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トップ > スキフ トーイ ボブテイル > スキフ トーイ ボブテイル - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年10月12日 8時)
道南青年の家の思い出
今年は、1858年函館に日本で最初のロシア領事館が置かれてから150年、また現存する旧ロシア領事館の建物が竣工した1908年から数えて100年の記念すべき年である。現在この建物を所有する函館市はこの2008年を「函館におけるロシア年」とし、市内各所で様々な展示やイベントを行っている。
今では旧ロシア領事館といえば明治期の面影を伝える観光名所として、外から眺めることしか許されていないが、1965年から1996年までの間は「函館市立道南青年の家」という名の青少年のための宿泊研修施設であった。私を含め、この時期に函館で子供時代を過ごした者は、一度は泊まったことがあるのではないだろうか。考えてみればとても贅沢な話だ。
赤レンガの外壁と白漆喰の縁取りが目を引く2階建ての建物は、幸坂の途中に面している。幸坂はとても急な坂で、玄関の前で集合写真を撮るためにしゃがむと、シャッターが切られるのを待つ間によろけてしまうほどである。冬などは道が凍れば、車で上がるのはもちろん、歩くのも困難だ。こんな急坂の上にあるのは、領事館として港を一望の下に把握するためであろう。実際、港に向かった談話室の窓からは出船入船がよく見え、とても素晴らしい眺めである。内部は宿泊施設用に改装してあったが、玄関を入るとすぐ目に入る洋式の木造階段が領事館時代の名残をとどめていた。
宿泊研修は、学校のクラス単位やサークルなどで申し込む。明るいうちは周辺の名所・旧跡を散策、夜は食堂で自分たちで配膳し、食事を取り、入浴。朝は早起きして、国旗掲揚とラジオ体操、のち朝食。このような規則正しいスケジュールでの集団生活を通して、協調性や自発性を身につけるのである。
しかし、子供にとっては研修というより、楽しい“お泊り会”である。寝る前にホールに集まり、歌ったりダンスやゲームをする。特に興味深かったのはキャンドルサービスである。今では一般的になったが、宗教でも結婚式でもなく、なぜかみんなでろうそくを灯して語らうというその光景は、昭和時代の子供にとってはハイカラかつ神秘的なものであり、今でも強く印象に残っている。
たしか10名ほど泊まれるよう2段ベットの入った部屋がいくつかあり、消灯後も楽しいおしゃべりは続く。朝は談話室でまぶしい日を浴びながら本を読んだり、オセロをしたりして過ごすのだ。
私は小学生のときと中学生のときに一度ずつ、学校の行事として参加した。そして高校1年の冬休みにも、クラスの仲間を募り、自分たちで申し込んだことがある。高校では函館市以外の出身者、つまり未経験者もいたので、その楽しさを力説したおかげで、クラスのほとんどが参加したように記憶している。
今は宿泊研修施設としての役割を終え、高台から静かに港を見下ろしているこの旧ロシア領事館であるが、函館の大切な財産として、人々の心にも思い出を刻んでいるのだ。
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ロシア極東国立総合大学函館校 事務局 大 渡 涼 子
作者: BOSTOK http://www.fesu.ac.jp info@fesu.ac.jp
更新日:
ミリオン・ズビョースト 第57号
函館校の学報であり、函館日ロ親善協会の会報であるミリオン・ズビョースト/百万の星 第57号を函館校のページに掲載しました。
今回の巻頭言は、今年4月、新たに函館校事務局に仲間入りした三浦祐一次長による「一隅を照らす。これ国の宝なり」です。世界を取り巻く経済情勢の中で、函館校に何ができるのか、という期待が寄せられています。
また、この夏休み、北方四島交流事業で択捉島を訪問した学生や、サハリンから函館を訪れたロシア人学生を観光ガイドした学生サークル「訳者小屋」の活動についての感想が寄せられています。様々な体験ができる函館校ならではの様子を垣間見ることができます。是非ご覧ください。
作者: BOSTOK http://www.fesu.ac.jp info@fesu.ac.jp
更新日:
Wellbeingロシア語ポータルサイトのご紹介
北海道八雲町の美容関連商品のインターネット販売会社「株式会社Wellbeing(ウェルビング)」がロシア語ポータルサイトを開設し、裾野を広げています。
山内智子社長は保健師として八雲町役場に勤務されていた経験を活かし、2007年に会社を設立。海外市場に目を向ける中、隣国であり、個人消費が拡大しているロシアに着目。ロシア人観光客が増えているにも関わらず、日本から発信するロシア語情報サイトがほとんどない状況をみて、北海道から情報発信しようとサイトを開設したのだそうです。
観光情報を柱に、不動産やショッピング、サービス情報といったビジネスも視野に入れたサイトです。山内社長は起業家支援の場で積極的にビジネスプランのプレゼンテーションを行うなど、今後の活躍がますます期待されます。
函館校は同じ道南で活動するもの同士として、一部翻訳業務等で協力しています。リンク集に入れましたので、是非ご覧ください。
http://www.japan-russia.info/ ロシア語ポータルサイト
http://www.wellbeing-hokkaido.jp/index.html Wellbeingのサイト
作者: BOSTOK http://www.fesu.ac.jp info@fesu.ac.jp
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「函館におけるロシア年」展示のお知らせ
ロシアが函館に日本で最初の領事館を開設してから150年、大火の後現在の旧ロシア領事館が再建されて100年にあたる今年は、函館市が「函館におけるロシア年」と位置づけ、さまざまな関連行事が開催されています。
現在、函館市地域交流まちづくりセンター1Fでは「ロシア領事館函館 開設150年展」を開催中。150年前の開設から、函館市の研修施設「道南青年の家」として使われていたころの資料、今の在札幌ロシア連邦総領事館函館事務所所長であるブロワレツ領事のメッセージなどが展示されています。
また、函館市中央図書館では入り口に「函館におけるロシア年」展示コーナーを設け、収蔵する図書218冊や映像資料6点を展示しています。中には1861年、函館の領事館付司祭が日本の子ども向けに作成した木版刷りの語学教本「ろしやのいろは」の複製本など貴重な資料もあり、実際に手にとって見ることができます。その他、歴史、経済などの専門書から絵本、料理本といった身近なものまであり、一部は貸し出しも行っています。ブックリストは中央図書館のホームページからダウンロードすることもできます。読書の秋、ロシアに触れるいい機会です。
ともに入場無料です。それぞれの詳細は下記をご覧ください。
函館市地域交流まちづくりセンター「ロシア領事館函館 開設150年展」
9月29日(月)まで
函館市中央図書館「函館におけるロシア年」展示
10月21日(火)まで
作者: BOSTOK http://www.fesu.ac.jp info@fesu.ac.jp
更新日:
オープンキャンパスと地球祭のお知らせ
ロシア極東大学函館校ではこの秋も様々なイベントを通して、函館校に、そしてロシアに親しんでいただきたいと考えております。
オープンキャンパスではデルカーチ講師の模擬授業をはじめ、現役の学生が学校生活の様子を紹介したり、卒業生による仕事紹介などもあります。疑問に思うところを教職員に直接聞くこともできますので、この機会に、函館・元町にあるキャンパスを気軽に訪れてみませんか?
