ダリのようであり、エッシャーのようであり、
そもそも外ジャケも内ジャケも、右左合わせ鏡のように 左右対称であり
そこにはゴチャゴチャ猥雑な物物物====で溢れかえっている。
そして鏡に向かって髭をそるTODDが居る。
ってことは・・・
このゴチャゴチャな世界は特別な世界ではなく、日常そのものの出来事を表しているのかも。甘いポップスは、魔法が仕掛けられたプログレ様になったとしても、隙間無く音が埋められようが、とても自然体で 日常を表している、そんなふうに言いたいのかな〜なんて飛躍しすぎかな?笑〜
そして彼はこのアルバムにメッセージを吹き込んでいますね。
あまりにもストレートすぎる世界観に聴き手は多少赤面気味になっちゃうね。
自分のことを語ってる、内省的だ、だがごちゃごちゃ言ってる僕をわかってくれるのは君。
なんて感じかな?・・・
5曲ほど入っているカバー曲。
私のお気に入りは、ソウルフルなメドレーのI'M SO PROUD・・・なんて切ない歌。
TODDはこの時期、’73年に ユートピアと言うバンドを結成し活動を開始した。
ユートピア・・・これまたストレートだね。
ビートルズのようなポップスで、親しみやすいTODD、しかし英国には無い底なしの明るさ、素直さがあるね。
何度も書きます・・・気恥ずかしいくらいの愛らしさ・・・
パティ・スミスとの関係云々・・めっちゃわかるな〜〜〜〜才能あるもの同志のいい関係だね!
才能は曲げずに、出し惜しみせずに、その時精いっぱい作ってくれたTODDは、魔法使いでもなんでもない、彼は正真証明のROCKミュージシャンだね。
作者:evergreen
更新日:2008年8月20日 22時8分
スペーシーな煙りを上げてMAHOGANY RUSH"Mahogany Rush ?”

MAHOGANY RUSH
"Mahogany Rush ?”1976年
ジミヘンフォロワーと言われたギタリストの中に、カナダのフランク・マリノがいますね。
案外、’70年代リアルタイムでは知られていなかったような気がします。それとも知らなかったのは、私だけかな?
今日の音盤は、彼の居たマホガニー・ラッシュの4枚目に当たりますが、このアルバムからやっと一般に広く聴かれるようになったのでは?と思います。何故なら、この4枚目からは大手CBSからリリースされたからですが。
そして、弱冠この4枚目から音にも変化が現れたような気がします。
(以前の記事、3RD)
1.I'M GOING AWAY
2.MAN AT THE BACK DOOR
3.THE ANSWER
4.JIVE BABY
5.I'TS BEGUN TO RAIN
6.DRAGONFLY[:見る:]Y-TUBE
7.LITTLE SEXY ANNIE
8.MOONWALK
9.?...(THE EMPEROR)
FRANK MARINO:G,Vo,Synth Bass(1)Mellotoron(1,5,9)
JIM AYOUB:D,Percussion
PAUL HARWOOD:B
ジミヘンに似ているって言うより、マリノさんがジミヘンが好きなんだってのが伝わります。
愛しむように影響受けていますね、そんな風に聴こえます。
歌い方が特に似ていて、独得の節回しから、つぶやき風、ラップ風に至るまで、似てるな〜って思っちゃいます。
しかし、当然ですが似てるばかりじゃなく、全体としては・・・ギタートリオによるインプロ展開と、楽曲としての構成がうまく組み合わさっていておもしろい音盤なんです。
マリノさん自身が作曲も手がけ、ギター以外にも色々な楽器をこなしているようです。
この音盤はヘビーサイケなギターオンリーの演奏じゃなくって、彼はアコギやメロトロンを駆使していますよね。
シンセも一杯使っていて、まさにスペーシー、コズミックな空間を作り出しています。
しかし・・・
逆にも受け取れる。
このスペーシー感覚が、ちょっと垢抜けないと。
今聴くなら、がむしゃらなギター1本で勝負して欲しかったと。
まあ、もともとギターの音色にはこだわる人みたいですね!
