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ドナドナ
義父母との旅日記も途中なのに、すっかりご無沙汰してしまいました。
パリはいつのまにかすっかり秋な感じです。日が短くなり、おいしいぶどうが出回るようになりました。去年のものより甘いと思うのは私だけでしょうか?
週に1度の更新を心がけていたこのブログに、これだけブランクがあった理由はひとつ。
最近、現実がバカみたいに忙しい
これにつきます。
実はワタクシ、日本に完全帰国することになりまして。締め切りがひとつ終わったので、ぼちぼち引き上げ準備を始めています。
ちなみに私、引越しにあまりいい思い出がありません。
スイス引き上げの時は、同じ寮に住んでいた、顔見知り程度の日本人の学生さんの郵便受けに、処分に困った食器や砂糖をつっこんで日本に逃亡という暴挙に出ました(一応置手紙はしたのですが、相当びっくりさせたみたいです)。
夫の独身時代の部屋を引き払う時は、わたし何でこんなモン持ってる人と結婚しちゃったんだろう…きれいなドレスを着せてもらって、みんなにキレイだキレイだ言われたのは、あれはほんとに一昨日のことだったんだろうか…なんていう疑問が脳裏をかけめぐる中、深夜に車のタイヤをエッチラオッチラ運んだのがトラウマ一番の思い出です。
まぁ要は、引越しどうこうというより、ギリギリにならないとやらないのがいけないわけで、だから今回はちょっと早めに(といっても某引き上げマニュアルによると標準的なタイミングのようですが)重い腰を上げたわけです。引き上げ準備の第1弾は、ずばり帰国売り。
持って帰らないモノに値段をつけて、写真を撮って広告を載せるというやつを最近は地道にやっていたのですが、実は今日ついに、我が家の一番のオオモノ、勉強机が引き取られていきました。
引き取りに来てもらう前に、コーヒーのしみやらエンピツの跡をごしごし拭き取っていたら、どうしても欲しいからと夫にお願いしてIKEAについて来てもらったこととか(一人じゃ運べないサイズだったんです)、ここで勉強してた日々が次々と思い出されて感傷的に。
新しい飼い主(?)に連れられて、机がいなくなったあとの部屋は…寂しすぎる>_<>_<
自分の持ちものの中で、コレが一番貰い手がつきづらいと思っていたので、新しい貰い手がついたのはすごく喜ばしいはずなのですが、正直こんなに早くに貰い手がつくとも思っていなかったので、ちょっと寂しくもあり…。
でもこれで、いっきに引き上げムードが高まってきました。新たなトラウマを作らぬよう、ここは頑張らねばなりません=3
作者:aia
更新日:2008年8月30日 4時20分
パリ第四日~エッフェル塔、オルセー美術館、そしてア・ラ・モード・フランセーズ♪
パリ第四日目は義父母にちょっとした変化が訪れた日でした。
実は義父母、食べ物に関してはとても保守的で、食べ慣れないものは食べたくない派な上に、朝ごはんは絶対に和食派。まぁ子供の頃から朝がパン食の私は逆に和食の朝食が苦手なので、気持ちは分からなくはないですし、三食外食は疲れるでしょうから、朝ご飯はうちでお米を炊いて和風朝食というのもいいかなと思っていましたが、でも残念なのはパン。
なんだかんだ言って、フランスのパンはやっぱりおいしいんです。せっかくパンの本場に来て、おいしいパンを食べずに帰るのはもったいないと正直ちょっと思っていました。
そんな思いが通じたのか、前日に義父母からカフェで朝ごはんというのがしてみたいという提案があったので、第四日目の朝は近所のカフェで取ってみることに。

フランス風の朝食はコーヒーとジュースにバゲットやクロワッサンというパンだらけのメニューがオーソドックスですが、私たちは卵とハムがつくイギリス風にしました。
パン好きの義母はともかく、パンはあまり得意じゃない上に、一番好きなパンはメロンパン(※フランスには絶対ないタイプのパン)という義父がどういう反応をするか、内心ヒヤヒヤしていましたが、おいしいと言ってもらえてひと安心。ここのカフェは、私がマークしている近所のおいしいパン屋のパンを使っているようで、結局二人ともバゲット1/2本をぺろりと食べてくれました。よほどのことがない限り、私はバゲットを1/2本は食べられないのでこれには驚きです。
そして朝食後はエッフェル塔へ。
行列があまりにも長くて断念した前回の二の舞にならぬよう、ちゃんと午前中にはチケット売り場に到着したのに、もうすでに長蛇の列。チケット窓口に到達するまで、結局炎天下のなか、たちっぱで2時間近く並んだのではないかと思います。
慣れてきてちょっと余裕が出てきたのでしょう、何をするのも私と夫にお任せだった義父母が、自分たちも現地の人にからんでいこうという感じになってきたのか、エッフェル塔に上がるチケットは義父が買うことに。
レジで、ホテルのフロントで、あるいはお店に入った時は必ず「ボンジュール」と言い、何かしてもらった後は笑顔で「メルシー」と言ってくださいと私がしつこく言っていたのが印象的だったのでしょうか。
私たちの番が来ると、義父はさっそうと窓口に進み、係の人に「ボンジュール」と挨拶をし、「フォー?」と聞く係員にうなずいてお金を渡すと、チケットを受け取らずに「メルシー」と言ってその場を立ち去ろうとしました^^;お茶目です。
肝心のエッフェル塔は、この日もやはり最上階までは上がれないとのことで、2階どまりでちょっと残念。
その後は電通の本社ビルも手がけたというジャン・ヌーヴェルがデザインしたケ・ブランリー民族博物館の植物がうっそうと茂る壁を見たあとで

バスに乗り込み、オルセーへ。

夫は恒例の腰のばしのため戦線離脱したので、オルセーは私ひとりで案内することに。
オルセーはこれで5回目なので、有名どころを要領よく案内できるだろうと思っていたのですが、義母に簡単な絵の説明をしている間に、義父が私の思い描いていたコースを外れてどんどん違う方に行ってしまったりして、有名どころがどうこうというより、義父の後を追う感じのコースになりました。まぁ自分の感性の赴くまま、いいと思った絵を見た方がいいですものね。
そして夜は近所のなじみのフレンチへ。フランス生活四日目は、ついに一粒もお米を食べない日になりました。

