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トップ > バーマン > バーマン - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年12月2日 12時)

ベーム指揮バイエルン放送交響楽団によるブルックナーの第7番

作曲者 : BRUCKNER, Anton 1824-1896 オーストリア
曲名  : 交響曲 第7番 ホ長調 (1881〜83,ノヴァーク版)
演奏者 : カール・ベーム指揮 バイエルン放送交響楽団
CD番号 : Audite/AU95494

この人類の宝のような名曲にはたくさんの名演が存在しているだろう。まだレコード批評なるものを当てにしてLPを買っていた時代に、FM放送でこの演奏が放送され、聞いた時のショックは大きかった。
カール・ベームと言えば、モーツァルトやシュトラウスの演奏ですでに当時の私にもお馴染みの存在だったけれど、その彼が振ったブル7のあまりの名演ぶりに驚いたのである。
このおかげでレコード・アカデミー賞をとった第4番を買う気になったように思うが、あまりに昔のことなので、ちょっと心許ない…。
しかし、何度かこの演奏の海賊盤に手を出して痛い目にあってきた私にとって、この正規盤が出ていたとは…。
昨年の夏の発売だそうだけれど、私は今朝、iTunestoreで知った次第。早速ダウンロードして聞き始めたけれど、あの日の感動を思い出していた。
1977年。まだベームは元気で張りのある演奏をしていた。晩年、誰が指揮しているのかわからなくなった「カール・ベーム指揮」などとは全く別物である。
同じ頃にウィーン・フィルとこの曲を録音していて、もちろんそれも持っているけれど、それよりもずっと良い。オケの反応の良さは絶大で、カール・ベームが大きくテンポを動かすところも自然についていっている。
それに録音が良い。ミュンヘンのヘラクレスザールの残響をたっぷり取り入れた録音は、それでいて決してデティールがぼやけたりはしていない。
iTunestoreにアクセスして購入できるなら「買い!」である。こんな良い音楽をほうっておく手はない。
今、朝っぱらから…と思ったけれど、ついついこれを聞いて天国の気分を味わったところだ。こんな名演を聞いて、あれこれ申し述べるのは失礼だ。ただただ感謝しつつ感動に浸っている。ちょっと第2楽章あたりのアンコールをお願いしよう!

作者:Schweizer_Musik

更新日:2008年12月2日 9時20分

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不況の影響か?

世界的な不況のあおりか、ヨーロッパの音楽コンクールの開催が危ぶまれている。新年度の要項が出る時期に入っているのだけれど、古い情報がそのままになっていたり、アクセス不能となっているケースが目立っている。
経済が元気でないと、音楽などというものは真っ先に切られてしまう運命にあり、若い音楽家たちが世の中に出ていこうとする時と重なると、若い才能が埋もれてしまわないかと心配になる。
経済の影響がこんなに早く、広範に出てくるのは、最近ちょっと記憶がない。大変心配な事態である。日本の国内に限ればそれほどではないものの、ヨーロッパ、特に周辺国の影響が甚大のように思われる。
いや、困ったことだ。

作者:Schweizer_Musik

更新日:2008年12月2日 1時9分

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ちょっと忙しいような暇なような…

一日集中して仕事をしていた。とは言え、お昼にはつい飲んでしまい、2時間ほど昼寝をして再開したのだけれど…。
お昼の飲んだのは菊水の銘酒である。しばらく担当していた新潟のお酒。濁りの方ではなく辛口の純米酒であるが、これが美味くて…。お昼をおそばにしたので、これは酒がないと…と思ってつい二合ほど飲んで、昼寝をしてしまった。
結局、作曲は少しだけ進んだだけであったが、まあまあかな。
音楽は聞いている時間がなく、こう楽譜とばかりにらめっこしているのも、なかなか充実していて、少し進むだけでうれしくなってくる。
明日は楽譜を送らなくては…。でももう少し忙しい日々が続きそうだ。

