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トップ > 2018 > 2018 - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年11月20日 8時)
麻生首相発言
麻生首相が、医師について「社会的な常識がかなり欠落している人が多い」と発言したそうです。
そんなことを総理大臣が言うなんて、びっくりしました。
麻生さんの周りにたまたまそういう医師がいて、つい言っちゃったというところでしょうか?
しかし、私が許せないのは「常識が欠如」うんぬんの箇所ではなく、以下のくだりです。
これだけ医師不足が激しくなってくれば、
責任は医師の側にあるのではないか。
これだけ医師不足が激しくなってくれば、
責任は医師の側にあるのではないか。
これだけ医師不足が激しくなってくれば、
責任は医師の側にあるのではないか。
医師の数を減らしてきたのは国ですが・・。
彼は、医師不足は医師の責任と真剣に思っているのでしょうか?
なぜそういう発想になるのか、不思議で仕方ありません。
NHKニュースhttp://www3.nhk.or.jp/news/t10015485901000.html
麻生総理大臣は、総理大臣官邸で開かれた全国知事会との会合に出席し、地方が抱える医師不足の問題について、みずからの考え方を示した際、医師のことを「社会的な常識がかなり欠落している人が多い」と発言しました。
これは、会合の中で出席した知事から「地方が抱える医師不足の問題についてどう考えるか」という質問が出たのに対し、麻生総理大臣が、みずからの考え方を述べた際に発言したものです。この中で麻生総理大臣は、医師不足の問題に関連して「自分で病院を経営しているから言うわけではないが、はっきり言って、社会的な常識がかなり欠落している人が多いと思われる。とにかく、ものすごく価値判断が違う。それはそれで、そういう方をどうするかという話を真剣にやらないといけない」と述べました。また、麻生総理大臣は「急患が多い診療科は、皆、医者は引く。だとしたら、そういう診療科だけ診療報酬を引き上げるなど、変えてみたらどうか。正直、これだけ医師不足が激しくなってくれば、責任は医師の側にあるのではないか。ただ、目先のことをどうするかというところで、医師不足の声をしんしに受け止めなければならない」と述べました。これについて日本医師会の中川俊男常任理事は、定例の記者会見で「麻生総理大臣がそのような発言をするとは、とても信じられない。事実関係を確認したい」と述べました。日本医師会では、麻生総理大臣の発言について、真意を確認したうえで今後の対応を検討することにしています。麻生総理大臣は19日夜、総理大臣官邸で記者団に対し「おれの友達にも医者がいっぱいいるが、なんとなく話をしても、ふだん、おれとは波長が合わない人が多いと思った。まともな医者が不快な思いをしたというのであれば、それは申し訳ない」と述べました。
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作者:春野ことり
更新日:2008年11月19日 22時52分
「医師って無責任やな~」
お久しぶりです。
半月もブログを放置していました。
それなのに、アクセス数が落ちていない・・・(^^;。なぜだ
さて、11月12日、阪南市立病院で医師8人が辞表を出したことが報じられました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081112-00000101-san-soci
阪南市立病院 医師8人が辞表 新市長に反発、再建厳しく
11月12日16時23分配信 産経新聞
医師の大量退職から経営難に陥った大阪府阪南市立病院で、新たに確保した医師が新市長の病院経営見直しなどに反発し辞意を伝えている問題で、医師8人が12日、辞表を提出した。この日就任した福山敏博市長は話し合って慰留する考えだが、市立病院の運営は再び厳しい局面を迎えた。
この日午前中に、辞表が提出された。関係者によると、常勤的に診療をしている医師2人のほか、当直医などで、来年2月末などに退職する意向という。
阪南市立病院は、医師の大量退職で昨年7月に内科が休診。その後、歩合給を導入して医師の平均年収を約2000万円に引き上げる待遇策を掲げるなどして医師確保を進め、今年9月に内科の診察を再開するなど再建に乗り出していた。しかし、10月の市長選で現職を破り初当選した福山市長が、歩合給の見直し検討などに言及していた。
医師らは、福山市長の発言は、給与体系を見直した議会の議決を無視したもので、信用できなくなったなどとして反発。これまでに辞意を表明していた。市側は慰留に努めるが、辞職につながれば、医療収益が大きく減少するなど、運営に支障が出るおそれがある。
先週の金曜日だったかな、みのもんたの「朝ズバ」でこの件について報道しているのを目にしてしまいました。
マイクを向けられた患者とみられるおばさん二人がこう言っていました。
医者って無責任やな~
給料が減るから病院やめるんかい。人の命を助けるのが医者やないんかい。
今は赤ひげみたいな医者はおらんのやろか~
うっ・・・・・・・・と思ったけれど、次に
「そりゃあ、その条件で来てもらうことになっていたのに、給料減らすんはあかんのとちがいますか」
という、まっとうな女性の意見が流れて少し安堵。
締めは、男性市民の
「市長の代わりはいくらでもいるけれど、お医者さんの代わりはいない!」
と訴える映像で終わっていたので、ほっとしました。
それにしても
11月10日には、二階俊博・経済産業大臣が、東京都内の妊婦搬送問題に関して
「政治の立場で申し上げるなら、何よりも医者のモラルの問題だと思いますよ。
忙しいだの、人が足りないだのというのは言い訳にすぎない」
という発言をして、
抗議を受けて慌てて撤回するという一幕もあり
一国の大臣ですらこんな認識ですから!
