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トップ > ボンベイ > ボンベイ - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年11月19日 10時)
冠雪の富士
なんと寒い一日だったことだろう!その代わり、空のなんと美しいこと!ケヤキ並木の紅葉のなんと美しい朱色!粒子が見えるように澄んだ空気!秋そのものの気配の中で、風が強く吹き荒れた一日だった。大通りの真正面に冠雪の富士山がすっくとその雄姿を見せていた。冬の楽しみは、一日として同じでない富士山の雄姿を、町のいたるところから眺めることができる喜びである。富士山は本当に美しい山だと思う。 間違いなく季節が秋から冬に駆け足で近づきつつあることを語っている。 かえでの葉が庭に落ちると毎日...
作者:NAMASTE
更新日:2008年11月19日 23時8分
長い時間
来週の今頃はデリーに到着している。バーラットの辻さんのお計らいで、今回もエアインディアから往路は30キロの荷物の許可をいただけた。山のように溜まっている子供服と文房具の中から、必要順位の高いものをより分けて、ひとつの箱に入れた。約10キロになった。残りはトランクに入れる20キロだ。大して入るものではないが、それでも、少しでも持って行って、子供たちの喜ぶ顔が見たい。帰りはこのトランクの中はバザーの売り物でいっぱいになるのだ。まるで行商のようだ。 デリーの友人から「マッテルヨ~」とメ...
作者:NAMASTE
更新日:2008年11月17日 20時32分
昔語り
相当なご機嫌だった。家で食事会をしてもこんなにしゃべる父を見たことはない。聞き手が良かったのかも知れない。聞き役の彼女に、話半分に聞いてねと耳打ちした。傍から見ていると、話は現実と空想と、脚色と理想と、過去と現在がミックスされているのだが、饒舌な父を見るのはうれしかったので、じっと作り話しを我慢して聴いていた。 この数日、父の世話にもう体が疲れきっていた。むしろ気持ちが疲れていたのかもしれない。自分の足がままならなくなった最近は、外に出かけて食事するのを拒むことが多くなった父...
作者:NAMASTE
更新日:2008年11月16日 21時57分
閉店廃業
世界的な不況を解決に向けて話し合う、G20の会議がアメリカで開催されると聞いた。この不況の嵐は、いたるところでさまざまな形を通して感じることも多くなった。身近では・・・・・・。行きつけの画材屋さんがある日工事を始めたのを見かけた。「まあ!店内改装するのだわ、景気のいいこと!」と、その時は思った。それから数度、店の前を通るのだが、シャッターが降りたまま・・・・・いつ見ても降りたまま・・・・。これはおかしいぞ?それにしてもあの店が閉店?あれだけ働いていた従業員は?私の額のマットを切っ...
作者:NAMASTE
更新日:2008年11月14日 21時42分
カレーづくし
日本人の一番人気メニューはカレーだそうだ。カレーは具によって人によって本当にさまざまなバリエーションができる。100人居れば100通りのカレーができるくらいだ。そして料理の腕の優劣がそうはっきりは見えない料理かもしれないし、食材もピンきりで、さまざまなカレーになるところがまたこの料理の面白いところかもしれない。。 時々無性に日本のカレーが食べたくなる時がある。伊勢原のお蕎麦屋さんのカレーうどんは絶品においしい。こんなことを書いているとまたカレーが食べたくなるが、昨日今日はカレー尽くし...
作者:NAMASTE
更新日:2008年11月12日 23時0分
過ち
相手がこちらの意に沿わないことをした時、まずはその人を責める気持ちになるものだ。そこから先が問題だ。そのままその感情を走らせ、相手にぶつけるか、あるいは、ちょっと立ち止まって考え、そういう自分はどうだったかと思う時、走り出そうとしていた勢いがなくなる。 経典に「知らず知らずに犯したる罪とがを許したまえ」と書いてあり、毎日そこを読むたびに、そうだなそうだな!と思っているのだ。だから、人は攻められなくなる。知らず知らずに自分も同じ過ちをどこかで犯して来たに違いない。その記憶と、罪...