詳しくは函館校ホームページでご確認ください。
第2回 オープンキャンパス
2008年9月28日(日) 10:00~12:00
また、函館市内の国際交流団体が一堂に会し、世界の文化や環境について考えるイベント、第4回 地球祭が下記の通り開催されます。
本校と函館日ロ親善協会も参加し、ロシアに触れるイベントとして、民族衣装試着体験や民芸品・通貨のパネル展示などを予定しています。世界の料理レストランでは、ピロシキの販売もあります。会場は本校の建物で行いますので、この機会にも是非訪れてください。
詳しくは下記ホームページをご覧ください。
第4回 地球祭
2008年10月5日(日) 10:00~15:00
作者: BOSTOK http://www.fesu.ac.jp info@fesu.ac.jp
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FMいるか「デルカーチ先生に聞く 3」
FMいるか「ONE WORLD WAVE」で放送された内容をご紹介する最終回です。
ゲスト:ロシア極東国立総合大学函館校
講師 デルカーチ・フョードル(以下デル)
聞き手:財団法人 北海道国際交流センター
事務局長 池田 誠(以下池田)
<7月19日放送 第3回 イルクーツク・函館・ウラジオストク三都物語>
池田:実は今日はロシアまつり。この番組は事前に収録したものを放送しているんですけれども、ロシアまつりが今、行われているという状況ですね。
デル:でしょうかね?
池田:みなさん楽しんでいただいていると思いますけれども。今回は、極東大の話とか、函館とロシアのこととか、お聞きしたいなと思いますけれども、デルカーチ先生は函館に来てからもう10年以上…。
デル:経っていると思いますけれども。
池田:その間ずっと函館ですか?
デル:途中で一度だけよそに行ってるんですけれども、ほんのわずかなので、だいたいずっと函館と言ってもいいと思います。
池田:もともと出身はロシアのどの辺なんですか?
デル:イルクーツクです。バイカル湖ってご存知でしょうか?
池田:ああ、バイカル湖ね!
デル:そこにイルクーツクという町がありまして、そこの出身です。私は生まれも育ちもシベリア人です。
池田:寒いんですよね、ということは。
デル:冬はですね。夏は函館より暑いと思います。
池田:でも、湖があるってことは、そこで泳げるんですか?
デル:泳げますけど、バイカル湖は冷たいね。とても大きな湖で、冬には完全に凍ってしまうわけなんです。完全に凍ってしまうという時期は、2月にあたります。そして氷がなくなる時期は6月の下旬なので、それは一番水の冷たい時期なんです。ちょうど氷水状態だから。すなわち水が一番温かいのは10月に入ってからですね。ですから逆に10月に泳げるぐらい。
池田:へえー、そうですか。場所的にはモンゴルに近いんですよね?
デル:モンゴルの真上なんです。ですから周りの民族もモンゴル系が多いですね。イルクーツクの3分の1はモンゴル系の顔をしていらっしゃる方ですね。
池田:じゃあ、日本人に似ている感じですね。
デル:そうですね、とても似ています。
池田:それで、函館に10年以上暮らして、生活的にはどうですか?函館とイルクーツクは。
デル:イルクーツクですか?比べにくいですね。
池田:例えばですね、ロシア料理が食べたいなと思ったときにはどうするんですか?