毎日良い天気で、富士山が毎日見えている。これは空気が完全に入れ替わり、冬の空気になったことを強く感じさせるものだ。
日課のデジカメでのお天気写真で、毎日富士山を撮っているけれど、なかなかそれが楽しい。

作者:Schweizer_Musik

更新日:2008年12月1日 21時17分

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フンメルのバレエ音楽を聞く

作曲者 : HUMMEL, Johann Nepomuk 1778-1837 独
曲名  : バレエ組曲「ミュティレネのサッフォー」Op.68 (1812)
演奏者 : ハワード・シェリー指揮 ロンドン・モーツァルト・プレーヤーズ
このアルバムは こちら

昨日は一日作曲。結局それで終わったが、ちょっとスランプ気味で、なかなか納得できないままに時間だけが過ぎていくようで、焦って仕事をしていた。
今朝も楽譜の仕上げなどをやって、ようやく人心地ついたところだ。
で、聞いていたのはフンメルのバレエ音楽。
古典派の時代の音楽って意外に知られていない、というか、私もこの時代の音楽については情けないほど無知である。ベートーヴェンやモーツァルト、あるいはハイドンならちょっとは知っているつもりだけれど、ロマン派の時代の入り口にあった古典期の作曲家たちはこれらのとんでもない巨匠たちのあまりに大きな存在の前に、隠れた存在にしてしまった。
バレエ音楽も一世代以上前のリュリなどのフランスの巨匠たちか、アダンなどの更に時代を下ってロマン派の時代のはじめに書かれた作品群になってしまい、こうして聞きながら、ああそう言えばベートーヴェンにもバレエ音楽があったっけと思い出す始末なのだ。
だから、この古典期の端正なスタイルで書かれた、伸びやかなメロディーの魅力を持つバレエ音楽を聞くと、新鮮に感じてしまう。
またワルツ集も収録されているけれど、シューベルトの膨大なワルツ集を思い出しつつ、この分野でも彼は大家だったことがわかる。
ヨーゼフ・ランナーなどが活躍をはじめる前の頃の初期のワルツ集が、こんなにも魅力的だとは!!シューベルトのピアノ曲も含めて、ラヴェルが好んだこともよくわかる。
古典音楽が好きな方ならぜひお聞きになってみられては…?さて仕事をしよう。

作者:Schweizer_Musik

更新日:2008年11月30日 10時0分

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バルヒェットが弾くバッハのヴァイオリン・ソナタ ヘ短調

作曲者 : BACH, Johann Sebastian 1685-1750 独
曲名  : ヴァイオリンとチェンバロのためのソナタ ヘ短調 BWV 1018
演奏者 : ラインホルト・バルヒェット(vn),ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(cemb)
CD番号 : ERATO/WPCC-3351〜2

今もこれが手にはいるのかは分からないけれど、バルヒェットのこの演奏で聞いた時、不覚にも涙が出てしまった。こんなに深い嘆きがあるのだろうか…。演奏ノイズも大きく、集中しているとチェンバロの演奏ノイズらしき音が盛大に聞こえるけれど…、いつしかそんなことは忘れて音楽に没頭してしまう。
この演奏を聞いて、私にとってバルヒェットはあのアドルフ・ブッシュに匹敵するヴァイオリニストであったと確信するに至ったのである。
LP時代に聞いたのがはじめで、CD時代に入ってなかなか出てこず、ようやく再発に至った時、真っ先にCD屋に走ったものである。売り切れを恐れたのではなく、ただただ早く聞きたい一心だった。
そして、今もってこれが私のバッハのソナタの録音では最高の演奏であり続けている。
第1楽章を聞いて、今日も涙が出そうになった。悲しみが単なる感傷でなく、厳しさと深さに裏付けられた時に本当の普遍的な芸術に昇華するのだ。
長大な第1楽章(なんと9分もかかる!!)の後、Allegroの第2楽章の烈しさは、ベートーヴェンなどとは全く異なるものの、バルヒェットのよく歌うヴァイオリンと反応の良いラクロワのチェンバロの素晴らしい二重奏に心が躍る!!あっという間の三分あまりの後、ヴァイオリンが和音を担当しチェンバロがラインを作るというこの時代としては意表をつく音楽を、二人が鮮やかに演じるのを聞き、終楽章の半音階の幻想的な音楽を味わう。
この曲はヴァイオリンとチェンバロのための小さな受難曲なのだ。あれほど巨大ではないけれど、聞き終えてもう一度アンコールを今機械に命じたところである。朝から少々不健康な音楽ではあるけれど、私は深く深く味わい尽くす心境である。
彼らのバッハの協奏曲を聞いて、この録音を聞くことにしたのだけれど、おかげで充実した土曜の朝となった。
まだ聞いたことがないという人は、このCDをみかけたなら絶対「買い」ですよ!!