作者:NAMASTE
更新日:2008年11月11日 23時12分
いい夫婦
11月22日はゴロ合わせでいい夫婦の日だそうだ。今日もそのいい夫婦に会った。このごろとても頻繁に彼らと街中で出会うので、失礼ながら今日は彼に「ねえマサクン!いつ仕事に行ってるの?」などと聞いてしまった。優しい彼は「ちゃんと仕事してますよォ~」と笑っていたが、今年生まれた赤ちゃんを乳母車に乗せ、犬を連れて、3人と1匹でいつも一緒に歩いている。 彼女の今の悩みは、赤ちゃんが生まれてから、犬がもしかしたらストレスを溜めているんじゃないかと心配なことのようだ。赤ちゃんが生まれるまでの何年...
作者:NAMASTE
更新日:2008年11月10日 22時57分
ネコ語
朝、お経を上げようとして仏前に座り、お線香の火をともそうとすると、必ずマイキャットがおかしな声を上げる。ニャーオンと言う鳴き方ではなく、何か言葉に近いような、ムニャムニャとかすれた感じの声を上げるのだ。そして、せっかく電気カーペットで暖かくなっている寝床を出て、部屋からさっさと出て行くのだ。もしかしたらお線香の煙がいやなのかもしれないと、最近思うようになった。 先月だった。偶然TVで、動物の言葉のわかる外国の女性のことが流れていた。どうして彼女に犬やネコの言葉がわかるのか知ら...
作者:NAMASTE
更新日:2008年11月9日 21時42分
ため息
昨日のことだった。「ああ!ちょうどいいところに来てくれたなあ!」と言った父の服装は、替え上着に外出用のズボンだった。「どうしたの?どこ行くの?」たたみかけるように問いかけると「家に帰るんだ!」と憮然と言い放った。「家ってどこの?」父はしばらく考えてから、「家だよ、東京のうちだよ・・・・・!」そう言って頑として帰ることを譲らなかった。私が上着をクローゼットに架けてしまおうとすると、強い力で上着を抑えて手から離そうとしなかった。 今までにも時々こういうことがあった。まだ足...
作者:NAMASTE
更新日:2008年11月8日 23時20分
気抜け
物事には程よいタイミングと言うものがある。しかし、人にはそれぞれのペースがあって生きているから、自分とリズムの違う人と付き合う時は、気をつけないと不協和音になることがある。 心のどこかで、人は人、自分は自分と、それぞれに違う相手を受け入れながらうまく自分を出していかないと、人といい付き合いができなくなる。 私は日常の暮らしの中で、さまざまな問題を抱えて生活しているので、出来ることは出来るうちに、すばやく解決して済ませてしまおうと言う習慣ができている。どちらかと言うとぐずぐず口...
作者:NAMASTE
更新日:2008年11月7日 23時47分
本好き
読書から得るものはたとえようもなく大きい。救急車で病院に運ばれて、意識が戻るや、本を買ってきて欲しいと言った甥も、祖父である私の父の本好きのDNAを受け継いだのかもしれない。父はトイレでまで本は読まないが、その甥は、トイレでも本を読んでいる。 今日、友人夫妻と父を訪ねた。ドアを開けると窓際の椅子に座って父が本を読んでいた。その顔がまるで泣いているようだった。「どうしたのだろう?」と瞬間は思ったが、すぐ、「ああ、本に感動しているんだ!」とすぐ判った。父は、友人夫妻の顔を見ると、...
作者:NAMASTE
更新日:2008年11月6日 23時34分
居場所
私の持論・・・・・・・・子供が不良になるのは、居場所がないからだと思っている。安心できる人や、安全な、自分が安らげる場所を持っている子供は何にも心配することがないから、心が穏やかで静かで落ち着いている。ところかまわず大騒ぎして見たり、目だったことをして人目を引き、ストレスを発散する必要もない。人にもやさしくできる。これは、子供の話ではない。大人にもまったく同じことが言える。 いい年をして、傍から見ても恥ずかしいような行為をする大人に時々お目にかかる。それが恥ずかしい行為だと言われ...