デル:作りますよ、そのときは。まあ、ちょこちょこ材料が足りない場合もありますけど、だいたい問題ないですね。特に北海道料理って、ロシア料理に似た点がいっぱいあります。それで材料もだいたい似ています。
池田:冬に食べるボルシチなんかも、入っているものはジャガイモとかビーツとか…。
デル:なんか、“鍋”ですね。
池田:同じ“鍋”ですよね。そういう意味では似ている部分があるんですよね。お酒なんかはどうですか?ウォッカがほしい、なんてことには。
デル:たまにありますけど、だけどロシア料理に合わせないとだめですね。普通の時にはもうちょっと軽いものでいいです。
池田:軽いって言っても実はものすごく飲んだりするんですかね。
デル:こう見えてもそんなに飲んでないんです。私はどっちかというとワイン派ですね。
池田:ワインですか。ワインも有名なんですよね、ロシアは。
デル:ロシアですか?いや、それほどでもないですね。旧ソ連の国なんですけれども、グルジアというところでは、たしかに有名です。まだフランスにもワインがなかったときにも、もうグルジアでは作っていたんです。それはとても有名なんですね。
池田:あとはパンとかどうなんですか。
デル:パンはですね、主食ですから、例えば日本でいえば米を売る店は特別なライセンスが必要なんですね。ロシアでも食パンを作る会社は同じようにライセンスをもらわなければならなくて、それで種類とか決められていて、種類もそんなに多くないんです。菓子パンはいっぱいありますけれども、食パンはだいたい1種類だけで、黒パンが多いんですけれども、ロシア人から見れば、黒パンはやっぱり食べ物、白パンはお菓子っぽいですね。
池田:なるほどね。黒パン、重い感じですよね、結構。
デル:そうです。
池田:じゃあ、食事的には別に、今のところロシアでも日本でも不自由しないですね。
デル:あまりしないですね。例えば極東あたりは魚も同じくらい食べていますし、作り方だけが違うんですね。
池田:そしてこんなにもう、日本語も上手ですから、全然不自由ないですね。
デル:いや、それはわかりません。ありますよ、不自由は。あります、あります、細かいところで。店とかで品物がほしいんだけれども、それは実際は日本語でなんというのか、一生懸命説明しようとしても、あまり通じないかな。私はまだまだ勉強不足だ。
池田:いやいや、結構なじみのお店とかあるんじゃないんですか?ああ、こんにちは、デルカーチさん!って。
デル:それはありますね。
池田:函館はわりとロシアとゆかりのある町だと言われてるんですが、デルカーチさんから見てどうですか?例えばハリストス正教会とかありますし。
デル:そうですね。私もそういえば、最初に日本に興味を持ったところなんですね。高校に入ってからなんですが、いろんな資料を探してたとき、最初に手に当たったものは、ゴロウニン事件に関係するものなんですね。だからゴロウニンがいたところに私がこれから住むようになるとは思ってもいなかったんですね。やっぱり運命っておもしろいもんだなと思いますけれども。こういう風に運ばれてきたんだ、私は、って。
池田:ゴロウニンのことはもちろん知っているわけですよね。
デル:そうですね、高田屋嘉兵衛とか、日本関連でよく知られている人なんですね。
池田:高田屋嘉兵衛も有名ですか?
デル:そうですね、とてもいい人という評価ですね、その当時のロシアでは。いろいろな交渉をしてた人って。版画の肖像画とか残ったりしてるんですね。
池田:あと、ロシアにいるときに函館の情報で知っていたことってありますか?
デル:夜景のこと。
池田:夜景を知ってたんですか!
デル:ウラジオストクで何人かの知り合いのところで写真を見たんですね。おみやげのカレンダーとか、時計とかで。ああ、おもしろい夜景だな、と思ったら、これは函館っていう町だよ、って。そういうようなものぐらいですかね。
池田:やっぱり夜景はちょっと有名かもしれないですよね。そしてそんな町に住んでいるということなんですけれども。
デル:まあ、ウラジオストクにとても似ています、気候的に。函館には必ず風が吹きます。港町なんですね。ウラジオストクもそうなんですね。
池田:今はロシア極東大学ということで、ロシアの先生もたくさんいますし、ロシア領事館もあるわけですから、そういう意味ではロシアの方々とロシア語で話す機会というのも結構あるわけですね。
デル:ほとんどもう、飽きるぐらいあります。
池田:じゃあ、あんまり問題ないですね、自分の言葉が話せないというようなこともないですね。
デル:逆に日本語を忘れないことが大事だと思います。
池田:じゃあ、あまり極東大学の先生方とばかり話さないで、地域の人と話をしたほうがいいという感じですよね。
デル:そうですね。
池田:いやあ、でも本当に流暢な日本語なので、ロシアの人と話しているというのをこっちが忘れてしまいそうですけど。
デル:よかったですね。
池田:今後、函館とロシアと、もっともっとつながりが出来ていくと思うんですけれども、どんなことでつながったらいいでしょう。
デル:直行便がほしいね。やっぱり函館と大陸が結ばれれば。サハリンはサハリンでいいけれども。観光面でもビジネス面でも、ウラジオストクもとてもおもしろい町ですし、ちょっとだけ飛べばもう別世界になる。とてもヨーロッパ風の光景が見られるし、ウラジオストクはなかなかダイナミックな町で、最近は高層ビルは増えていますし、ずっと何かが建設されている光景です。車は多いし、ありの巣みたいに見える町なんですね。
池田:ということは、函館とウラジオストクが結ばれるといいということですね。ここから大陸がずーっと続いていますから、いろんなところにつながりが出来ると。
デル:そうですね、季節便とかでも考えて。例えばロシアでもスキーとかスノボはとても人気があるわけですが、比較的にスキー場とか少ないし、作るとしても冬がとても寒いので、気持ちよく滑るということはないと思います。それで友だちから、日本にスキーとかに行ってみたいという声が多いんですね。ですから、例えばウラジオストクから函館に便があれば、函館の周りのスキー場も生かして使えるんじゃないかな、と思います。よくサハリンの方からも来ています。それと夏になれば、函館から観光客がウラジオストクにいらっしゃると思います。
