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トップ > スフィンクス > スフィンクス - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年10月13日 5時)

格差社会のカウボーイ

「治りませんか」
「治りませんね」

なんということだろう。

開拓の栄誉を経験した私が、かような持病持ちになろうとは誰が想像したであろうか。その上、目の前の医師の言葉を信じるなら、この病気はマジで決していかようにしても治らんものなのだ。非常に残念だが、どうしようもない。

「どうしようもない」

思わず呟いていた。

「ええ、どうしようもありません。しかし、別に放置しておいても死ぬわけではありません。多少日常生活に差し支えはありますが」
「差支えがあるんですか。どうしようもないですね」
「何がですか?」
「いや、別に、何がというわけでもありませんが。あえて言うなら、私の存在自体がどうしようもないです」
「そこまで悲観的にならなくても」
「それはそう思いますが、先ほども先生のおっしゃったとおり、自分ではどうしようもないです」
「ふむ。そうですか。まあ、今みたいな発作が時たま起きるとは思いますが、命には別状はありません。頑張って生き抜いてください。ごきげんよう」

病名を〈DYK症候群〉と言うらしい。〈(D)『どうしようもない』というセリフを(Y)やたらと(K)口に出したくなる症候群〉の略だそうだ。

最初に異常を感じたのは、私が懸命に職務に当たっている最中のことであった。

「死ねえ。汚い蛮族どもめ。死ねえ」
「はっはっは、相変わらずタケシは絶好調だぜ! あ、タケシ、あっちの敵も頼む」
「どうしようもない」
「うわー!」

セリフを発しただけで、本当にどうしようもない気分になってくる。結果として味方を見殺しにしてしまったことは非常に暗澹たる気持ちを呼び起こすが、どうしようもない。

以降は、どこにいても容赦なく発作が起こるようになった。

「今日は少し味付けを変えてみたんだけど、どうかしら?」
「どうしようもない」

離婚騒ぎにまで発展した。どうしようもなかったので別れた。

「130円になります」
「どうしようもない」

言いながら払った。130円相手に果てしなく渋っているように見えたであろう。このような形で私の品位が損なわれてしまうのは、耐えられないほどに辛いことだった。しかし、まあ、どうしようもない。

「い、命だけは助けてくれ!」
「どうしようもない」

射殺した。この辺は普段どおりだから、別に何の問題もなかった。

それにしても参った。一生この病と付き合っていかなければならないとは。何かにつけて「どうしようもない」とばかり言っていては、周りからどうしようもない人間と思われてしまう。とはいえ、病気ばかりはどうしようもない。治せないなら、別の角度から物事を考えていかなければどうしようもない。

ここで、私は一つの重用すべき発想に出会った。木の葉を隠すなら、森の中。「どうしようもない」を流行語にしてしまえば、私が目立つことはないではないか。素晴らしくどうしようもない思い付きである。

私はTV番組のプロデューサーをやっている友人に相談した。この友人もまたどうしようもない男で、「なかなか面白い思い付きかもしれないよ」などと言いながら、新たな番組企画を立ち上げてしまった。凄まじい大英断だとは思うが、なんかもうどうしようもない。




「はい、皆さんこんにちは。〈どうしようもない講座〉のお時間です。今日は第一回ということで、〈どうしようもない〉の基本から皆さんにお教えしていきたいと思っています。まず、発音です。

どうしようもない。

はい、繰り返してみてください。もう一度行きますね。

どうしようもない。

正確なイントネーションで発音することが何よりも大事です。間違えて〈胴SHOWもナーイ!〉などと発音してしまうと、全然どうしようもなさが伝わらなくなってしまいます。お気をつけください。

それでは、もう一度行きますね。

どうしようもない。

出来ましたか? それでは次は、早口で発音してみましょう。

ドウシヨウモナイ

次は、一語一語はっきり発音してみましょう。

ど う し よ う も な い

次は、ため息混じりに発音して見ましょう。

どうしようもない……。

次は、小バカにするように発音して見ましょう。

どうしようもない(苦笑)

それでは、最後にもう一度。

どうしようもない。

うまく出来ましたか? え、どうしようもない? それはよかった。次回は〈どうしようもないの歴史〉についてお話いたします。どうぞ、お見逃しなく。

では、〈どうしようもないソング〉を聞きながらお別れしましょう。いやー、どうしようもない(苦笑)」


♪どうしようもない
人生はどうしようもない
どうしようもないさ
だから、落ち込むなよ
どうしようもないんだから
くよくよしたって仕方がないさ
どうしようもない
ああ どうしようもない
マジにどうしようもない♪



なぜか流行語大賞をとった。この国、どうしようもない。




■□■□■□■□■□【トラバでボケましょうテンプレ】■□■□■□■□■□
【ルール】
参加:
 お題の記事に対してトラバしてボケて下さい。
 締切りは1つのお題に対し30トラバつく、もしくは17日の23:59まで
 1つのお題に対しては1IDにつき1トラバ(1ネタ)とします。
 お題が変われば何度でも参加OKです。

チャンプ:
 お題を出した人が独断で審査しチャンプ(大賞)を決めます。
 チャンプになったら王様です。以下の特典と栄誉が行使できます。
  1.お題を出す
  2.言いたい放題な審査をする
  3.次のチャンプを決める
 何か困ったことがありましたら開催事務局までどうぞ。

企画終了条件:
 みんなが飽きるまで、もしくは開催事務局が終了宣言を告知した時です。

参加条件
 特になし!
 ※ 以下あれば尚可!!
 ブログをもっている。あるいはこれから作成する。
 トラックバック機能が使える。

 ※誰でも参加出来るようにこのテンプレを記事の最後にコピペして下さい。

 企画元     毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/
 開催事務局  ボケトラの穴     http://trana88.exblog.jp/
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この文字列について

この文字列はうっかりチャンプになってしまった時の対処法(トラボケ2008レベル9)参加文字列です。
お題はこちら。

現代の医療では治せない病気(不治の病)にかかっております。どんな病気?