作者:NAMASTE
更新日:2008年11月5日 22時11分
ガイアシンフォニー
以前から評判の高いガイアシンフォニー№4を見る機会を得た。さぞかし人が列をなしているだろうと思って、小走りに会場に行って見てびっくり、広いホールはガラガラで、悲しいくらいだった。上映が終わって、この映画のもたらす素晴らしさに、再度感動してからは、この空席が余りに痛ましくてならなくなった。 今この同じ地球上に存在するこんな素晴らしい人たちのすべてを、こんなに美しい映像とともに鑑賞できる幸せに、久方ぶりの興奮であった。そして、主人公になったどの方もが、ある瞬間に見せるすばらしく美しい...
作者:NAMASTE
更新日:2008年11月3日 17時30分
写真
渡印に必要なビザの、申請用の写真を撮りに行った。前回撮った写真のネガはもう写真店の保存切れで、また新しく撮りなおさなければならなかった。 レンズの暗い穴からこちらを覗かれるのはあまり好きではない。カメラに向かって上手にポーズを取れる人が居るが、私はどうも苦手で、さらにこの数年は、子供も居ない私には、写真は自分にとっての思い出以外何ものでもなく、私がこの世から消えたらもうすべてはゴミだと思っているから、なるたけなら写真は欲しくない。思い出は記憶から消えていいと思っている。 出来...
作者:NAMASTE
更新日:2008年11月2日 21時29分
オーラの泉
土曜日は時間があれば10チャンネルのオーラの泉を観るようにしている。毎回考えさせられることが多い。今日など、一人でうなずいている自分に気がついて、ああ!いい番組だなあ!良いことを言う!と拍手していた。 自分に哲学を持てと言う、いい話を今日はしていた。自分に哲学がないと、常に人に答えを求めて歩くようになる。占いや、手相や、霊視と言った、心の迷いを助けてくれそうな手段はいたるところにあるものだ。そういうものに自分の道しるべを求め続けると永遠に自分で答えを出せなくなるものだ。あたる...
作者:NAMASTE
更新日:2008年11月1日 22時59分
汚い言葉
今、TVでしきりに流れる有名人同士の元夫婦の、のののしりあいを聞いていると、お気の毒だなあと思う。彼女の心がどんどん地獄に落ちているように感じられるのだ。汚い言葉は決して口にしてはいけないと、五日市 剛さんがよくおっしゃっている。汚い言葉はいつか自分自身に返ってきて、自分の心を更に汚すことになると、五日市さんは強調しておっしゃっている。体験上、私も確かにそんな気はする。 心の持ち方ひとつで、たとえれば人はビルの高いところに住むこともできるし、マイナスなことばかり考えていると、心は...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月31日 22時20分
丘の上の父娘
父がまた平塚の施設に帰ってきた。なんだかとぼけたような返事しか返ってこなかったおとといの初日、私がケアハウスを訪ねると、ぼんやりして「疲れた・・・・」と眠そうだった。おとといの事は何にも記憶にないと今日言われて、よほど疲れて眠かったのだと思った。東京と、平塚と、私の家と三箇所を移動しながら生活していることが、父の生活に変化があっていいと私たちは思っているが、それが本当に父に良いのか、まだわからない。 今日も、ケアマネージャーさんが父を訪ねて来て、「長いこと一箇所でじっとしているより、...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月30日 21時48分
ディヴァリー祭
10月のこの時期、インド中が光の祭典、ディヴァリーで一色になる。日本に居るインド人の間でも、あちこちでみな集まってお祭りが開かれているようだ。 5日間にわたるこの祭典の初日は、ダンテラといい、ライトを家の周りに飾り、ラクシュミーの訪れを待つ。小さな素焼きの皿にオイルを入れ、白い糸をたらしてそこに点火し、家族中で家の周りをランプで飾るのだ。その夜の美しさはたとえようもない。 ことにすばらしかったのは、ガンジス川のほとりに沿って置かれたランプが、漆黒の闇の中で黄色い列となって夜を...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月29日 21時10分
不用品
「これは本当に不用品なの?」そんな衣類がごまんと袋に入って、妙円寺の納戸にぎっしり詰まっていた。早く整理しておかないと、1月のバザーの品物を入れる場所がないと言うことで、早朝から片付けに伺った。 いくら貧しいインドの人でも、これは気の毒だと思うような品物もあったが、中には十分に着られる服も山のようにあった。バックから靴、アクセサリー、十分使えるグラス類、でも不要な人には単にゴミなのだろう。 一昨年、一緒にインドに行き、現地では本当にどういうものが必要なのか実際に眼で確認してか...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月27日 23時24分
目の上のこぶ