池田:行ったらいろいろありますよね。
デル:函館にはロシアの領事館もありますし、ビザの関係とかもいろいろ解決できると思います。
池田:どんどん飛行機とばしちゃいたいですね。
デル:そうですね。青森は季節便なんですけれどもハバロフスク便がありますから、函館はウラジオストク便があれば、いい三角形になるんじゃないかなと思います。
池田:そうですね。ここからデルカーチ先生と何かビジネスにも出来るかもしれないし、観光のいろいろなプログラムとか作れるかなっていう気もしますし。ロシア極東大学が函館にあるということで、情報もありますから、是非ね。
デル:もちろん、興味がある方がいらっしゃれば、アドバイスできると思います。
池田:今後、函館-ウラジオストク、定期便が飛ぶように、そこまで目標を持ってどんどん交流をしていきたいなという感じがします。
デル:夢だなあ、私もロシアに簡単に行けるように。今は新潟経由ですから、やっぱり直接行けば、里帰りも簡単に出来るなあ、と思います。
池田:デルカーチさんのためだけじゃなくて、みんなのためにね。みんなにもウラジオストクから大陸を見てもらおうということで、是非つながりを作っていければなあ、と思いますね。3回に渡りまして、お話を伺い、どうもありがとうございました。
作者: BOSTOK http://www.fesu.ac.jp info@fesu.ac.jp
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FMいるか「デルカーチ先生に聞く 2」
今年のロシアまつりには、ロシアの伝説的オートバイ、ウラル・バイクチームがやってきました。ロシアゆかりの地を巡るツーリング・ツアー、「全日本ウラル・マラソン」が今年のまつり会場でフィニッシュを迎えたのです。迫力あるサイドカーつきのウラルが6台連なり、日ロの国旗をはためかせながらゴールした姿は大変感動的でありました。
今回は、その「全日本ウラル・マラソン」について、主催者であるウラル・ジャパン社のオレーシャさんが電話で特別参加、詳しいお話をしてくださいました。
ゲスト:ロシア極東国立総合大学函館校
講師 デルカーチ・フョードル(以下デル)
ウラル・ジャパン株式会社 マーケティング・マネージャー
リャチェンコ・オレーシャ(以下オレ)
聞き手:財団法人 北海道国際交流センター
事務局長 池田 誠(以下池田)
<7月12日放送 第2回 ロシアの大型バイク・ウラルについて>
池田:今週も引き続きロシアまつりについてお伺いします。デルカーチ先生、こんにちは。
デル:こんにちは。Здравствуйте(ズドゥラーストゥヴィチェ)!
池田:今までやっていた11月から、今年は7月ということで、本当に季節が変わりましたよね。今年は夏ならではの色々な企画があるということで、先週もちょっとお聞きしましたが、今年のスペシャル…、何ですか、ロシア産のバイク?
デル:そうですね、それはかなり長い歴史を持っているバイクなんですけれども、第二次世界大戦が終わってから作られた、ロシアでもベテランのブランドなんです。ウラルという大型バイクで、いつもサイドカーつきのものなんです。
池田:へえー、かっこいいですね。ナナハンなんですか?
デル:そうですね、750ccと書いてありますね。
池田:サイドカーというのは、横に何を付けて走るんですか?
デル:人が乗ります。
池田:あ、なるほど、隣に人が乗れるんだ。
デル:そうですね。ですから、免許も普通免許らしいです。
池田:乗ったことありますか?
デル:ないんですね。私はバイクを運転したことがないので、やっぱり普通免許でもちょっと勉強が必要じゃないかな、と。
池田:乗ってみたいですねー、ロシアまつりに来るわけですよね?見たいですね。
デル:私も乗ってみたいです。
池田:では、このウラルの会社の方にお話をお聞きしてみたいなと思いますけど、このバイクを扱っているところの方とはお知り合いなんですか?
デル:極東大学の人なんですね。同じ大学の卒業生です。卒業生はいろんなところにいるんです。
池田:じゃあ、ちょっと電話してみましょうか。もしもし、オレーシャさんですか?よろしくお願いします。こちらにデルカーチ先生もいらっしゃいます。
デル:Привет(プリヴェット=やあ)!
オレ:プリヴェット、プリヴェット!!
池田:今ですね、ちょうどお話をしていまして、ロシア産大型バイク、ウラルがやって来るということなんですが、どんな感じで来るんですかね?
オレ:そうですね、スタートポイントは長崎。
池田:これはオレーシャさんが運転してやってくるんですか?
オレ:いえ、私はまだ運転できないんですけれども、ロシアからこの行事のためにわざわざ友だちはたくさん来ていますので、ウラルの運転には結構慣れています。
デル:じゃあ、オレーシャさんはサイドカーに乗るわけですか?
オレ:サイドカーに乗る人もいますし、運転する人もいます。私はサイドカーに乗ります。
デル:疲れるでしょうね、全部でポイントの町は何ヵ所あるんですか?
オレ:まだ数えていないんですけれども、最初は長崎、その次は大分、大分の次は松山、松山から岡山県の津山市、そしてその次は神戸、福井、富山、新潟、秋田、秋田から青森まで行って、青森からフェリーに乗って函館まで、函館でフィニッシュ。
池田:へえー、長そうですね。サイドカーというのは例えば雨が降った場合には雨にあたっちゃうんですかね?
オレ:あたりますけど、あたってもフレームはとても丈夫なので、全然差し支えはないです。
池田:傘を差して、とかじゃないですよね。
オレ:みんなレインコートを持っています。雨の中で走ります。
池田:そうですよね、傘は危ないですもんね。デルカーチ先生も乗りたいって言ってるんですけれども、乗せてもらえるんですか?
デル:是非乗せてくださいね、函館に着いてから。
オレ:もし怖くなければ、是非試乗してください。
デル:オレーシャさんが運転していない限り、怖くないと思います。
オレ:わかりました、プロの人に任せます。
池田:オレーシャさんとデルカーチ先生は同級生なんですか?