一般市民が「医者って無責任やな~」と言っていても、仕方がないのかなあと思いました。
でも、こういう意見はマイノリティーになりつつあると感じています。
二階大臣への抗議文はこちら
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ブログ始めたのが、2006年11月14日
気がつけば開設2周年になっていました。
作者:春野ことり
更新日:2008年11月17日 6時0分
夫の会見ー『毎日』の悪意
昨日、10月27日、脳出血で亡くなられた妊婦さんのご主人が会見をされました。
大変お辛いことと思いますが、その立派な会見には多くの医師が心を打たれています。
私も報道を読んで涙が出ました。
ネットに書かれた中には、「こういう方がいるからまた頑張ろうと思える」という産科医の意見もありました。
この会見の報道を何社かがしています。しかし、各社によって読者に与える印象が大きく違います。読み比べてみてください。
私が最初に読んで涙したのはこれ。
安心して産める社会に=「誰も責める気ない」-死亡妊婦の夫が会見
10月27日21時13分配信 時事通信
東京都内で8つの病院に救急搬送を断られた妊婦(36)が脳内出血で死亡した問題で、夫の会社員男性(36)が27日夜、厚生労働省で記者会見し、「妻が浮き彫りにしてくれた問題を、力を合わせて改善してほしい。安心して赤ちゃんを産める社会になることを願っている」と訴えた。
夫によると、妊婦特有の高血圧もなく健康だった妻の容体が変わったのは4日夕。掛かり付けの産科医院に着くころには頭痛が激しくなり、医師が搬送先を探している間中「痛い痛い」と言い続けていた。「こんなに医療が発展している東京でどうして受け入れてもらえないのか、やりきれない思いだった」。
約1時間後、都立墨東病院での受け入れが決定。救急車では「痛い」とも言わなくなり、「目を開けろ」と言ったら辛うじて開ける状態。「病院に着くころにはもう開けなかった」と振り返り、声を詰まらせた。
搬送要請で、医師は頭痛が尋常でない状況を伝えていたといい、「伝わらないはずがないと思うが、誰も責める気はない」と夫。最初に断った同病院の当直医について「傷ついて辞めるようなことになったら意味がない。絶対辞めないでほしい」と話した。
さらに脳死状態で3日間を過ごした妻が亡くなる日、保育器に入ったままの赤ちゃんを連れてきて妻の腕に抱かせてくれて、親子水入らずの短い時を過ごしたエピソードを披露。「墨東病院の医師も看護師も本当に良くしてくれた。彼らが傷つかないようにしてほしい」とした。
夫は、医師不足や搬送システムなど浮き彫りになった問題について「のど元過ぎれば忘れるのではなく、具体的な目標を持って改善に向かってほしい。何かが変われば『これを変えたのはおまえのお母さんだよ』と子供に言ってあげたい」と話した。
次は読売
妻の死無駄にしないで」夫が会見…妊婦受け入れ拒否
10月27日21時36分配信 読売新聞
脳出血を起こした東京都内の妊婦(36)が8病院に受け入れを拒否され、出産後に死亡した問題で、女性の夫の会社員(36)が27日夜、厚生労働省で記者会見し、「妻が死をもって浮き彫りにした問題を、医者、病院、都、国が力を合わせ改善してもらいたい。妻の死を無駄にしてほしくない」と、声を詰まらせながら訴えた。
夫によると、今月4日、嘔吐(おうと)と頭痛を訴えた女性が最初に救急搬送された産婦人科医院で、かかりつけ医は電話で受け入れ先を探す際、「頭が痛い」という情報を伝えていたが、なかなか受け入れてもらえなかったという。その時の心境を夫は「医療の発達した東京で、死にそうに痛がっている人を助けてもらえないのかと無力感を感じた」と振り返った。
女性は、結婚8年で授かった赤ちゃんの誕生を心待ちにし、夫が帰宅すると、「パパ帰ってきたよ」とおなかの赤ちゃんに語りかけていたという。いったんは受け入れを拒否されたものの、女性が帝王切開で長男を出産した都立墨東病院(墨田区)では、入院3日後の7日昼、病院スタッフが病室に長男を運び、意識がない女性の腕に抱かせてくれ、親子水入らずの時を過ごした。女性は、その夜に亡くなった。夫は「医師や看護師には温かい配慮をしてもらった。だれも責める気はなく、裁判を起こすつもりもない。赤ちゃんを安心して産める社会にしてほしい」と話した。
次、産経
【妊婦死亡】医療問題改善につながれば 遺族が会見
10月27日21時56分配信 産経新聞
東京都内で今月4日、脳内出血を起こした妊婦(36)が8病院に受け入れを拒否され死亡した問題で、妊婦の夫(36)=都内在住=が27日、厚生労働省で会見し、「妻の死を無駄にしないためにも、死によって浮き彫りになった医療問題などが改善されればいい」と述べた。
夫は「なぜ、文明や医療の発展した都会で、誰も助けてくれないのだろう」と気持ちを吐露。その上で、「かかわってくれたすべての医療関係者は、人として一生懸命やってくれた。責任追及したり、責める気はない」とも話した。
ただ、東京都立墨東病院や都が「受け入れ要請を受けた段階では脳内出血と分からなかった」と主張している点については、受け入れ要請した医院は「『尋常でない頭痛を訴えている』と伝えた」と反論した。
夫によると、体重1800グラムで生まれた男児は、現在2400グラムまでになり、健康という。7日には、病室ですでに脳死状態だった妻の腕に30分ほど抱かれたという。
この問題で、厚生労働省は27日、ハイリスク出産に対応できるよう、医師の配置見直しを検討することを決めた。
最後に、毎日
<妊婦死亡>母子対面できず「悲しい」「改善を」夫が訴え
10月27日21時42分配信 毎日新聞
東京都立墨東病院(墨田区)など8病院に受け入れを断られた後に脳出血で死亡した妊婦(36)の夫(36)が27日、厚生労働省内で会見し「母親と子供が互いの顔を見ることができなかったことが一番悲しい」と、時折声を詰まらせながら語った。病院や行政に対しては「誰かを責めるつもりはない。妻が死をもって浮き彫りにした問題を、力を合わせて改善してほしい」と訴えた。
夫によると、妻が急に激しい頭痛を訴えたのは、自宅で夫婦でDVDを見ていた4日夕。寝かせても一向に症状が治まらないため、救急車でかかりつけの産科医院に運んだ。電話口で搬送を次々と断られる産科医を見て「医療が発達している東京で、なぜ受け入れてくれる病院がないのか、やり切れない思いだった」と振り返る。
墨東病院に運ばれた時は、既に呼び掛けなければ目を開けない状態で、緊急手術の末、男児は助かったが、妻は脳死状態だった。3日後に亡くなる数時間前、病院は目を覚まさない妻の腕に抱かれるように、子供を置いてくれたという。
8年前に結婚した妻は、芯が強く優しい人柄で、初めての出産を前に胎教のCDを買い込み、おなかの子供に前もって決めていた名前で毎日話し掛けた。「将来、同じことが繰り返されないように医療が変わったら『変えたのはお前の母親だ』と言いたい」と語す。
墨東病院は22日の会見で「かかりつけ医から脳出血を疑われる症状は伝わらなかった」と説明したが、夫は「(医師は)私の目の前で『尋常じゃない』と、ちゃんと伝えていた」と強調。それでも「墨東病院の当直医が傷ついて病院を辞め、産科医が減るのは意味がない。今後も産科医としての人生を責任もってまっとうしてほしい」と力を込めた。【清水健二、奥山智己】
同じ会見を報道しているのに、どうしてこんなに違うのでしょう。
時事通信の報道を真っ先に読んで涙した私も、もし、一番に毎日の報道を読んだら、決して涙することはなかったでしょう。
