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『アーキテクチャの生態系』まとめページ―目次・参考文献・索引など
『アーキテクチャの生態系』に関する情報をまとめたページです(http://d.hatena.ne.jp/shamano/20081105)。
目次・参考文献・索引・正誤表などを公開します(一部未完成、随時更新します)。
以下、『アーキテクチャの生態系』をご紹介頂いた皆様へのリンク集&コメントです(随時更新予定)。【更新:11月6日】
- 「アーキテクチャ」と「情報環境」としての雑誌システムの終焉(【海難記】 Wrecked on the Sea )http://d.hatena.ne.jp/solar/20081104#20081104f1
仲俣暁生さんにご紹介いただきました。
連休の間に一気読みしたが、これはとてもわかりやすい「情報環境論」の概論であると同時に、出版関係者にとっても示唆に富む内容に満ちている本だと思った。インターネットというメディアについてほとんど理解していないと思われる旧世代のメディア関係者にこそ、ぜひ読んでもらいたい本だ。
大変うれしいお言葉です。公開した「索引」にもあるとおり、かなりのインターネット関連の固有名詞が飛び交う本ではあるのですが、できる限り「手ぶら」でも読めるように、そしてただのサービス紹介に留まらないように配慮して書いたつもりですので、ぜひネットのことはいまいち分からないんだけど…という方にこそ手にとってほしいと思います。
リンク先では、このたびフリーペーパー版として再出発することになった『IC(InterCommunictaion)』についても紹介されています。こちらには、荻上チキさんとの共著で「N±1マップ」という原稿を寄せています(チキさんの紹介エントリはこちら:http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20081104/p1)。
チキさんとは現在共著本を準備中ですが、こちらはそのマニフェスト的文章にもなっています(その内容は、おそらくウェブの「生態系」をまた別の角度から捉えたものになるはずです)。こちらもご期待ください。
- アーキテクチャの生態系(観察・実験ノート)http://d.hatena.ne.jp/yuichisasaki/20081101/1225508479
本書でも引用させて頂いている経営学者、佐々木裕一さんにご紹介いただきました(リンク先でも触れられていますが、実は大学院時代の大先輩というか、個人的には師の一人として仰いでいる方でもあります)。
個別事例に対する鋭利な分析と、冒頭で広げたプランを見事に引き取った最終章の存在から素晴らしい作品になっていると思います。お勧めの1冊。余談だが、読みかけだった「プラネット・グーグル」を追い抜かして読了。
(中略)
本書の特徴は以下のとおり。
1.アーキテクチャ=情報環境に注目したサイトとコンテンツ分析を展開
2.それぞれのアーキテクチャの関係を進化論的に分析
3.アーキテクチャに注目しておきながら、しっかり人間と文化にも目配り
4.分析したサイトやコンテンツから日本社会論も展開
特にありがたいのが、「進化論」とケーススタディのモチーフを非常に的確に触れてくださったところで、めちゃくちゃありがたい限りです(おそらくまっとうな「社会学」であれば、「進化論」や「生態学」のメタファーを使ってしまうというのは、大変にうさんくさいことだと思われることだと思うのですが、そこをあえて取り組んでみたのが本書の裏テーマだったりします)。
とはいえ、師匠からは厳しくもありがたいご指摘も頂きました。特に「村井純」先生の誤記はマズイ! これはあまりにもマズすぎる…。猛省しつつも、正誤表も現在準備中ですのでこちらはお待ちください。また、佐々木さん論文からの引用(佐々木裕一「オンライン・コミュニティにおける2つの二層構造──RAMとROM、そして価値観とアーキテクチャ」『組織科学』第四一巻第一号、二〇〇七年。)のミスもやってしまった感爆発です…。できれば、こちらも重刷時に直したいと思います。
また、スレッド「フロー」/スレッド「フロート」のミスも発覚。なんたることか、今までこの言葉は「スレッドフロー」として記憶しておりました(検索してみると、確かに「フロート」が歴史的には正しいようですが、検索してみると「フロー」の表記のほうが普及していることも判明しました)。
「繋がりの社会性」(と日本社会論)については全くご指摘のとおりだとも思っていて、ised@glocomの遺産を引き継ごうと考えながらも、うまく発展的に消火/昇華しきれなかった部分でもあると思っています。このあたりはまた別にまとめて整理したいと思います。
- 濱野智史『アーキテクチャの生態系』(ezaka takeru's memo)http://edit-real.com/esaka/archives/2008/11/post_558.html
江坂健さんにご紹介いただきました。筆者にとっては、学生時代の頃から、『HotWired』の頃から大変に一読者としてお世話になってきた方ですので、大変に感激です……!