作者:Schweizer_Musik

更新日:2008年11月29日 10時3分

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バルヒェットの弾くバッハのヴァイオリン協奏曲

作曲者 : BACH, Johann Sebastian 1685-1750 独
曲名  : 2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BWV.1043
演奏者 : ラインホルト・バルヒェット(vn), グイド・ヴァン・デア・ミューレン(vn), フリードリヒ・ティーレガンド指揮 南西ドイツ室内管弦楽団
CD番号 : DENON/COCQ-84445

初期のシュトゥットガルト室内管弦楽団でソロを弾いていた名手ラインホルト・バルヒェットの録音が何枚か出ていたので先日、学校の帰りに購入した。
現在ではヴァイオリンの系譜として希少ではないだろうか?ドイツに学び、ドイツで活躍したヴァイオリニストで、ローカルな活動に留まったとは言え、耳を傾けるべき佳演を数多く残した。
初期のカール・ミュンヒンガーの率いるシュトゥットガルト室内管弦楽団のコンサート・マスターとしてヴィヴァルディの協奏曲でソロを執っていたそうだが、私はこれき聞いたことがない。でも後にレーデル指揮のブランデンブルク協奏曲で彼のソロに接し、その渋い演奏にすっかり魅了されてしまった。
最近、再プレスされたそうで、いつかこれについても書いてみたい。
四重奏団の演奏もいくつか残っているが、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲が二枚ほどこのシリーズで出ているし、エラート・レーベルにランスロなどと共演したモーツァルトのクラリネット五重奏曲を懐かしく思い出される方もおられるのではないだろうか?

骨太のバッハを聴くならばバルヒェットに限るだろう。昨今流行の古楽器風の演奏も決して悪くはないけれど、彼らによるバッハは、私にとってバッハ演奏の原点のようなところがある。
また意外かも知れないが、ヴィヴァルディの四季のソロを三度も録音していて、戦後になって演奏されるようになったこの超有名曲ではあっても、1962年に亡くなった彼が三度も録音しているのはちょっとした驚きでもあり、渋い音(こう言うしか方法がない。華やかで延びのある音とは全く違う、それでいてはまるとなかなか抜け出せなくなるほど魅力的!)のヴィヴァルディもまた下手に崩した演奏ではなく、なんとも味わい深い。
他にベートーヴェンの弦4などもと思うが、脱線しすぎなのでこの辺で。
バッハ好きには特にお薦め!!

作者:Schweizer_Musik

更新日:2008年11月29日 9時34分

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ヒコックス追悼 その3 フンメルのニ短調のミサ曲

作曲者 : HUMMEL, Johann Nepomuk 1778-1837 独
曲名  : ミサ曲 ニ短調 (1805)
演奏者 : リチャード・ヒコックス指揮 コレギウム・ムジクム 90, 室内合唱団, スーザン・グリットン(sop), パメラ・ヘレン・ステファン(m-sop), マーク・パドモア(ten), スティーヴン・ヴァーコー(br)
このアルバムは こちら