「目の上のこぶ」、日本語ではうまいことを言ったものだ。人は自分に都合のいいことを言ってくれる人には好感を持つが、そのたびに腹立たしいと思うような苦言を言う人には近づきたくないものだ。当然の人情と言うものだ。しかし、しかし・・・・・・・である。 時に受け入れがたいことを受け入れる気持ちになって人の苦言に耳を貸すことが必要な時がある。そうしてまで自分に厳しく問いかけをしなければいけない事もある。甘言に逃げて、甘い蜜の方にばかり向かっていてはいけないことがある。万一、その苦言の元が愛情...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月25日 22時4分
素人・玄人
気の毒だとは思うが、現実は厳しい。元私のお弟子さんだった方の息子さんが、自宅の母屋を改造して和食とすしの店を開店したのはもう2年ほど前になる。きっと、かわいい息子のために親が一肌も二肌も脱いだことだろう。当初は、助けてあげたい気持ちと、少しは義理も感じて数回でかけた。もし、とても良ければきっと、わざわざだってまた行ってみたいと思うものだが、あいにくそうではなかった。昼のランチに行き、夜は中庭にある樹齢数百年の這い松がライトアップされて美しいと言うので、それも見がてらでかけたこともあっ...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月24日 21時27分
ひとり仕事
一人で過ごす一日の時間は、吐き出すように仕事がはかどる。気持ちのいいほど自分のペースでことが運び、たまっていた用がどんどん結果を出してゆく。一人でなければ、一人にならなければ、なかなか仕事は捗らないものだ。細切れの時間の中でやれることには限界がある。それでも、そうしなければならない時はジッとその中で出来ることをやっていくしかない。こうして一日全部が自分の時間の日は、うれしくて嬉しくてスキップしたいくらいだ。 あと一ヵ月後に迫ったインド行きの前に、年賀状講習会の原画を描き、1月のチャリ...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月23日 22時13分
翻訳
フォトボランティアジャパンの活動を立ち上げた友人の口ぞえで、日本写真家協会から何度か寄付をいただいてきた。毎年12月に開催される写真展の売り上げから、その寄付の一部をいただいてきたお陰で、、この数年の間にベナレスの田舎の学校に井戸を作り、ビハールのマイナグリの学校の修理と増築をし、小さな支援のいくつかも重ねて実現することができた。 この秋は今までとは支援の視点を代えて、子供たちの心の啓発になればとカメラワークをすることになった。長年私たちの小さな活動を支えてくれたフォトボランティアジ...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月22日 22時11分
空高し
走っている、いや走らざるを得ない今の自分が、ふと時々無性にむなしくなる。誰にも代わってもらえないこの現実は、私に今、与えられた時間なのだと言い聞かせる。でも、どうしてこうなんだ・・・・・!と、やっぱり思う。こんな日が来て、こんな形で毎日が過ぎて行くことが自分に起こるなんて考えても見なかった日々。 後ろでいつも優しい言葉をかけてくれる友人がこの上なくありがたい。さりげなく辛い思いを共有しようとしてくれる友人夫妻の、細やかな手助けが、涙の出るほどありがたい。 幸せや喜びなんて、ほ...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月21日 21時53分
いつか・・・・・
ベナレスのダル・マチャックラ・ビハールを創設された後藤恵照先生はおとといもサールナートの門の入り口に座っていらしたそうだ。このごろ、ご高齢もあって、体調が思わしくないと、ウメシュから情報が入った。歯もだんだん少なくなり、体もいつもだるくてとても辛いと言いながら、サールナートのスツッパの観光客の集まるゲートの入り口に、時間さえあれば出向いて座っていらっしゃる。 人によっては胡散臭そうに一瞥して通り過ぎる人も居る。後藤先生の偉大さを、後藤先生は何も誇示しないから、人によってはひとつの...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月20日 21時57分
朝の時間
サクラの枝から紅葉した葉が大方散りつくした。数千とある葉っぱのどれ一つもが同じ色をしていない。それぞれの葉がそれぞれのできる限りを尽くして、命を終えた姿だ。そして落ちつくしたどの葉もが美しい秋の色をしている。 今日こそ今日こそと思いながら一日伸ばしになることがある。時間がなかったり調節がうまくかみ合わない時だ。久しぶりに朝の町へ出た。いつもと同じ道を歩き、ああ、今日は描くものに会えないかも知れないなあと、思っていても、どこかに必ず、足を止めさせてくれる画材はあるものだ。 ...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月19日 18時2分
リキシャでベナレスへ?