「アーキテクチャ」と「日本」に着目し、具体的には、2ちゃん、Mixi、ニコニコ動画、といった日本独特のソーシャルウェアに関する分析が行われているわけだが、ここに至る背景には、レッシグ、東浩紀、北田暁大、佐藤俊樹・・といった、情報社会に関する最前線の思想をしっかりと汲み取った上で、まさに「今」と「日本」が考えられていて、目の配り方のバランスが、まさに絶妙と言える。
そのために、濱野さんが「はじめての書籍」にかけたエネルギーも感じて、これだけのボリュームになったことも納得できる。ITに関しては、批評の分野でもアメリカからの輸入超過だが、この本は、十分、英訳され、英語圏で読まれる価値のある内容だと思えた。
最近はニコニコ動画なども英語圏にちらほら紹介されることもあったり、それこそこれは上の佐々木さんのご指摘とも関係しますが、日本特殊と思われていた2ch的な匿名掲示板アーキテクチャも、「4chan」という形で存在が知られるようになったこともあり*1、ソーシャルウェアの国際比較の視点は、今後も引き続き深めていきたいテーマの一つです。
#また生態系の国際比較という観点から、GLOCOM在籍当時の2006年に執筆した「韓国でグーグル(Google)が存在していないのはなぜか?」という論考も本書に収録される予定だったのですが、分量の都合で泣く泣くカットしています……。この取材記事は個人的には非常に気に入っているので(すでに古びた情報も多いとは思いますが)、興味をもたれた方はぜひあわせてお読みいただければと思います。
- 濱野論文/思想地図次号と次次号(東浩紀の渦状言論)http://www.hirokiazuma.com/archives/000458.html
帯文も頂いた、東浩紀さんからもご紹介いただきました。何よりこの本は、筆者がised@glocomという東さんの研究会をお手伝いさせて頂くきっかけがなければ、絶対に書かれることのなかった本ですので、感激もひとしおです。
じつはぼくは、濱野さんがその論文を上げてきたころ、ちょうど彼が出版したばかりで、ぼく自身も帯を寄せている新著『アーキテクチャの生態系』の紹介をしようと、このブログでエントリを準備していたところでした。しかし、その論文を一読し、こりゃあこっちのほうがすごいぞ!とか思ってただちに紹介を止めてしまったw。……というのは冗談としても、たださっくりと本を紹介する、なんてことができなくなったのは本当で、『アーキテクチャの生態系』が幅広い読者に向けて書かれた一般書(を偽装した書物)だとしたら、『思想地図』の論文のほうは、同世代の福嶋さんの連載などもかなり意識したうえで、彼自身の思想や社会観がかなりはっきりと打ち出されたコアなテクストにしあがっている。このブログの読者であれば、たいてい『アーキテクチャの生態系』は読んでいると思うのですが(そうでないひとはただちに読むのをお勧めします、いい本です)、そのつぎにはぜひ『思想地図』次号の濱野論文を読んでみてください。二つ続けて読むことで、濱野さんのヴィジョンが見えてきます。
「幅広い読者に向けて書かれた一般書(を偽装した書物)」なんていわれてしまっておりますが(苦笑)、あえて否定はしません。ということで、ここ数週間は思想地図論文の執筆に没頭しておりました。12月に出版予定の『思想地図』には、よりハードコアなアーキテクチャ論が掲載される予定ですので、あわせてお読み頂けますと幸いです。こちらもまた告知いたします(ちなみに、上で東さんが言及されている福嶋亮大さんの連載というのは、もちろん『ユリイカ』誌で連載中の「神話社会学」のことです。こちらの連載第3回では筆者の擬似同期論にも触れていただいたのですが*2、今度は僕のほうからの応答編、というよりかは補強的な内容になっています。ぜひあわせてお読みください)。
(以上、11/6更新分。随時更新予定)
*1:dekunology:4chanがいつの間にかトンでもない事になっている件http://dekubar.blogspot.com/2008/09/4chan.html 本書にはこのサービスの存在を踏まえた論点を入れられなかったのが心残りです…
*2:http://blog.goo.ne.jp/f-ryota/e/8adafb704552ffa37f08eac32caa929b
作者:shamano
更新日:2008年11月5日 0時0分
『アーキテクチャの生態系』目次(小見出しあり)
- 『アーキテクチャの生態系』の目次を公開します。
- 各章についての簡単な紹介はこちらを参照ください:http://d.hatena.ne.jp/shamano/20081027/1225130596
はじめに
第一章 アーキテクチャの生態系とは?