突き出しはフロマージュ・ブランとシブレットのペーストorタプナード+パン、前菜は義父母がメロンのスープの一皿、私がカニのガスパッチョ、夫がフォアグラの春巻きを取り、メインは義父が子牛のソテー+アーティチョーク(西洋アザミ)の唐揚げとソース、夫が鴨+ヴァニラ風味のスムール、義母がタイ+ナスのパスタ、そして私がカカオをまぶしたフォアグラのソテー+ジロール茸。このフォアグラのソテーはちょっと忘れられないくらいおいしかったです。
ちなみにこの日のディナーは21時スタートで、前菜が運ばれてきたのは21時半すぎ。普段は18時台に夕食を取るという義父母にはさぞや辛かろうと思いきや、それほどでもないとのこと。当時は日没が21時すぎだったので、21時はまだ明るいのがよかったようです。
義父母もずいぶんフランス流が板についてきたようです。
ちなみに義父、この日の昼は具だくさんのバゲットトーストの他に、ラザニアを頼んだ私たちのプレートについてきた付けあわせのパンを3つとも食べていました。義父は自分で思っている以上に(もしかしたらフランス人以上に)パン好きだなと思いました(笑)。
作者:aia
更新日:2008年8月16日 7時11分
パリ第三日~セーヌ川ディナークルーズ
初めてのパリ旅行した時に、ルーヴルとオルセーはスルーしてマレの小さな錠前博物館に行ってしまうような、そんなひねくれたところが私にはあるんです(錠前博物館は見事に客が私だけでした)。でも夫は真逆で、たとえ特に興味がなくても、有名どころは押さえておきたいタイプ。そんな彼を育てた両親も、もちろん王道派なわけで、パリ観光の王道中の王道ともいえるディナークルーズは特に楽しみにしてくれていたようです。
実はこのクルーズは、私がよく参考にするフランス観光口コミサイト、ふらつーでの評判があまりよくなかったので、食事なしのクルーズに変更しようかとも思ったのですが、夕暮れ時(といっても21時とかなのですが)、橋を渡っている時にたまたま見かけたディナークルーズの船がなんとも素敵だったし、そんなに悪くないという信頼できる筋からの証言もあったので決行しました。
セーヌ川ディナークルーズをやっている船は以下の三社。
・バトー・パリジャン
http://www.bateauxparisiens.com/JP/boats-cruises-paris-seine-jp.html (音が出ます)
・バトー・ムーシュ(ムッシュ)
http://www.bateaux-mouches.fr/
・ル・キャピテーヌ・フラカス
http://www.lecapitainefracasse.com/ (音が出ます)
バトー・パリジャンとバトー・ムーシュはお値段が一緒なのですが、最後のフラカス号だけは、料金がかなり安め。でも安いには安いなりの理由があって、時間が微妙だったり(当時は日没が21時過ぎだったので、18時15分に乗船する回では夜景を見る前に船を下りないといけないし、逆に21時半乗船の回では帰りが心配です)、食事にちょっと不安があったのでやめることに。
バトーパリジャンとバトームーシュは似たりよったりの感じなので迷ったのですが、業界一の老舗バトー・ムーシュはサンルイ島以東に行かないということと(その代わり西はミラボー橋まで行ってくれるそうです)、船のデザインからバトー・パリジャンをチョイス。バトー・パリジャンはネット予約をすると一人10ユーロ割引のキャンペーンをしていてラッキーでした。
早めにいって窓際席にと思っていたのですが、思うようにバスがこなくて乗船開始から15分後にデッキに到着。やはり窓際席はムリでしたが、かえってよかったかもしれません。というのも、真ん中席(?)が窓際席より一段高くなっているせいで、窓際席からは反対側が見えないのですが、その点真ん中席は左右どちら側も見えます。照り返し(シャレにならないほど強かったです)や揺れを考えると、真ん中席もアリかなと思いました。
出航を待つ間にアペリティフのキールが配られ、
前菜が来る頃に出航。
この日の前菜は
・レタスとハーブのクリームスープ、カエルのもも肉とモリーユ茸のソテー添え
・スモークサーモン オリーブオイルソーストタラマクリーム添え
・フォアグラとセップ茸のマリネ 雑穀パン添え
・ブラックタイガーとグリーンアスパラのサラダ アブルーガ添え
からのチョイス。
出航と同時に天井を覆っていた日よけがオープン。ガラス張りの天井なので見晴らしもバッチリ。
義父のバックは見事運慶快慶越え(?)を果たしたアレクサンドル3世橋です。
あまたある日本の美術作品の中から、なぜソレを選んだかは不明ですが、義父はこの旅の間中、あらゆるものを運慶快慶の像と比べていました。「これだったら運慶快慶の方がいい」とか、「日本に残ってるのはもう運慶快慶だけ」とか、彫刻のみならず、とにかく万物を運慶快慶基準(?)で判断していた義父が、「これはもう、運慶快慶も負けとるかもしらん」と言ったのがこの橋でした。
ぶっちゃけ、船に乗って橋を見るだけで楽しいのか疑心暗鬼でしたが、これが結構楽しいんです。
すれ違う船に手をふり、
川岸から眺めた時には気づかなかった隠れ彫刻(?)にきゃーきゃー言い、
この二日間で見たところを別の角度から眺め、
気がつけばそろそろ日没
私の好きなBNとベルシーを結ぶ橋。
あっという間にメインディッシュ・タイムになり、
ちょっと小さくなってしまいましたが、左から
・アンガス牛のステーキ トマトコンフィとジャガイモのピュレ添え トリュフ風味のソース
・スズキのソテーシトロネルソース トマトコンフィとジロール茸添え
・小鴨のグリル 野菜と果物のソテー添え
ミュージシャンがテーブルを練り歩き(バイオリンや歌の生演奏があります)、
エッフェル塔は青く染まり。
フランスがEU議長国になったのを記念して、この夏のエッフェル塔は期間限定で青地に☆なんだそうです。私はこれまでエッフェル塔にたいして興味がなかったのですが、さすがにキレイだと思いました。
「仕切りがあまりよくないのか、食事が出るのが遅く、最後はアップアップで終わる」という事前情報どおり、デザートのあとのコーヒータイムはちょっとあわただしい感じになってしまいましたが、全体的には大満足です。
もちろん、値段の割に食事がイマイチというのは確かにその通りで、陸(オカ)のレストランで、この値段で同じ内容の食事が出てきたらそりゃサギだと思います。でも生演奏を聞きながら、船に揺られながら生演奏つきで食事しようと思ったら、これくらい仕方ないのかなと最後には思いました。って一晩で、私の一か月分の食費がほぼカバーできるくらいゼイタクなのですが、たまにはいいですよね。
何より、二人のこんなにキラキラした笑顔を見られて嬉しかったです。顔を全部お見せできないのがザンネン。

