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トップ > スフィンクス > スフィンクス - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年10月14日 7時)
「バリソン村」

「バリソン・ナイフ」という名前を聞いたことがある人はどのくらいおられるでしょう?
例え知らなくても、「バタフライ・ナイフ」といえば、はたと思い当たる人もいると思います。
長さ金属製の鞘を、一方の端をかなめとして割り箸を割るように二つに開き、
さらに180度回転させると中から鞘とほぼ同じ長さの刃が出てくる構造となったナイフです。
良く外国の映画でギャングが武器として使っている場面を見ることがあるし、
日本でもしばらく前にこのナイフを使った事件が発生して話題となりました。
「バリソン・ナイフ」はフィリピンで開発されたもので、「バリソン」の名称は、
発明者の住んでいた村の名から取ったそうです。
古代の武具を模倣して、第二次世界大戦中に作られたという説が伝わっていますが、
実際は米軍のジープの廃品を組み合わせて一人の人物が作ったのが真相のようです。
その後このナイフは米軍兵士を通じて全世界にその存在を知られるようになり、
静かな田舎の村だったバリソン村は一躍このナイフの生産地として脚光を浴びました。
実は僕は、8月にフィリピンを訪問した際に、この村を訪問しています。
マニラ市から南にバスで3時間ほど移動したバタンガス州の中にこの村はあります。
ひょっとして村人全員がナイフをカチャカチャ言わせているのでは…、
と期待しましたが、道沿いの商店にびっしりとナイフや刀剣が展示されている以外は、
至って普通の農村でした。
作者:okphex
更新日:2008年10月13日 21時21分
「もったいない」
先日ある方との会話で、「もったいない(MOTTAINAI)」運動が話題に上りました。
この運動では、「ものを捨てないで大事に使う」という意味で「もったいない」を用いているが、
これは本来の語義とは異なるのではないかと言うこと。
言葉の意味は時代毎に変化することが当たり前だと思っているので、
変化そのものには特に何の違和感も抱かないのですが、語源を探ることには興味があるので、
早速調べてみました。
するともともとこの言葉は、「妥当でない」と、あまり肯定的な意味で使われていたようですね。
それが「ありがたい」という意味を経て、「神聖なものを大事にしない」と変わっていったようです。
こうしてみると、やはり「MOTTAINAI」とはちょっと意味合いが違うようです。
ところで「もったいない」運動の発祥は意外(?)にもドイツだそうです。
1936年にケルンで「無駄なくせ闘争(Kampf dem Verderb)」という展示会がそれです。
どんな展覧会か興味津々ですが、「食べ物を大切にしましょう」といった呼びかけを行うなど、
それほど奇をてらったものではなかったようです。
記事を書くに当たって以下のサイトを参照しました。
もったいない-Wikipedia
勿体無い(もったいない) - 語源由来辞典
作者:okphex
更新日:2008年10月13日 21時1分
『オリエンタルズ』
オリエンタルズ―大衆文化のなかのアジア系アメリカ人
ロバート G.リー / / 岩波書店
ISBN : 4000223909
スコア選択: ※※※※
アメリカにおいて、中国人や日本人、フィリピン人など「アジア人」が主流社会からどのようなまなざしを向けられ、扱われてきたのかを、様々な大衆文化から分析しています。
風変わりな外国人から、やがて危険な侵入者として見なされ、一転ある時期には模範的な市民としてなど、「アジア人」というラベルは時代に応じてその役割をめまぐるしく変化させます。
しかし一貫しているのは、常に白人主流社会という、「我々」とは異なった「彼ら」という他者に分類されてきたこと。「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のチャイニーズ・マフィアは、アメリカ社会に深く静かに浸透する華僑社会を描き出し、他方「ブレード・ランナー」は渾然一体となり、国籍すらも喪失したアジアの「浸潤」を、ずぶ濡れのロサンゼルスに染み入る雑多な音声は示します。
歌、物語、映画、と時代毎に媒体は異なっても、大衆文化はその俗っぽさ故に、一片の真実を映し出します。
近年の映画はともかく19世紀の歌や風刺画といった貴重な資料を駆使した分析は見事です。
作者:okphex
更新日:2008年10月13日 20時36分
『会社は誰のために』
会社は誰のために
御手洗 冨士夫 / / 文藝春秋
ISBN : 4163683208
スコア選択: ※※※