作者:rei_ayakawa

更新日:2008年10月11日 22時59分

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犯人に告いでみたらいいじゃないと思うわけよ、俺は


「犯人に告ぐ! 飯は朝昼晩三食ちゃんと食え。そして……社会を変えろ」

「けっ、知ったことかよ。それ以上近づくと、人質の命はないぞ」

「犯人に告ぐ! 歯ぁ磨けよ。そして……社会を変えろ」

「いや、知ったことかって。いいから、さっさと車用意しろ」

「犯人に告ぐ! 火遊びはやめろ。そして……社会を変えろ」

「火遊びじゃなくて銀行強盗だし、社会は変えねえよ……」

「寿限無寿限無、五劫のすりきれ、海砂利水魚の水行末、雲来末、風来末、食う寝るところに住むところ、やぶらこうじのぶらこうじ、パイポパイポ、パイポのシューリンガン、シューリンガンのグーリンダイ、グーリンダイのポンポコピーのポンポコナの長久命の長助に告ぐ!」

「違えよ!」

「犯人に告ぐ!」

「しつこいな」

「給料を上げろ!」

「本当に知らねえよ!」

「まぁ、そろそろ社会を変えてみたらどうかな?」

「緩急つけても無駄だと思うなあ」

「でも、社会を変えればいい事尽くめさ」

「なにが?」

「きっと、モテるぞ」

「俺、社会を変えるよ!」

「その意気だ。今だ、自爆だ!」

「任せとけ。そいやぁ!」


ボーン




■□■□■□■□■□【トラバでボケましょうテンプレ】■□■□■□■□■□
【ルール】
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 お題の記事に対してトラバしてボケて下さい。
 締切りは1つのお題に対し30トラバつく、もしくは09月30日(火) 23時59分59秒まで
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この文字列に告ぐ

社会を変えろ!
この文字列はトラバでボケましょう2008 初秋 レベル8 開催! 参加作品なのだから……。
お題はこちら。

犯人に告ぐ!

作者:rei_ayakawa

更新日:2008年9月23日 23時51分

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序章


ただぼんやりとした不安に包まれていたら、なんか足元見えなくてつまずいてズザーッとこけた。

気がつくと、それは不思議なことに、嵐の海に立っていた。荒波が押し寄せてくるが、海面に立っているので、なんとなく無敵な気がする。なにせ、海面に立っているのだ。力があふれすぎて、ついつい博多弁になりそうな気がする。しかし、おそらくはなるまい。私は博多弁を知らないのだから。

ほら、来たぞ。波だ。荒涙。雨も風も気にはならない。これほどまでに無敵なのだから、波に飲み込まれても大丈夫であろう。うおー! 私は死んだ。

なんという人生の落とし穴だ。




第一章


「ここだよ」

「ん? なんだ、この穴は?」

「これが人生の落とし穴というものだよ、マイケル」

「ふむ、ジョニーはここに落ちてしまったというわけかい」

「うむ。あそこの穴につまずいて、こっちの穴に落ちてしまったらしい」

「つまずいたほうの穴はなんなんだい?」

「人生の落とし穴は、一つじゃないのさ」




第二章


「ジョニーがどんなマンだったかって? そりゃーもういいマンだったさ。サムよりもいいマンだったね。サムの3割り増しくらいはいいマンだったよ。サムがどんなマンかって? 3人殺してるよ。HAHAHA!」




第三章


「明日が見えない……」

「いや、待て、あそこを見ろ!」

「え? ……あ、見えた! あれが明日か!」

「ああ、おそらくはな」

「なんていうことだ。明日が見えるなんて」

「まったく、驚きだぜ」

「とりあえず、明日は雨らしいな」

「うむ。それは間違いあるまい。どっからどう見ても晴れには見えないからな」

「くっそぅ、なんたることだ」

「雨だと不都合なことでも?」

「雨は嫌いなんだ」

「まぁ、俺も好きじゃないな」

「雨か……」

「そんな些細なことより、明日が見えたというこの事実を喜ぼうじゃないか」

「ここにジョニーがいれば、そうもできたんだけどね」

「ああ……」

「あいつ、俺よりも明日を見たがっていたからな」

「そうだな。無事でいてくれるといいんだが」

「穴に落ちたらしいからな。おそらくはもう……」

「ああ、おそらくはもう……ダメっぽくなってるだろうな」

「かわいそうに!」




第四章


「ジョニーが穴に落ちてからもう三年が経ったわね」

「そうだね」

「彼は穴から出られのたかしら?」

「どうかな」

「どうかしらね」

「そんなことより、ジェニファー」

「なに?」

「結婚してくれ」

「イヤです」

「敬語なあたりが著しく寂しいよ、ジェニファー」

「うふふ」

「HAHAHA!」




終章


冷静に考えれば、死んでいなかった。

「私は死んだ」とか述べることが出来たのだから、死んでいるわけがないのだ。死んだ気がしただけだった。人生の落とし穴に落ちても、死ぬとは限らないらしい。その辺が人生の面白いところであるし、カレーはうまいと思う。






■□■□■□■□■□【トラバでボケましょうテンプレ】■□■□■□■□■□
【ルール】
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 締切りは1つのお題に対し30トラバつく、もしくは2008年9月7日(日)23:59まで
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チャンプ:
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この文字列について

この文字列はトラバでボケましょう2008夏秋 レベル7お題発表 参加文字列です。
お題はこちら。

おっと、思いっ切りつまずいて転んでしまった。
ん? なんだ、この穴は?