3枚目を聴きかえして見ると、ギターの反響音って言うか、残響みたいなのが独得だね。
ジャケは1枚目〜3枚目まで、目が覚めるほどの、しびれるくらいのアングラサイケなデザイン。(オフィシャルサイト)
ほんと凄いんですよ。3枚目までは(ドテッ)
で、今日の4枚目で・・・あらららら〜〜〜〜ジャケは 鋼鉄の冷たさと、宇宙の星々を描いたかな〜・・?やけに粗いな?(すみません)
何だかちょっとかっこ悪いジャケデザインですね。(重ね重ねすみません)
だが、このほうが、実は、売れたのかもしれない・・・何しろ’76年作ですから、サイケデリックな時代はとっくに終わってましたからね!
ちょっとこの音盤も産業なんとかの時代へ向かっていたのかもしれない。いや本当のところではわかりませんが。
○○ひと筋をやるには、やる方も聴くほうも、結構しんどいんだよね。
私はこのスペーシーな1枚は大好き。
何しろ、冷たい感触が気持ちよい。
首の下に、アイスノン置いて、ひんやりマクラが欲しい私は、これ聴いて寝るといいかも!
秋に向かおうと言うのに、この暑さ!何だか尋常ではない。
マホガニー・ラッシュは、当時、試行錯誤していたのかもしれないね。
スペーシーな煙は、やはり紫色。
涼しい音ですので、残暑の今御薦めです。
作者:evergreen
更新日:2008年8月19日 23時59分
'71年に描かれたアメリカの未来図JIMMY HASKELL"California '99"

JIMMY HASKELL
"California '99"(紙ジャケット仕様)1971年[:聞き耳を立てる:]試聴
少し前に購入した「ジャケガイノススメ」って言う音楽の手引書があるんですが、なかなかおもしろい本なんです。まずとてもカラー写真が綺麗で、どっちかと言うと’60年代の古きよき時代のポップシーンの事が詳しく書かれていて、そのあたりを知りたい方にはとっても御薦めの本なのですが・・・

ジャケガイノススメ
―Beautiful Covers
土橋 一夫,高瀬 康一
この本の中に紹介されていて、ひと際変わっていて、欲しかった音盤が今日のアルバムなのです。なんと、いつのまにか紙ジャケになっていましたので、購入しました。
1.OVERTURE
2.APPOPOPOLISBERG
3.THE NIGHT THEY DROVE OLD DIXIE DOWN(Vo:Jimmy Witherspoon)
4.TO CLAUDIA ON THURSDAY(Vo:Denny Doherty)
5. a) INTRO b) PRELUDE
6.JESSICA STONE(Vo:Joe Walsh)
7.CALIFORNIA FAIRY TALE(Vo:Joe Walsh)
8.BARBARA
9.UNDERTURE
どうやらこの音盤はお話が展開されているようです。
まず、ジャケはアメリカ大陸が描かれていて、6つ折になっていますが、開けると大きな絵になります。
そこには、CARIFORNIA’99と書かれていて、’99年にアメリカはカリフォルニアになってしまうと言う設定のようです。
その裏ジャケは、ストーリーの場面が写真で描かれているようです。
さてそのストーリーを展開している音楽の方ですが・・・
もともとこのJimmy Haskellさんはアレンジャーでプロデューサーだそうです。
TVや映画の音楽を手がけ、プレスリーはじめ色々な方のアレンジも行っている・・・
そんな方のようです。(CD解説などより)
ラジオから聴こえてくるようなお話を語るナレーションが印象的です。
Jimmy Witherspoon、Denny Doherty(ママス&パパス)、Joe Walsh(ジェイムズ・ギャング)さんたちのヴォーカルが素敵です。ミレニウムのカバー曲(4と5(b))、9のピート・タウンジェントの作った曲のカバーなど、選曲面でもとにかく異色です。
全体のイメージは、ソフトロックの甘いメロディーに、この時代の西海岸の風を吹き込むような雰囲気なんです。
そして、そこにサイケデリックなカッコイイギターが入ります。かなりシャープな感じのギターです。
お話を語ってゆくと言うトータルコンセプトなだけに、一種のプログレッシヴロックではないかと、私は思うのですが、楽器もシンセサイザーが入り、ストリングスのアレンジも垢抜けています。
ミレニウムに似た不思議感覚があって、このあたりの音が好きな人はぜひぜひ御薦めな音盤です。
凝ったジャケ、シュールな内容のストーリー・・・
何から何まで’70年代の意気込みが感じられるアルバムかな?