作者:aia
更新日:2008年8月11日 20時47分
パリ第三日~凱旋門、ノートル=ダム寺院、そして…
フランス三日目の午前中は凱旋門へ。
ご飯を食べて元気イッパイで家を出たものの、284段の階段を上りきる頃にはみんなムゴンに^^;
今回の旅のベストショット(by 夫)。眩暈がしそうなほど階段が続きます。
上からはパリが一望できます。こちらは新開発区域ラ・デファンス。新凱旋門が小さく見えます。ほんとに小さく見えますが、近く(真下)で見ると、それはもう巨大な四角なんですよ。
ラ・デファンスは正確にはパリ市内ではありませんが、13区の国立図書館付近の新開発区域には、小規模ながらもラ・デファンスばりの新しい感じの建物が建設ラッシュです。近代的な建物は景観を損なうという意見もありますが、私はこれはこれでいいのではと思います。というのも、今ある石造りの建物だって、パリにある家の大半が木組みの家だった時代には新奇だったはず。200年300年後には、ラ・デファンスの街並みだって、「レトロ」と言われてるかもしれません。パリを美しい街にしているのは、昔ながらの街並みに固執しながらも、ちょっとずつ新しいものを取り入れていこうとする精神なんじゃないかと思うのは、私だけでしょうか??
話がずれてしまいましたね。
2006年の秋に行った時には修復中で何もなかった凱旋門の途中階(?)には、展示フロアができていて、戦没者の記念碑(?)の横では凱旋門のなりたちを説明するビデオが流れていました。
284段の階段を降りた後は、凱旋門自体をチェック。
ナポレオン発見
こんな彫刻も、細かく見ていくとなかなか面白いです。ツール・ド・フランスの最終日が近かったせいか、凱旋門にはフランス国旗とユーロの巨大な旗がはためいていました。
シャンゼリゼを少し歩いたあとは、シテ島のノートル=ダム寺院へ。
適当なカフェでランチを済ませた、ノートル=ダムの塔に登ります。
今回の観光にはパリ・ミュージアム・パスを使ったので、どの施設もあまり並ばずに入れましたが、ここだけは別。パスの対象スポットなので、窓口で入場料を払う必要はありませんが、パスホルダー専用入り口はありません。しかも一度に塔に上がれる人数が決まっているので、すぐに行列になってしまうのです。
パリ・ミュージアム・パスについて
http://www.parismuseumpass-japon.com/ (日本にいながら買えるサイト)
http://www.parismuseumpass.com/fr/home.php (本家サイト。言語は仏英伊西の4ヶ国語)
この行列がくせもので、1時間以上待ちました。このタイムロスさえなければ、私イチオシの教会、サント=シャペルにも行けたのですが、今回は断念。
サント=シャペルの中はこんな感じ。
おごそかとも言えるけれど、教会にはどこか暗い感じがつきまといます。でもこのサント=シャペルは別。王家の私的礼拝堂というだけあて、すごくゴージャス。日の光が入る午後には、ステンドグラスを張り巡らせた礼拝堂は光が満ちてとてもきれいなのです。けれどもその分ものすごく込むのでご注意を。私たちがシテ島に到着した時も、すでにすごい列が出来ていました。
さて、ノートル・ダムの塔は高さ70メートル、階段は387段。途中にあるガーゴイルたちのいる回廊で中休みできるとはいえ、さすがにしんどくて、階段途中で休憩する人もちらほら。こちらもイッパイイッパイで上ってますから、痛いほどキモチは分かります。義母はそんな人に「あなたも頑張って~」と日本語で声をかけていました。
塔の上からの景色は、以前にもご紹介したので(コチラへどうぞ)省略するとして、今回しか見られなかったものを。
凱旋門の階段にやられ、夫はノートルダムの塔は棄権。こうして寝そべっていたら、ハトがのってきてびっくりしたそうです。ものすごく努力して、せっかく見晴らしのいいところに出たというのに、義父母が一番テンションがあがったのは息子のこの寝そべる姿でした。親の愛ってありがたいですね。
387段の階段を下りて教会の内部を見たあとは、いったん帰宅→お着替え。というのもその日の夜は、セーヌ川ディナークルーズというスペシャルイベントが待っていたのです。
ずいぶん長くなってしまったので、ここで一度きりたいと思います。
作者:aia
更新日:2008年8月9日 21時19分
パリ第二日~ルーヴル、オランジュリー、エッフェル塔(未遂)
パリに着いたのが夕方だったので、義父母の観光は二日目から始まりました。
何が見たいとかこれが食べたいという具体的なビジョンは特にない(ちなみに絶対に食べたくないものは「蒸したウサギ」でした)と言っていた義父にも、「フランスでやりたい」と言っていたことが二つだけありました。時差ボケで早く起きてしまった時間を有効利用して、そのうちの一つは朝ごはん前にクリア↓。
パリでジョギング
エッフェル塔を眺めながらカフェでお茶…なんていう、ありがちな願いじゃないところによく出ているように、義父はかなり自由な感じです。
さてさて、今回の旅のスケジューリングは、ほとんど夫がしましたのですが、彼がフランス最初の観光スポットとして選んだのがこちら。
やっぱりといえばやっぱりのルーヴル美術館でした。
『ダ・ヴィンチ・コード』の本や映画を見た人なら、おぉと思うはずの逆さピラミッドの先っちょも、義父母の前ではただの感動薄スポット。アッサリ通り過ぎようとする義父母を呼び止め、夫が写真を撮ってくれました。
写真を撮ってもらったあとは、2週間前にも接待観光でルーヴルを訪れた夫が、「これぞ階段と歩行距離が一番少ないベストなまわり方」という有名どころ行脚へ出発です。
ルーヴルの入り口は3箇所あって、私は適当に入ってしまいますが、夫いわく、シュリー翼入り口から入るのがポイントなのだそうです。入ったらすぐに右に折れ、まずはミロのヴィーナスへ。2005年にルーヴルに行った時は、ミロのヴィーナスは他の彫刻と一緒の部屋にあったのですが、今回行ってみたら昇進(?)したのか、はたまた部屋の改装中なのか、彼女は個室を与えられていました。他の彫刻の中にすっと立っている前の展示部屋の方が私は好きでしたが、混雑を考えるとこの方がいいのかもしれません。
お次は歴史好きの夫としては絶対に外せない、ラムセス2世のもとへ。
気がつけば、ラムセス2世のそばで写真を撮るのは日本人ばかり。それを考えると、高校の時の歴史の授業って大事ですね。
そしてその後は嫁ぎ先名物のナリキリ系写真を撮ったり、
サルとハイタッチしたりしながら、
※絵画のみならず、展示品にさわるのはご法度です(私の背後に写りこんでいる監視員さんは、私が触るかどうかをシッカリ監視していました)。
シュリー翼をぐるっとまわってリシュリュー翼へ。
ハンムラビ法典です(こちらもナリキリ系)。
フランス彫刻を見ながらビュジェの中庭に抜けて、ここで小休憩。その後エスカレーターで二階にあがり、時計や調度品を横目にシュリー翼を通り抜けてドゥノン翼に向かえばサモトラケのニケがあらわれます。
メイドインフランスのモノではありませんが、私はこのサモトラケのニケがルーヴルの展示品の中で一番好きです。修復の際には当時の貨幣のデザインを参考にしたという文献をついこの間読んだばかりだったので、参考にしたコインの写真を見つけた時はちょっと興奮してしまいました。確かに右足を一歩前に踏み出していますね。
そしてサモトラケのニケのあとは、ドゥノン翼のイタリア絵画部門を抜けてダ・ヴィンチの「モナリザ」へまっしぐら。2005年に見た時は、他の作品と同じ待遇で展示してあった「モナリザ」は、エラく特別待遇な感じで展示されていました。
モナリザ部屋を出てすぐにある大作フランス絵画ギャラリーでジェリコーの「メデューズ号の筏」やドラクロワの「民衆を率いる自由の女神」などを見て、ルーヴルとはお別れです。
私は1階の階段のところから見るサモトラケのニケが好きなので、ルーヴルに行った時は毎回そのアングルからサモトラケのニケを見るのですが、今回は見られないだろうと覚悟していましたが、そこは夫婦。帰り際に最後の最後の大トリで見られるよう、ちゃんとコースに組み込んでありました。やっぱりイイものは誰が見てもイイのですね。
スケールの大きさが伝えられないのであえて写真は載せませんが、これからルーヴルに行く方は、ぜひドゥノン翼1階の古代ギリシャ兆彫刻がある部屋(地図にはBとある部屋)からもサモトラケのニケを見て下さい。「うぁ~」となることうけあいです。
と、こういうまわり方だと、どうしても絵が少なくなってしまうのですが、ルーヴルはいい絵もたくさん持っています。今月の美術館無料デーはそこを見てきたので、またそのうち記事にしたいと思います。
さて、義父母旅は美術館から出て、ピラミッドを外から眺めたあとは、チュイルリー公園でひとやすみ。
腰痛の人も頑張っています。
その後は1903年創業、ココ・シャネルも愛したカフェ、アンジェリーナで遅めのお昼を食べました。アンジェリーナといえば、やっぱりケーキですよね。
義父が選んだルリジューズと私セレクトのミルフィーユ。
アイスコーヒーとツボ入りコーヒーに嬉々とする夫とわたくし。こんなの初めて見ました。
パリでアイスコーヒーが飲めると夫が喜んだのもつかの間、ガムシロがついてこないという落とし穴が…^^;甘党の夫はちょっと悲しそうでした。そしてふと見ると、目の前の義父もちょっと悲しそう。聞けばクリームはあまり好きじゃないと言うではありませんか。
エ、でもさっき一緒にショーケースのとこまで行って実物を見ながら、どんなケーキなのかを一つずつ説明した上で選んだのに、ナゼ…?と思っていたら、「クリームを好かん人が、なんでシュークリームを選ぶかね」と夫が義父につっこんでいました(笑)。
おそ昼後はチュイルリー公園の端にあるオランジュリー美術館とオベリスク見学。「睡蓮」のみならず、私の好きな絵がいっぱいある美術館なのですが、現代絵画に義父母はあまり関心がないようで(涙)、30分ちょいで出てきてしまいました。観光って難しい!
その後、オベリスク(ツールドフランス前で柵がしてあって近寄れず)にも反応薄だった二人の目に光が戻ってきたのは、セーヌ川にかかる橋からの景色を見たとき。写真もいっぱい撮りました。
さすが世界遺跡
その後、変に時間が余ったので、力を振り絞ってエッフェル塔に行くことに。地下鉄の中でスリ未遂に遭ったりもしましたが(!)、無事エッフェル塔に到着。エッフェル塔に上がるエレベーターを待つ長蛇の列にしばらく並んでいたのですが、この日はどういうわけだか一番上まであがれないと分かったので、上にあがるのは後日にすることに。行こうと思っていたレストランが休業だったので、うちで夜ご飯を食べました。