作者:rei_ayakawa

更新日:2008年9月1日 23時50分

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トラボケ 2008夏 レベル6 結果発表

お待たせして申し訳ない。ようやく考えがまとまったので、チャンプの発表と行きたいと思う。

……が、その前にお約束の感想書きなぐりでも。テンプレに「言いたい放題な審査をする」と明記されているので、本当に言いたい放題言おうと思う。私はやるといったらやる男である。惚れてはいけない。

念のために言っておくと、自分のことは完全に棚に上げて手が届かない場所にしまいこんであるので、その辺あまり気にせずに読んでもらいたい。もちろん、一個人の見解として。


☆ 満月の狂乱 『ダーサの庵』

王道のボケだけど、お題の世界観を飛び出していないせいかインパクトに欠ける。この内容だったら、その光景をプロデューサーに見出されてテレビ出演が決まった嬉しさのあまり妻が心臓発作を起こして帰らぬ人になってその遺言に従い夫が遺骨を宇宙に撒きに行く感動巨編くらいのところまで行ってほしい。なんにしろ、お題発表から二時間足らずで仕上げてくるのはさすが。まさにダーサの赤い彗星。略してダサい彗星。


☆ 反逆のOO残酷なドラえもんのテーゼそして僕たちはSEED DESTINY-R2。 『カツオくんは永遠の小学生。』

感想を一言で言うと、「なんだかよくわからんがすごい」である。お題を出発点として無限の世界へバズ・ライトイヤー。完全な力押しだが、オチにはちゃんとお題を絡めてきているのが心憎い。ただ、読み手の意表を突くような主砲ネタがないことを考えると、これでもまだまだパワー不足。一度登場した武装・能力名は二度と登場しないくらいの勢いでやってほしかった。元ネタはエヴァとドラえもんしか分からなかったのだが、これはむしろ元ネタが分からないほうが面白い文章なのかもしれない。


☆ コート姿の男 『自動販売機と地域経済』

きっちりまとまってはいるのだけれど、どーも「オチを提示するためだけの文章」になってしまっている節がある。素材自体はいいのだから、前フリ、あるいはオチ提示後の展開にもう一ひねり欲しい。


☆ ハンマーが振り下ろされる夜 『桃文豪の艶言』

最大の難点は、見知った人物になってしまっていること。よかったね、ダサい彗星さん。あなた一人じゃなかった。ネタ的には実によろしゅうございます。あまりフォントいじりに頼らなければもっと面白くなると思うんだけど、そこは好みか。最後の一文に叙情性があふれているのは高ポイント。だから何なんだという気がしてならない。


☆ 月は見ていない 『やみくもバナナメロン』

いい作品である。適切なエロに適切な捻り。笑いがメインの作品ではないからチャンプにはしないけど、マムさんにはこの調子で突き進んでいただきたい。余は満足じゃ。


☆ 恐怖と快楽の彼方 『黒文豪の妄言』

さすが文豪・ザ・ブラック。レベルが(ある意味)違うぜ。異様なまでにベタベタな構成かつ強引過ぎるオチ。つまらなすぎるのがひっくり返って妙な笑いにつながっている。意外性だけは参加作品トップクラス。他はなんとも言いがたい。


☆ 奇跡 『SOFIA_SS』

奇をてらわない至極まっとうなショートストーリー。こういう話をきっちりまとめてくるあたり、底力を感じる。さすが前回チャンプ。難点と言えば、エロもボケもないことだけ。いや、エロはなくていいんだけど。


☆ 月の出た夜に 『プリティかつ怠惰に生きる』

「餡子はねえど」の元ネタがわからぬ。一つ一つのネタは面白いが、エクスクラメーションマークが多すぎて読みにくい。うまく調節すれば、勢いを殺さずに読みやすくすることも出来るはず。あと、これも見知った人物だよね。結局はね。ちょっと無理があったよ、うん。「光の剣」のくだりは最高。あんた輝いてる。


☆ チンレツ罪 『北の夢想科学小説』

導入から面白い。畳み掛けるような小ネタの数々も面白い。実際に何度かふきだした。しかし、ジャニーズ好きの設定はどこへ。かなり肩透かしな印象。前半と後半がネタの構成上分離してしまっていて、勢いがそがれているのも惜しい。ボケ話だからこそ、伏線も含めた全体の構成に気を使う必要がある。中盤までなら文句なしの内容。


☆ 路上の二人 『工場と微笑』

ユーモラスな雰囲気が漂っていて良い。全体に小ネタが散りばめられていて、質も私の好みなので、中だるみすることなくスラスラと読めた。コートの中ではアンテナは立っても送信は不可能……ということを「しかもなぜか、人間が二人いて初めてメールの送信が可能。」の文であらわしているのだろうけど、そこは会話文の中で伏線を張っておいたほうがきれいに落ちると思う。投稿日がギリギリ土曜日なのは……まぁ、テンプレの「金曜日の夜中」という指定がえらいアバウトなのでセーフと扱うことにする。


さて、そんで優勝作品をどうするかである。

やはりこのコンテストがトラ『ボケ』である以上、ボケ原理主義者の私にとっては、単純に笑えるかどうかが重要な判断基準になる。また、お題で提示された状況設定に反していないかも重要だ。それらの要素に作品の完成度を加味して考えた結果……




チャンプは『工場と微笑』のKs_trunkさんに決定。




オリンピック期間中の開催だったので、金メダルを(心の中で)送っておきます。ついでといっては何ですが、銀メダルを『北の夢想科学小説』のbucmacotoさんに、銅メダルを『カツオくんは永遠の小学生。』のkatuo0076さんに(あくまで心の中で)贈呈します。

割ときびしめだったお題の制約の中、金、銀コンビにはネタのラッシュで、永遠の小学生氏には実に小学生な世界観で笑わせていただきました。こういう貪欲に笑いを取りに行く作品が今後増えてくれるとうれしいです。

なにはともあれ、全ての参加作品からよい刺激をいただくことが出来ました。皆様に感謝、感謝。

作者:rei_ayakawa

更新日:2008年8月25日 0時3分

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トラボケ 2008夏 レベル6 お題発表

チャンプになった。

これまでの経緯はこちらとかこちらを参照していただきたい。ついでに、チャンプになった喜びや今後の抱負や独り身の寂しさなどを延々と語り続けても良いが、9割読み飛ばされるのが目に見えているのでやめておく。サクサク行こう。次なるお題は、以下のとおりである。


お題
薄暗い夜道を歩いていると、見知らぬ人物が前方に立ちふさがった。
その人物はコートをはだけ、何らかのブツを露出して、何らかの行為を行いはじめた。
さて、どう反応したものだろうか?