本日は、広島から松山まで、日帰りの出張でした。しかも夜には西条で別の用件があったため、全ての行程を車で移動しました。
個人的なドライブならしまなみ海道の縦断も楽しいのでしょうが、仕事だと辛いだけですね。ふー。
そしてちょっとした待ち時間を利用して、『会社は誰のために』(御手洗 冨士夫, 丹羽 宇一郎 著 文藝春秋)を読みました。
キヤノンと伊藤忠商事という、日本有数の企業のトップ経験者が、「会社とは何か、何のために存在するのか?」について短いが直接的な文章で纏めています。
どの節の表題も、そのまま企業の社長室などに飾られていそうな言葉ばかりです。
そして本文で述べられている主張も、反論の余地がないほどの正論で、彼らのような経営者ばかりであれば、日本の未来はさぞかしバラ色であろうと思わせます。
しかし、とりわけキヤノンの昨今の不祥事を知るにつけ、経営者の清談は別の意味で心して読む必要がありそうです。世界的な金融危機と、日経平均株価の急落に見舞われている現在、この本を読む機会に恵まれたのはある種の運命の皮肉でしょうか…。
作者:okphex
更新日:2008年10月11日 0時0分
古写真の再現
明日は写真の講師を務めるために、広島から松山まで出張してきます。
テーマの一つに、古いモノクロ写真の色を再現するというものがあります。
もちろん、カラーが白黒に置き換わった時点で、正確な色の再現は、
事実上不可能なのですが、例えば肌や髪の色などは、
かなり自然な状態まで近づけることができるのではと考えています。
奇をてらった技や、機材を使わないで上記の目的を達成できると踏んでいます。
明日試してみて、上手くいったらご報告します~。
作者:okphex
更新日:2008年10月10日 0時28分
未来的小道具
ニコン
”メディア ポート”「UP300x」、「UP300」
ニコンが発表したこの新製品は、WiFi経由でインターネットに接続し、さらに音声は勿論動画再生も楽しめる、「ヘッドホン」です。
ヘッドホンでどうやってインターネットを閲覧したり、動画を視聴したりするのかというと、製品に備わった小型ディスプレイを目の前にセットするそうです。
外観はまるっきり、SFのサイボーグですね…。
作者:okphex
更新日:2008年10月8日 23時59分
ボディ・サイレント -病と障害の人類学
ボディ・サイレント―病いと障害の人類学 (SS海外ノンフィクション)
ロバート・F. マーフィー / / 新宿書房
ISBN : 4880082430
スコア選択: ※※※※※
病を扱った文化人類学の本としては、既に刊行されてかなりの時間が経っていますが(日本語版の刊行は1992年)、病と人間、身体、そして生きる意味を考える上で、深い示唆を与え続ける書物です。
筆者のマーフィーは、高名な文化人瑠学者としてブラジルのムンドゥルク族に関する見事な民族誌を数々発表し、長年コロンビア大学の教授として、同校のみならず、アメリカ人類学を牽引し続けてきました。彼が身体の異常に気が付いたのは1972年、頸椎を圧迫する腫瘍のために、不規則な痙攣が生じたことがきっかけです。
それ以降、彼の身体は徐々に脳の統御を失って、やがて全身麻痺に至ります。彼の人類学者として訓練された観察力と、高い知性は、自らの身体が統御を失っていく様を、ゴフマンやレヴィ=ストロースなど、高名な社会学者、人類学者の分析を援用しつつ、抑制の効いた筆致で描いていきます。
彼が不可逆的な身体の麻痺という予測も付かない事態に陥っても、決して生きることに絶望することも、諦観することもなかったことは、自らの身体を観察し続けて、そこに人間の生きる意味を探ろうと極限まで思考し続ける姿から窺えます。
逆に自らが健康体であると信じて疑わない人々が彼の姿を見て、「僕なら自ら命を絶つね」と漏らした時、こうした態度こそは、身体障害者に対する差別どころではなく、人間の生そのものに対する否定である、と彼が長い記述の旅の最後に結論づけた時、死も、意志と身体の同調を信じて疑わず、従って生の肯定の感覚すら失ってしまった人間こそ、まさしく僕自身であると気付き、愕然とさせられました。
著者が述べているとおり、この本は「身体障害」を扱った文化人類学の専門書などではなく、「愛」の普遍性を追求した本であると言うことができます。
多少人類学的な用語が並んだり、ゴフマンやレヴィ=ストロースの議論を踏まえた論述が見受けられるなど、これらの学問分野に馴染みのない読者にはやや取りかかりにくい部分もあります。しかし彼の格調高く、詩的とも呼べるような文章が紡ぎ出す深い洞察は、少々難解な議論に当たっても、さらに読み進めるだけの力強さを持っています。
作者:okphex
更新日:2008年10月8日 21時33分
色彩の変更。