有能なピアニストでもあったというフンメルが、モーツァルトのニ短調のピアノ協奏曲のモチーフをもとにキリエを書いたニ短調ミサで、このヒコックス追悼シリーズを終えることにしようと思う。
モーツァルトの影響下からフンメルが出発したことは明らかで、それにロマン派独特の語法が加わり、ショパンなどの音楽に繋がっていく。その橋渡し役としてのフンメルの役割は大変重要なのであるが、トランペット協奏曲が有名なくらいで、後はソナチネ・アルバムで初心者たちが悪戦苦闘させられる程度という認識が一般的なのではないだろうか?
彼のピアノ協奏曲第2番イ短調 Op.85や第3番ロ短調 Op.89などを聞いてみてはいかがだろう。ショパンがこの作品から何を学んだかがよくわかる。オーケストレーションは学ばなかったらしいが(笑)。
ちょっと断線…。

これからも彼の録音を聞くことだろうし、こうした他でなかなか聞くことのできない作品の優れた演奏を数々残してくれたマエストロへの深い感謝を捧げたい。
"コレギウム・ムジクム 90"はあのスタンテイジが主宰するピリオド楽器の団体で、ヒコックスとはヘンデルのメサイアやバッハのロ短調ミサ、あるいはハイドンのロンドン・セットなどをはじめかなりの量の録音を残している。
1980年代、コルボが古楽器の演奏に影響を受け、柔らかな印象からかなり角張った演奏へと方向転換を遂げていったのに対して、ヒコックスはピリオド楽器の奏法に特化することなく、自らの解釈を小編成を生かして実現している点が大きいと思う。
独唱陣は小粒ながらバランスが良いと思う。
クレードを聞く音楽愛好家は、モーツァルトのハ短調の協奏曲を思い出すだろうし、アニュス・デイでドン・ジョバンニの亡霊が隠れているみたいで、ちょっとニヤリとさせられる。
二級品みたいに思ってはいけない。そうしたメロディーがちょっと似ているからといって、この音楽の面白さは減じることなどないのだ。そんなことを言ったらヘンデルやバッハ、ロッシーニやパガニーニなんて二流の作曲家だと言うのと同じだ。
この程度のことなら、彼らの作品にも山のようにある。著作権意識が間違ってこんなところに出て来ているようだ…。昔はもっと自由で音楽の表現はもっと広い世界を飛翔していたのだ。
ヒコックスの見事にコントロールの効いた指揮でこうした作品を聞く楽しみは計り知れない。こうした音楽に光を当ててくれたことに感謝しなくては!
ヒコックスさん、やすらかに!!

作者:Schweizer_Musik

更新日:2008年11月28日 20時0分

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ヒコックス追悼 その2 ブラームスのドイツ・レクイエム

作曲者 : BRAHMS, Johannes 1833-1897 独
曲名  : ドイツ・レクイエム Op.45 (1857-68)
演奏者 : リチャード・ヒコックス指揮 ロンドン交響楽団, 合唱団, フェリシティ・ロット(sop), ディヴィッド・ウィルソン=ジョンソン(br)
このアルバムは こちら