レッツ・ボケ。


■□■□■□■□■□【トラバでボケましょうテンプレ】■□■□■□■□■□
【ルール】
参加:
 お題の記事に対してトラバしてボケて下さい。
 締切りは1つのお題に対し30トラバつく、もしくは次の金曜日夜中まで
 1つのお題に対しては1人1トラバ(1ネタ)とします。
 お題が変われば何度でも参加OKです。

チャンプ:
 お題を出した人が独断で審査しチャンプ(大賞)を決めます。
 チャンプになったら王様です。以下の特典と栄誉が行使できます。
  1.お題を出す
  2.言いたい放題な審査をする
  3.次のチャンプを決める
 何か困ったことがありましたら開催事務局までどうぞ。

企画終了条件:
 みんなが飽きるまで、もしくは開催事務局が終了宣言を告知した時です。

参加条件
 特になし!
 ※ 以下あれば尚可!!
 ブログをもっている。あるいはこれから作成する。
 トラックバック機能が使える。

 ※誰でも参加出来るようにこのテンプレを記事の最後にコピペして下さい。

 企画元     毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/
 開催事務局  ボケトラの穴     http://trana88.exblog.jp/
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あ、締め切りは初心に帰って次の金曜日までで。

作者:rei_ayakawa

更新日:2008年8月16日 21時47分

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狭苦しい世界につき、預言者は生きにくい

じめじめとした暑さが、体を蝕んでいる。
どうにも寝付けない。
ベッドに寝そべっていること自体に飽きて、体を起こした。

誰か、いる。

月明かりに照らされて、こちらをじっと見つめている。
その手には数枚のカードが。
おごそかな声で言いながら、扇のようにカードを開いて差し出した。

「さあ、ここから好きなのを選びなさい」

私はおごそかな声で拒否した。

「断固拒否する」

誰だか分からない誰かは、驚いたようだった。
何故それが分かったのかと言うと、「ええ、驚き!」と叫んでいたからだ。
なにせアパートの一室なので、少し不安になった。

「夜中なんで、静かにお願いできます? 近所迷惑ですから」
「ああ、ごめんなさい。まさか、私クラスにおごそかな声の人が他にもいるとは、思わなかったもので」

驚いたポイントはそこか。
せっかく断固拒否したのに。
なんだかむなしくなった。

「仕切りなおしましょう。さあ、ここから好きなのを選びなさい」

しかも、あきらかに話の内容を聞いていない。

「だから、拒否するんですってば」
「ええ、驚き!」
「いちいちそのリアクションするのやめてくださいよ」
「ああ、すみません。何度聞いてもおごそかな声なもので」

どうも、謎の人物――便宜上ナスキュウリバナナコンペイトウと名付けることにした――は私のおごそかな声にばかり注目しているようである。
悪い気はしないが、なんぼなんでも視野が狭すぎる。
もう少し様々なエレメンツに目を向けて欲しいものだ。

「こんなにもおごそかだと、ついつい聞きほれてしまいますねえ。次は気をつけます。それじゃ、仕切りなおしますね」

どうにかしてナスキュウリバナナコンペイトウに、仕切りなおす必要が無いことを伝えなければならない。
極力軽薄な声になるよう努めて、若干テンションを上げ気味に発声した。

「ヘイ、ユー。人の話聞いてないね? オレっちはとっくに拒否しまくってるんだからあ、仕切りなおす必要は無いんだってえの。てえの」

軽薄さを強調するために、軽薄な語尾を二回繰り返した。
我ながらアグレッシブに工夫を凝らしている。
ナスキュウリバナナコンペイトウは、なにやらショックを受けたらしい。
何故それが分かるかと言うと、「ええ、ショッキング!」と叫んでいたからだ。
いい加減にしろ。

「そんな……あなたがそんなに軽薄な人だったなんて……!」

相変わらず内容は頭に入っていないようだ。

この段階にいたって、ようやくナスキュウリバナナコンペイトウが女性であることに気がついた。
声が低い上に、全身を覆い隠すローブをまとい、フードまで被っていたので、今まではっきりとは分からなかったのである。
私は、とりあえず押し倒そうと思った。

「今のは冗談ですよ。私の本来の声は、ほら、こんなにもおごそかです」
「ああ、安心しました。あなたが軽薄な人だったらどうしようかと……」
「軽薄さなんか微塵もありはしませんよ」

言いながらフードを脱がせた。
暗闇に目が慣れてきているので、目鼻顔立ちまで良く見える。
おお、外人さんか。
日本語うまいな。
なにはともあれ、及第点である。
自分にゴーサインを出した。

「こんな服を着ていては暑いでしょう。私が脱がせて差し上げます。ほれほれ」
「ああ、なんておごそかなお方……」

なんだかよく意味が分からないが、とにかく私がおごそかであることだけは確からしい。

「でもその前に、カードだけ選んでくれません?」
「それは拒否します」
「おごそかぁ……」

ナスキュウリバナナコンペイトウは恍惚とした表情を浮かべていた。
手から数枚のカードが零れ落ちる。
私はその内容に別段興味を抱かなかったし、何のためにここまでやって来たのかにも関心が無かった。

重要なのは、ここが平成の千葉県内であり、マイルームに見目麗しい女性と二人きりだということだ。
それが全てだ。
私はカードなんか確認したくはない。
彼女が私の発言内容に注意を払わなかったのも、おそらくは同じことなのだろうと理解した。

狭苦しい世界につき、預言者は生きにくい。




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 1つのお題に対しては1人1トラバ(1ネタ)とします。
 お題が変われば何度でも参加OKです。

チャンプ:
 お題を出した人が独断で審査しチャンプ(大賞)を決めます。
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この文字列について

この文字列はトラボケ 2008夏 レベル5 お題発表♪参加文字列です。
お題はこちら。

熱帯夜。
なかなか寝つけないでいると
枕元に、誰かが 立った。
月明かりに照らされて、こちらをじっと見つめている。
その手には数枚のカードが。
おごそかな声で言いながら、扇のようにカードを開いて差し出した。

「さあ、ここから 好きなのを選びなさい」

・・・・んで?

作者:rei_ayakawa

更新日:2008年8月11日 17時46分

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夏は嫌いだ! 暑いから!