研究の話を継続したかったけど、今日は写真の仕事にかかりっきりだったので、画像処理に関する基本的な技法を、備忘録代わりに書いておきます。
今回取り組んだのは、古写真に写っている女性にカラー写真のような彩色を施すことでした。
当たり前ですが、元の古写真は単色(経年変化のため、白い部分は黄ばんでいます)のため、新たな色を追加する必要があります。
しかし、塗りつぶしなどの、元写真の質感を損なわないような処理は行わずに、できるだけ自然な印象の彩色に取り組みました。
まずは、背景、人物の髪や目などの暗部、顔、服と言ったようにいくつかの部分をマスクした状態でレイヤーにコピーしました。これで、他の部分に影響を与えないように、様々な処理を施すことができます。
そして彩色は、Photoshopの「カラーバランス」と「特定色域の選択」コマンドを主に使用しました。
比較的単純な色彩の服や背景は「カラーバランス」で大胆に、肌などの質感と微妙な陰影のある部分は、「特定色域の選択」でこまめに調整しました。
仕上がりを見てみると、完全なカラー写真とまではいきませんでしたが、かなり自然な画像となりました。よかったー。
作者:okphex
更新日:2008年10月7日 2時17分
表面と本質。
(昨日に引き続いた文章です)
僕自身は武術も格闘技もほとんど練習したことはありません。
またテレビで試合を観戦したり、武術映画を観ることも好きではありません。
痛そうですから…。
それなのに、バリバリの武術家を研究して、いつしか日々が過ぎていました。
最近になって、僕が調査を続ける理由が少し分かってきたような気がします。
鍵となる言葉は、「結びつき」と「したたかさ」です。
その理由を是非書きたいところですが、現在はひどい風邪のため、また明日書きます。
作者:okphex
更新日:2008年10月6日 0時9分
活動の表面と本質。
僕は写真に関する仕事もしていますが、別の側面も持っています。
それは、文化人類学者のタマゴとして研究に勤しんでいることです。
そして研究対象として、僕が数年に亘って調査を続けている人々がいます。
彼らは出身も社会的な地位もバラバラですが、一つの共通項で結びついています。
それは何かというと、護身のための身体技法を修練する集団の構成員なのです。
こう書くと、なんだか不可思議、あるいはおどろおどろしいですね。
平たく言うと、武術を学ぶグループなのです。
僕の調査地では、昔から伝えられてきた武術があるとされており、
現在でも数々のグループが練習を行っています。
しかしその内容をよく見てみると、、空手のような胴着を着ていたりするなど、
外来の武道・武術の影響を強く受けていることが分かります。
現在に至るまでに、外来の様式に強く影響を受けてきたようですね。
それでは少し具体的に、どのような武術なのか描写してみましょう。
基本的にこの武術は、70センチほどの丸棒を使った技を用います。
丸棒は片手に一本持つこともあれば、両手に持つこともあります。
つまり、合気道のような素手の技ではなく、武器を使う技なのです。
二刀流の剣術か、剣道を想像してもらえると良いでしょうか。
競技として行う場合は、まさにこの丸棒で相手を「ぶっ叩く」と得点になります。
とはいえ、籐製や柔らかいクッションで包んだ武具なら怪我の危険性は低いです。
非常に痛いけど。
しかし護身術の場合は、技のかわしも含むため、見た目はもう少しスマートです。
(明日は、この武術に対する、僕自身の関心について書きたいと思います。)
作者:okphex
更新日:2008年10月4日 22時25分
論述文を書くということ。
本日は、僕が所属しているSゼミに参加。今回は修士課程の学生の論文指導でした。
院生の現地調査の報告の後、ゼミ生同士の質疑応答、その後指導教官のS先生のコメントという流れでした。
報告の内容をここに書くことはできませんが、その時の先生の指導は、論述文を書く立場の人にとっては、なかなか示唆に富むものだったので、いくつかを箇条書きにして紹介します。
・執筆の際は、文章全体を叙述文(事実をありのままに書く)として書くのか、完成した論述文として書くのかを、常に意識すること
・一文ごとに、今書いている部分が「語り」(第三者の述べていることの引用や解釈)、「分析」(執筆者自身の主観や認識)、「説明」(客観的な事実)のどれに当たるのかを明確にすること
・抽象度が高い用語(「~的」といった語)や、限定した場でしか使われない用語は極力使わないこと。使う場合は必ず自分なりの定義を明らかにしておくこと。これを怠ると、読者に誤解を招いたり、混乱を引き起こすことになる。
つまり、できるだけ読者に解読を強いることがないように、明確な文章を書けということですね。
僕もいつも文章を書く際は同じような問題に直面しているので、大いに勉強になりました…。