時事通信の報道では、ご主人の医療者への配慮が強調されています。これを読むと、ご主人は自分が大変つらい立場であっても他者を気遣うことができる大変立派な方だとうかがうことができます。
しかし、毎日の報道では、そのようなご主人の気遣いの部分は削除され、「医者は職務を責任をもってまっとうしろ」という論調にすり替えられています。
しかも、かかりつけ医が墨東病院に頭痛が尋常でないことをちゃんと訴えたという箇所を文末に強調し、墨東病院に落ち度があるとでも言いたげです。
このような毎日の報道の仕方には悪意さえ感じます。
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天国へのビザ Amazon 在庫あり
作者:春野ことり
更新日:2008年10月28日 5時30分
産科クライシスと責任のなすりあい
ご存知のように東京で、脳内出血を起こした妊婦さんが亡くなりました。
まずは亡くなられた妊婦さんのご冥福を心よりお祈り致します。
報道をみて、思う。
相も変わらずマスコミは、「受け入れ不能」と書くべきところを
「拒否」「拒否」「7病院受け入れ拒否妊婦死亡」
と、あたかも、病院が本当は受け入れられるのに拒否してそのために妊婦が死亡したようなニュアンスの報道をし、医療者の神経を逆なでする。全くデリカシーのかけらも感じられない。
22日、テレビは墨東病院の産婦人科部長のコメントと、かかりつけ医の記者会見を放映した。
墨東病院産婦人科部長
「当直医は当初、下痢、嘔吐という症状を聞いただけだった。脳内出血と分かっていれば最初から受け入れたはず」
と、かかりつけ医の状況説明が悪かったと取れるような発言をした。
これに対し、墨東病院に受け入れを依頼した江東区のかかりつけの産婦人科医院も会見し、担当医がこう述べた。
「病院に七転八倒して『頭が痛い、痛い』と言っていると伝え、脳疾患の意味合いも含めたつもりだった」
これではまるでマスコミの思うつぼではないか。
医療者同士が「言った」「言わない」で対立している場合ではないのだ。
マスコミがインタビューに来ても、ホイホイと答えるべきではない。彼らは長いコメントも自分たちの都合のよい部分だけ切り取って、視聴者受けするように作り上げてしまうからだ。
問題はそんなことではなく、総合周産期母子医療センターでさえ、医師が不足していて、十分な対応ができないというところだ。
24日、舛添要一・厚生労働大臣は
墨東病院を視察した後の会見で
「一番構造的な問題は医師不足」と発言し、メディアはそれを大きく報じた。
問題が根本に戻ったように思ったが、そこからがいけない。
舛添大臣が「都には任せられない」と東京都を非難し
石原都知事が「医師不足は国の責任だ!国なんかに任せられない」と反論。
テレビは彼らの対立する様子をこれぞと面白がって放映した。
本当にマスコミはこういう内輪揉めの構図が大好きだ。
マスコミが好きというよりも、国民がこう言うのを見て喜ぶからいけないのだろう。
今は、対立している場合なんかではないのだ。
こんな報道の仕方で、産科医療が本当に危機に瀕していることは、国民に伝わっているのだろうかと不安になる。
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天国へのビザ Amazon まだ販売中
追記10/28 :ご遺族の会見がありました。大変立派な考え方で、涙が出ました。あらためてお悔やみ申し上げます。
作者:春野ことり
更新日:2008年10月25日 6時30分
『天国へのビザ』終了
天国へのビザを出版していただいている会社から封書が届きました。
出版から2年。増刷から1年が経過し、販売期間終了とのお知らせでした。
これ以上流通を継続させるためには、別途料金がかかるとのことですので、販売を打ち切りにすることにしました。
まだ在庫はたくさん残っているようですが、残った本の処分は出版社に任せることとなりました。
このブログを通して拙著をお買い上げくださった皆様方、心よりお礼申し上げます。
出版を通し、全国の多くの方々と交流ができたこと、本当に有意義でした。
著書の宣伝目的で始めたこのブログも2年間で160万アクセスを超え、本当に驚いています。
ブログを通して多くの出会いがありました。かけがえのない宝ものです。
心より感謝申し上げます。
では、また逢う日まで
・・・・・・
え?ブログ終了?
とは、言っていませんけど。。。
このまま終わるのもよいかも
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天国へのビザ Amazon 発送3~5週
作者:春野ことり
更新日:2008年10月22日 0時0分
帰らない患者
お年寄りの患者さんは一度入院すると、なかなか退院しない。
入院の原因になった病気が治っても
「長いこと寝ていて歩けなくなってしまった。歩けるようになるまで病院に居させて欲しい」
と言う理由がほとんど。
「歩けるようになるまで」の部分は
「身の回りのことができるようになるまで」
「もう少し体がしゃんとするまで」
「元通りの生活ができるようになるまで」
「寒いから暖かくなるまで」
「暑いから涼しくなるまで」
・・・
などなど、いろいろなバージョンがある。
確かに歩けないのに退院しても困るだろう。
でも、いつ歩けるようになるのか分からないのに、いつまでも入院していてもらうわけにはいかない。治療が必要な人が入るベッドがなくなってしまうからだ。
そこでできたのが
回復期リハビリテーション病棟(Wiki)
である。
以下、wikipediaから引用------
急性期病床削減による稼働率アップによる医療資源の有効活用と、患者を療養型病床群に入院することによる医療費の拡大を抑制し在宅復帰を目指すため2000年に新設された病棟。 但し、脳卒中や大腿部骨折、廃用症候群などある程度限定された患者が入院し、リハビリ医や理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)らの支援で集中的な訓練に取り組む病床。
-------------------------
病名や発症からの期間など制限があり、すべての患者さんが適応になるわけではないが、
回復期リハビリテーション病棟へ移っていただけば、
患者さんはゆっくりリハビリを行ってから家へ帰れるし
急性期病棟の稼働率も上がって
患者さんにとっても病院にとっても有益で 一石二鳥
・・・の筈なのに・・・
回復期リハビリテーション病棟へ移るように勧めると、拒否する患者さんたちがいる。
なぜか、というと、
「せっかくこの部屋に慣れたのに、病棟を移れとは何事だ!」
ということらしい。。。。(@▽@)
肺炎で入院したあるおばあさんが、肺炎は治ったものの、下肢の筋力が落ちて思うように歩けなくなった。
肺炎後の下肢廃用症候群としてリハビリの対象となる。
そこで、回復期リハ病棟に移ってゆっくりリハビリをしてから帰ったらどうか、と勧めたら、
「部屋を移るくらいだったら、もう退院する!」
と言い出した。原疾患は治癒しているのでこちらは退院してもらっても全然構わない。
しかし、退院当日になって
「やっぱり歩けない」と泣き出した。
だったらやっぱりリハビリをしましょうよ、回復期リハ病棟に移ればすぐ退院しなくてもいいですよと言うと
「リハビリなんかイヤダ!」
と言う。
それを聞いていた同室の他科入院中の患者が、聞えよがしに言った。
「まったく、なんでこの病院はさ、すぐ患者に部屋をかわれとか、病棟かわれとか言うのさ。
せっかく部屋でみんな友達になったって言うのにさー。
こっちだって金払って入院してんだからね!