きっとマニア受けしただろう音盤。
この紙ジャケは世界初CD化となっているんだけど、売れたんだろうか?
売れて欲しいような、欲しくないような?・・・
このギターは、音のアレンジは、ほんと素敵だ!
カリフォルニアの涼しげな風、柔らかな風を感じる音盤だね。

作者:evergreen
更新日:2008年8月18日 22時28分
滞るような電子音HARALD GROSSKOPF"Synthesist"

HARALD GROSSKOPF
"Synthesist"1980年
夏の終わりをそろそろ感じる今日この頃です。
ツクツクボウシが鳴き出しました。
夜になると、花火の打ち上げられている音があちこちから聞こえてきます。
夏の終わりに、9月1日まであと何日ある?・・・と計算したくなかった、そんな小学生の頃をふと思い出しました。
馬鹿な私は、8月29日頃になると・・・
そうだ!普段の3連休を思い浮かべよう!よーし!〜これから3連休だ!
なんて風に頭を切り替えていました。
なんと、単純な性格!
今日はちょっと夏の終わりに聴きたくなる電子音のインストアルバムで、
私の大好きなドイツのバンド、アシュラ、ヴァレンシュタインで活躍した
HARALD GROSSKOPFさんのソロアルバムです。
1.SO WEIT,SO GUT
2.B.ALDRIAN
3.EMPHASIS
4.SYNTHESIST
5.1847-EARTH
6.TRAUMA
7.TRANSCENDENTAL OVERDRIVE
8.TAI KI
Harald Grosskopf:keyb, dr, perc
’80年に出されたと言う事が、やはり凄いな・・・ドイツはこの分野は進んでるな〜って毎度思いますね。
もともとヴァレンシュタインのドラマーだった彼が、このようなエレクトロニクス、オンリーの音盤を製作するって言うのは、アシュラの存在無しではありえないのでしょうね!
とてもアシュラ的な音で、似ていますが・・・
もちろん、違うわけですね。
美しさを追求するには、音の流れを工夫すると言う方法が音楽にはあろうかと思います。
安易な発言になるといけませんが、ある種、旋律の希薄な電子音においては時にその流れが誇張されますよね。
それを突き詰めて考えてゆくと、ミニマルとは?って解答になるのかもしれない。
この音盤は、その流れが、これはあくまでも私の感じるところなのですが、弱冠、滞っている箇所がある。
とくとくと脈打つ音は、細やかであるが、どこか不規則で人間に例えるなら 不整脈のよう・・・
1曲目からどこかそんな不安感がある。
不純物を含んで流れてゆくさまは、どこかに引っかかりを持ちスムーズに流れない・・・(メタボのように〜笑〜)
やけに人間くさい。美しく流れない音は、不安であるが、身近に感じられる、
そして逆に安心である・・・
そのように身勝手な発想の転換をしたくなる音。
まるで夏休みの終わりを3連休だと置き換えて慰めているかのように〜爆、冗談ですが。
電子音と言うのは、時に 非情に流れるから そんな、滞りに、逆の救いを求めたりする・・・
どうだろう?・・・
つっかかる、ぼちぼちにちぎれる、
初期ミニマル電子音の革新と苦悩・・・そんな物を垣間見てしまうのかな・・・?