鳥の唐揚げとポテサラ
アンジェリーナの遅昼が災いして(?)、あまりおなかが空かないということでシンプルに。ワインはちょっと奮発して、先日のボルドー旅行で買ったサンテミリオンの赤にしました。こんな料理とケッコンさせちゃって本当にごめんねという感じなのですが、なかなかにおいしくて飲みやすいワインで、ちょっとだけのつもりが食後も飲み続け、結局夫と二人で一本あけてしまいました^^;こんなことならもう一本買っておけばよかったです。
作者:aia
更新日:2008年8月6日 7時4分
はじめての…
お久しぶりです。
もう記事にする気も失せるほど頻繁に起こる「郵便が届かない問題」があったりして(今回の荷物はナント日本に戻ってしまいました)、ブログの更新を怠っておりました。
その間にも楽しいイベントがあったので、思い起こしながら書きたいと思います。
7月末に1週間ほど、義父母が夫と一緒にこちらに遊びに来ていたのです。
6泊8日の旅の間に義父が撮った写真は約630枚(!)。
初めてのパリということもあって、観光の王道スポットばかり行きました。住んでそろそろ2年、住む前にも4回ほどパリを訪れたことのある私ですが、なにぶん観光度が低い上に、マイナー観光でも十分に楽しめてしまう私には、人がわんさといる王道スポットは敷居が高い(?)んです。でも今回の義父母旅にアテンドすることで、まだ観ていない所にも行けて、私としてもなかなかいい経験になりました。
今日からしばらく、旅のことを書きたいと思います。
作者:aia
更新日:2008年8月2日 7時51分
ボルドー街中編
ワイン祭り会場に入り浸っていたとはいえ、少しは街歩きもしています。
ジロンドの記念碑
高校生の時、1789年のフランス革命に関連して「ジロンド派」という単語を覚えた記憶がうーーーっすらとあったので、点と点がつながった感覚が!言われてみれば確かに「ジロンド県」というのはこの辺ですよね。
このばかでかい記念碑はヨーロッパ最大の面積というキンコンス広場にあります。写真右端には現市長が通したというご自慢の路面電車が走ってます。
Pain & Cie の朝ごはん
ボルドーはカフェの始業時間が遅いのか、めぼしいカフェがほぼ全滅だった前日の失敗を繰り返さぬよう、ホテルにあった店カードから朝ご飯OKのカフェを選びました。
4~5種類のパンがてんこもりのバスケットと、コンフィチュールと飲み物で5.5ユーロとかそれくらいだったと思います。パンとコンフィチュールを全種類試す頃にはおなかもいっぱい。一番おいしいと思ったホワイトチョコのコンフィチュールとこの白いまな板を買おうかどうか散々迷いましたが、「パリにもお店がある」と言われたのでやめました。こんなところまで来て、パリにあるところで食事をしてしまった自分が哀しいToT ていうか、お店を出てから気づいたのですが、ここLe Pain Quotidienに似ているような…。
ホテルそばのかわいいチョコ屋さん
タイミングが合わず、私が通りかかる時はいつも閉まっていたので入れませんでしたが、よさそうな感じです。
バスクはチョコがなかなかに有名なんだそうで、チョコレート屋さんもよく見かけました。バスクチョコも食べてみたかったのですが、派手派手しいチョコでそそられず。結局こんなチョコを買いました。
イヴ・チュリエ Yves Thuriesセレクトの非常にボルドーっぽいチョコ2種。
右がソーテルヌのレーズンに砂糖がけ+チョコレートコーティングしたレーズンチョコ(Guy VERDIERさん作だそうです)。
パリでレーズンチョコというと、Da Rosaのものが有名ですが、それよりももっとレーズンの粒が大きくて甘い気がします。
こちらのレーズンは黄色です。
よく考えればぶどうの果肉はこういう色ですよね。なのに日本のレーズンはなぜあの色なんでしょう?
そして左はメドック名産のノワゼットに焼いた砂糖(?)をまぶした上にさらにチョコレートコーティングしたというMichel Noyezさんの作ったチョコ。こちらはすごく食べやすくて油断するとバクバク行ってしまうのでキケンなチョコです。
私は全く知らなかったのですが、日本にも出店しているチョコレート屋さんのようで、店内には今生天皇の写真が飾ってありました。
http://www.yvesthuries.com/thuries_fr.php
日本のお店はモダンですが、ボルドーではこんな古めかしくて素敵なパサージュの一角にあります。
と、ワイン以外にもたくさんおいしいものがあったのですが、最後はやっぱりワイン。
実はこれ、本屋さんのショーウィンドウ。ワインをコンセプトにしたディスプレイをしている本屋をはじめて見ました。
劇場脇にあるワインショップVinotheque de Bordeauxで見つけた巨大シャンパン。
ボルドーではシャンパンを作っていないのに、シャンパンコーナーが結構広くて意外でした。
そして最後はこちら。
コレも初めてみました。
ぶどうカー。
これもワインの里ボルドーならでは…なんでしょうか?
とてもオリジナルな車ですが、何のためにぶどうを積んでいるかがかなりナゾです^^;
作者:aia
更新日:2008年7月20日 1時9分
ボルドーワイン祭り Bordeaux Fete le vin 試飲編
いよいよ試飲大会です。
CORDIERのスタンド。
前回まではヨーロッパ最大の広場というキコンス広場が会場だったそうですが、今回は世界遺産に登録されたてのポール・ドゥ・ラ・リュヌPort de la Luneがワインルートになっていました。人出の多くなった夜は一部が大混乱で牛歩状態でしたが(ちょうど幅が狭い場所に有名どころのサンテミリオンスタンドをあてがったのが失敗と思われ)、昼間は川を横目にぷらぷらするのにいい感じでした。前回までを知っている人いわく、埃もたたなくてこちらの方が格段に気持ちがいいとのこと。
さて、肝心の試飲システムは以下のとおり。
会場内には3つのミレジムスタンドと、9つのドメーヌスタンドがあるので、自分の飲みたいワインが置いてあるスタンドに行き、チケットと引き換えにグラスにワインを注いでいただくというものです(ところどころにグラスを洗うための洗い場が設置されていて、とても便利でした)。
あら、簡単。
ワイン試飲&即売大会は、スタンドの場所を抽選で決めるようで、地方もへったくれもないカオティックな会場になるのですが、ドメインごとに区分されているとは、ワイン初心者にはありがたいではないですか。
と思ったのもつかの間。
チケットの内訳はこんな感じなのですが…
・Medoc et Grave
・L'Or de Bordeaux
・Vin d'Aquitaine
・Les Grandes Marques des Maisons de Negoce
・Cote de Bordeaux
・Saint-Emilion, Pomerol, Fronsac
・Bordeaux et Bordeaux superieur
・Blancs Secs et Roses de Bordeaux ×2
・Millesime×3 : ( CORDIER, GINESTET, Baron de Lestac, Malesan, Blaissac)
ね、ぶっちゃけよく分からないでしょ? サンテミリオンやメドックはギリギリ知っていましたが、ボルドーのワインの知識がほぼゼロの私の脳内は「??」の嵐。
とりあえず辛口ワインおよびロゼのスタンドでロゼのクレマン(発泡ワイン)を飲んでみたのですが、腑に落ちない感があったので、ガッコウに入ることにしました。
Bordeaux L'Ecole du Vin
パスについているチケットで、20分程度の短いレッスンをひとつ受講することができます。
私が取ったのは超初心者用の「ボルドーの赤ワイン」講座。
まずはロゼと赤ワインの中間のようなボルドー・クレレClairet (ロゼにしては赤く、赤ワインにしては透明感のある色をしています)に始まり、メドックのワインとサンテミリオンのワインの違いを、試飲をしながら、ワインを愉しむ基礎知識を教えてもらい(講師のお姉さんのにおいを表現する語彙の多さに脱帽)、お土産にボルドーのドメーヌマップとボルドーの赤白ロゼのミレジメリストをもらい、再度試飲会場へ。
「あなたが一番好きなやつを!」と頼み、ドメインの場所を確認して、まわりにいる人の雑談に混じる(即売見本市でもそうですが、おいしいワインを知るには、スタッフと話込んでいるおじさんのそばにつくというのがマイルールです)…というのを繰り返しました。
試飲はチケット1枚につき1杯なのですが、話の流れで「じゃあこっちも飲んでみる?」となったり、あなたのドメインのワインも飲んでみたいなんてお願いしたりして、結局2日で16、7杯飲んだのではないでしょうか。
ビックリするくらいおいしかったのは、メドックスタンドで飲んだSt. JulienとサンテミリオンスタンドのポムロルPomerolの赤、そしてL'Or de Bordeauxスタンドのソーテルヌ 。L'Or de Bordeaux(直訳すれば「ボルドーの金」)、最初は地名かと思ったのですが、そうではなくボルドーの甘口ワインのことでした。そういえば甘いワインは黄色味が強くて金色ですものね。なるほどです。
はるばるボルドーまで来ておいてナンですが、実は私、タンニンの強いワインと甘いワインは好きじゃないはずだったんです。でもこの試飲ですっかりワイン観が変わりました。
その他に印象に残ったのはDurasのChateau La Petite Bertrandeの赤(2003)とPessac-LeognanのChateau Seguinの白。正確な値段は分からないのですが、この二つはそれほど値段がしないけど、その割においしい(つまり私が一番お世話になるであろうタイプの)ワインじゃないかと思います。
会場にはワインの他に、食べ物スタンドもいくつか立っていました。
パリにもお店があるピエール・オティザのバスクハムスタンドや、ボルドー名物フォアグラスタンドに混じってあったこちらのスタンドが私のお気に入り。
トマトスタンド
あまりにも見事なトマトに引き寄せられ、ドライトマトのガレットなるものに挑戦してみたのですが、これがかなりおいしかったです(←そうです私はドライトマト好き)。ドライトマトのパウンドケーキとドライトマト一袋もお買い上げ。マルマンドというボルドーからちょっと行ったところにある町のトマトなんだとか。食品見本市等々でパリにもよく来るそうです。
www.marc-perey,fr