最近、『北風と太陽』の太陽って本当に憎むべきやつなんだなぁと認識できるようになった。

何故って、夏だからである。暑いからである。体もホット、頭もホット、思考はバーニングである。もちろん、ハートもホットになっているが、私のハートは年中ホットなので、その辺はあまり関係が無い。そういえば、この前我が家の鍋の取っ手が焦げた。鍋の取っ手でさえ、ホットになりすぎると焦げる。このままでは、私も近いうち焦げてしまうのではないか。いまさらながら危機感を覚える。夏とは本当に恐ろしいものであることよ。

そんな中、夏の風物詩とか言って怪談話に興じている連中はアホなのではないかと思う。夏のほうがよっぽど怖い。幽霊などという得体の知れないものを怖がるより前に、現実的な危機、具体的に言えば、暑さのあまり焦げたりすることを恐れるべきではないのか。ああ、怖い怖い。背筋が震える。

そうか。今気がついた。今まで、夏に焦げて亡くなった人の話を聞かなかったのは、こうして夏を怖がることにより、背筋が冷え、セルフ冷却がなされていたからなのだな。ううむ。これは大発見である。夏だからといって、大自然に対する畏怖の気持ちを忘れなければ、人間は焦げないのである。だからこそ、今まで我々は自然と共存してこられたのであるな。

うむ。うむ。

作者:rei_ayakawa

更新日:2008年8月6日 21時5分

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ヘキンオリンピック


「皆さんこんにちは。大盛況の中行われているヘキンオリンピック。つい先ほども観客席で爆発騒ぎがあったそうで、尋常ではない盛り上がりを見せております。さて、現在こちらの会場では、全世界が注目する目玉種目、『完全独力鳥人間コンテスト』が行われています。ルールは簡単、この会場からスタートし、100km先の崖まで助走をつけて、後は飛ぶだけ! 果たして世界記録10m30cmの更新はあるのでしょうか。楽しみですね! ……おっと、皆さんすみません、なにやら大会本部から連絡が入ったようです。どうやら、実況席に爆弾が仕掛けられたそうで」






しばらくお待ちください


















もうしばらくお待ちください




















あとちょっとだけお待ちください














「視聴者の皆さん、申し訳ございません。実況席Aが破壊されたので、実況席Bからお送りいたします。なにぶん急なことでしたので、お待たせしてしまいましたことをお詫び申し上げます。ついでといっては何ですが、アナウンサーA氏のご冥福もお祈りいたします。さて、順調に競技は進んでおりまして、ここまで8人の競技者が挑み、6人は助走中に力尽きてリタイア、残りの二人は見事な飛翔を見せました。故ヤングウェイ選手が10m11cmで1位、故ユンファ選手が9m84cmで2位にランキングされています。さて、いよいよ我らが日本代表、rei_ayakawa選手が登場です。今、入念に準備運動をしております。果たして、どんな飛翔を見せてくれるのでしょうか。解説のBさん、世界記録の更新はありえると思いますか?」

「ええ、そうですね。まずは、解説のA氏のご冥福をお祈りいたします。それでayakawa選手なんですが、死を恐れずに崖に向かって突進できれば、十分記録更新もありえると思いますね」

「なるほど。ayakawa選手には、是非とも死を恐れないで突進していただきたいですね。さあ、今助走に入りました。ところでBさん、選手たちの間から『いくらなんでも100kmの助走は長すぎる』という声も出ているようなのですが、どう思いますか?」

「長すぎますね」

「そうですね。ありがとうございました」



20分後



「解説のBさん、ayakawa選手もう力尽きてますよ!?」

「いやー、これは想定外ですね。どうやら、日ごろの運動不足がたたったようです」

「まだ2kmしか走ってないじゃないですか。しかも、所々歩いていましたよ。運動できないにもほどがあります。彼は何でこの競技に出ようと思ったのでしょうか」

「だって、お題が……」

「え?」

「ああ、いえ、なんでもないです」

「大体、よくあんなんでオリンピック代表になれましたね。他に送り出せる選手はいなかったのでしょうか」

「そりゃ、誰もやりたがんないですよ、こんな競技」

「まあ、それはそうですけどね……。あ、コンビニに入っていきましたね」

「外は暑いですからね」

「それにしたって、もう少しやる気を見せてもらいたいものです。非国民だ、あいつは」

「今のは問題発言な気がしますけどねえ」

「世界に対して侍魂を見せるべきなんですよ! 大体、この競技は日本人に一番向いているはずです。神風ですよ! ハラキリですよ! 昔から自殺は日本人の得意分野でしょう」

「あーあ、言っちゃった。まあ、確かにこの競技は自殺みたいなもんですけどね」

「天皇陛下のために死ぬべきなんです、彼は!」

「まあまあ、落ち着いて」

「死ねええええええ! 今すぐ飛んで死ねえええええええ! 侍の心意気を見せやがれええええええええええ! ……っと、すみません、なにやら大会本部から連絡が」







■□■□■□■□■□【トラバでボケましょうテンプレ】■□■□■□■□■□
【ルール】
参加:
 お題の記事に対してトラバしてボケて下さい。
 締切りは1つのお題に対し30トラバつく、もしくは次の金曜日8/4(月)夜中まで
 1つのお題に対しては1人1トラバ(1ネタ)とします。
 お題が変われば何度でも参加OKです。

チャンプ:
 お題を出した人が独断で審査しチャンプ(大賞)を決めます。
 チャンプになったら王様です。以下の特典と栄誉が行使できます。
  1.お題を出す
  2.言いたい放題な審査をする
  3.次のチャンプを決める
 何か困ったことがありましたら開催事務局までどうぞ。

企画終了条件:
 みんなが飽きるまで、もしくは開催事務局が終了宣言を告知した時です。

参加条件
 特になし!
 ※ 以下あれば尚可!!
 ブログをもっている。あるいはこれから作成する。
 トラックバック機能が使える。

 ※誰でも参加出来るようにこのテンプレを記事の最後にコピペして下さい。

 企画元     毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/
 開催事務局  ボケトラの穴     http://trana88.exblog.jp/
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この文字列について

この文字列はトラバでボケましょう 2008夏 レベル4 お題発表参加文字列です。
お題はこちら。
あなたはどこかへ向けて走っている。

あなたはこれから100kmの道程を走らなければならない。

どこへ向かっているのか?

なぜ走っているのか?

友情のため?愛情のため?金のため?名誉のため?

その理由は?

そしてその結果は?