地元の放送局で仕事をしている友人が、二宮にあるインドレストランへ連れて行ったくれたのは2週間ぐらい前だった。そのオーナーの安藤さんが16日にインドに出発した。出発前、彼女に会って話を聞きながら、そのあまりの勇敢ぶりと言うか、無謀と言うか、彼女の言を借りれば「私、体育会系なんです。無茶苦茶ですかねえ?」と言う言葉に少し心配になり、老婆心とは思ったが、もし困ることがあったら息子のウメシュに電話してくださいと言っておいた。体育会系はこの際問題にはならないと思ったが、彼女らしい言い回しだったのか...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月18日 22時59分
ぶどうの剪定
父を囲んだにぎやかな食事が今日で二日続いた。東京から会食にわざわざこられた友人も居て、父はこの上なくご満悦に見えた。見たこともないような、ひと房500グラムぐらいはありそうな大きな巨峰と甲斐路を彼女がお土産にお持ちくださり、食後みなでつついていただいた。 房が大きいので一粒を取り外すと粒につながっていた小枝がニョッキとあらわに残った。「おいしいわねえ!おいしいわねえ!こんな大きなぶどう見たこともないわねえ!」と言いながら、手の出ることの早いこと!すると父が鋏を貸してくれと言い...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月17日 23時54分
物の言いよう
今日は秋晴れの、絶好の写生日和だった。それなりの身支度をしてみんな写生に行くので張り切っていた。車で10分ほどの坂東札所に出かけた。私は以前にも何度か行っていたが、駐車場は広いし、何も言われた事などなかったので、10人で車3台を停めて写生を始めていた。 しばらくすると、少し剣のある顔で女性が「代表はどなたですか?」と寄ってきた。彼女によると、参拝以外、長い時間車を駐車されては困る、歩くかバスで来て欲しい、近所の手前があるのだ、と言うことだった。返す言葉もなくお詫びして、すぐ車を外...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月16日 22時21分
だめもと
友人のインド人に頼まれたことがあった。最後の仕上げに時間を要するので、先送りに溜めてしまっていたが、先日彼女に会ったとき、「細かいことはこちらでするから・・・・」と言われて気が楽になり、とは言うものの、ちょっと手を加えて下準備しておかなければ、分らないかも知れないと思った。 夕べはかなり遅い時間までその作業をした。作業をしながら、ふと、「だめもと・・・・・」と言う言葉が頭をよぎった。まじめに考えすぎている自分が、いったい何なんだろう?と思えて手が止まった。でも、また気を取り直して...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月15日 21時13分
悲鳴
最近私の周りは年老いた親の世話で悲鳴に近い声を上げている人が多い。「自分も必ずそうなるのよ!」と、会話の最後に落ちがつくと、その先の言葉は何も出てこない。 今日も髪の毛を振り乱し、介護の合間を縫って稽古に来た方が居た。身なりも構わず来た事を取り繕いながら、忙しい合間に何とか自分の好きなことはやっていたいと思うのだろう。その姿が痛々しいくらいだった。彼女は若くしてご主人を亡くし、遺された舅は認知症になり、徘徊を繰り返す日々を何年も介護し続け、結局、何も判らなくなって最後は施設で亡く...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月14日 18時1分
おいしい水