屋外でワインを飲み、おいしいものを食べ、その場にいる人と他愛もない話をして笑う、贅沢な時間を過ごすことができました。本当はワイン関連のミュージアムにも行こうと思っていたのですが、祭り会場を離れがたくなってしまい、関税ミュージアムに行った他はずっと会場にいました。
祭り二日目は金曜日で、面白そうなイベントはないなーと思っていたのですが、
例の船に乗船できたり
芸能人(?)試飲に遭遇したり、
ちょこちょことイベントがありました。
ちなみに写真に撮った彼らはTF1だったかフランス2だったかの名物キャスターと、テレビドラマなんかによく出る女優さんだそうです。このあとで、イタリア人の女監督や、お城や貴族に詳しいリポーター(なんじゃそりゃ)なども登場して、ちょっとした騒ぎになっていました。
正直、私はどの人も「言われてみれば見たことあるかなぁ…」程度だったのですが、「このテーブルが一番よく見えるいい席だから」と自分の隣の席に私を招き入れてくれたマダムの興奮ぶりを見ていたら、こちらまで楽しい気分になれました。
青空の下、川を眺めたり風を感じたりしながら、こんなにゆったりと過ごせたのは久々の気がします。
これも全てはぶどうのおかげ。
ぶどうさまさまです。
ゲンキニソダッテネ
作者:aia
更新日:2008年7月18日 23時41分
FETE LE VIN開会式
一夜あけてボルドーワイン祭り初日です。
開会式は11時ごろからとのことなので、バイヤルドランBAILLARDRANでカヌレを買い、カフェで朝ごはん。
私はホテルの朝食はつけないタイプです。よさげなカフェの方がいいもんね…思って外に出たのはいいけれど、ボルドーのカフェはオープンが遅く、9時すぎだと開店準備中。目当てのカフェはどこもまだあいていなかったので、ボルドー名物カヌレを買い、地元のおっちゃんが朝のコーヒーを飲みに来る普通のカフェで朝食を取りました(こちらのカフェは何か頼みさえすれば、持込OKです)。
バヤイデールのカヌレは大中小とスリーサイズ。
材料は同じですから味は同じなのですが、歯ごたえに違いあり。私には大はねちゃねちゃしすぎ、小はかたすぎで中が一番おいしかったです。
そして朝食後は、観光局で今回のフェスティバルのチケットを購入。
13ユーロ(二人用の券は16ユーロ)で12スタンド分の試飲券とワイングラス&携帯ケース、そしてトラムの一日乗車券がもらえます。
グラスはと携帯ケースはこんな感じ。
ホテルの引越しを済ませ、11時ちょい前に会場となるガロンヌ川岸の遊歩道で開会式を待つことに。
チラシによればなにやら大きな船がやってくるようですが、全長2キロはあると思われるどの岸にやってくるかはあいまい。
夜はコンサート会場にもなるブルス広場Place de la Bourse付近に川を凝視する人がたくさんいたので、ここに違いないと判断したのですが見事にハズレ。他の人たちと一緒に、ブレーメンの笛吹き状態で船がついた岸を目指しました。
メキシコ海軍学校の船だそうです。ものすごく背の高いきれいな船で、マストに船員を乗せながら入港する船はさすがに見ごたえがありましたが、問題はそのあと。
次はどんなパフォーマンスがあるのかとワクワクしていたのですが、船が停止してほどなくすると、するする~っと船員がマストから降りはじめて甲板に集合。
整列→敬礼のあとは、大音量で音楽が流れる中、船員たちは丘にいる見物客に手を振ったり、見物客の写真を撮り始めたりし始めまたんです。
おいおい、キミたちはパフォーマーじゃないのか…^^;
途中で「恋のマイアヒ」よりも前の大ヒット曲に簡単なふりをつけて踊るなどのパフォーマンスがありましたが、おそろしくぐだぐだな上に自然消滅。
でもまぁいっか、空は青いし、みんな楽しそうだし。
と、次の出し物を待つこと1時間弱。もちろん炎天下の中立ちっぱ。
予定では船の入港の30分後にあるはずの、ボルドーワインの評議会(?正式な訳が分かりませんが、ワインの品質をチェックしたりする会のようです)のメンバーによる行進があるはずなのですが、それらしきは全くおらず。
「本当にここに来るのかいな」と思いつつ船上のぐだぐだダンスや上陸準備を見物し、ふとオカに目を移すといるじゃないですか!!いつの間に!
出囃子もなく(船上の音楽でかき消されてしまったのかも)、見物客に溶け込んでいました^^; せっかくのパレードなんだから、もうちょっと登場をみなにハッキリ知らせた方がよろしいかと^^;
ドメインごとに旗と衣装が違うようで、こちらは黒。
見えづらいのですが、胸元にワインの試飲用のカップが光っています。
さぁこれでやっと動き出す…と期待に胸を膨らませたものの、そこから待つことさらに1時間強
結局、市長のスピーチは2時間おしでした。
現在のボルドーの市長は、元フランス首相でも元パリ市長でもあったアラン・ジュペ氏。ボルドーにトラムを引き、ガロンヌ川沿岸の歴史築を世界遺産に登録することに成功したなかなかのやり手で、しかもこの間選挙に勝ったばかりでアゲアゲなんだとか。
さんざん待たせた挙句の開口一番が、「えー、特に話すことはないんですよね」だったのにはさすがに笑ってしまいました。さすが政治家、人前で話し慣れているというか、つかみ上手です。
市長の短いスピーチのあとは、お待ちかねのワイン。ボルドー市から見物客にワインとスナックがふるまわれました(これはパスを持っていない人でも飲めます)。
ゆるゆると始まったボルドーワイン祭り、次はいよいよ試飲です。
作者:aia
更新日:2008年7月14日 1時29分
ボルドー初日
さていよいよボルドーです。
今回の旅のお目当てはずばりワイン。
このブログによくコメントをくださるjulliezさんに教えて頂いたワイン祭りに行ってきました!
http://www.bordeaux-fete-le-vin.com/jp/programme/index.html (日本語サイトです)
隔年に一度開かれる、今年で10回目の新しいお祭りのようです。
全部で4日間のイベントで、イベントのクライマックスはやはり土日。けれども私はその週末は、ジンガロの主宰者バルタバスがヴェルサイユ宮殿付の厩舎に作ったアカデミーのショーのチケットをすでに押さえてあったので、見たかったワイン祭りの大樽ころがし競争は泣く泣く断念。
代わりに6月26日午前中に行われる開幕式を見ようと、ワイン祭りの前夜にボルドー入りしました。
julliezさんからホテルを取るのが難しいかもと聞いていたのですが、本当でした。普段よく使うホテルの直前予約サイト(チェックアウトから2週間をきった部屋が割安料金で取れるサイト)にめぼしいものはほとんど残っていなかったので、あわててボルドー観光局サイトのホテルリストに載っているホテルにかたぱしから電話をかけました。
http://www.bordeaux-tourisme.com/pl/hotels.pl?lg=uk
(値段でホテルを検索できる使い勝手のよいサイトでした)
が、時すでに遅し。
会場から近いホテルを3、4軒あたってみたのですが、どこも満室。
「25日だけだったら空いてるんだけどねぇ…」と言うホテルに一泊し、翌日は直前予約サイトで見つけた別ホテルに一泊することにしました。
ちょうど25日はソルド初日でもあったので、日中はパリでル・クルーゼの鍋を探し歩き(結局いいのがありませんでしたが)、ボルドーには夜の20時半入り。
TGVが発着するボルドーの鉄道駅は町の中心部から遠いので、トラムで街中に入り(自販機の操作がどうしても分からず、後ろにいたお姉さんに頼んでやってもらいました)まずはホテルへ。
久々に(たぶん8年ぶり)泊まったお値打ち宿。
http://www.hoteltouring.fr/
トイレ共同部屋一泊36ユーロ、部屋にトイレがついている部屋は一泊43ユーロ。
見ての通りの小さなホテルで、アメニティは石鹸とタオルのみ。
でも割と広い上に、水周りと室内がともに清潔で気に入りました。
暗くなるまでにはまだ時間があったので、街を散策。
歪んでいる建物が多いパリと違って、角がましかくで頑丈そうな建物が多かったです。
ボルドー劇場の回廊。パリのオペラ座を作ったガルニエの設計であるところから、「パリのオペラ座の試作品」なんて言われちゃうこともあるようです。
肝心の劇場の全体の写真は撮り忘れちゃいました。
ホテルと劇場の間にある広場に出ていた屋台村。
タパス料理もあったりして、ひとりで軽く食べるにはいい感じ。
食いっぱぐれないよう、私は行きのTGVの中でサンドイッチを食べてしまったのですが、これだったら食べずに来ればよかったです。おなかは空いていなかったので、ワインスタンドで一杯。
このお店、一番安いグラスワインが一杯3ユーロ、コーラやジュースの類が4ユーロ。
そりゃワインを飲むわけです。
作者:aia
更新日:2008年7月10日 1時28分
ストの後始末
さて今回のボルドー旅行は、片道だけフランス国鉄SNCFの金券を使いました。
実は去年の秋に、日本から遊びに来た母と一緒にフランス国内を旅行する予定で、いろいろチケットを取っていました。でも運悪くそれがちょうど例の大掛かりなストの時期だったので、旅行をキャンセルしたのです。
一度買ったらキャンセルできないチケットでしたが、ストが理由ということで、さすがにキャンセルが可能になっていて、よかったよかった…と思って3ヵ月後。
カードで決済したチケットだったので、カードに払い戻しがあるのだろうと私は思い込んでいました。けれども日本の母からまだ払い戻しがないという連絡をもらい、改めてキャンセル確認メールを読んでみると、「払い戻しは、駅窓口かSNCFの路面店で行ってください。その際にはチケットも忘れずに」とあるではないですか。
いやいやいや。
私が取ったチケットは、自分で印刷するタイプのいわゆるeチケット。ただ、印刷をする前にキャンセルしてしまったので、チケットなんて手元にありません。
でもまぁ不服申し立て期限も近づいていたので、とりあえず駅窓口に行きましたが、やっぱりないチケットの払い戻しは出来ないとのこと。
家に戻ってSNCFサイトに問い合わせメールを送っても、「いやいや払い戻しできるはずだから別の窓口にも行ってみて」と言われ、確かにそれも一理あると思い(フランスでは担当者によって、ついさっき「絶対に出来ない」といわれたことが、すんなり出来ちゃうことがあるので)、人を変え場所を変えてで、何度か窓口での払い戻しを試みたのですが、結局どこもダメ。
eチケットはSNCFの中でも窓口で買えるチケットとは管轄が違うから、窓口ではどうしようもない(!)、SNCFのカスタマーセンターに手紙を書けと言われたので、文句をつらつらと書いた手紙を書き留めで送ったのが1月9日。
待てど暮らせど連絡がなく、忘れかけていた3月末に、ようやく回答が来ました。