・・・そんなことを書いてしまうとまずいのだろうか?
いや・・・
これは私自身の血液の循環が滞っていて、或いは気持ちの揺らぎがあるからそんなふうに聴こえるのかな?
日頃より、私は、
電子音って言うのは、聴き手のコンディションが素直にその場に現れて、そこで自分と対面できる場所だ・・・
そんなふうに思っている。
そんな音を色々と作り出してくれるミュージシャンが凄いと思う。
グロスコフさんは、ちょっと滞る電子音でダークで、独得であるな〜と思うのです。
もちろん私の偏愛的な思いですので、今日の記事は飛ばし読みしていただきたいと思います。
オフィシャルサイト
作者:evergreen
更新日:2008年8月17日 23時45分
'76年のUFOの凄さUFO"No Heavy Petting"

UFO
"No Heavy Petting"1976年[:聞き耳を立てる:]試聴
私の世代では、UFOと言えば・・・エディ・コクランのカバー曲「カモン・エヴリバディ」って事になっちゃうわけです。
荒々しさと、小気味良さがカッコイイ、’70年の大ヒット曲ですね・・・
そして、案外彼らはそのヒットから早くに来日していますね。’71年の事でした。
色々曰くつきのエピソードで有名になったライヴでしたね。
私は見てませんが・・・笑〜
そして・・・
そこからの話は・・・有名なのですが・・・
ドイツのスコーピオンズのギタリスト、マイケル・シェンカーが加入し、
あの傑作”Phenomenon"が作られちゃうわけですね。
そして”Force It"が’75年の作品で・・・
この今日のアルバムは’76年作ですね・・・
今聴くと、カチッとまとまったカッコイイアルバムです。
1.NATURAL THING
2.I'M A LOSER
3.CAN YOU ROLL HER
4.BELLADONNA
5.REASONS LOVE
6.HIGHWAY LADY
7.ON WITH THE ACTION
8.A FOOL IN LOVE
9.MARTIAN LANDSCAPE
PHIL MOGG:Vo
ANDY PARKER:D
PETE WAY:B
MICHAEL SCHENKER:G
DANNY PEYRONEL:K,Vo
ついこの間、スコーピオンズのシェンカー時代の映像(PV)をY-TUBEで見てたのですが・・・雰囲気だけでも、やばい感じでした。しかし、UFOの映像を見ると、もっとやばかったりして、驚くわけですが・・・(Y-TUBEの映像が消えていましたらすみません)
だが・・・このアルバムを聴くと・・・いや〜一応安心感はありますね。
あんまり、引っ張ったような強引さは無くって
コンパクトにまとまっている・・・そんな感じかな?
実に冷やっこいギターソロで、
シェンカーのヒステリックなギターがつーん、きーんと脳天に響き、気持ちいいですよね。
このアルバムからメンバーがキーボード奏者としては、ヘビー・メタル・キッズのダニー・ペイオネルが加わっている。
それが吉と出たかどうか・・・
シェンカーと合わなかったとか?・・・
う〜〜〜ん、微妙な雰囲気が曲調に出ていますね・・・
幾分ポップス志向になった?アメリカナイズされている?
曲によっては キーボードが目立つ?・・・
私としては、音が広がってGOODな感じですがね。
シンセもギターの響きに似合ってるし。
何と言っても英国ハードロックバンドとしては、’76年ですから、生き残り作戦として・・・かなり大変な時代だったのでは?
とそんな感じがしますから・・・
しかし、ギターは何と言ってもカッコイイね!
憂いがあって、冷たさがあって、
サディスティックなインパクトがあって、ほんともう何時聴いても最高です。
物足りない、もっと聴きたい・・・そんな感じも効果的かも!?