聞くところによると、最近ダイエットで評判なのが、朝食にバナナ一本と、冷たくない普通の水を飲むのが効果があるのだそうだ。バナナが店頭から消えているという話も聞いた。いつぞやの納豆ダイエットの時のように、効果は無しなどと言うことがなければいいが、日本人は飽きっぽいから、そのうちこの騒ぎも収まるだろう。 水と言えばインドでは人の家を訪問すると、まずグラスに注がれた水が出てくる。暑い国だから水が何よりのご馳走で、駆けつけいっぱいの水を飲んで、落ち着いたところでチャイなどが出る。水は決して...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月13日 18時56分
もてなし方
茶道の極意は、人を、その限られたひと時の中でどんなに心をこめてもてなすかにある。それはまさしく日本人が長い歴史の中でひとつの文化として受け継いできた精神であったかとも思う。 しかし日本人は変わった。日本の美しい魂を、忙しさを理由にさっさと忘れようとし、その事に何の心残りも残さなくなった。伝統や文化は時代とともに変わってゆくものかもしれないが、受け継ぐべき美しさも十分あるように思えるのだが・・・・・・。とは言うものの、私もかつては何もかもを手つくりで迎えたお正月料理を、黒豆と煮...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月12日 18時38分
その訪れ
神様がどこかで絶対見ている!そんな気がしてならない事が時々おこる。その訪れは、もちろん前触れもなくやってくる。あせらないように、急いで答えを出して過ちが起きないように、迷っている背中を押すためのように、そんな気持ちを見透かすかのように、必要な時に必要な形でやってくる。 めったに買いもしないケンタッキーフライドチキンのいい匂いに誘われて3ピースを買って帰った。飲みきれないビールを半分残して今晩の夕餉は済んだところだった。青々した葉のついた大根は、インドの大根のように小さかっ...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月11日 22時47分
声美人
久しぶりに歯に重い感覚が襲い、心配して医者に予約を入れた。以前も同じところが同じように重く感じられた事があり、その時も虫歯ではなかったからきっと大丈夫と思ったが、インド行きを前にして用心のために診察を受けた。インドで歯が痛くなったら困ると言う心配があるからだ。幸い、歯茎の炎症でことは済んだ。 予約の電話をすると、受付に居る女性の声のトーンがとても気になる。どこか具合でも悪いのかと思うような低い声で返事が来ると、次の言葉を言う前に気持ちが足踏みをする。会って見れば何のことはない普通...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月9日 17時31分
会うべきとき
俳優の緒方 拳が急逝したことに驚いて、昨日今日とどこに行ってもその話で持ちきりだった。人は必ずいつか消えてゆく運命にあることを、こんな節々に思い出すものだ。 一年に一度くらい、七夕様のように連絡をくれる幼友達が居る。成りは大きいが弟のようなものだ。昨日自分の店が休みだからと言って遊びに来た。薄暮のころから3時間ほど飲んで「ああ!今日は楽しかった!」と言って帰っていった。一年に一回ぐらい会おうよ、と言って別れたが、この前会ってからもう一年も過ぎたのだろうかと思うような早さだ。彼も、...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月8日 22時51分
文章を書く
大阪の友人から新聞の切抜きが送られてきた。曽野綾子の書いた文章だった。私は彼女の文体がとても好きだ。切り口のよい聡明さが彼女の哲学の表れだ。 今朝、東京に向かう車の中で聞いたラジオで、詩人の荒川洋二がやはり文体の話をしていた。今日のテーマは接続詞の使い方で文章の印象はがらりと変わるという話であった。同感ばかりであったが、あいにく運転中で細部が聞き取れなかったりもしたのが少し心残りに感じられた。 毎日こうしてブログを書くことはまったく苦痛ではなく、むしろ、時間さえあれば書きたい...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月7日 22時7分
絶景かな!