SNCFの回答です↓
「2008年1月9日付の手紙で、お客様は社会運動を理由に、インターネットでチケットをキャンセルし、ご利用にならなかったということで、チケット代の返還を訴えておいででした。
ご迷惑をおかけして大変申し訳ございません。
調査の結果、SNCFは○○ユーロのクーポン券をあなたにお送りすることに決めました。このクーポン券は、1年間有効で、イル=ド=フランスを除くSNCFが提供するあらゆる商品のご購入にご利用できます。またこの金額は、お客様がキャンセルされたチケット代の総額にあたるものです。
今回の措置は例外的なものです。今回のお客様のケースは特殊であったとの判断から決定させていただきました。
敬具。」
自分たちのストを「社会的運動mouvements sociaux」なんて、責任逃れみたいな言い方をしているところや、「特別にやってやった」という上から目線には苦笑してしまいましたが、とりあえず全額戻ってきたのでホっとしました。ここはやはり主張してナンボの国なんですね。
が、このクーポン券、驚くほど使い勝手の悪い金券なんです>_<
おつりの出ない30ユーロ単位のクーポン券なので、そこそこ遠くに行く時しか使えないし、イル=ド=フランスの外に出ないとダメなので、ヴェルサイユはシャルトルやバルビゾンといったパリから気軽に行けるところはダメだし、シャルル・ド=ゴール空港までの回数券もダメ。
極めつけは、そもそもが「窓口とは管轄が違うから」と払い戻しを一切受け付けてくれなかったeチケットなのに、今度は窓口でしか使えない金券に変わってしまったところ。そういう時は管轄は関係ないんかい!とツッコミを入れたくなりました。
ネットだったら、ネット限定割安チケットもあるし、長蛇の列に並ばずともチケットを買えるのに、窓口ではそうもいきません(ちなみにこの金券、駅にそなえつけの自販機では使えません)。
あぁ、何が悲しくて私はこんなところにいるんだろう…。
と悶々とした気持ちを抱えたまま、列に並ぶこと1時間。
無事、ボルドー行きのチケットを手に入れたのでした。
作者:aia
更新日:2008年7月2日 8時31分
耳なし芳一
いやー、もう疲労困憊…。
実はショートトリップに出ておりました。
行き先はボルドーです。
楽しい旅だったのですが、気温の高いこと。そして日ざしの強いこと。
去年のパリは冷夏だったので、私にとっては実に2年ぶりの夏。そうでした、夏って暑いんですよね…。
初日ですでにハナの頭がトナカイばりに焼けてしまったので、二日目はUVカットクリームを3重に塗り、腕にもたっぷりクリームをすりこみ、これでバッチリと思っていたのですが、一夜明けて今日、自宅で髪を洗った時に気づきました。
顔と腕はまだしも、頭皮と耳がひやけしてる…ToT
耳にだけお経を書き忘れたせいで耳を失った耳なし芳一の過ちを繰り返してしまいました。
お湯がしみるし、髪を洗うときにちょっとゴシゴシするだけで、ヒリヒリヒリヒリヒリヒリヒリヒリ×2。
髪をちょっとかきあげるだけでヒリヒリヒリヒリヒリヒリヒリヒリ×2…。
痛くて髪を耳にかけることすらできません。
湿気がなくて体感温度が低いせいで、ヨーロッパは日ざしが強いというイメージがあまりないかもしれませんが、紫外線がこれほど強力だったとは。
ボルドーに行くときは、帽子をかぶり、日焼け止めを耳に塗ることも忘れずに。
ということで、これからぼちぼちボルドー旅行記を書いていきたいと思います。
作者:aia
更新日:2008年6月28日 20時52分
モンマルトル散策
8年ぶりにモンマルトルの丘にのぼりました。
8年前、大学院をクビになると確信した私は、最後の思い出にとフランス旅行を決意したのでした。
生まれて初めてのフランス、しかも生まれて初めての一人旅。
全財産とカードと帰りの飛行機チケットが入ったお財布を落としたり(同じクレープ屋に並んでいたお兄さんが追いかけてきてくれた)、暑いからと脱いだコートをなくしたり(置き忘れならまだしも、歩いている間になくしたようです)、はきなれた靴をと思ってボロイ靴を履いていったら旅の途中で靴のカカトが取れたり(『旅行会話』本には、「靴の修理屋」という単語が載っていないので、ひと苦労)、取ったはずのホテルに行ったら、予約できていなくて一悶着あったり(「確認の電話を入れたら男性がOKだと言ったんですけどねぃ」と言った時に、サっと目を伏せたオジさんが怪しいと思われ)、この上なく危なげな一人旅ですが、おかげさまで怖い目に遭うこともなく、無事に戻ってこられました。
当時はこんな時間(明るいですが、これでも22時前です)に一人で治安が悪いといわれているモンマルトルを歩くなんて絶対できなかっただろうな…なんて思いながらぷらぷらと歩いている時に、こんな看板を見つけました。
「焼き高知」、「アキダ」、「おきなわりより」、おかしな名前の日本料理屋はたくさんありますが、私の知る限り、これが最強だと思います。
じん かお こ
原型がなんだったのか、サッパリ分かりません^^;
あ、ちなみにモンマルトル、ムーラン・ルージュのあるBlancheを通ってAbbessesに抜け、Anversまで歩きましたが、ちっとも怖い感じはしませんでした。
作者:aia
更新日:2008年6月20日 21時3分
野生アスパラガス Asperge sauvage
近所のスーパーに見慣れない野菜があったので買ってみました。
Asperge sauvage、直訳すると野生アスパラガスです。
穂(?)はこんな感じ。
アスパラガスというよりは、つくしのような風体をしています。
これを見慣れたアスパラガスにするまでには、さぞや品種改良を繰り返したんだろうと思ったのですが、アスパラガスとは全然違う、6月の2週間程度の期間しか出回らないフランスの山菜なんだそうです。
どうやって食べるのかよく分からなかったので、とりあえず30秒弱沸騰したお湯でゆでて、冷水処理。
トマトとフレッシュクリームのポタージュの中に入れてみました。
しゃきしゃきとした食感とほろ苦さがスープのアクセントになり、このアイデアは大成功^^v
残りはベーコンと玉ねぎと人参の炒め物に。
これも別に悪くなかったのですが、他の方のサイトに出ていたかつおぶし+しょうゆもおいしそう。
そろそろシーズンオフかもしれませんが、見つけた方はぜひ試してみて下さい。
作者:aia
更新日:2008年6月10日 22時45分
タロ芋
去年の秋ぐらいから近所のスーパーでよく見かけるようになりました。
外国語っぽい響きで名前を忘れてしまったのですが、ネットで調べたところタロ芋のようです。
タロ芋はフランスオリジンの野菜ではありません。けれどもベトナムはしばらくフランスの植民地だった関係で、フランスには東南アジアの食文化が意外に浸透しています。フォー屋さんなんていう日本ではあまり見かけない飲食店のもちらほら見かけます。
食べたことのないものは口に入れてみたいタチなので、とりあえず2個買ってみたのですが、肝心の料理法が分かりません。
東南アジアの香辛料やタピオカ粉なんてストックはないので、本格的な東南アジア料理は無理。
サトイモ科の植物だというし、ここはひとつこれはサトイモだと思うことにしました。
ひとつは1センチくらいの厚さに切り、フライパンで軽く焼いて塩で食べ(ヤマイモを意識しています)、そしてもうひとつはこんな感じに。
肉じゃが風タロイモの煮物。
豚バラ肉、にんじん、玉ねぎと一緒に、かつおだしとみりんとしょうゆのだし汁でコトコト煮込んでみました。
初めて食べるものなのに、なぜかほっとする懐かしい味…って当たり前ですよね^^;
人間、いくら珍しい食材を使おうとも、食べなれた調理方法しか思いつかないものですね。
ちょっと泥くさかったのですが(泥抜きをしないといけなかったのかも)、サトイモチックなしゃきしゃきとした食感がおいしかったです。
すりおろすとちょっと粘りが出るので、ヤマイモの代わりにこれでお好み焼きもアリかなと思いました。
作者:aia
更新日:2008年6月6日 7時45分
確定申告、そして…
今日が最終日のはずですが、フランスでは5月は確定申告月間です。
日本にいた時は、恥ずかしながら私は生まれてからずっと「確定申告の必要なし」の貧困層の扶養家族で、これまで一度も確定申告をしたことがなかったのですが、フランスではたとえ無収入でも申告が義務付けられています。
とはいえ無収入の場合、申告してもしなくても特に変わりはないので、留学生で毎年きちんと申告していた方は少ないのではと思うのですが、今年はちょっと違いました。
フランスでは学生は収入に応じて家賃補助を受けられる制度があります。
この補助を利用する場合、毎年カフ(CAF)という担当部署に前年度の収入を申告しないといけなかったのですが、今年からCAF独自の申告がなくなり、申告は税務署に一本化することになったのです。
ということで私も税務署に行き、用紙をもらって帰ってきたのですが、記入方法がサッパリ分かりません。というのも全く働いておらず、外国にある自分名義のお金で生活している人を想定していると思われる項目がひとつもないのです。
仕方がないので所轄の税務署に行き、生活費のうち分けを説明したところ、海外にある自分名義のお金は収入ではないので申告の必要がないけれど、親からの仕送りは扶養料pension alimentaireとして申告するようにと説明されたので、仕送り分だけを書き込んでサインしたら終わり。
その他に私が記入したのは、氏名と連絡先、既婚/未婚の別、住んでいるアパートの部屋の数、そしてテレビの有無のみ。
…いや、いいんですけど。
日本で申告したことがないので私の勝手なイメージですが、申告するものが何もないのでなんとも「確定申告」っぽくなかったです。
申告が思いの他簡単に終わったので、同じ建物内にある国民健康保険のオフィスにも行ってきました。
すでにこのブログにも書きましたが、私、この保険がらみでトラブルがありまして…。
要は役所の人が私の生年月日を10日ほど間違えて登録してしまい、そのせいで処理が滞っており、お医者さんにかかる時に必須の健康保険カードCarte vitaleが待てど暮らせど一向に来ないんです。
去年の8月に証明書が出てからというもの、毎月のように保険局に戸籍謄本と滞在許可証のコピーを渡して変更をお願いしているのですが、これが笑っちゃうくらいなしのつぶて。
らちが明かないので担当者に会わせて欲しいと言っても「バカンスだから」「いつも来る人じゃないから今日は来てない」「私がちゃんと書類を渡しておくから大丈夫!」と受付のおばちゃんに門前払いされていたのですが、4回、5回と通いつめるうちに、受付のおばちゃんの態度も同情的に。
6回目の今年2月に受付をついに突破して(!)、事務処理担当者のデスクまで辿りつき、目の前で処理をしてもらったのですが、やはりその後も何の音沙汰もなく、今日にいたっています。
この日は窓口を事務処理サイドのおばちゃんがやっていて、私のトラブルも知っていたようです。
「私は自分の同僚がちゃんと働いていないのは好きじゃないの」と言って、すぐに事務処理デスクにまわしてもらえたのですが、ここで驚愕の事実が。
「あなたのお父さんの名前は…カズタカでいい?」
と全く違う名前を出されたり、
「あなた○○通りに住んでたことある?」
と聞いたこともない通りの名前を言い出したり、
何を言ってるんだかと思っていたのですが…どうやら私の情報は、同じ区に住み、同じく1970年代に生まれ、私の旧姓と同姓で誕生日が10日ほどずれている人とまぜこぜになって登録されているようです。これには怒りを通りこして唖然。
同姓とはいえ、本人はもちろんのこと、父親のファーストネームは違うし(最初のイニシャルもアルファベットの数も違います)、いくらフランスでは結婚後も旧姓の方が大事とはいえ、私は結婚して相手の姓に名前を変えたので名前が二つあるはずなんです(もう一人の方は一つだけ)。
それなのになぜ…>_<
自分は去年の夏にあなたの書類を処理したのを覚えているけれど、まだ何も変更されていないだなんて。
早急に処理するけど、いつ作業が終わってカードがあなたの手元に届くかはまだ言えないわ。
だって、これからあなたの書類を探してみて、あればいいけど、見つからなかった場合…。
担当者は言いにくそうに悲しい事実を教えてくれました。
整理整頓能力が低いというか、おおらかというか、私が見たところ、出したものを元の場所にしまう習慣のあるフランス人は少ないように思います。
この保険は1年更新の保険なので、有効期限は今年の9月末マデ。
おそらくそれまでに書類が見つかることはないでしょう(涙)。
証明書は出ているので、原理的にはその紙があれば私はフランスでお医者さんにかかっても保険がきくはずですが、カードがないとダメと言うお医者さんや薬局も場合も多いと聞きますし、そもそも、いくら名前と住所が一緒だからといって、生年月日が違う証明書を誰が信用するというのでしょう…。
保険局の人に間違っている誕生日を10日ずらしてもらうより、健康管理に気をつけて、交通事故や傷害事件に巻き込まれないよう気をつける方が、数段簡単なような気がします。
人はあまりにも驚くと人は笑ってしまうそうですが、本当に笑ってしまいました。
あーあ、どうしてこうなっちゃうかなぁ…。
作者:aia
更新日:2008年5月30日 23時56分
郵便博物館
第一日曜日ではないのですが、無料くくりということで。
5月17日(土)は年に一度の夜ミュゼの日でした。
http://www.cahierdeparis.com/1_%96%B3%97%BF%81%95%96%E9%8A%D4%8AJ%8A%D9%81u%94%FC%8Fp%8A%D9%82%CC%96%E9%81v5%8C%8E17%93%FA%8AJ%8D%C3_1604
公式サイトはこちら
http://nuitdesmusees.culture.fr/
18時ごろから深夜まで(※美術館によって時間帯は変わります)の間、無料で美術館を解放するというイベントです。要は秋の白夜Nuit blancheが美術館限定春バージョンという感じでしょうか。
この日はちょうど夜ミュゼが始まる18時ごろから雲行きが怪しくなり、途中で大雨になったのですが、めげずに行ってきました。
当初のプランは、
1.カルナヴァレ美術館でエドモン・キラズのパリジェンヌたち展(1960年代のパリジェンヌたちの日常を描いたイラスト展)
http://www.paris.fr/portail/Culture/Portal.lut?page_id=6468&document_id=53275&image_number=2
↓(徒歩)
2.ポンピドゥーセンターのルイーズ・ブルジョワ特別展(ブルジョワは六本木ヒルズのクモを作ったアーティストです)
↓(地下鉄)
3.モンパルナスの郵便博物館
↓(バス)
4.国立ゴブラン織工房 Manifacture des Goblins
↓(徒歩)
5.国立自然史博物館の進化代陳列館
↓(徒歩)
24時過ぎ帰宅
というもの。ものすごく効率のいいまわり方のはずだったのですが、最初の2箇所で思わぬタイムロスがありました。
どうせガラすきだろうと思っていたキラズ展示が大盛況で、美術館前で30分待ち。その後展示フロアに向かうとさらに行列ができていて、すし詰め状態で鑑賞を終えました。それだけでも結構疲れたのに、てくてく歩いて行った(結構遠かったデス)ポンピドゥーのブルジョワ展は、なんと夜ミュゼ対象外展示。行列整備の係員が「大丈夫みられる」というから20分近く並んだのに、なんてことでしょう。フランスではよくあるパターンなので、またかという感じですが、「フランス人よ、知らないことは知らないと言える勇気を持ってくれ~」と思います。
がっかりして外を見ると、ものすごい行列が。