デル:まあ、同級生ではないんですけれども、二人とも極東大学の本学の卒業生ですね。
オレ:でもデルカーチさんはずっと先輩ですよ。
池田:オレーシャさん、日本語上手ですね。
デル:そうですね、あなたの日本語をはじめて聞いた。
池田:ところで、オレーシャさんは音楽もやられてるんですか?
デル:実はオレーシャさんにはかくし芸があります。
池田:何ですか?
オレ:何があるでしょう、歌も歌っていますし、作曲も暇な時間がある時にやっています。
デル:実はこういう偉い方と話しているんです。
池田:本当ですよね。そして今、会社を経営されてるんですか?
オレ:そうですね、社長はいますけれども、社長はいろんな仕事で忙しくって、私が経営を任されています。
池田:へえー、じゃあこのウラル・ジャパンの経営をしていて、なおかつ歌手でもある…。
デル:ウラルはロシア産のバイクなんですけれども、ウラル・ジャパンのような支店があるのは日本だけですか?
オレ:いえいえ、日本だけではないです。最近は世界でアメリカとかカナダ、そしてヨーロッパの各国でも、南アフリカでも販売されています。
デル:オートバイ関係の英語の雑誌なんかでたまたま見ますね。ウラル関連の記事とか載っていますね。
オレ:そして近いうちにアジアの各市場にも進出する予定です。例えば韓国でも近いうちに販売が始まります。
池田:すごいですね、ロシアまつりでお会い出来るんですよね?楽しみですねー。
オレ:はい、こちらも楽しみにしています。
デル:暴走だけはいけないね。
オレ:いや、ウラルはそんなにスピードを出すオートバイではないんです。
デル:うるさいんですか?
オレ:うるさくはないんです。サイドカーが付いていますので、そんなにスピードを出してはいけないので、地方の道をゆっくり走りながら周りの景色を見るオートバイです。
池田:わかりました。じゃあ、ロシアまつりでお会いできるのを楽しみにしておりますので。今日はありがとうございました。
デル:とにかく気をつけてください、マラソン中は。
オレ:ありがとうございます。失礼します。(電話終了)
池田:ということで、なかなか楽しいですね。オレーシャさん、後輩なんですか?
デル:そうですね、何年でしょう、3年くらい違うと思いますけれど。
池田:10年ぐらい前ですかね、函館で「日ロック」というライブがあって…。
デル:そうですね、ムミー・トローリというバンドが来て、当時はロシアのトップだったんです。オレーシャさんはその時には来なかったんですけれども、実際にはアルバムのバック・ヴォーカルでした。とても素晴らしい声の持ち主です。
池田:いやー、楽しみですね。ウラルも楽しみだし、オレーシャさんにも会いたいな。
デル:そうですね、私も会いたいな、久しぶりで。
池田:あとはお天気だけですね。
デル:神様に電話しなければならないね。これから祈るだけです!
作者: BOSTOK http://www.fesu.ac.jp info@fesu.ac.jp
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FMいるか「デルカーチ先生に聞く 1」
今回は2008年7月、FMいるか「ONE WORLD WAVE」で放送された内容をご紹介します。
この番組では月替わりでいろいろな国の方をゲストに迎えてお話を聞いています。7月は本校のデルカーチ講師がゲスト出演し、ロシアまつりの話題をメインにお話しました。
デルカーチ先生はロシアまつりでは常に企画、広報などで中心的役割を果たしています。ポスターやチラシなども毎回デルカーチ先生のデザインによるものです。
ロシアまつりは終了してしまいましたが、今読んでもまつりの側面がわかるおもしろい内容ですので、どうぞご一読ください。
3回に渡り放送された内容を随時掲載しますので、今後もお楽しみに!
ゲスト:ロシア極東国立総合大学函館校
講師 デルカーチ・フョードル(以下デル)
聞き手:財団法人 北海道国際交流センター
事務局長 池田 誠(以下池田)
<7月5日放送 第1回 2008はこだてロシアまつりについて>
池田:デルカーチ先生、こんにちは。
デル:こんにちは。Здравствуйте(ズドゥラーストゥヴィチェ)!
池田:いよいよ7月に入りましたけれども。
デル:そうですね、また忙しくなりますね。
池田:なんで忙しくなるんでしょうかね。
デル:みなさん多分、おなじみになりましたロシアまつりというものが、今まで10回やりまして、今回は少しプログラムを変えようかということで、夏に回してみました。
池田:今までは11月ですよね。
デル:そうですね、11月上旬です。
池田:みなさんもう、その時期はロシアまつりだと思っていたんですけれども、なんと今年は夏にやります、と。
デル:そうですね、暖かい天気になりますように、今は祈るだけなんですけれども、外でやりたいとずっと前から考えておりまして、今年ついに実現させます。
池田:ちなみに先生は極東大学に来て何年ですか?
デル:函館の極東大学は1997年からですね。私はその大学(ウラジオストクの本学)の教え子でもあるわけですから、それは1987年に入学して、それからなぜかずっと、母校と関係を持っているわけです。
池田:卒業してから先生をやっているということですよね。さて、第11回はこだてロシアまつりですね。毎回テーマが決まっているようなんですが、今年はどんな?
デル:せっかく外でやるということで、ロシアには昔からある、まあ日本にもあるようなものだと思いますけれども、“ヤールマルカ”というものがあって、それはどうやって日本語に翻訳すればいいか、大学のみんなでその言葉を考えていたんですけれども、結局“楽市楽座”という言葉が一番当たるんじゃないかと思って、「ヤールマルカ~ろしあ楽市楽座~」というテーマにしたんですね。それは昔から、ヤールマルカというものは主に商業祭なんですね。様々な商人がいろいろなところから一つのところに集まって、例えばモスクワとか、ニジニ・ノヴゴロドとか、とても有名なところがあって、そこで大きな商業祭をやりますね。日本でもよく“フェア”という言葉が使われますが、実際にヤールマルカは英語のフェアに一番近いと言われています。そこで様々なパフォーマンスとかアトラクションとかもやっているわけですね。
池田:じゃあ、実際に今年のはこだてロシアまつりもそういうパフォーマンスがあるということなんですね?