二宮市にあるインドレストラン、「SAGAR}」のオーナーからの申し出で、仲介の方と一緒にお昼どきに出かけた。以前から絶景のレストランとして評判は聞いていたが、まさかこんな形でそこのオーナーと繋がりができるとは思っても居なかった。 住宅街の真っ只中を曲がると突き当たりはもう太平洋、海に張り出るようにガラス張りのレストランがあった。ランチタイムで、席はほぼいっぱいだった。 玄関から流れてくるカレーのにおい、潮風で傷むのか、朽ちかけたウッドの床や側壁やドアや、表札に至るまでが慣れ親...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月6日 22時49分
笑い声
意識改革はすごいものだと、今日若い人から教えられた。心の表情は顔立ちに出るものだ。久しぶりに石鹸で洗ったようなすっきりした顔の彼女に再会した。うれしかった。彼女は今毎日、山崎パンの工場で流れ作業の仕事をしている。数ヶ月前会った時とは見違える様子になっていたのがうれしい変化だった。彼女の中で大きく何かの意識が変わっていた。 朝7時から夕方まで、ベルトに載って流れてくるパンに、ひたすらキュウリや卵を乗っける単純作業をしているのだと言う。普通ならそんな単純な仕事は苦痛でしかないもの...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月5日 22時32分
まじめにヨガ
加齢は正直に体が訴えてくる。10月からまじめにヨガ教室に通うことを決めた。今まで参加したのは10回のレッスンのうち1回ぐらい、不真面目もいいとこだ。 ヨガというものを始めて体験したのは、ヨガのアシュラムがたくさんあり、日本からもヨガの勉強にたくさんの人が行く聖地、北インドのリシケシのホテルだった。さすがに聖地とあって、ホテルも街中もみんな菜食であった。もう数十年前の思い出だ。朝、ホテル主催のヨガ教室があるというので参加した。硬いからだが情けないほどだった。 小田原に居る友...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月3日 21時36分
対向車の顔
車を運転しながら時々、思うことがある。車は凶器だと言うことだ。そのことを教えてくれるのは対向車の運転をしている人の表情を見ている時だ。 危うい運転をしている人は日になんども見る。運転に慢心している様子がわかる。ペダルひとつを足で押し続ければ車は安易に動くし、囲われた大きな塊の中に居れば、歩行者や自転車は運転の邪魔にしか見えなくなることもある。窓から手をぶら下げて片手で運転している人。まだ携帯電話を使いながら運転する人も時々見る。ウインカーを出さないので直進かと思っていると、突然曲...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月2日 21時38分
家族ぐるみ
図書館に本を借りに行きたいというアシュビニの通訳で外出した途中、父のところに寄った。このごろのんびり父と過ごしていないことも重々承知ではあったが、今日もそれとなくあわただしい訪問であったことが心に引っかかっていた。どこに居ても落ち着かない自分が情けない。 ドアを開けると、TVの国会中継を見ていた。父は昔から、時の動きにいつも敏感に頭を働かせて、世相を観察していた。一人部屋の中で過ごしていた父を見て、アシュビニがこう言った。「お父さん、ロンリー・・・・・」さらに付け加えて、「イ...
作者:NAMASTE
更新日:2008年10月1日 22時35分
親切がアダ
私が彼女につけたニックネームは、「夢見る夢子さん」である。マシュマロのような、ふわふわと柔らかな雲のような、なんとも喩えようもないやさしい雰囲気を持った彼女との出会いは、インドだった。初めてのインドツアーに参加したときに知り合った。もうかれこれ30年近いお付き合いになる。 恋をし、世界を飛び回り、ある時は仕事をなげうって自分の夢に向かってオーストラリアでボランティア活動をし、それからまたいくつも恋をし、そのつど熱い話を聞かせてもらってきたが、いつも幸せそうで充実している彼女見てい...
作者:NAMASTE
更新日:2008年9月30日 21時25分
ナマステ・インディア
毎年秋に開催されるインド祭り・ナマステ・インディアに昨日行って来た。平塚からビピン夫妻、友人と5人、東京で他の二人と合流し、迷い子になりそうな人であふれた会場を、ぞろぞろ連れ立ってみんなで見て回った。若い二人のインド人と私たちとは関心事が違うので、一緒にランチのカレーを食べ終わると、適当に彼らはぶらついて帰宅したようだった。その後のわれわれのパワーはすごかった。 「もう別にインドの服が欲しいわけでもないし、アクセサリーが欲しいわけでもなし・・・・・・」そんなことを呟きながら、全員...