私が入り口を通過した時はすんなり入れたのに、ただより高いものはないなぁなんて思いつつメトロに乗り、22時ごろには郵便博物館に着いたのですが、その時点ですでに疲労困憊。
ここもちゃちゃっと見て次へ行こうと思っていたのですが(すでに鑑賞より一晩でいくつ美術館をまわれるかに関心がシフト)、ここが思いの他面白く、この日の美術館めぐりは3(何度もみた常設展は素通りしたので、ポンピドゥーはほとんど何も見ていませんが)でストップしたのでした。
なかなか面白いという評判は聞いていたのですが、この郵便博物館はかなりいいです。
こういうモノ展示鑑賞は、感性がどうのという話ではないので、事前情報が多ければ多いほどいいと思うんです。なのでガイドの有無というのが結構大事になってくるわけですが、この日は特別にガイドつき。しかも…
なんと、歴代郵便局員の復元制服に身を包んだガイドさんが、その時代時代の郵便事情を説明してくれました。これには子供も大興奮!
(あまりにもピンボケなので補足を。これは1760年ごろのパリの郵便集配人の制服です。さすがパリ。歴代制服の中でも格段にオシャレでした)
コスプレガイドさんは、
馬配達が

馬車配達になり…

伝書バトや熱気球配達を経て飛行機輸送に行きつくまでのところを説明してくれました。
他にもポストや制服、


ユーモラスな写真が(これ、合成ですよね??)