デル:それに近づけばいいな、と思いますけど。
池田:さて、中身のほうはどんな感じなのでしょう。
デル:まずステージショーがありますけれども、いつもうちの鳥飼先生が担当しているコール八幡坂(合唱サークル)は、いつもは女子が多いのですが、今年は男子が多く集まっています。とても楽しみです。
池田:デルカーチ先生はコール八幡坂ではないんですか?
デル:私もその中に入ると思います。声だけはうるさいんです。また、今年3回目になりますが、人形劇をやります。今年は「三つの願い」という小さな劇をご紹介させていただきます。また、今年スペシャルのものもありますが、実はちょうどロシアまつりを行うときに、長崎からロシア製のバイクのマラソンがスタートして、ロシアまつりの現場でフィニッシュが予定されています。ナナハン(750㏄)ですね。そこでフィニッシュして、プレゼンテーションなどもします。
池田:単なる7月19日一日だけのおまつりじゃなく、その前から始まっているということですね。
デル:そうですね、向こうもとても楽しみだと言っています。またその当日は青函カップヨットレースもありますので、ロシアからヨットも入ります。海からも陸からもロシア人が来るということです。
池田:ロシア船上陸、みたいな感じですかね。いつも僕が楽しみにしているのはロシア料理なんですが、今年はどうですか?
デル:今年はきのこのスープが中心だと思いますけれども、串焼肉とかいろいろなものがあります。サラダとか、夏のメニューをちょっと出したいな、と思いますね。
池田:ちょっと違うんですね。ボルシチというのは冬のメニューですよね。
デル:そうですね、ボルシチに使う赤カブを収穫するシーズンは、秋に入ってからですね。今は夏なので、手に入らないという理由もありますけれども、夏のスープはきのことかいっぱい入っているので、それも出したいと思います。
池田:おもしろいですね。じゃあ、違った“夏のロシア”を楽しんでもらえるという…。
デル:そうですね、ロシアにも実は夏があります!暑いです、30℃を超えます。
池田:半袖は要らないのかと思いました。
デル:みんな半袖ですね。
池田:そうですか。まもなくということで、みんな準備をしているところですね。
デル:そうですね、学生たちも忙しくて忙しくて、勉強が間に合うか心配です。
池田:勉強もしながら、ロシアまつりの準備もする、ということですね。デルカーチ先生から、今年はこんなだから是非来てください、というのを一言いただきたいと思います。
デル:一生懸命がんばりますので、みなさん是非来てください。楽しみを保証します!
作者: BOSTOK http://www.fesu.ac.jp info@fesu.ac.jp
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ヤールマルカが出来上がるまで
はじめての屋外開催となった2008はこだてロシアまつり。
テーマとなった「ヤールマルカ~ろしあ楽市楽座~」に合わせ、ロシアの市の雰囲気を出そうと試行錯誤しながら準備した、前日から当日までの様子をご紹介しましょう。
いかがでしたか?ヤールマルカの雰囲気が伝わったでしょうか。今年来られなかった方は来年遊びに来てくださいね。
作者: BOSTOK http://www.fesu.ac.jp info@fesu.ac.jp
更新日:
「ロシア民謡と踊りの夕べ」函館公演のお知らせ
社団法人 北方圏センターと函館日ロ親善協会が主催するサハリン芸術交流団「ロシア民謡と踊りの夕べ」函館公演を下記のとおり開催します。北方圏センター設立30周年を記念し、また函館市の「函館におけるロシア年」事業にも協賛しております。
ロシア民謡舞踊団「エキゾチック」とロシア民謡アンサンブル「エトノス」が躍動感溢れる素敵なステージを披露します。「カチューシャ」、「カリンカ」、「百万本のバラ」など日本人にもおなじみの曲をメインに、多彩なレパートリーと美しい衣装で観客を魅了します。どなたでもお楽しみいただける内容ですので、是非ご覧ください。
日 時:平成20年9月12日(金) 開場18:00 開演18:30
場 所:金森ホール 函館市末広町14-12
入場料:自由席 1,500円 (当日券2,000円)
お問い合せ:函館日ロ親善協会(ロシア極東国立総合大学函館校内)
TEL0138-26-6523
※ 前売り券は本校事務局でも取り扱っております。
※ 公演についての詳細はこちらをご覧ください。
http://www.nrc.or.jp/hakodateansanburu.pdf
作者: BOSTOK http://www.fesu.ac.jp info@fesu.ac.jp
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サミット狂想曲
2007年4月、夕刊一面に“サミット開催地、洞爺湖に決定”の文字が躍った。私は、あるロシア人の先生にこう言った。「サミットが北海道で行われるんですって、プーチン大統領が来るかもしれませんよ!」
先生はこう応えた。「サミットって何の?日本には何とかサミットというのが多すぎる。それにその時の大統領はプーチンじゃありませんよ。」
しかし、この場合のサミットは紛うことなきG8サミット。世界の首脳がこの北海道の地に集結するのだ。誰になるにせよ、ロシアの首脳が来るとなれば、当然我々ロシア極東国立総合大学函館校も何らかの形で関わることになるだろう。
函館市は大統領招致をロシア政府に要請した。ほかにも、根室市と白老町がそれぞれロシアとのゆかりをアピールし、招致に名乗りを上げたが、函館市がその縁の深さから最有力とされた。一生に一度あるかないかの経験、期待に胸がふくらんだ。