作者:okphex
更新日:2008年10月3日 23時33分
写真展「ヴィジョンズ オブ アメリカ 第2部 我が祖国 1918-1961」
今回は、僕も大きな興味を持っているアメリカの写真に関連する展覧会のご紹介です。
会期:2008年10月19日(日)まで
会場:東京都写真美術館(東京都目黒区三田)
第一次世界大戦後から冷戦期のケネディ政権時代までのアメリカの政治、社会、文化を、写真を通じて振り返る展覧会です。
「第2部」と銘打たれているとおり、この展覧会は連続しており、全3期が予定されています。
アメリカは、ヨーロッパから写真の文化・技術が到来して以来、常に先進技術の開発と偉大な写真家の輩出で世界の写真文化を牽引し続けてきました。しかし、文化的な貢献と共に、写真の政治やプロパガンダへの利用もまた、大いに推進してきたのがアメリカという国でした。アメリカを代表する多くの写真家の作品が展示されており、写真史の研究という意味でも大きな意義のある展覧会と言えます。
作者:okphex
更新日:2008年10月2日 21時31分
ムービーの編集。
僕が写真の編集で使うのは、もっぱらマッキントッシュです。
ただし、オンラインのアルバムに写真を転送したり、
ネット経由でプリント注文する際は、専用ソフトが揃っている、
ウィンドウズを使う場合が多いですが。
最近写真(静止画)に加えビデオの編集を行う機会が増えました。
しかしマッキントッシュに追加設備を導入するのは惜しい…、
と言う訳で、iMovie HDでの編集を幾度か試してみました。
このソフトは、最近のバージョンのマッキントッシュに、
標準で付いてくる(筈の)お手軽な動画編集用のプログラムです。
非常に操作が簡単な上、他のソフト(iDVDなど)との組み合わで、
メニューの作成、DVD-Rへの焼き付けも簡単に行えます。
以前結婚式を撮影した際は、仕上がりを急ぐ事情もあり、
ビデオカメラ一台で撮影し、編集しました。
この程度の作業なら、説明書が無くても難なくこなせるところが、
iMovieの強みですね。
では、2台のビデオで撮影した同じ場面の画像を、
スムーズにつなぎ合わせるにはどうしたらよいのかというと、
意外なことに、ビデオトラックは一つしかないのに、
簡単に編集ができてしまいました。
もっとも音声の抽出等で作業に多少時間を取られましたが…。
無料のソフトでここまでできるとは、驚きました。
iLife 08にiMovieの最新版が備わっているとのことですが、
iMovieの操作方法が大きく変化したとの情報もあるし、
現行の性能に十分満足しているので、
今のところあまり使用ソフトの変更は考えていません。
専用の機材には到底及ばないような性能なのでしょうが、
「簡潔さ」と「利便性」の両立を理想とする僕には、
大変理想的なソフトに映りました。
また仕上がりについて報告できればと思います。
作者:okphex
更新日:2008年10月1日 22時55分
復帰しました。
しばらくぶりにブログを再開することにしました。
7月21日から8月24日までフィリピンへ調査に赴き、ようやく帰国したら今度は溜まった仕事に追われる日々で、ブログをついつい怠けてしまいました。
しかし、ブログを書くために毎日写真関係の情報を探したり、英語の記事を読むなど、これまで習慣として行っていたことをしなくなると、すっかり勉強から遠のいてしまいました。
自分の怠け癖を深く反省し、多くの人に役立つ写真情報を届けるという本ブログの主旨をもう一度思い起こして、再開することにしました。
これからもどうぞよろしくお願いします。
写真は、フィリピン滞在最終日にマニラ湾に面した公園で撮影したものです。モデルはどこかのご家族です。随分くつろいでおられるのが印象的でした。

作者:okphex
更新日:2008年9月30日 18時7分
■写真ニュース08/07/04 [HSGi・シリコンカバー]
今回は、HSGiの製品に関するお知らせです。
あなたの「写真生活」を快適にするお役に立てば幸いです。
○HSGi、デジタル一眼レフカメラ用シリコンカバー「SNUG iT PRO」を7月7日発売この製品はカメラを衝撃や擦り傷から保護するためのカバーです。
特徴的なのは、シリコン製であるため弾力性を備えている点です。キヤノン「EOS 40D」など3種の製品が用意されています。
計画の構成を考察中…。
最後まで記事をお読み下さり、ありがとうございました。
もし今回の情報がお役に立ったり、内容を面白いと感じて下さったならば、以下のボタンを押して頂けると、とても嬉しいです。
今後も、みなさんの写真生活に少しでもお役に立つ情報をお届けできるように努力したいと思います。ありがとうございました。
作者:okphex
更新日:2008年7月5日 0時0分