- ゼロ年代のウェブの風景
- いかに社会的なソフトウェアを追うか
- 「アーキテクチャ」からのアプローチ
- 日常生活の密かなコントロール
- アーキテクチャの可能性を追う
- アーキテクチャの生態系マップ
第二章 グーグルはいかにウェブ上に生態系を築いたか?
- Web 2.0とはなんだったのか?
- ごく簡単なウェブの歴史
- グーグル登場のインパクト
- ページランクという仕組み
- グーグルの本質は何か? ──集合知という協力・貢献のシステム
- グーグルは機械か、それとも生命か? ──梅田望夫vs西垣通論争
- ブログの本質は何か? ?──グーグルに検索されやすいウェブサイト
- ブログの本質は何か? ?──SEO対策の自動化
- なぜブログの存在感は増したのか?
- 〈ウェブ→グーグル→ブログ〉の進化プロセス
- 「生態系」を示す三つの現象
- 生態系という認識モデルの「使いかた」
第三章 どのようにグーグルなきウェブは進化するか?
- 巨大掲示板2ちゃんねる
- グーグルなしで成長したソーシャルウェア
- 2ちゃんねるの特徴は何か? ?──フロー
- 2ちゃんねるの特徴は何か? ?──コピペ
- 2ちゃんねるの「アーキテクチャ度」の低さ
- なぜフローの度合いが高くなるよう設計されているのか?
- なぜ、あえて協力するユーザーが現われてくるのか?
- 2ちゃんねらーになることで生まれる相互信頼
- 2ちゃんねるの二面性──都市空間と内輪空間
- 米国のブログ、日本の2ちゃんねる
- 「個」の評判を蓄積するブログ
- 米国は信頼社会、日本は安心社会?
- 日本社会論としての2ちゃんねる論
- はてなダイアリーと「文化の翻訳」
第四章 なぜ日本と米国のSNSは違うのか?
- ミクシィの「招待制」の特異性
- なぜ閉鎖的なミクシィは日本で受容されたのか?
- 「儀礼的無関心」から「強制的関心」へ
- 2ちゃんねるに続き、ミクシィまでもが「繋がりの社会性」に
- 「繋がりの社会性」批判は妥当なのか?
- 人間関係のGPSとしてのミクシィ
- 「ミクシィ安全神話」の崩壊──ケツ毛バーガー事件
- 米国におけるフェイスブックの台頭
- フェイスブックvsグーグル、新旧プラットフォーム間競争
- 「グローバルSNS」は到来するか?
- 日本社会論、再び──ソーシャルウェアの「異文化間屈折」
第五章 ウェブの「外側」はいかに設計されてきたか?
- P2Pのアーキテクチャ進化史を追う
- ナップスターの衝撃──ウェブとは異なる通信システムの登場
- P2Pは利用者同士で、直接ファイルをやり取りできる
- P2Pをめぐる日本特有の事情──「コモンズの悲劇」問題
- ファイル交換型(WinMX)の解決法とは?──規範
- ファイル共有型(ウィニー)の解決法とは?──アーキテクチャ
- ウィニーへの批判──「コミットメント」を求めないシステム
- ウィニーというアーキテクチャの周到さ
第六章 アーキテクチャはいかに時間を操作するか?
- ユーザーたちは、どのような「時間」を共有しているか?
- 同期/非同期──メディア・コミュニケーションの「時間」
- インターネットは非同期か?
- ステータス共有サービス・ツイッター
- 選択同期とは?──同期と非同期の両立
- 動画コメントサービス・ニコニコ動画/擬似同期とは?──錯覚による体験の共有
- 3D仮想空間サービス・セカンドライフ
- 真性同期とは?──なぜセカンドライフは「閑散」としているか
- 真性同期は「後の祭り」、擬似同期は「いつでも祭り」
- ニコニコ動画は「いま・ここ性」の複製装置
- 擬似同期の経済分析
- 日本社会論、三度再び
- 非同期の2ちゃんねる、擬似同期のニコニコ動画
第七章 コンテンツの生態系と「操作ログ的リアリズム」
- ボーカロイド・初音ミク現象
- 萌えキャラとしての初音ミク
- 初音ミク現象とオープンソースの共通点──コラボレーションとコモンズ
- 初音ミク現象とオープンソースの差異──〈客観的〉な評価基準が存在するか?