この曲は、シュナイト指揮で聞いて以来、封印していたのだけれど、ヒコックスの死に際してそれを解くことにした。
しかしこの美しい音楽に意外なほど良い演奏が少ない。というか、私のこの曲への思い入れが大きすぎるのかも知れないけれど…。
ブラームスにとって大恩人であったシューマンが1856年に亡くなったことを期に書き始められたこの作品は、一時中断していたけれど、最愛の母の逝去が彼にこの作品の作曲を急がせた。
そして、スイスの地でその多くが書かれた。彼が滞在したスイスの村々を歩いた事は、今は楽しく、美しい想い出である。
この作品は、ブラームスの他のどの作品とも違う雰囲気を持っているように思われる。透明感のある音楽。ハーモニーは重厚さよりも清涼さの方に向かっている。
プロテスタントの彼が、ルターのドイツ語聖書から、キリストの復活に関わる文章を注意深くよりのけて、死者の魂の浄化に焦点を絞って書いたことにもよるのだろうか?
また、この作品は教会での典礼のためには書かれていないことも指摘しておかなくてはならない。あくまでも演奏会用の作品なのである。
また、第2楽章は交響曲になりそこなったもので、彼の試行錯誤がどれほどのものだったかがよくわかる。
ヒコックスの演奏は素晴らしい。古いブルーノ・ワルターの録音でこの曲に出会って後、たくさんの演奏を聞いてきたけれど、ヒコックスの録音はその中でも出色のものだ。独唱もとても良い。
ロットはさすがの美しさである。第5楽章「あなた達も今は不安がある」でのソロは見事というべきで、ハイティンク盤のグンドゥラ・ヤノヴィッツの奇蹟のような歌唱に次ぐものと言って良い。(あれはハイティンクがウィーン・フィルを振ったものとしてはじめてだったような気がするが…どうしてもっと上手いコンセルトヘボウ管で録音しなかったのだろうと今となってはもったいないことをしてしまったものだと思う)。
しかし、歌に関する限り、特にソプラノはすでに盛期を過ぎていたとは言え、ヤノヴィッツの歌唱は最高だと思う。
話が脱線してしまった…。
第3楽章の「主よ、私に教えてください」でのバリトンのディヴィッド・ウィルソン=ジョンソンもとても良いし、ロンドン交響楽団とヒコックスが育て上げた合唱団も大変上質の歌を聞かせている。
そして、この演奏の主役であるヒコックスは全体に柔らかな表現で、この作品に過度な力を加えていないため「あなたの住まいはいかに美しいことか」と歌うこの曲の主旨に沿った表現なのだと思う。
私はシュナイト指揮神奈川フィルの素晴らしい演奏会でこの曲を聞いてしまって以来(もう二年近いけれど…)、封印していたのだが、久しぶりに聞いて、やはりかけがえのない指揮者の一人だったことを痛感!
ご冥福をお祈りします。

作者:Schweizer_Musik

更新日:2008年11月28日 9時21分

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ヒコックス追悼 その1 ロッシーニのスターバト・マーテル

作曲者 : ROSSINI, Gioacchino 1792-1868 伊
曲名  : スターバト・マーテル (1841)
演奏者 : リチャード・ヒコックス指揮 シティ・オブ・ロンドン・シンフォニエッタ, ロンドン交響合唱団, ヘレン・フィールド(sop), デラ・ジョーンズ(mezzo-sop), アーサー・デイヴィス(ten), ロデリック・エール(bs)
このアルバムは こちら

ヒコックスが亡くなった。なんということだ!!トムソン、ハンドリー、そしてヒコックスまで…。
彼の六十才というあまりに早い死に、もう言葉もない。イギリスの音楽界のみならず、世界の音楽界はかけがえのない才能を失った。
彼の膨大なディスコグラフィーをここでつらつら述べ連ねるまでもなく、その大きな大きな業績と、今後更なる円熟を迎えたであろうことに思いを至らせるに違いない。
ナクソス・ミュージック・ライブラリーの彼の録音のリストはこちら。
その多くの録音から、まずロッシーニの「スターバト・マーテル(悲しみの聖母)」を聞いてみてほしいと思う。
私はフェレンツ・フリッチャイのモノ録音以外で、ステレオで録音されたこの作品の演奏としてはケルテスやアバド、グラチス、ルネ・ヤーコブスなどの名演に比肩すべき名盤であると思っている。
特に彼が1971年に創設したシティ・オブ・ロンドン・シンフォニエッタと長年に育て上げたロンドン交響楽団合唱団による演奏であるということで、この演奏の価値は計り知れない。
惜しむらくは、ソリストが今ひとつで、特にテノールのやたら張り上げる声にはちょっと閉口。もっと良いソリストをつけてあげたかったというところである。女声の二人は表現の硬さが幾分感じられ、第3曲の「涙をながさない者があろうか」の二重唱でスタイルの違いが感じられ、とても残念だ。デラ・ジョーンズの音程がふらつくのもちょっと気になる。
しかし、それを雄弁なオーケストラと合唱が補う。この録音の素晴らしさはソリストの不備をオーケストラとコーラスが雄弁にまとめ上げている点であろう。
指揮者の力量の高さを痛感させられる。そして曲がなんとも魅力的である。
ああ、私の教え子たちはついついカッコイイ和音などにはまってしまうことが多いのだけれど、私は和音も選び方もセンスが必要だと思うけれど、旋律の魅力がなくてはどうしようもない。和音が単純でも旋律の魅力があれば、これほどの感動をよぶ音楽が書けるのだ。
ヒコックスはカンタービレの神髄を知っている。この演奏はそうした彼の声楽への理解の深さを痛感させられる一枚である。ああソリストが…。
こんなことはユージン・オーマンディの録音などでも時折出会うことだ。プロデューサーの力不足だと私は思う。
彼のCDについてまだまだ書いておきたいので、これはしばらくシリーズとさせていただこう。次回はブラームスのドイツ・レクイエムの予定。ブリテンの戦争レクイエムはすでに書いたので改めては書かないけれど、シャンドスの録音を中心にとりあげようと思う。(ナクソスで聞けるので)