部屋かわれと言われたって、言うことなんかきかなくったていいんだよ」
・・・・・・・・
何もわかっていらっしゃらない患者さんが多いようなので、
「あのう・・・病院にも病院の事情がありまして、
かくかくしかじかこれこれ・・・こういうわけで
何も病院が意地悪してお部屋を移るように言っているわけではないんですよ」
と、わかりやすくその同室患者さんに説明した。
すると、
「ほう、そうなんかい。はじめてわかった。
それならそうと、何で早く言わんかい!おまはんたちがちゃんとそういうことを説明しんから、わからんのじゃ!」
と逆切れ。(++)
***
で、肺炎治療後のおばあさんは
「明日になったら歩けるようになる!!」
と言い張り、急性期病棟に居座っておられます。
ま、現場はそんな感じで、
なかなか厚労省の考えるようにうまくはいきません。
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天国へのビザ Amazon在庫あり
作者:春野ことり
更新日:2008年10月12日 6時25分
またフジテレビか
フジテレビのサキヨミという番組があるらしい。
10月5日、この番組で 秋葉原殺傷事件のトリアージを批判する報道があったそうだ。
私は見ていないのでこの番組を批判する権利はないのかも知れないが、ネットで知る限りは救急医療を行っている人たちの心を折るようなものだったようだ。
色々なブログで取り上げられているので、一部紹介してみよう。
「トリアージに殺された」? ~秋葉原事件での救急医療とは?~ 医者の常識、世間の非常識
サキヨミのトリアージ批判について考える 日々是よろずER診療
先日のサキヨミのような酷い報道番組が医療を滅ぼす うろうろドクター
魔女狩りの方程式 医畜日記・楽屋篇
秋葉原のトリアージ 新小児科医のつぶやき
こちらは、サキヨミに寄せられた視聴者のメッセージhttp://www.fujitv.co.jp/b_hp/sakiyomi/index_frame.html より
私は率直にサキヨミの考えは賛同できません。というのはトリアージは必要かどうかは別として、現場の隊員は一生懸命活動していると思います。ダグを目印として使うのは間違った行為なのですか?マーキングをして分かりやすくするのも現場の指揮では大切だと思います。現場において正しい答えは一つではないと思うし、最善を全て選択するような発言は結果論であり愚かだと思います。問題なのは、すぐに搬送できない病院側の医療体制とバイスタンダーの少なさだと思います。今日サキヨミにいた方は心肺蘇生法はできるのですか?日本は先進国の中でもバイスタンダーは少ない国だと聞いています。多分救命に関して意識が低いのでしょう。ですから現場でも何もせず撮影をする野次馬、倒れている人がいても何もしない警察官がいるのだと思います。過去に車に轢かれ人がいました。私が行ったときには、心肺停止状態でした。現場には警察官が15名と野次馬がいたと思います。その人達は何もしません。警察官は現場保存、野次馬は興味本位。これでは人は助かりません。ほんとに寂しい国だと思います。そういうところを論議した方がよっぽどいいと思います。(せい・男・その他の職業・20's)2008/10/05 23:35:24
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こちらは、モトケンブログ6月21日エントリーの秋葉原事件現場におけるトリアージに寄せられたコメントから
昨日の「サキヨミ」たまたま見てましたが、唖然呆然・・・いまさらですが救急崩壊への理解ってないんだなと思いました。
全体のトーンとしてトリアージそのものが悪いように受け取れる構成になっていたのがなんとも・・・
もちろん事後検証は絶対必要ですがこれこそ過失責任を問う話はないはずでしょう。
救急隊員や対応した医者がそれこそPTSDも心配されるような決断をしてるのに、後追いで批判されたら誰もやらなくなってしまいます。
災害復旧の現場でも捨取選択が必要な場合は多岐にわたりますが、誰かがその決断をしないと物事が動きません。動かないと言うことは大概の場合物事は悪化します。
そして、決断すると言うことは必ず切り捨てる部分があると言うことを理解すべきです。
私が直接的に患者のトリアージすることはありえませんが、トリアージをする医療者を現地に入れるか入れないかの判断をする可能性がありますので人事だとは思えません。
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現場に居合わせなかったマスコミ関係者に、後から救急隊員を批判する権利はないはず。
これでは「誰もやらなくなってしまう」本当にその通りだと思う。
話は変わって、夫(国立大学病院外科系講師; 超多忙、休みほとんどなし)が、先日東京へ学会出張に行ったときに、東京に住む高校時代の同級生達と会ったそうだ。
その中にフジテレビの社員がいて、夫よりもずっと多い年収を得ていると聞いてきたそうだ。
現場で必死に患者を救っている医療者達よりも、ただ批判するだけのマスコミ製作者の方が収入ははるかに多いようだ。
(ちなみに夫の年収は集まった中で下から2番目だったらしい。)
人間の値打ちは収入で決まらないので、気にすることはない。
要は仕事の内容だ。自分自身が誇りを持てるような仕事をしていたいものだ。
しかし、このような報道があるとこう問いたくなる。
マスコミさん、あなた達の仕事は誇りがもてますか?社会の役に立っていますか?
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フジテレビは以前も「カスペ」で医療者をこき下ろすひどい番組を作って報道していて、怒りを抑えきれずブログに書きました。2年くらい前だったかな?
作者:春野ことり
更新日:2008年10月10日 23時53分
暴君の最期④
ご無沙汰しています。
9月後半から子供の行事やら何やらが続いて更新できず、すっかり間延びしてしまいました。それにも関わらず、毎日たくさんのアクセス、ありがとうございます。
えーっと、間が空きすぎてどんな話だったのか、書いている本人も忘れてしまいました。(え!?^^;)
数日後、勝さんが亡くなったのとまさに同じ個室で、また一つの人生が幕を閉じようとしていた。
林年治(仮名)、80歳。C型肝炎から肝硬変となり、肝癌を発症していた。1年半前に慢性硬膜下血腫を併発したのをきっかけに、寝たきりになった。入退院を繰り返していた年治さんの在宅での介護は、失業中の長男が担っていた。
年治さんの妻は早くに他界し、長女は遠方へ嫁いでいた。年治さんは長男と二人暮らしだった。長男がリストラに遭ったのは、年治さんが寝たきりになったのとほぼ同時であった。長男は年治さんの介護の合間にハローワークへ通い、職探しをした。しかし、50歳代の長男に仕事は見つからなかった。
年治さんは呼吸器感染症や尿路感染症を繰り返し、頻繁に入院した。入院するとすぐに「家へ帰りたい」と口にした。退院の許可が出ると、長男はいやな顔一つせず、年治さんを家へ引き取った。
その年治さんがまた入院した。今度は意識レベルが低下しての緊急入院である。血圧も低く尿は昨日からほとんど出ていない。主治医はいよいよ生命の危険があることを長男に伝えた。
報せを聞いて、遠方の姉も病院へ駆けつけていた。
年治さんは昨晩から下顎呼吸をしていた。浅い呼吸のたびに顎が軽く持ち上がる。呼吸が近々止まることが予想された。
正午を過ぎ、突然年治さんの呼吸が止まった。その時、病室には長女しかいなかった。
長女は携帯で弟に向かって叫んだ。
「早く来て!!お父さんが!!」
数日前の光景と一瞬重なった。
「お父さん!お父さん!タカヒロがすぐ来るから!頑張ってー!!」
「アンビュー!」