年が明け、2008年2月、サフォーノフ・オレグ ロシア大統領府極東連邦管区大統領全権代表が初来日、大統領に直結する全権代表7人のうちの1人という要人が函館校を訪れた。その直前、また新聞が“ロシア大統領、函館訪問へ”と一面で報じた。サフォーノフ氏の来函はその伏線であり、大統領来訪の際には旧ロシア領事館や函館ハリストス正教会、ロシア人墓地、そして極東大学にも立ち寄ると書いてある。朝、家でそれを目にしたときには眠気も覚めた。
それからがちょっとした騒ぎであった。会う人ごとに、大統領が来るんでしょ、すごいですね、などと言われ、貸切バス業者やホテルなどから問い合わせが相次いだ。函館校と同じ建物の中に在札幌ロシア連邦総領事館函館事務所があることもあり、警察のパトロールも強化された。消防署からの要請で、特別に避難訓練も行われた。だが、あくまでも我々は訪問される側であり、これらの手配に関してはロシア政府と函館市が主に行うことを説明し続けた。むしろ周りの方が熱を帯びている感じであった。
様々なことが想定されていたようだ。洞爺湖に最も近い新千歳空港は、サミット時には参加国の特別機でいっぱいになってしまうことから、函館空港にも各国の政府専用機が駐機するのでは、との観測が流れる中、アエロ・フロート社の日本支社長が視察に訪れもした。函館港を埋め立てて造られた緑の島も、緊急のヘリポートになるのでは、と伝えられた。
マスコミの注目度も上がり、校長や学生に対する取材もかなりの数に上った。日本国内のテレビ、新聞、通信社はもとより、ウラジオストクの通信社、ボストーク・メディアやモスクワの経済新聞コメルサント、モスクワ第一テレビの取材も受けた。モスクワ第一テレビのクルーは、サミット直前から札幌に滞在し取材を進めていたが、ロシアと古くから関わりがあり、今も交流が盛んである函館を日帰りで取材に来たのだった。
函館校では学生の授業風景を撮影したり、函館日ロ親善協会会長へのインタビューなども行った。函館ハリストス正教会や高田屋嘉兵衛の子孫への取材、函館市長への表敬訪問など、札幌へ戻る列車の時刻を遅らせるほど一日を精力的に使い、最後には「番組の中で、函館の話が一番長くなるかもしれません。」との言葉を置いていった。
本当のところ、直前まで誰が函館入りするのか、誰もしないのかはわからなかった。5月に就任したばかりのメドベージェフ大統領は、洞爺湖サミットが本格的な外交デビューの場となることから、各国首脳との会談予定がびっしりで、函館まで来る時間が確保できないとのことであった。
だが、プーチン首相が来るかもしれない、大統領夫人になるかもしれない、別の大臣かもしれない、など、サミット開幕の2、3日前までその状態が続いた。私たちはいつ誰が来てもいいように、廊下に赤絨毯を敷く準備までしていた。
そしていよいよサミットの開幕。道内はもちろん、東京や大阪など本州の大都市でもテロを恐れ、厳戒態勢が取られた。洞爺湖周辺では一般客の出入りや上空の飛行などが厳しく制限された。テレビで“サミット警戒のため、通行止め”などという交通情報のテロップが流れ、現地とは離れている私たちにもなんとなく緊張感と高揚感が漂った。
結局、函館には誰も来なかった。サミットに参加した首脳のうち、地方自治体を訪れたのは伊達市へ出向いたカナダ首相だけに留まった。窮屈な日程だったことと、9.11以降初めて日本で行われる今回は、前回の九州・沖縄サミットにも増してテロを警戒したため、首脳たちが各地を訪問しての交流が見送られたのだ。
終わってみれば、この1年ちょっとの騒ぎは何だったのか、とも思う。しかし、我がロシア極東大学函館校への注目度が高まったのは事実である。それは昔からロシアとの交流を続け、今もなお深いつながりを持つ函館に対する評価でもあるだろう。
来道直前、北海道新聞一面に、メドベージェフ大統領が読者に寄せたサインつきのメッセージが掲載された。大統領は日ロ両国の交流の歴史に触れ、この善隣と信頼の伝統は、今日も生き続けている、とした中で、極東大学の分校が函館に開校したことを一つの例に挙げ、こうした事実がいずれも、友好的な交流を強め、発展させていきたいとの双方の思いを物語っているからだと述べている。
サミットが終了した7月末、また新聞が伝えた。今度は11月にラブロフ外相が“日ロ外交の出発地”である函館への訪問、講演を検討しているという。狂想曲はまだまだ続くようだ。
ロシア極東国立総合大学函館校 事務局 大 渡 涼 子
作者: BOSTOK http://www.fesu.ac.jp info@fesu.ac.jp
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私と函館日ロ交流史・・・・「はこだてと外国人居留地:ロシア編」を作成するまで
憧れの地であった函館で教員生活を送りたいという願いを抱いて、美瑛高校から上磯高校に赴任したのは1999年(平成11年)4月ですから、函館地域での生活は10年目を迎えました。
もともと、幕末から明治維新期の外国との関係に興味を持ち、30年前頃から箱館開港史について研究をはじめました。当初は横浜でのイギリスとの関係から始めたのですが、“北海道に生活していながら、横浜でもないだろう、函館があるじゃないか”という思いでズーと遠くで函館を見つめてきました。
函館への赴任の思いを加速させたのは、函館日ロ交流史研究会の設立とロシア極東国立総合大学函館校の開校でした。このころから函館とロシアが自ずと2重写しになってきました。函館日ロ交流史研究会には1998年、市史編纂室を訪ね、亡くなられた清水恵さんに入会を申し込んだ記憶があります。当時は清水さんが函館の日ロ交流史研究を精力的に進められていて、函館日ロ交流史研究会の一つの黄金時代だった気がします。