で、ボケてください。

作者:rei_ayakawa

更新日:2008年8月1日 18時54分

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ギャンブラー鋼

友人との「あっちむいてホイ」対決についつい熱くなりすぎた俺は、あろう事か100万円を賭けた大勝負を提案し、敗北を喫してしまった。キャッシュで払う男前な俺。満足げな笑みを浮かべる友人。いくら男前とはいえ、この出費は痛い。このまま終わらせるわけにはいかない。



ギャンブラー鋼
第一話 炎のあっちむいてホイ



「どうする。もう一戦やるか?」

不敵に笑う友人。悔しいが、今流れは完全にやつの側にある。たとえもう一戦やったとしても、俺の敗北は揺るがないだろう。しかし、ここで引いたら100万円を取り返すことは出来ない。一体どうすれば……。

「臆したか。所詮貴様はその程度の男よ。ハッハッハッハッハ!」

やつが背を向けたその時、俺の灰色の脳細胞に電撃が走った。チャンスは今しかない!

俺は「とぉう!」と叫んで天高く飛び上がった。空中できりもみ回転し、照準を定める。やつはこちらを振り向いたが、もう遅い。

「食らえ! ギャンブラーキック!」

直後、友人の胸板に俺の右足が直撃した。手ごたえは十分。確実に肋骨を粉砕している。友人は吹っ飛び、地面を数メートル滑走し、「お、おのれ、ギャンブラアアアアアアー!」と叫んで爆発した。

勝った! 悪の友人を倒したのだ。100万円はどこだ。




■□■□■□■□■□【トラバでボケましょうテンプレ】■□■□■□■□■□
【ルール】
 お題の記事に対してトラバしてボケて下さい。
 審査は1つのお題に対し30トラバつく、もしくはお題投稿から48時間後次の金曜日夜中までに
 お題を出した人が独断で判断し陪審員の厳正(?)なる投票によりチャンピオン(大賞)を決めます。
 (自分自身のお題の記事にトラバして発表)
 チャンピオンになった人は発表の記事にトラバして次のお題を投稿します。
 1つのお題に対しては1人1トラバ(1ネタ)とします。
 お題が変われば何度でも参加OKです。
 (企画元ブログにてチャンプランキングも開催中!)

 企画終了条件は
 みんなが飽きるまで、もしくは企画者が終了宣言をした時です。

 参加条件は特にないのでじゃんじゃんトラバをしてボケまくって下さい。

 ※誰でも参加出来るようにこのテンプレを記事の最後にコピペして下さい。

 企画元     毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/
 開催事務局  ボケトラの穴     http://trana88.exblog.jp/
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この文字列について

この文字列はボケトラ 第二回戦 お題!!参加文字列です。
お題はこちら。

あなたは ギャンブルで100万円 負けてしまいました。
あなたの 復讐方法は?

作者:rei_ayakawa

更新日:2008年7月16日 22時7分

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松坂もビックリ

男と女がドッキングするとウルトラマンAになるらしい。

哲学的である。ちなみに、男と男がドッキングするとバロム1になる。これは大変なことである。導入部から飛ばしている。このブログを見ている方々が話題についてこられるか、心配なくらいだ。君たち、北斗と南、白鳥と木戸を知っているかね。

何が言いたいかというと、ウルトラマンAになりたい。バロム1にはなりたくない。

おっと!

いけない、いけない。欲望が160km超のジャイロボール並の勢いで表に出てしまった。あ、いや、違う。誤解しないでいただきたい。私はあくまで、純粋にヒーローにあこがれているだけだ。少年の心を持ち続けた青年なのである。ぼく、ウルトラマンAになって怪獣をやっつけるんだ! バロム1になりたくないのはあれだ、あいつブサイクだから。

おっと!

いけない、いけない。バロム1のファンの皆さん、誤解しないでいただきたいのである。今のは決して私の本心ではない。あくまで、窮地を逃れるための方便と言うものであって、

おっと!

作者:rei_ayakawa

更新日:2008年7月9日 21時48分

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パンチじゃなくてキック

1年生になったら、友達100人出来た。

それはそれで嬉しいのだが、一つだけ問題があった。全員、異様なまでにスフィンクスが好きなのである。

「おはスフィンクス!」

登校途中の僕に、カオリが声をかけてきた。あまりにも無理のある挨拶と言えよう。

「やあ、おはよう」
「違うよ。おはスフィンクスだよ」

知らんよ。

僕は野球が好きだ。しかし、だからといって朝の挨拶を「おはベースボール!」にしようと考えた瞬間は今までの人生に存在しなかった。人生という長い道程の歩み方は、実に人それぞれである。これまでに友達100人から何度も説得されてきているが、僕は僕の道を行こうと思う。「おはスフィンクス」とは、言わない。

「よう、お二人さん。おはスフィンクス」

続いて、声をかけてきたのはヨウジだった。見ると、タケシとシンヤも一緒だ。自宅から学校までの徒歩10分の道のりで、総勢60人程度にまで膨れ上がるのがいつものパターンである。

「おはスフィンクス!」
「おはスフィンクス!」
「おはスフィンクス!」

繰り返される挨拶。日常の風景。スフィンクス好きの大行進。僕はただ一人スフィンクス好きではないが、別にみんなもスフィンクスの話題ばかりしているわけではないので、普通に会話は出来る。とりあえず、近くにいたシュウジに話題を振ってみた。

「昨日遅くまでゲームやっちゃってさあ。すっげー眠いんだよな」
「へぇ。ゲームって、スフィンクスの?」

そんな物は持っていない。

校門をくぐってしばらく歩いた時点で、異変に気がついた。

「なんか今日、多くね?」

シュウジはにんまりとした表情を浮かべている。カオリもなんだか嬉しそうだ。

「気がついたか。今日はいつもと違って、100人全員が集結しているからな」
「マジでか。すごいな」

見回せば、確かに普段登校時には目にしないアキヒコやユリの顔が見える。

「今日はお前の誕生日だろ? 全員で祝おうと思って、通学路が重ならないやつらにも校門で待っていてもらったんだ」
「いや、それはありがたいが、なにも朝っぱらからやることは無いだろう」
「放課後に用事あるやついたから、100人全員集まれるタイミングがここ以外に無くてさ」