ジャケはUFOではおなじみのヒプノシス。
お猿さんと繋がってる人間、
何だかお猿さんが、誇らしげなんだよね・・・
こういったジャケもこの時代特有の
ヘビーなメッセージが込められている
そんな気がするね。
私の好きなUFOのアルバムです。
作者:evergreen
更新日:2008年8月16日 21時29分
もう離れられない魔力STEVIE NICKS"Bella Donna"

STEVIE NICKS
"Bella Donna"1981年[:聞き耳を立てる:]試聴
大好きなフリートウッドマックの女性ヴォーカリストのスティーヴィー・ニックスのファーストソロアルバムです。
この音盤を聴いてしまったら、もう大変な事になっちゃう・・・
事実、これを聴いてから、何年来ずっと中毒状態です〜
それほどに素敵な1枚です。
1.BELLA DONNA
2.KIND OF WOMAN
3.STOP DRAGGIN' MY HEART AROUND
4.THINK ABOUT IT
5.AFTER THE GUITER FADES
6.EDGE OF SEVENTEEN
7.HOW STILL MY LOVE
8.LEATHER AND LACE
9.OUTSIDE THE RAIN
10.THE HIGHWAYMAN
RUS KUNKEL:D
WADDY WACHTEL:G
DAVEY JOHNSTONE:G
BOB GLAUB:B
TOM PETTY&THE HEARTBREAKERS
BILLY PAYNE:P
DON HENLEY:Vo
DON FELDER:G
全部で10曲入っていますが、それぞれにクレジットされているミュージシャンが違っています。
有名な話のようですが、トム・ぺティ&ハートブレイカーズがこのアルバムには参加していて、強力なバックアップとなっていたようですね。
そのほかにもイーグルスのドン・ヘンリーが参加していて、凄いね!
彼女の声質はとても不思議。
時に妖精のような可愛らしい少女、時にシャイな少年、
いや時に悪女のように、時に聖母のように・・・
クルクルと変幻自在なのです・・・
ミステリアス・・・この言葉がぴったし来ます。
ほんわり色香があります。
かと言って極端なものを狙ったような激しさを見つけることが出来ない・・・
そこがはまりやすい落とし穴のような気がして
お気をつけ遊ばせ・・・って感じかな・・・
1曲目のバックのギターが何とも素敵です。ちょっと人なっつこさを
打ち出したスティーヴィーの歌い方と相性がぴったし。WADDY WACHTELさんのギターはこのアルバムの聴きどころですね。
哀しみのこもった2曲目も好き。でも確実な説得力は過去の過ちをも許してくれるような包容力がある・・・
3曲目、9曲目はトム・ぺティが参加していて、特に3曲目では歌のデュエットまでしてる。ちょっとファンキーなR&Rだね。
彼のギターが聴ける曲は、やっぱりシャープな感じがする。
ドン・ヘンリーと共演したのは8と10かな。8ではドンの歌も聴ける。
やっぱりどこか、イーグルスの臭いがするんだよね。
そのほかにも有名なカントリーの曲も歌ってるね。
う〜〜ん、あ〜〜・・・ため息が出ます。
1枚聴き終えると、聴き応え充分で・・・非常に満足です。
私は特に1曲目、2曲目が好きなんですよね・・・
そして意外にもカントリーテイストな1枚。
案外素朴なイメージも伺える・・・
華やかな世界が似合う彼女・・・
ちょっとそこから時に外れて・・・こんな世界があってもいいじゃない・・
雲の上のスターがちょっと下界に下りてきた、ちょっとだけ触れることが出来た・・・
そんな嬉しさがある音盤かな?・・・
でも近づきすぎると・・・怖い・・・
彼女の魅力は、底なしのよう・・・
女性から見ても、素敵だ。憧れるね・・
作者:evergreen
更新日:2008年8月15日 23時8分
ジェネシスへの旅路その6GENESIS"Wind&Wuthering"

GENESIS
"Wind&Wuthering"1976年
紙ジャケ(SACD+DVD)はこちら
[:聞き耳を立てる:]試聴
今日のジェネシスは、ガブリエルからコリンズにヴォーカルが交替して、2枚目の音盤となりますね。このあたりのジェネシスが一番好きだという方も大勢いるようです。
初期派、初期派とガブリエルのある種の毒から抜け切らない人も、この音盤ぐらいから、やはりジェネシスの凄さを認めざるを得ない・・・そんな素晴らしい音盤が今日のこのアルバムですね。