この頃から、私の関心は開港期よりも半世紀以前のラクスマン来航からゴロヴニン事件の頃に移っていましたが、函館日ロ交流史研究会や清水さんの著作に学ぶなかで、20世紀初頭から30年代にかけての露領漁業時代に函館がウラジオストクとカムチャッツカ方面の中継港として今日では想像できない活気があったことを知りました。
そのことは、函館のシンボルともいうべきハリストス正教会復活聖堂のように幕末開港期から始まる史跡でも今日の姿になったのは、1916年という露領漁業の全盛期であったことに象徴されています。今回のマップ掲載の史跡でも、旧ロシア領事館、旧シュウエツ邸、旧リューリ商会店舗、旧堤商会事務所など現存するものはほとんどこの時期のものです。
ただ、露領漁業の先駆者が、幕末の箱館でニコライにロシア語を学んだ合田光正という人物であったこと、そのニコライが箱館に来た重要な動機がゴロヴニンの『日本幽囚記』を読んだこと、これらを考えると函館日ロ交流史には浮沈はあるものの、切れ目なく一本の糸が貫いていることが読み取れます。この辺は、リーフレットの「はこだてとロシアの交流の歴史」、「はこだてとロシアの交流史・ミニ年表」や参考資料として函館日ロ交流史研究会HPに掲載の「函館に関わる日露交流史」(2005年「日露修好150周年回航事業」船上セミナー)などをご覧頂ければと思います。
函館日ロ交流史研究会でお迎えした、函館で育ったガリーナさんやオリガさんのお話を聞いても戦前は市民レベルのロシア人との交流が連綿とあり、むしろ戦後の米ソ冷戦期の交流断絶のほうが深刻な気がします。
ところで、私は上磯高校に赴任すると同時にロシア極東国立総合大学函館校のロシア語市民講座に通い始めました。それまでロシア語を学んだ経験はなく、50の手習いで、函館日ロ交流史研究には必須条件と思い、苦しみながらも楽しく学習を続けてきました。5年目にユーラシア協会の講座に移りましたが、ロシア極東国立総合大学函館校の諸先生には今も感謝しています。一昨年、目標としてきた、あるロシア語の研究論文(露米会社に関するもの)を翻訳しました。最近は幕末開港期に研究関心を集中しているので、この時期のロシア語史料に挑戦しようかと・・・・私の場合、こうでもしないとロシア語学習のモチベーションが低下してしまうのです。目下、NHKの講座で錆び付かないように心がけていますが、かなり錆び付いています。
昨年、数人の同じ関心を持つ仲間と「はこだて外国人居留地研究会」を設立し、「はこだて外国人居留地マップ」を作ろうという構想も出てきました。たまたま2009年の「開港150周年」に出会い、今年は、函館市「函館におけるロシア年事業」もあり、ロシア編から作成しました。ロシア編は函館日ロ交流史研究会の中心メンバーでもある倉田有佳会員から、とくに20世紀の事項について全面的な協力を得ました。本来、函館日ロ交流史研究会でも計画していたことでもあり、開港期を中心にという条件はありましたが、新しい研究会の息吹きで完成にこぎつけたことを嬉しく思っています。
最後に、サミットでのロシア大統領の来函はかなわず残念でしたが、市民レベルの日ロの日常的交流がなければ、国レベルの理解も進まないのも事実です。このマップ・ロシア編が市民レベルの日ロ交流の一助となればと願うものです。
はこだて外国人居留地研究会 代表 岸 甫一
作者: BOSTOK http://www.fesu.ac.jp info@fesu.ac.jp
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リーダーに聞く・今年のロシアまつり 5 チェスコーナーとまつり全体について
<第5回 チェスコーナーおよびまつり全体について>
第11回はこだてロシアまつり実行委員長兼チェスコーナーリーダー
ロシア地域学科4年 小松太さん
・まずチェスコーナーについて、どのような内容ですか?
ゲームが主体ですが、飛び入り歓迎です。
小学生の部と、中学生以上対象の一般の部とに分かれます。
はじめての方にもチェスクラブの方が指導してくれます。
・決勝戦は外で行うそうですね?
各部の決勝を同時に行います。
・それでは、実行委員長として、まつり全体についての進み具合を教えてください。
例年どおり順調に進んでいます。
・ロシアまつり全体に向けての抱負をお願いします。
当日暑いとは思いますが、是非いらしてください。そしてロシアというものを肌で感じてください。当日は人形劇もございますので、お子様連れでお越しください。
駐車場が使えないので、来る際には公共交通をご利用ください。
* 「リーダーに聞く・今年のロシアまつり」シリーズを終わります。
作者: BOSTOK http://www.fesu.ac.jp info@fesu.ac.jp
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特製・シャシリク用コンロ完成!
ロシアの串焼肉、シャシリクは炭火で焼くからおいしいのです。今まで使っていたコンロが古くなり、使いづらくもあったので、なんと専用のコンロを特別注文で作ってもらいました!
立ったまま焼けること、一度にたくさん焼けることを念頭に、デルカーチ先生が設計し、鉄工所にお願いしたところ、素晴らしいコンロが出来上がりました。どうです、立派でしょう?
ロシアまつりでデビューさせる前に、この日駐車場で火入れ式を行いました。準備万端で、まつり当日を迎えます。おいしいシャシリクを焼きますので、食べにきてくださいね!
作者: BOSTOK http://www.fesu.ac.jp info@fesu.ac.jp
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