主治医はアンビューバッグのマスク部分を年治さんの口元に当て、手動による人工呼吸を開始した。心拍はまだ正常だ。
「林さん!頑張って息して!」
主治医も思わず叫んだ。献身的に年治さんの介護をしてきた長男には何とか臨終に間に合って欲しいという願いから、自然に大きな声が出ていた。
「すうーっ」
年治さんは一つ大きな呼吸をした。
「お父さん!お父さん!!」
心拍が落ち始めた。
「親父!」
長男が病室に飛び込んできた。長男は自宅から自転車を走らせてやってきた。幸い、年治さんの自宅は病院から近い。
「タカヒロ!ごめんね、私が今のうちにシャワー浴びて来いなんて言ったものだから・・」
「ううん、いいよ、そんなこと」
主治医はアンビューバッグを年治さんの顔から外した。元々、心肺蘇生はしないという約束が交わされていた。「父が苦しまないように」それが姉弟の願いだった。
年治さんの心拍は速やかに平坦となった。この世に何の未練もないよとでも言うかのように。
「お父さん!ありがとう!今までありがとう!」
まず姉が、泣きながら父親の耳元で叫んだ。
「親父!ありがとう!」
次に弟が、反対側の耳元に顔を寄せ、上ずった声で叫んだ。
温かい空気に包まれて、年治さんは天へ昇って行った。
年治さんもきっと言っているに違いない。「お前たち、ありがとう。タカヒロ、家で介護をしてくれて、済まなかった。感謝している」と。
人生の終わり方は百人百様である。
人生の最終章のほんの短い部分を垣間見るだけでも、その人のそれまでの人生がどのようなものだったか、何となく想像ができる。
人が幸せになるために必要なのは、富や名声ではない。
必要なのは、感謝と思いやりの心。
勝さんと年治さんから、そんなことを教えられた。
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作者:春野ことり
更新日:2008年10月6日 0時30分
暴君の最期③
ある日の朝、看護師が巡回に行くと、勝さんの呼吸は止まっていた。
呼ばれた主治医が駆け付けると、まだ心拍はあった。主治医はただちに気管内挿管を施した。アンビューバッグを接続し、手動で人工呼吸を行う。
連絡を受けた娘もすぐに病院に駆け付けた。
「人工呼吸器はどうしますか。つけてもあまり意味がないと思いますが・・」
「やってください!!」
主治医の声を遮るように娘は叫んだ。
「ねえ!トモヒコに連絡が取れないのよ!自宅も携帯も出ないし。会社にかけても休みだって言うの。どうしよう、どうしよう」
勝さんには息子もいた。その息子に連絡が取れないと、妻は泣き叫ばんばかりに娘に訴えた。
「マキコさんは?マキコさんの携帯にはかけたのっ!?」
「マキコさんの携帯番号なんて知らないわよ!」
「会社にかけてみなさいよ!」
妻は病室から携帯電話で嫁の勤務先に電話をかけた。
「マキコさんっ!!何やってるの!!お父さんが・・・お父さんが大変なのよっ!今すぐ病院に来てちょうだい!」
しかし、妻が捲し立てた相手は嫁ではなかった。嫁も息子と同様にその日は仕事を欠勤していたのだった。
「こんな時に、二人ともどこに行ったのよー!!まったくー!!」
妻は上ずった金切り声を上げた。
そうこうしているうちに勝さんの心拍数が落ち始めた。
「お願い!息子が来るまでは、息子が来るまでは・・・!!」
妻は泣き叫んだ。
心電図の波形が震えだした。心室細動だ。
「きゃーあああ!!お父さーん!!なんとかしてええ」
「カウンターショック!」
勝さんのあばらに電極付きのパッドが当てられた。
ビクンッ!
一瞬、勝さんの手足が跳ね上がった。
「お父さん!お父さん!!」
バッ、バッ、バッ、バッ
主治医は心臓マッサージを始めた。
「エピネフリン!」
バッ、バッ、バッ、バッ
心拍は正常にもどった。しかし、しばらくするとまたギザギザの波形になった。心室細動だ。
「カウンターショック、もう一回!」
ビクンッ
勝さんの両手が跳ね上がった。
「お父さーん!! お父さーん!!」
「もう一度トモヒコの携帯にかけてみるわ」
今度は娘が自分の携帯を手に廊下に出た。
「だめだわ。出ない」
「もう!!!こんな時に何やってるのよ、あの子はー!!」
バッ、バッ、バッ、バッ、バッ、バッ
ポキッ
肋骨の折れる小さな音がした。しかし妻と娘の耳には入らなかった。
ツーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
主治医がマッサージの手を止めると、心電図は平らな一本線だった。
「エピネフリンもう1回!」
バッ、バッ、バッ、バッ
「お父さーん!おとうさ~ん!!!」
「お父さん!!トモヒコが来るまでは、トモヒコが来るまでは頑張ってー!!」
・・・しかし、その肝心の息子は連絡が取れないのだ。
「大学病院の先生は余命3か月って言ったのに!!まだ1か月もあるじゃないのーーーー!!!」
娘が叫んだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「これ以上やっても、意味がないですので・・」
中止するタイミングを見計らっていた主治医が、重い口を開いたのは、勝さんの呼吸停止から2時間半経過した後だった。
結局、息子とは連絡が取れずじまいだった。
まだ、つづく・・・
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作者:春野ことり
更新日:2008年9月19日 0時45分
暴君の最期②
勝さんは主治医が不在の時に急変した。
流動食を嘔吐した後、ガクガクと震えだし40度の高熱が出た。動脈血酸素飽和度は80%と低下し、末梢はチアノーゼを来した。呼ばれて診に行くと、勝さんの眼球は上転し、呼びかけに全く反応のない状態だった。
考えるよりも先に手と口が動く。採血と胸部レントゲンの指示を出し、血液ガス分析を行う。酸素分圧はやはり低い。二酸化炭素の貯留していないことを確認して酸素の高濃度投与を行う。ルート確保し、輸液・・・。
「先生、ルート取れません」
枯れ木のような勝さんの腕の血管は本当に細く、点滴の留置針を刺す場所が見当たらないのだった。複数の看護師が挑戦していたが、ルート確保は困難を極めていた。しかし、ルートは取らなければならない。
ベッドの傍らで不安げにしていた妻に状況を説明した。レントゲン写真上ははっきりした影はまだ出ていないが、嘔吐物が気道に入って感染を引き起こしている可能性が高いこと。絶食にして点滴をする必要があるのだが点滴のルートが取れないため、中心静脈へカテーテルを留置する処置を行うことを簡潔に話した。
妻は理解したのかどうかよく分からなかったが、こういう緊急時は家族にゆっくり説明する時間などない。しかし、医療訴訟にでもなれば家族は「納得のいく説明がなかった」と言い、マスコミはそれを強調するのだ。
妻が病室から外へ出された後、中心静脈カテーテル挿入の処置に入った。 穿刺部位にはいろいろある。通常は鎖骨下静脈または内頸静脈を使用するとされるが、鎖骨下静脈は気胸や動脈穿刺を起こしやすく、個人的にも嫌な思い出があり最近は使用していない。緊急時なので一番得意で危険な合併症も少ない大腿静脈から穿刺することとした。
入りやすい人ならものの5分もあれば完了するのだが、勝さんの場合はやや難航した。外套は確実に静脈内に入っているのに、カテーテルがつかえて進まないのだ。穿刺し直して何とかカテーテルを挿入し、その後レントゲンで確認をすると、なんと、カテーテルの先端は下大静脈に到達することなく、総腸骨静脈の分岐部で『く』の字に屈曲し反対側の総腸骨静脈に迷入していた。こんなことは狙ってもできるものではない。しかし、ルート確保の意味ではこれでも十分用を成す。
輸液と抗生剤の点滴を行うと、勝さんの意識は戻り、また元のように会話ができるようになった。熱もすみやかに下がった。とりあえず、急場は凌げたと安堵する。