- 「擬似同期型」は〈客観的〉な評価基準をもたらす
- ニコニコ動画上に成立する「限定客観性」
- 『恋空』の「限定されたリアル」
- ゲーム的リアリズム
- ケータイに駆動される物語
- 内面モードを中断するケータイ
- PメールとPメールDXの違い──ケータイを介した選択と判断
- 『恋空』の行間を読む
- 操作ログ的リアリズム
- 『恋空』の「番通選択」と、ツイッターの「選択同期」
- PC系文化圏とケータイ系文化圏の分断
- 操作ログ的リアリズムの読解作業──「コンテンツの生態系」を理解するために
第八章 日本に自生するアーキテクチャをどう捉えるか?
- ウェブの未来予測はできない
- 自然成長的なものとしてのウェブ
- レッシグの思想──コモンズ
- ハイエクの思想──自生的秩序
- 「ズレ」をはらむ日本のアーキテクチャ
- 日本に自生するアーキテクチャをどう捉えるか?
あとがき
参考文献
索引
作者:shamano
更新日:2008年11月6日 2時16分
『アーキテクチャの生態系』参考文献
『アーキテクチャの生態系』の参考文献一覧を公開します。
- 青木保『日本文化論の変容』中央公論新社、一九九〇年。
- 東浩紀『動物化するポストモダン』講談社現代新書、二〇〇一年。
- 東浩紀「サイバースペースは何故そう呼ばれるか」『情報環境論集』講談社、二〇〇七年、所収。
- 東浩紀「情報自由論」『情報環境論集』講談社、二〇〇七年所収。
- 東浩紀『ゲーム的リアリズムの誕生』講談社現代新書、二〇〇七年。
- 東浩紀+濱野智史監修、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター東浩紀研究室制作「情報社会を理解するキーワード20」東浩紀『情報環境論集』講談社、二〇〇七年、所収。
- ベネディクト・アンダーソン『想像の共同体』NTT出版、増補版、一九九七年。
- マルコ・イアンシティ+ロイ・レビーン『キーストーン戦略』翔泳社、二〇〇七年。
- 池田信夫『ハイエク』PHP新書、二〇〇八年。
- 梅田望夫『ウェブ進化論』ちくま新書、二〇〇六年。
- 荻上チキ『ウェブ炎上』ちくま新書、二〇〇七年。
- 金子勇『Winnyの技術』アスキー、二〇〇五年。
- 柄谷行人『隠喩としての建築』(『定本柄谷行人集・第二巻』)岩波書店、二〇〇四年。
- 北田暁大『広告都市・東京』廣済堂出版、二〇〇二年。
- 北田暁大『〈意味〉への抗い』せりか書房、二〇〇四年。
- 北田暁大『嗤う日本の「ナショナリズム」』NHKブックス、二〇〇五年。
- 木村忠正『ネットワーク・リアリティ』岩波書店、二〇〇四年。
- ダン・ギルモア『ブログ 世界を変える個人メディア』朝日新聞社、二〇〇五年。
- キム・クラーク+カーリス・ボールドウィン『デザイン・ルール』 東洋経済新報社、二〇〇四年。
- ドン・コーエン+ローレンス・プルサック『人と人の「つながり」に投資する企業』ダイヤモンド社、二〇〇三年。
- 國領二郎『オープン・アーキテクチャ戦略』ダイヤモンド社、一九九九年。
- 佐々木裕一「オンライン・コミュニティにおける2つの二層構造──RAMとROM、そして価値観とアーキテクチャ」『組織科学』第四一巻第一号、二〇〇七年。
- 佐々木俊尚『グーグル』文春新書、二〇〇六年。
- 佐々木俊尚『インフォコモンズ』講談社、二〇〇八年。
- 佐藤俊樹『ノイマンの夢・近代の欲望』講談社選書メチエ、一九九六年。
- 佐藤俊樹『00年代の格差ゲーム』中央公論新社、二〇〇二年。
- ジョナサン・ジットレイン(Jonathan Zittrain), The Future of the Internet and How to Stop It, Yale University Press, 2008.