動揺していると、100人がかりで校庭に連れ出された。続いて、僕を中心に100人が円陣を組むという壮絶な状況が校庭に出現。シュウジが声を張り上げた。

「ハッピーバースデー! サトシ!」

それが合図だったのだろう。残り99人も一斉に声を上げる。

「ハッピーバースデー! サトシ!」

すさまじい規模のハッピーバースデー。すげえ。友達100人ってすげえよ。皆の気持ち、心に染み渡ったぜ。そんなことを考えながら目頭を押さえていると、カオリが歩み寄ってきて言った。

「それで、プレゼントなんだけど……」

ああ、わかってる。どうせスフィンクス関連なんだろう。大丈夫。皆の気持ちが嬉しいよ。スフィンクス柄の小銭入れとかでも文句言わねえよ。

「100人皆で考えたんだ。結構もめたんだけど……結局、実用的なスフィンクスがいいよねって話になって、これに決まりました。どーぞ!」

次の瞬間、校舎が二つに割れた。分割された校舎は両サイドにスライドしていき、お互いの距離が100メートルほどになったところでストップ。唖然としている僕に、シュウジが一枚の紙切れを渡してきた。

「これ、スペックな」


汎用スフィンクス型決戦兵器 スフィンティア壱号機

全長 73メートル
重量 5万トン
武装 口   レーザーキャノン
    目   火炎放射器
    両耳  サイドバルカン
    胸部  大型ミサイル
    両前足 ロケットキック

真二つにされた校舎の間から、徐々にせり出してくるスフィンティア壱号機の雄姿。僕はどう反応していいのか分からなかったが、100人の友達は皆とても満足げだ。とりあえず、シュウジ君の意見を聞いてみることにしよう。

「これを僕にどうしろと?」
「乗れよ」
「これから、宇宙生物が襲来するとか?」
「はは、意外と子供っぽいこと考えるんだな」
「使い道は?」
「かっこいいだろ?」

僕が頭を抱えていると、なにやら間の抜けた「あ」という呟きが聞こえた。声の主は、リエだった。両手で持ったコントローラーを見つめながら、口を半開きにして目を見開いていた。少々顔が青ざめているような気も。どうやら、彼女がスフィンティア壱号機の出撃を管理していたようだ。

「ま、間違えちゃった」
「どうした!?」

シュウジが急に狼狽した様子になって、リエのそばに駆け寄った。いつもクールな彼が、こんな姿を見せるのは非常に珍しい。やはり、それだけの情熱がかかっているのだろうなぁ、あれには。

「何を間違えたんだ?」
「そ、それが……このままだと、スフィンティア壱号機が宇宙へ飛び出してしまうわ!」
「な、なんだって!?」

そんな機能までついていたのか。僕が感心していると、周りがざわめきだした。「どうする?」「まずいな」「このままじゃ、プレゼントできなくなっちゃう」「とりあえずプレゼントだけはしとかないとな」「今のうちに乗せちまおう」「うん、それがいい」なにやら不穏な空気になってきた……と思ったが早いが、友達100人に引っ張られ、スフィンティア壱号機のコクピットに突っ込まれ、宇宙のどこかの星に着陸した。

帰り道は分からない。どうするかなぁ。




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【ルール】
 お題の記事に対してトラバしてボケて下さい。
 審査は1つのお題に対し30トラバつく、もしくはお題投稿から48時間後次の金曜日夜中まで
土曜日未明までに
 お題を出した人が独断で判断し陪審員の厳正(?)なる投票によりチャンピオン(大賞)を決めます。
 (自分自身のお題の記事にトラバして発表)
 チャンピオンになった人は発表の記事にトラバして次のお題を投稿します。
 1つのお題に対しては1人1トラバ(1ネタ)とします。
 お題が変われば何度でも参加OKです。
 (企画元ブログにてチャンプランキングも開催中!)

 企画終了条件は
 みんなが飽きるまで、もしくは企画者が終了宣言をした時です。

 参加条件は特にないのでじゃんじゃんトラバをしてボケまくって下さい。

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 企画元     毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/
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この文字列について

この文字列は トラバでボケましょう 2008 夏 開催いたします~。 参加文字列です。
お題はこちら。

"100人の友達"がいます。
100人で相談してあなたに ある贈り物をくれました。
100人で考えて"たったひとつ"ある贈り物をくれました。
"あなたを喜ばそうとした"ってことは、一目でわかる、ある贈り物。

この続きでボケてください。

作者:rei_ayakawa

更新日:2008年7月3日 22時56分

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改造手術

お目目がパッチリ

開いてしまったという状況に私はどう対処すればいいのだろうかお母さんああお母さんクルリとパッチリ開いてしまって胸はドキドキ肉はモリモリお母さん明日にはお父さん忘れはしないよあなたのことをおそらく多分何気なくバナナはまるごと食べられるからさっちゃんほどかわいそうじゃないし日曜日にはサザエさんで憂鬱になるけどそんなことはきにしないでいいよ

句読点を奪い去る手術は成功したようです。

精神的な錯乱が被験者のまぶたに垣間見えます。

いかがなものでしょうか。

うん、悪くないんじゃないかな。

どうでもいいけど先日3日連続でパンチラを目撃しました凄いことだと思いませんか下手したら近いうち私は死ぬかもしれませんはっきり言いますとこんなところで幸運を使いたくなかった使い切ってしまった気がします大体にして昨今の婦女子はパンチラに対する警戒心が足りないそう断言せざるを得ない3日も連続したならばそんなにパンツチラチラさせたいか俺の幸運を返せボケナス

どう思いますか?