末梢からルートが取れるようになったため、無用の長物となったカテーテルは抜去した。
その後戻ったきた主治医に妻は、高カロリー輸液をして欲しいと言った。主治医が中心静脈カテーテルが入らなかったことを告げると、妻は言った。
「身体を傷つけられたのに・・・」
その後も勝さんの口から出る悪態は変わらず、日にちが過ぎた。しかし、日に日に身体が弱っているのは誰の目にも明らかだった。
ある日の朝、看護師が巡回に行くと、勝さんの呼吸は止まっていた。妻が病院に来たのはそれとほぼ同時だった。
つづく
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作者:春野ことり
更新日:2008年9月12日 14時25分
暴君の最期①
「患者に向かってその態度は何だ!」
勝さんは(仮名)76歳。胃がんの手術後、がん細胞がお腹の中に散らばってしまう腹膜播種という状態で大学病院から転院してきた患者さんである。
食事はほとんど食べることができず、鼻から胃へ通した管から栄養を摂っている。身体は枯れ木のようにやせ細り、自分では動くこともできない。しかし、言葉だけは活力に満ちていた。
「俺を誰だと思っているんだ!」
「お前なんてクビだ!」
毎日スタッフに怒鳴り散らした。相手は老い先短い末期がん患者だからと多めに見ても、やはりスタッフも人間。特に、夜勤で人手が足りない中を眠らずに働いているときに理不尽な罵声を浴びせられると相当頭に来るようだ。夜勤明けの看護師から勝さんへの苦言を聞くのがいつしか毎朝の日課となっていた。
勝さんはかつて銀行で要職に就いていたらしい。
勝さんの妻は上品な身なりで日中よく勝さんに付き添っていたが、妻も勝さんに追随していた。
勝さんが「こんなおむつの当て方しやがって!」と言えば、妻も「本当ね。ひどいわね」と憎々しげな感情のこもった声で言った。何がひどいかと言えば、おむつの中に尿を受けるために長方形の小さなおむつを二重に当てるのだが、それが少し斜めになっていたというだけだった。
勝さんの妻は夜になると自宅へ帰って行ったが、真夜中に夫の事が突然心配になるらしく、夜中の2時や3時によく詰所に電話をかけて夫は大丈夫かと聞いてきた。病院は24時間営業のコンビニではない。真夜中の電話はほとほと迷惑だ。しかし、電話をかけてくる妻の声は不安のため追い詰められた感じで、看護師が「大丈夫ですよ」と優しく言ってあげると落ち着くのだそうだった。後からわかったことだが、勝さんの妻は精神科に通院して治療中だったそうだ。
そんなある日、勝さんの大学病院に入院していた時の元主治医から、今の主治医に連絡が入った。勝さんの娘が元主治医のところにやってきて、「転院した病院の看護は酷い。一部始終をビデオに撮ってやる」と言いにきたそうだ。
それを聞いたスタッフはカンカンに怒った。罵倒されながらもそれに耐え、下手に出て看護しているのに・・・。文句があるなら直接こちらに言ってくれればいいのに、元いた病院にわざわざ告げ口に行かれるなんて、非常に気分が悪い。しかも、言いに行ったのは、日ごろほとんど病院に来たことがない「娘」だという。
翌日、その娘が朝から病院に来て勝さんのベッドサイドにべったりと侍りついていたそうだ。さすがにビデオカメラは回す気配はないようだった。
師長が娘さんと話し合いの場を設けた。娘さんは父へのスタッフの接し方が雑だと不満を言ったらしい。師長は謝罪して今後は注意しますと答えたそうだ。
大学病院などの大きな病院から移ってきた患者さんから看護内容を比較されて時々苦情がでるそうだが、大きな病院と小さな病院では看護体制がまったく違うことを多くの人は知らないようだ。大きな病院は大抵「7対1看護」という看護区分を取っている。つまり患者7人に対して1人の看護師という意味で、手厚い看護をする体制が整っている。中小の病院は看護師が足りず、その半分くらいのスタッフでなんとかこなしている。看護師の数に応じて入院料も違ってくる。看護師が少ない看護区分であれば入院基本料も安い。大きな病院と同じ手厚い看護を要求されても土台無理なのだ。その点は患者サイドも理解してくれないと困るのだが。
しかし、医療者には口応えも許されず、平身低頭するばかり。患者さまは神様で、医療者はそれに服従する奴隷なんだろうか。
いつから医療はこんな風になってしまったのだろう。
その勝さんが急変したのは、主治医が不在の時だった。
つづく
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作者:春野ことり
更新日:2008年9月7日 5時59分
無罪確定!!
なな先生のブログで知りました。大野事件の終焉:無罪確定
控訴断念、無罪確定です。
医療界において歴史に残る驚愕の出来事の終焉です。
今後、マスコミがどんな報道をするのか見ものですが、これ以上加藤先生をはじめ産科医および医師全体を蹂躙するような行為は許せません。
断固、抗議していきたいと思います。
加藤先生には早く普通の生活を取り戻していただきたいと思います。
お疲れ様でした。
署名にご協力くださった皆様、誠にありがとうございました。
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作者:春野ことり
更新日:2008年8月29日 17時30分
NHK飯野奈津子解説委員への手紙
飯野奈津子様、初めまして
私は地方で内科勤務医をしている者です。「福島県立大野病院事件」にかねてより関心を抱き、この裁判に注目をしてきました。8月20日、時論公論であなたが酷い報道をされたことをネットを通して知りました。
私は報道を見ていませんので、ブログ時論公論 「産科事故裁判からの問いかけ」 に基づいて意見を述べさせていただきます。
まず、この部分
----------------------------------------
<事故の課題>
しかし、裁判で無罪判決が出たからといって、今回の事故に問題がなかったわけではありません。刑事責任を問うほどの過失がなかったとしても、遺族にとっては見過ごせない問題がありますし、医療界の反応にも納得できない部分があるからです。
----------------------------------------------
質問です。判決結果は「過失による医療事故」ではなく当時の医療水準に照らすと標準的な治療による不幸な病死であるというものでしたが、それにも関らず、なぜ「事故」という言葉を使われているのでしょうか? あなたが、裁判所の判断に逆らって、この事件を「事故」と言い切る根拠はどこにあるのでしょうか?ぜひ教えていただきたいです。
次にいきます。
---------------------------------------
▲ まず、警察や検察の問題です。捜査によって明らかになった事実もあって、遺族は警察や検察に感謝したいと話しています。手術が始まってから女性が亡くなるまでの間、病院からの説明は一切なく、その後も納得のいく説明がなかったからです。お産の場合、とりわけ家族の期待が大きく、いくら説明しても納得してもらえないという話を産科医からききます。その難しさもあるでしょうが、医療は不確実で専門性が高い分野だからこそ、医師の側が真摯に説明して、理解を得る努力が、必要ではないでしょうか。その努力を怠ったまま、警察の捜査を批判しても、納得は得られないと思います。
---------------------------------------
「大野病院では当時被告の医師一人だけで、地域のお産をすべて担わざるを得なかった」とあなたは前述しておられます。手術中に不測の事態となり担当医は一人で懸命に女性の命を助けようとしました。そんな時にどうやって家族への説明をするのでしょうか?分身の術を使えとでもおっしゃるのでしょうか?