作者:Schweizer_Musik

更新日:2008年11月27日 11時53分

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昨日も飲み会…

昨日は飲み会であった。美味しいお酒を卒業生たちと飲み、大笑いをし、楽しく過ごす。帰りは結局深夜となる。先日の同窓会から一日あけての飲み会で、ちょっと連続してしまったからか、今朝は風邪気味でちょっと心配。
今日から試験休みである。これが問題で、いつも休みになると風邪をひく。締め切りが来月あたまというものが一つあり、それを終わらせないと…。風邪などひいていられぬ。
何年ぶりかで御茶ノ水のディスク・ユニオンに行って見て回る。情けないほど欲しいものが見あたらない。結局買ったのは三つ(セットものが一つあり)のみで、昔のことを思うとホントに少ないものだった。欲しいものがないのだから仕方がない。
中古でチェリの「秘密の小箱」とサックスのロンデックスのセット物を一つ(三枚組だった)。そして貴志康一のヴァイオリン作品集が新品で、これが3000円であった。しめて六千円あまり。中古の安売りもしていたけれど、欲しいものがどうしても見つけられず断念した。

作者:Schweizer_Musik

更新日:2008年11月27日 7時38分

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帰ってきました…

久しぶりのと言うより、はじめての同窓会に行ってきた。以前誘ってもらった時は広島に住んでいた頃のことだった。都合がつかず、出席できなかったけれど、今回は何とか参加できてとても良かった。
女房は、転勤族の父について回ったので、こういう同窓会はないようだ。私の場合は、保育園から小学校の6年間は各学年一クラスだったからクラスメイトは全くと言っていいほど変わらなかったので、こういう集まりはまた格別のものがある。
中学になってクラスが別々になり、進路が私だけかなり異なったこともあって、疎遠となっていたが、やはり10年にわたって同じ教室で学んだ友人たちとの再会は、涙が出るほど嬉しいことだった。
今も郷里に住んで、農業をやっている者もいる。羨ましいとは言わないが、私もあの美しい風景の中で暮らせるならば、今すぐにでも帰りたい心境だ。とてもそうはいかないけれど、郷里の紅葉を楽しみながら、ハイキング・コースとしても有名な道を歩いて実家へ帰ってつくづくそう思った。
住んでいると不便なことこの上なしで、大変なのだけれど、こうしてたまに帰って、見て回るだけならば、こんなに故郷を愛していられる(笑)。
私たちの学年は男子に比べ、女子の方がずっと少なかった(ような期がする)。参加した女性陣はみな結婚し、良いお母さんになっていた(ようだ…未確認だけれど…)。しかし、皆、本当に美しく歳をとっていた。これにはちょっと驚いた。
男性陣は女性に比べ、皆それなりの年齢を重ねたと思ったが(笑)、自分のことを考えれば当然。私は太ってしまったことで、大笑いされてしまった。昔は痩せていたのだ。(今の周りにいる人達の誰も信じてくれないが…)
同窓会は13時からはじまって、最終の四次会まで。柄にもなくカラオケで歌い、メチャメチャ飲んだ。結局、23時半に家にたどり着いた。大体10時間飲んでいたのだ(ホントよく飲んだものだ…)。
おかげて今日は少々声が嗄れてしまつたし、朝、大阪を出る頃はアルコールが脱けきれず、新幹線の中で熟睡してしまった。でもそれも楽しい出来事で、今日は一日楽しかった昨日のことを思い出し、反芻していた。
誘っていただき、実に嬉しかった。またいつか、再会の日を楽しみに、仕事に励むこととしよう。