3日連続は凄いな。

作者:rei_ayakawa

更新日:2008年6月29日 16時13分

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トイレット

まずい、トイレはどこだ。

私は焦っていた。それはもう著しく焦っていた。まさかトイレを取り逃がすとは思わなかった。このままでは、漏れる。

「おーい、トイレ。どこへ隠れたんだい。でておいでー」

近くの茂みに頭を突っ込んで呼んでみたが、応答はない。代わりに、私の腹からおどろおどろしい返事が聞こえた。お前はいい。お前はしなくていいんだ。緊迫した状況である。もはや一刻の猶予もない。下手に動くとドカンと行く可能性があるので、必死であたりを見回してトイレの影を探した。無駄に広いぞ、この公園。

突然の便意を感じ、慌てて近くの公園に駆け込んだまではよかった。トイレも入り口近くにあった。私は猛然とダッシュしたつもりだったが、人間におのずから備わっている防衛本能が働いたのであろう。ひよこのような走り方にしかならなかった。自分で見ることができたわけではないが、おそらく形相は必死。あまりにも常軌を逸した光景に恐れをなすのも無理はないと言える。トイレは逃げた。逃げてしまった。

完全に想定外の状況であるが、こうした時こそ窮地を脱するための冷静さが必要である。現状を整理してみよう。周りを見渡しても、トイレは見つからない。下手に動けば漏れる。じっとしていても、後僅かの時間経過で漏れる。冷静に考えた結果、漏らすしかないという結論に至った。死のうか。

いや、それはいけない。自殺はよくない。自殺なんて、弱い人間のやることだ。いいじゃないか、漏らしても。命はかけがえのない大切なもの。死ぬくらいなら漏らそう。私は叫んだ。

「死ぬくらいなら漏らそう!」

ベンチで寝ていたホームレスが、驚き飛び起き叫んで言った。

「死ぬくらいなら漏らそう!」

砂場で遊ぶ子供たちも、頷きながら言った。

「当たり前じゃん!」
「死ぬくらいなら!」
「漏らそう!」

子供たちの母親と思しき主婦たちも、私を見つめて言った。

「死ぬくらいなら漏らすべきだわ」
「そうよ、なにも死ぬことはないわ」
「死ぬくらいなら漏らしましょう」

ああ、やっぱりみんなそう思っているのか。私は安心した。後しばらくで漏らすだろう。それでも私は安心だ。あと数瞬で漏らすだろう。それでも私は安心だ。

なぜなら、命は尊いのだから!

作者:rei_ayakawa

更新日:2008年6月25日 22時28分

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いつでも私は見られている

「ゆーじくんなんかきらいだ! せんそうだ!」

タカオは裂ぱくの気合を込めて叫んだ。それを受け、ユウジは毅然とした態度で、右腕を前方に向けてぴんと伸ばしたのであった。掌は開かれていよう。

「まちたまえ! それはおかしいのではないですか」

ユウジの声がWorldに響くのだ。タカオのWordも放たれるのだ。

「なにがおかしいんだよ! せんそうだ! せんそうだ!」

ユウジが落ち着き払って説得に取り掛かることは、太古の世界のえらぶった老婆によって予言されている。

「おちつくのです。わたくしをきらうのはかまわないのですが、だからといってせんそうをするなどというのは、じんどうにはんすることであるとおもわれます」
「うるさい! きらいでなにがわるい!」
「わたくしがのべているのは、そういうことではないのですよ。そうぞうしてみてください。あなたのははうえが、ずじょうにかがやくてんたいのひとつとしてあなたをみまもっていたとしたら、いまのあなたのすがたをみて、かのじょがどうかんじるでしょうか。こうさつしてみてください。こうさつしてみるべきです」

ユウジの勧めに従いタカオが考察を開始することは、まったく不自然なことではない。何故なら、タカオは頭が悪くない上にバカだからだ。考察を完了したタカオは、天を仰いで叫ぶだろう。

「わかったぞ! せんそうだ!」
「まちたまえ!」

作者:rei_ayakawa

更新日:2008年6月21日 1時43分

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優良学級賛歌

幸子先生が教壇に立つと、生徒たちは一斉に立ち上がり、背筋を伸ばしました。

「皆さん、こんにちは」

幸子先生が礼をすると、生徒たちも「こんにちは」と復唱し、一斉に頭を下げました。

「はい、着席してください。皆さんは実に優秀ですね。私のよろしい教育方針のおかげで、高学年としての自覚も生まれてきたようで、まことによろしゅうございますことよ。さて、今日は教科書の36頁を開いてください。そこから40頁にかけて、家で勉強してきてくださいね。教科書をしまってください。プリントを配りますので、後ろの人に回してあげてくださいね。全員に行きわたりましたか? それでは、早速始めましょう。田中一郎君、プリントの最初に書かれている単語を読み上げてください」

田中君は「はい」と大きく返事をし、座ったまま背筋をぴんと伸ばして、大きな声で読み上げました。

「『セックス』」
「はい、よくできました。今日は先生の趣味に従い、皆さんにエロい単語をバンバン読み上げてもらおうと思います。子供にエロい単語を言わせるって、背徳的な感じがしていいですよね。なんだか、自分がとてもえらい人間になったかのような気分です。次は木内優子さん、お願いします」
「『○○○』」
「ああ、素晴らしいですね! 全年齢向けブログでは流石に伏せ字を使わざるを得ないのが難点ですが、実に素晴らしいです! よくぞ、そこまで堂々と読み上げてくれました。先生は感激しています! ……ああ、ごめんなさい。少しテンションが上がりすぎてしまいましたね」

幸子先生は心を落ち着けるため、胸に手を当て、○○○が○○○○で○○○○している光景を想像しつつ○○○○しました。すると、不思議なことがおこりました。先生のテンションが、さらに上がってしまったのです。

「あー、セックスしてえええええ!」

両手をかかげて吼える彼女と、表情を変えず微動だにしない生徒たちの様子を、廊下から覗き見ている人影がありました。

「このクラスは素晴らしいな……。生徒たちは従順だし、学級崩壊の兆しも見えない。よくぞここまで育て上げたものだよ、幸子先生」

校長先生のまなじりに、涙がきらりと光りました。

作者:rei_ayakawa

更新日:2008年6月15日 16時44分

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格差社会のカウボーイ

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犯人に告いでみたらいいじゃないと思うわけよ、俺は

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トラボケ 2008夏 レベル6 結果発表

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トラボケ 2008夏 レベル6 お題発表

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狭苦しい世界につき、預言者は生きにくい

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夏は嫌いだ! 暑いから!

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ヘキンオリンピック

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ギャンブラー鋼

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松坂もビックリ

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パンチじゃなくてキック

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改造手術

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トイレット

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いつでも私は見られている

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優良学級賛歌

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