これは担当医の責任ではありません。あなたもご指摘のように「担当医が一人で地域のお産を担わざるを得なかった状況」が問題なのです。
あなたはなぜ被告医師が真摯に説明して、理解を得る努力を怠ったと言い切れるのでしょうか?あなたは医療者サイドへの取材をされたのでしょうか? 患者さんやそのご家族の中には、医師が説明をしても耳を傾けない方がいます。説明しても「聞いていない」という方もいます。なぜ一方的な遺族の言い分だけ聞いてそれを鵜呑みにされるのでしょう。
--------------------------------------------
▲医師不足の問題についても、だから死を避けられなかったというのでなく、だからこそ、慎重に手術に臨んでほしかったというのが、遺族の思いです。
今回、執刀した医師は、手術の前に輸血や子宮摘出の可能性を遺族に説明しており、難しい手術であることは認識していたとみられます。それなのに、輸血血液も十分供給されず、一人しか医師がいない体制で、なぜ、手術に臨んだのか。手術の前に、大きな病院への転院や医師の応援要請を、関係者から助言されたのに断っていたことも、裁判の過程で明らかになりました。医師不足の中でも、医療機関が連携するなど、安全を確保する努力を重ねることが、医療側に求められているのだと思います。
-------------------------------------------
またもや「遺族の思い」ですか。「遺族」「遺族」ということばが何度も出てきますが、これは「民事裁判」ではなく「刑事裁判」です。遺族の感情は判決に関係がありません。
あなたはこの裁判の争点について冒頭で述べられていますね。「癒着胎盤という危険な状態だと、手術の前に予測できたかどうかという点」と「手術を始めて癒着胎盤と分かってから、そのまま胎盤をはがす処置を続けたことが適切だったどうか」ですよね。その結果が「手術前に予測するのは難しかったとした上で、処置を続けたことについても、大量出血の可能性は予測できたものの、当時としては医療水準に即したものだったとして、無罪判決」となったのですよね。
つまり、医師に過失はなかったと判断されたわけです。その裁判所の判断を無視するかのように「慎重に手術に臨んでほしかったというのが、遺族の思いです」これでは筋が通りません。
「手術の前に、大きな病院への転院や医師の応援要請を、関係者から助言されたのに断っていたことも、裁判の過程で明らかになりました。」
「関係者からの転院の助言を断った」という主張を多くの記事で見受けますが、関係者というのは助産師で、助産師がなぜそう言ったかという根拠も明らかにはされていません(第3回公判)。医師が助産師の助言に従わなかったから罰せられるという道理はありません。医師を逮捕して何度も公判を開いてわかったことがこの程度しかないのです。鬼の首を取ったように書くことではありません。
また、医師の応援要請を断ったと書かれていますが、被告医師が応援医師の要請をしたことは第11回公判で証言されています。
-------------------------------------
<まとめ>
今週初め、今回の事故で亡くなった女性の父親に会うことができました。帝王切開手術で生まれたお孫さんは今年3歳。上のお孫さんは7歳です。2人の孫のためにも、娘の死を無駄にせずに、二度と同じような事故が起きないよう、取り組みを進めてほしいと、静かに語っておられました。無罪判決は、刑事責任を問うほどの過失がなかったと判断したにすぎません。遺族の思いを受け止めて、今回の事件を教訓に、安心して医療を受けられる態勢を整えていくことが、何より必要なのだと思います。
---------------------------------------------
最後まで一方的に遺族の考えばかりを主張していらっしゃいますが、こういう報道を偏向報道と呼ぶことにご自分ではお気づきになりませんか。
「無罪判決は、刑事責任を問うほどの過失がなかったと判断したにすぎません」
あなたは被告医師に刑事責任を問うほどではないにしろ過失はあったと言いたいようですね。では、どんな過失があったと思われているのでしょう。あなたの文章から推測すると、「関係者(助産師)からの転院の助言を断って一人体制で手術に臨んだこと」でしょうか?
医師不足のために一人で手術をしなければならなかったことは被告医師の責任ではありません。今回のケースで、術前に判明していたのは帝王切開後の前置胎盤だけです。専門家が吟味した結果「癒着胎盤を手術前に予見するのは難しかった」という判決です。このような1%の可能性で危険かもしれないという症例をすべて高次医療機関に送っていたら、高次医療機関がパンク状態になることはお分かりになりませんか?
最後に「遺族の思いを受け止めて、今回の事件を教訓に、安心して医療を受けられる態勢を整えていくことが、何より必要」
と書かれていますが、そのためには具体的にどうすればよいとあなたはお考えでしょうか? ぜひ聞かせていただきたいものです。
比較しては悪いですが、女性自身 6月24日号シリーズ人間(p.76-82)の記事は公平中立な立場でよく取材され、素晴らしいものでした。あなたのものとは雲泥の差です。ぜひバックナンバーを取り寄せてご一読されることをお勧めします。
今後はNHK解説委員の名に恥じないように、勉強に励まれますことをお祈りいたします。
かしこ
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作者:春野ことり
更新日:2008年8月29日 2時18分
NHKへの抗議文
拝啓
私は地方で内科勤務医をしている者です。8月20日の「福島県立大野病院事件」に関する貴社の報道に大変憤りを感じましたので抗議したいと思います。
私は毎朝出勤前の身支度の時間には貴社の「おはよう日本」を流しております。
8月20日朝、アナウンサーが大野病院の刑事裁判について触れたので、身支度をやめ画面に注視しました。そして、その偏った報道に大変驚きました。その報道のほとんどはご遺族の方へのインタビューで構成されていました。
失礼ですが、大野病院事件について、何が問題になっているのかご存じないのでしょうか?なぜまだ判決が確定しない段階で遺族の感情のみを重点的に取り上げるのでしょうか?