作者:NAMASTE
更新日:2008年9月29日 23時7分
情報
10月に、始めてインドに観光に行く友人の友人が居る。一度だけお目にかかったことのある方ではあったが、お人柄などはまったく知らなかった。この数ヶ月、彼と手紙のやり取りをしながら、実に彼の人柄と性格がはっきりと見えてきた。インドに行くについての事細かな調査と計画のプロセスが毎回手紙に書かれていて、そのつど私のアドバイスを求めてくるのだ。私には彼はもう十分インドに行った様なものだと思えるくらいである。 もう何年も前に作った私のカレンダーが、友人の手から彼にも渡っていたようで、最終ペ...
作者:NAMASTE
更新日:2008年9月27日 21時14分
家庭料理
たまに食べたくなるインド料理、確かにレストランにはレストランの味があって美味しいが、家庭の味とは違う。たぶん万人向きに作られていることと、コクのある味が旨みを感じさせるのかもしれない。しかし、大概食べ終わった後、胃がもたれる。家庭料理にはそういうことはない。 日本に住んでもう6年になるムンバイのビピン君は、一週間ずっとインド料理だと胃が重くなるので、2~3回は日本料理を作って欲しいと奥さんのアシュビニに頼んでいる。しかし彼女は自分の好きな餃子が、日本料理だと思っている程度の理解だ...
作者:NAMASTE
更新日:2008年9月24日 22時45分
笑顔が勝ち
どんな商売も、生き馬の目を抜くような時代を勝ち抜くのは大変なことだろうと思う。絶対大丈夫などと言うものはなく、いつどんな対抗馬が現れて自分の足元を掬いに来るかもわからない世の中だ。 しかし、今日ひとつ感じたことがあった。やっぱり人は、気持ちのいい店にはまた行きたくなるものだということだ。何が人を気持ちよくさせるかと言えば、私は「笑顔」だと思っている。 あまりせいせいと売れているようにも見えないが、つぶれもせず、必死に頑張っている八百屋さんが近くにある。少し割高だが、店主の...
作者:NAMASTE
更新日:2008年9月23日 21時55分
幼子の顔
つい昨日のことのように思い出される記憶。わが子の小さな口元にご飯を入れてやっている甥の姿は、ついこの間、私が彼にしてやっていたことそのものだ。年を経て大人の顔つきに変わったものの、幼子の時の面影はいとしいほど彼の表情に残っている。「おばさん、ハグハグしたいよ~」と叫んだら、優しい甥はニコニコ笑っていた。兄がこうして幼かった彼らにご飯を食べさせ、世話をしてきたように、また自分の子供に同じことをしている姿を見ると、輪廻の糸を強く感じる。 長い年月会うこともなく来た甥であったが、血...
作者:NAMASTE
更新日:2008年9月22日 22時55分
無知の罪
知っていてやる罪と、知らないで犯す罪とどちらが重いのか私には計ることができない。初めてではない。今まで、なんどもなんども同じように形を変えて私は重い気分にさせられてきた。いまさらどうと言うこともないけれど、やっぱり私の感覚とはまるで違うのだ。何なのだろう?平気でそんな言葉を言える感覚!私にはまったく理解の届かない世界にいる人が居る。関わらずに生きられればそれに越したことはないが、そうも行かない関係がある。 知らないからできるに違いない。無知なのだと思い、そのままを受け止めてお...
作者:NAMASTE
更新日:2008年9月20日 23時1分
おくりびと
今、見たい映画が目白押しだ。先日、京橋で限定上映中だった映画、「ぐるりのこと」、これは2回も見に行くタイミングを失ってしまったし、東中野でやっていたドキュメンタリー映画「港のメリーさん」、これはどうしても見たかったのに、これは3回目、また見に行くきっかけをなくして見損なった。今日こそ、今日こそと思い続け、すでに上映の始まっていた映画館に遅れて駆けつけ、昼ごろ、今話題の映画、「おくりびと」を見てきた。 行き付けの映画館はウイークデイなのに、かなり混んでいて、座席は前方しか取れなかっ...
作者:NAMASTE
更新日:2008年9月19日 21時21分