1. Eleventh Earl of Mar
2. One for the Vine
3. Your Own Special Way
4. Wot Gorilla?
5. All in a Mouse's Night
6. Blood on the Rooftops
7. Unquiet Slumbers for the Sleepers...
8. ...In That Quiet Earth
9. Afterglow
PHILL COLLINS:Vo,D,Cymbals,Percussion
STEVE HACKETT:E-G,Nylon Classical,12Strings, Kalimba,Auto-Harp
MIKE RUTHERFORD:B,4,6&8String,Electronic&12String, Acoustic G,Bass pedals
TONY BANKS:Steinway,Grand P,ARP 2600&Pro-Soloist,Synthesizers,Hammond Organ,Mellotron,Roland String,Synthesizer,Fender RhodesPiano,etc・・・
とてもきれいな曲が並んでいます。
1枚聴き終わると、物凄い充実感があります。それが特徴かもしれない。
完成度を求めて、作り練られ、全ての面で芸術性を引き出した凝ったアルバムですね。
そこが素晴らしいです。
これぞプログレである・・・と言っていいでしょうね。
私はまず、このジャケが好きなのですよね。
墨絵のような味わいがあります。和紙に描かれたような柔らかさがあります。
品がいいですね。
このジャケ・・・どのように見えますか?
表は・・・1本の木。
裏は・・・その1本の木に茂っていた葉っぱが・・・実は枝に停まっていた鳥の群だったわけですね・・・その鳥たちが飛び立つと・・・木は枯れ枝になる。
「静寂の嵐」と言う邦題を思い出したわけですが・・・
静寂とは一瞬の嵐と紙一重である・・・
嵐の前の静けさ・・・とはよく言ったものです・・・
素晴らしいジャケですね・・・
では音は、その静寂と嵐の両方を兼ね備えた緊張感のある演奏と言えるかもしれない・・・
一言で言えば・・・そんな感じかな?
歌詞も実に素晴らしく詩情的です。
静寂と嵐、栄華と盛衰、成功と失敗は表裏一体かもしれない・・・
全体にまとめあげているのは、バンクスの各種キーボードの活躍でしょうね。どう見ても、彼が主導権を握っていたと言わざるを得ない
・・・それは使いこなされたキーボードの数の多さで証明されているのかもしれない?
コリンズの要所要所をかみ締めた歌は、バンクスのピアノがテンポを落として強調し、緩急の差をつけている・・・
では?・・・
もう一人のジェネシスの立役者・・・ハケットはどうでしょう?
一見出番が少なくなったような気がする・・・
ただ・・・彼もラザフォードも曲はちゃんと提供してるから・・・
つまり没個性的なアルバムかもしれないね。
シンフォニックに向かおうとすると、誰が主導権を握るか?
自ずと決まってくるのかも・・・
シンセサイザーってのは、人間関係までも影響を及ぼしかねない魔の楽器かも?
・・・なんて事をちょっと書きたくなりますね・・・
素晴らしく完成度の高いアルバムが出来上がったわけだね。
それにしても、コリンズの歌は・・・飽きない・・・
ずっとずっと聴いていたくなるのは?何故だろう?
暖かい?優しい?切々感?・・・
全部だね・・・
もうこのアルバムで、私は、ガブリエルのことは忘れている・・・
いかがでしょう?
そんな感じじゃないですか?・・・
ドラマチックでロマンチックな1枚だと思います。

作者:evergreen
更新日:2008年8月14日 22時16分