これは産科医に過失があったかどうかを裁く裁判です。ご遺族の悲しみの感情は、過失の有無とは全く関係がありません。
貴社の報道は、遺族がかわいそうだから医師が厳重に罰せられなければならないという印象を視聴者に与えます。このような報道をされれば、産科医がますますいなくなるということまで考えは及ばないのでしょうか。
多くの報道関係者が大きな勘違いをしているようですが、この事件に関しては、医療界の「隠ぺい」とか「かばいあい」とかが問題になっているのではありません。問題は「医療の限界」なのです。
ご遺族の方が「このような事故が二度と起きないようにしてほしい」と話す姿を放映されていましたが、まず、これは「事故」ではありません。癒着胎盤という珍しい病気です。医師は懸命に救おうとしたけれど、救えなかったのです。
ご遺族の方がなんと仰ろうと、分娩時の妊婦死亡はゼロにはなりません。出産は昔も今も命がけです。ご遺族が「(娘さんの出産に際して)何の心配もしていなかった」と話しておられましたが、何も心配しないくらいに日本の周産期死亡率が減少したのは、産科医らの築いてきた努力の賜物なのです。
医療がなければ、妊婦さんともども赤ちゃんの命もなくなっていました。今、その時の赤ちゃんが3歳になってご遺族が胸に抱くことができるのは、被告となっている医師のおかげです。
この刑事事件に医療界が注目しているのは、通常の医療を行った医師が結果だけで逮捕されたという異例な事件だからです。これがきっかけで産科のみならず、外科、救急などのリスクの高い診療科に従事する医師の減少に拍車がかかったのは事実です。そのことに関して正しい認識は持っておられるのでしょうか?この報道を見る限り、そのような認識を持っているとは思えません。
これは故意に行った殺人事件とは違うのです。遺族だけの一方的な恨みの感情をお茶の間に放映することはやめていただきたかったです。
もうひとつ、飯野奈津子解説委員の時論公論、http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/10921.html#more
これはネットで知ったのですが、ひどいものです。もっと勉強してください。一々指摘はしませんが、何がひどいのか解らないようであれば、もう解説委員はおやめになった方がよろしいと思います。
とにかく「皆様の受信料で作られているNHK」がこのような偏った報道をされていることには本当にがっかりしました。今後は社会に及ぼす影響を配慮し、公平中立な立場で報道をしていただきたいと心から願います。
敬具
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作者:春野ことり
更新日:2008年8月27日 6時15分
マスコミに公正な報道を期待しても無駄なのか
はじめに、お亡くなりになった女性とそのご遺族様に心よりお悔やみ申し上げます。
8月20日、大野病院事件第一審判決の日
出勤前にテレビのアナウンサーが「本日、大野病院産婦人科医の判決が言い渡されます」と伝えるのを聞いた。
NHKのニュース番組である。テレビ画面に注視した。すると、映し出されたのは亡くなった妊婦さんのお父さんであった。
お父さんは言った。
「娘の出産に際し、何の心配もしていなかった」
「娘も大丈夫と言っていた。普通の帝王切開で無事に終わるものだと思い込んでいた。」
NHKは長々とお父さんへのインタビューの映像を流し続けた。
加藤医師の逮捕に対し各学会が声明を挙げたことに関して
「怒りを感じる。そんなことよりも、医療者は娘の死を真摯に受け止めて誠実に対応してほしい」
「こんな事故が二度と起きないようにして欲しい」
判決の日の朝から、こんな映像を見せられて、愕然とした。NHKはいったい何を考えているのだろう。
*
裁判の争点は医師に過失があったかどうかです。娘さんを亡くされたお父さんはお気の毒だとは思いますが、お父さんの感情と加藤先生に過失があったかどうかは全く関係がないことです。
「娘の出産に際して何の心配もしていなかった」
こういう言葉を流すNHKの意図は何なのでしょう。
一般論として(お父さんへの中傷ではありません)出産に際して何の心配もしない方がおかしいのではないかと私は思いましたが、これを見た皆さんはどう思われたのでしょうか。心配しないのが当たり前なんでしょうか?
誠実な対応をしろと言われますが、加藤先生は月命日に亡くなった女性の墓参りをし、墓前で土下座までしました。お父さんの言う誠実な対応って、何なのでしょう。
こんな事故が二度と起きないようにして欲しいとお父さんがいくら強く願っても、分娩時の死亡はゼロにはなりません。その前に、これは「事故」ではありません。まれな病気だったのです。
十分な説明がなかったとも仰られましたが、十分説明されても納得できなかったというだけではないでしょうか。納得するかどうかは個人の勝手です。
私はお父さんを非難するつもりはありません。遺族の感情というのはこんなものでしょう。グリーフケアの発達していない日本の社会システムが問題なのです。お父さんに必要なのは恨みを晴らすための裁判ではなく、胎盤癒着という珍しい病気で亡くなった娘さんの死を受け入れるためのグリーフケアでしょう。
私が許せないのはお父さんの言葉を大々的に取り上げてそのまま全国に流すという報道のやり方です。
お父さんもまたマスコミの被害者なのだと思いました。
新聞に目を通すと(東京新聞・中日新聞3面)http://www.tokyo-np.co.jp/article/kakushin/list/CK2008082002000143.html
「帝王切開女性死亡」きょう判決
医師の措置 妥当性焦点
という見出し。
記事の間に
現場「誰でも起こり得る」
遺族「不当逮捕ではない」
という小見出しが対峙していました。
なぜ、現場と遺族の対立のような構図を作りたがるのでしょう。
なぜ遺族に不当逮捕ではないと言い切れるのでしょう。感情に任せて言っているだけです。
遺族がこう言うのは自由だと思います。許せないのは遺族の言葉をそのまま見出しにする新聞記事です。
極めつけに、患者団体の代表者としてある方の言葉が載っていました。
「警察・検察批判にとどまらず、医療事故の被害者全員をクレーマー呼ばわりする医師のブログもある。医療事故の遺族は深く傷ついている」
どのブログのことを仰っているのかわかりませんが、この裁判と個人の医師ブログは全く関係がないことです。こういうコメントを載せる記者さんの新聞記者としての資質を疑います。
ごまんとある医師ブログの中には、ご指摘のような「医療事故の被害者をクレーマー呼ばわりするブログ」もあるのかも知れませんが
それを言うなら医師全員を犯罪者扱いする一般人のブログもたくさんあります。特定の病院や医療者の個人名を挙げて誹謗中傷しているサイトもあります。医療者も深く傷ついています。
この期に及んでまだ、患者と医者の対立という構図を強調する記事。ピントはずれもいい加減にして欲しいと思います。
さらに、無罪判決が出た後も、NHKの飯野解説員がひどいことを言ったそうです。私は見ていませんでしたが、
天漢日乗↓に詳細が載っています。
http://iori3.cocolog-nifty.com/tenkannichijo/2008/08/nhk_nhk721_471c.html
引用: 医療の素人と同じ立脚点で「みなさまの受信料」で運営されている公共の電波を用いて、扇情的な「意見」を垂れ流すNHK
民放ならまだしも、天下のNHKがこれではどうしようもありません。
この裁判の報道で、マスコミのクオリティの低さがあらためて露呈されたように思います。
まだまだありますが、眠いのでこの辺で・・
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作者:春野ことり
更新日:2008年8月23日 2時5分