作者:Schweizer_Musik

更新日:2008年11月25日 20時54分

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今日からしばらく留守にします。

小学校の同窓会で、38年ぶりにかつての同級生たちに会うために、大阪の実家に火曜日まで帰るので、しばらく留守にする。名前は覚えているのだけれど、顔がわかるかなぁ…。心配だ。
ところで昨日の授業で行った木十の課題の作例を載せておく。グリーグの抒情小曲集Op.12の妖精の踊りである。原曲の音はこちら。
あくまで例題として作ったので、演奏会にのせるというものならば、繰り返しでの変化をつけるにど、学生諸氏は更に工夫したアレンジを行うべきである。授業の中でサッサと書き上げたものだからとても演奏会には耐えられないけれど、ボイシングなど参考にしてほしい。

作者:Schweizer_Musik

更新日:2008年11月22日 8時11分

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カヴァレリア・ルスティカーナを聞く

作曲者 : MASCAGNI, Pietro 1863-1945 伊
曲名  : 歌劇「カヴァレリア・ルスチカーナ」(1889)
演奏者 : トゥリオ・セラフィン指揮 ミラノ・スカラ座管弦楽団, 合唱団(ヴィットーレ・ヴェネツィアーニ合唱指揮), マリア・カラス(sop/サントットァ), ジュゼッペ・ディ・ステファーノ(ten/トゥリッドゥ), ローランド・パネライ(br/アルフィオ), アンナ・マリア・カナーリ(m-sop/ローラ), エベ・ティコッツィ(m-sop/ルチア)
このアルバムは こちら

ピエトロ・マスカーニが書いた陰惨なオペラを、ホント久しぶりに聞いた。マリア・カラスとディ・ステファーノという黄金コンビにトゥリオ・セラフィンという鉄板のキャスティングである。オケと合唱はスカラ座である。時は1953年の録音というからマリア・カラス絶頂期に差し掛かった頃。これで演奏が良くなければ逆に事件だ。
インスピレーションに満ちた迫真の演奏とはこういう演奏を言うのだ。全く…言葉もない。凄い!!問題はただモノラルであるということだけで、オーバーソンの復刻は文句なとだし、広くお薦めできる永遠の名盤だ。
もちろん、私如きが今更賞める必要など全くない、オペラ・ファンなら誰もが知る名盤なのだが、これがナクソスで聞けるのだからうれしい限り…。
久しぶりにこり名盤との再会を果たしたというわけである。
トゥリッドゥの「母さん、この葡萄酒は強いね〜母との別れ」を歌うディ・ステファーノには感動。ただ、この録音、どうしてかここから最後まで雑音がのっていて聞くに堪えない…。私はEMIのCDでここからは聞いたが、ぜひ直しておいてほしいと思い、ナクソスにクレームのメールを出したところである。
陰惨な事件のストーリーはとても共感したくないけれど(大体オペラは筋立てをどうのこうの言うのは野暮だとは思う…)、特にこのオペラは苦手で、そう頻繁に聞くことはない。
今回も仕事をしながら聞いていたに過ぎないのだけれど、2〜3分でもう仕事が手につかなくなってしまった。
前半の最後近くで、サントッツァがローラとトゥリッドゥの関係を問われるがままに語ってしまったことを悔いる場面の感情移入の深さを聞けば、マリア・カラスの充実ぶりが痛感させられることであろう。ここからあの有名な間奏曲を経て、前述の母との別れの場面あたりまでが、私のこの作品の最も好きな部分であるが、これ以上の演奏が可能なのか、私には想像すら出来ない。
オペラ好きでこれを聞いていない人なんていないと思うけれど、まだという方にはぜひ!!