展示してありました。そうそう、意外だったのが電報や電話に関する展示もあったこと。「紙郵便のライバル」とガイドさんは説明をすっとばしていましたが(笑)。
配達の歴史展示が一通り終わったあとは、切手の展示。
切手版画にまつわるなんらかのデモが行われているようでしたが、人だかりがすごかったのでこちらはパスして歴代切手の展示室へ。

フランス初の切手が発行されたのは1849年だそうですが、その時からの切手がどんと展示してあります。ぱっと見た時に、意外に少ないと思ったのですが、ひとつひとつ見ようと思うとなかなか大変で、結局24時の閉館直前までこの部屋にいました。この部屋はガイドさんがいなかったのですが、切手デザインとフランスの社会情勢の関係に焦点をあてた、なかなかよい出来の音声とプロジェクターによるガイドがあって(説明している切手の場所をライトで照らしてくれる)、楽しめました。
この後は切手や郵便局のマークを使った現代アートの展示があったのですが、時間切れで見られず。
フランスは郵便事情がすこぶる悪い国なので(しかも人為的要因と思われ)、郵便局には常日頃、本当にお世話になっています(^^;なので正直あまりいいイメージはなかったのですが、この博物館は気に入りました。
【Le Musee de La Poste】http://www.museedelaposte.fr/index2.htm
34, Boulevard de Vaugirard, 75015, Paris
Monparnasse vienvenue駅よりすぐ
開館;月-土(10時~18時)
作者:aia
更新日:2008年5月22日 8時20分
Bonne Maman intense
食に詳しい友達に教えてもらいました。
この組み合わせ、最高!
Bonne Mamanジャムのintense。ノーマルタイプより細長いボディが特徴です。
好き嫌いのほとんどない私ですが、実はジャムが苦手。変に甘いところも、べちゃべちゃしてるところもキライ。全く食べられないわけではないけれど、できるなら食べたくないもののひとつです。なのでスーパーにところ狭しと並べられているジャムコーナーはいつも素通りだったのですが、もったいないことをしていました。
Bonne Mamanの普通のジャムを食べたことがないので私には分からないのですが、intenseは通常のジャムより果実がごろごろしていて、甘さ控えめなのだとか。
チーズ屋のヨーグルトにこれをかけて食べるとおいしいという彼女の言葉は本当でした。健康のため、私はジャムに加えてショウガをうっすら甘く煮たものをさらにかけて食べると…おいしい!
冬の本当に寒い時期をのぞいて、私の朝食はコーヒーとヨーグルトのみ。が、スイスのヨーグルト事情を知っている人間に言わせてもらえば、フランスのヨーグルトはいまいち。「大量生産ですが、何か?」という味がするような気がして、あまり好きになれなかったのですが、これなら楽しく食べられそう。
intenseシリーズを買い揃えて、その日の気分でフレーバーを変えてみたら楽しそう…なんて、妄想はふくらみます。瓶モノなので重いのが難点ですが、瓶のデザインもかわいいし、フランス土産にオススメです。
作者:aia
更新日:2008年5月17日 19時7分
写真
前回の留学の時は持っていったのですが、今回わたしはカレ(現夫)の写真を一枚もこちらに持ってきていません。
結婚しちゃったから興味が失せた…というわけではなく、こちらに来るにあたって荷造りをした時分は、すぐに合流するつもりだったというのと、出張やら一時帰国やらで1ヶ月に一度はずっと会っていたのと、PCに写真がいっぱい入っているのとで、紙にやいた彼の姿を眺めたいとは特に思わなかったのです。
けれども最近は出張がなくて、最後に会ったのは3月半ば。
スイス留学時代は半年以上会わなかった時期もあったのですが、まるまる2ヶ月も会わないでいるのは久しぶり。
さすがにちょっと寂しくなってきました。
折りしも前回一時帰国をしたときに、間違えて持ってきてしまった彼の写真が出てきたので、部屋に飾ってみることにしました。
自分や知り合いの写真を公開するのはいつもためらわれるのですが、家族だもの、いいよね?
ということで…

拡大すると…

日本にいるとき私は食卓で勉強しているのですが、勉強用のスペースを空けようと食卓を整理した時に、私の資料の中に紛れこんでしまったようです。去年腰を痛めた時に病院で撮ったのだとか。
赤鉛筆でマークされた「ずれ」が痛々しい…そしてくしくもスイスの国旗写真立てと見事にマッチY(^o^これを買った時には、こんな写真を飾るとは思ってもみませんでしたが、ものすごいマッチ感です。
何も言わずに飾っていると怪しい絵柄なので、家に遊びに来た友達には率先して説明していたのですが、先日部屋の修理に来てくださった大家さんは間に合わず。
その日は大家さんが来るからと、写真をちゃんと隣の部屋に隠しておいたのに、私が何かをやっているすきに、「こっちの部屋は問題ないのー?」と言いながら、大家さんはスタターと隣の部屋に入っていきました。大家さんてばムゴンで戻ってきたのですが、それってやっぱり勉強机のど真ん中に置いてあったコレのせいでしょうか…^^;
作者:aia
更新日:2008年5月14日 7時31分
ロダン美術館
GWに京都旅行に出かけた夫が「京都はもう夏だ」と言っていましたが、パリもそろそろ夏の気配です。
といってもパリの夏は梅雨もないからカラっとしてるし、お天気もよくて快適。あとはもう少し日が短ければ最高なのですが…。
外歩きが気持ちいい時期なので、今月の第1日曜日の美術館無料開放デーのコンセプトは庭にしました。
庭が有名なのは、なんと言ってもロダン美術館。
晩年の10年をロダンが過ごしたアトリエ兼自宅だったお屋敷が、そのまま美術館になっています。
小さな美術館だからか、切符売り場にたどり着くまで20分、そこから展示室に入るまでに2時間待ちと、大盛況の特別展カミーユ・クローデル展から流れてきた人が多いのか、あるいは同じことを考えた人が多かったのか、とにかくすごい人でした。ロダンは英米日での評価が高いのか、英語を話す人と日本人の比率が異様に高かったのですが、私はあまりピンときませんでした。ウマいのは分かるけど、感情表現がイマイチの気がします。身体の造形の美しさには惚れこんでいるけど、中に宿る感情にはあまり興味がない人だったのかなぁ…なんて。まぁ私は映画「カミーユ・クローデル」が好きで、ロダンの人格を疑っているだけかもしれませんが。
いいと思った手にまつわる作品と、

カミーユ・クローデルをモデルにした作品。

この表情には鳥肌がたちました。ロダンどうしちゃったの?と思ったら、愛人にして愛弟子のカミーユ・クローデルとの別れが決定的になった時の作品だそうです。
室内展示をさくっと見たあとは庭へ。考える人や地獄の門は目立つけれども背景がちょっとなところにあって(人もわんさといたし)、写欲がそそられず…。

そばのベンチには、この銅像を見ながら持ちより弁当を広げている(といってもバゲットサンドだけですが)老夫婦がいて、外でアートを見るのもいいなと思いました。
他の作品もそうですが、ロダンは試作品をたくさん作っています。たとえばこのユゴーのモニュメントの場合、


もあります。
たいていの場合、私たちは完成作品のみを目にするわけですが、ひとつの完成作品の背後には、こうしていろいろボツになった企画があるわけで、コレと決めて完成作品の製作に取りかかっているときよりも、ああでもないこうでもないと悶々としている時間の方がアートな時間なのかも…などと思っていたら、完成作品以上に試作品がいとしく思えてきました。なんて思いっきり自分の心情に引き寄せて解釈してみました(そうです。こちとらちょっと前に脱稿して次なるネタを悶々と考え中)^^;
彫刻よりたくさん写真を撮ってしまったのが庭。きれいのなんのって。



ここの入場料、結構する方だと思います。あの巨大なルーヴルが9ユーロ(ただし常設展のみ)なのに、室内展示と庭の入場料が6ユーロ、特別展示も見たければ10ユーロ。古いお屋敷なので手入れも大変なんだとは思いますが、展示スペースや展示作品数を考えると高いかなと。でも庭だけチケットは1ユーロ。大理石作品はさすがにありませんが、「地獄の門」も「考える人」も「バルザック」も「カレーの市民」もみんな庭にあるので、ロダンがそれほど好きではない方は庭を見るだけで十分かもしれません。1ユーロでこのお庭はアリだと思います。

【Musee Rodin】
79, Rue de Varenne,
75007, Paris
www.musee-rodin.fr
最寄駅:メトロ13号線Varenne駅、バス69,82,87、92
休館日:月曜
開館日:(切符売り場は閉館の30分前、庭は閉館15分後に閉鎖されます)
10月1日~3月31日:9時半~16時45分
4月1日~9月30日:9時半~17時45分
作者:aia
更新日:2008年5月8日 20時35分