作者:Schweizer_Musik

更新日:2008年11月21日 2時8分

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散歩とお買い物に出かける

午後、江ノ島に出かけ、明後日帰郷した折の両親へのお土産に高清の干物を購入する。ついでに少し散歩。良い気持ちだった。天気は良いし、乾燥し澄み切った空はぬけるように青く、適度に雲が遊んでいる…。
片瀬の海岸までちょっと歩いてみて、湘南の海越しに富士山を望み、龍口寺まで戻って高清の干物を求めた。ついでに龍口寺をブラブラして、南無妙法蓮華経とお題目を唱えながら鐘を一つついて帰る。
良いお天気で、気候も歩き回るのにはピッタリ!大体あまり寒がりではないので(恐らく私の廻りだけ気温が3度から5度くらい高いのだと思う…笑)紅葉を楽しみながら、蒼天に映える黄色や赤を目に焼き付けて歩き回る。

高清は、高級な?干物の店で、アジの開きが一枚500円もする。よく食べるのはエボダイだけれど、今回はアジなどを適当に盛り合わせた。結構いい値段がする…(苦笑)。
一日、ゆるやかに時が流れていた。今日は良い一日だった。

作者:Schweizer_Musik

更新日:2008年11月20日 18時33分

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ベルリン・フィル自主制作シリーズのフルトヴェングラーのベト1

作曲者 : BEETHOVEN, Ludwig van 1770-1827 独
曲名  : 交響曲 第1番 ハ長調 Op.21 (1799-1800)
演奏者 : ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
CD番号 : Berlin Philharmoniker/BPH 06 04

あまり期待せずに買った一枚。でもこのベートーヴェンの交響曲第1番に関しては、今まで聞いた中でも最も巨大な演奏。そしてフルトヴェングラーの録音の中でも特別に良い論音状態で、自然なステレオ・プレゼンスがつけられている。ひょってしてステレオ録音?と思ったほどだった。
この遅いテンポ、深いタメ(呼吸、あるいはブレス)はわれらがシュナイト指揮の神奈川フィルだ。オケは神奈川フィルほど良い音ではないけれど…(身贔屓が過ぎるか?)。
録音は1954年9月19日。確かフルトヴェングラーの最後のライブ録音ではないだろうか?この後EMIにワルキューレの録音をしたのみでこの年の11月30日に巨匠は亡くなったからである。
様々な苦難を乗り越えてたどり着いた世界とはこんなものなのだろうか?自然でどこにも力が入っていなくて、それでいて巨大で…。
何度か出た録音のいずれよりも良い状態に聞こえるのは私の錯覚かどうか、ぜひ一度お聞きいただければ…。良い演奏だ。私の好きなベートーヴェンの第1番のスタイルではないけれど、このスケールの大きいベートーヴェンの第1もまた素晴らしいと思う。
こういう心境だからこそ、彼は死を怖れなかったのだ。そんなことを思った…。

作者:Schweizer_Musik

更新日:2008年11月20日 11時12分

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ベーム指揮バイエルン放送交響楽団によるブルックナーの第7番

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不況の影響か?

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ちょっと忙しいような暇なような…

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フンメルのバレエ音楽を聞く

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バルヒェットが弾くバッハのヴァイオリン・ソナタ ヘ短調

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バルヒェットの弾くバッハのヴァイオリン協奏曲

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ヒコックス追悼 その3 フンメルのニ短調のミサ曲

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ヒコックス追悼 その2 ブラームスのドイツ・レクイエム

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ヒコックス追悼 その1 ロッシーニのスターバト・マーテル

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昨日も飲み会…

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帰ってきました…

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今日からしばらく留守にします。

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カヴァレリア・ルスティカーナを聞く

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散歩とお買い物に出かける

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ベルリン・フィル自主制作シリーズのフルトヴェングラーのベト1

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