- 鈴木謙介『暴走するインターネット』イーストプレス、二〇〇二年。
- 鈴木謙介「その先のインターネット社会」、宮台真司+鈴木弘輝編著『21世紀の現実』ミネルヴァ書房、二〇〇四年、所収。
- ジェームズ・スロウィッキー『「みんなの意見」は案外正しい』角川書店、二〇〇六年。
- ドン・タプスコット+アンソニー・D・ウィリアムズ『ウィキノミクス』日経BP社、二〇〇七年。
- マイケル・S‐Y・チウェ『儀式は何の役に立つか』新曜社、二〇〇三年。
- 津田大介『だからWinMXはやめられない』インプレス、二〇〇三年。
- 土井隆義『友だち地獄』ちくま新書、二〇〇八年。
- リチャード・ドーキンス『利己的な遺伝子』紀伊國屋書店、増補新装版、二〇〇六年。
- 参考文献
- 中島聡『おもてなしの経営学』アスキー新書、二〇〇八年。
- 中野独人『電車男』新潮社、二〇〇四年。
- 西垣通『ウェブ社会をどう生きるか』岩波新書、二〇〇七年。
- 西田圭介『Googleを支える技術』技術評論社、二〇〇八年。
- 西村博之『2ちゃんねるはなぜ潰れないのか?』扶桑社新書、二〇〇七年。
- フリードリヒ・A・フォン・ハイエク「社会における知識の利用」『市場・知識・自由』ミネルヴァ書房、一九八六年、所収。
- ジョン・バッテル『ザ・サーチ』日経BP社、二〇〇五年。
- 藤本隆宏『生産システムの進化論』有斐閣、一九九七年。
- 藤本隆宏『能力構築競争』中公新書、二〇〇三年。
- ヴァネヴァー・ブッシュ?As We May Think?西垣通編著『思想としてのパソコン』NTT出版、一九九七年、所収。
- 古瀬幸広+廣瀬克哉『インターネットが変える世界』岩波新書、一九九六年。
- ヨハイ・ベンクラー(Yohai Benkler), The Wealth of Networks, Yale University Press, 2007.
- ヴァルター・ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」多木浩二『ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読 』岩波現代文庫、二〇〇〇年、所収。
- 本田透『なぜケータイ小説は売れるのか』ソフトバンク新書、二〇〇八年。
- 正高信男『ケータイを持ったサル』中公新書、二〇〇三年。
- 増田聡「データベース、パクリ、初音ミク」東浩紀+北田暁大編『思想地図Vol.1』NHK出版、二〇〇八年、所収。
- カール・マルクス+フリードリヒ・エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』合同出版、一九六六年。
- 美嘉『恋空』(上下巻)スターツ出版、二〇〇六年。
- 宮台真司『権力の予期理論』勁草書房、一九八九年。
- 宮台真司+大塚明子+石原英樹『サブカルチャー神話解体』PARCO出版、一九九三年。
- 宮台真司+鈴木弘輝+堀内進之介『幸福論』NHKブックス、二〇〇七年。
- ジェフリー・ムーア『キャズム』翔泳社、二〇〇二年。
- 村井純『インターネット』岩波新書、一九九五年。
- 安田雪『人脈づくりの科学』日本経済新聞社、二〇〇四年。
- 山形浩生『要するに』河出文庫、二〇〇八年。
- 山岸俊男『信頼の構造』東京大学出版会、一九九八年。
- 山岸俊男『安心社会から信頼社会へ』中公新書、一九九九年。
- 山岸俊男『心でっかちな日本人』日本経済新聞社、二〇〇二年。
- 山岸俊男『日本の「安心」はなぜ、消えたのか』集英社インターナショナル、二〇〇八年。
- 吉田純『インターネット空間の社会学』世界思想社、二〇〇〇年。
- ハワード・ラインゴールド『スマートモブズ』NTT出版、二〇〇三年。
- ルース・ベネディクト『菊と刀』講談社学術文庫、二〇〇五年。
- エリック・スティーブン・レイモンド『伽藍とバザール』光芒社、一九九九年。
- ローレンス・レッシグ『CODE』翔泳社、二〇〇一年。
- ローレンス・レッシグ『コモンズ』翔泳社、二〇〇二年。
- ブレンダ・ローレル『劇場としてのコンピュータ』トッパン、一九九二年。
作者:shamano
更新日:2008年11月6日 2時16分
『アーキテクチャの生態系』索引
『アーキテクチャの生態系』の索引を公開します(人名・項目の順となっています)。
【人名】
あ
- 青木保 112
- 青木昌彦 109
- 東浩紀 16, 25, 26, 75, 117, 122, 193, 246, 265-268, 290, 299, 301, 304
- アカロフ, ジョージ 107
- アンダーソン, ベネディクト 102,122
- イアンシティ, マルコ 337
- 池田信夫 317, 319, 325, 327, 336, 337
- 伊藤穣一 54, 158, 336
- 伊藤剛 246, 301
- ウィリアムズ, アンソニー・D 302
- ウェールズ, ジミー 319
- 宇野善康 156
- 梅田望夫 41, 43-46, 48, 53, 54, 58, 65, 66, 103-105, 107, 108, 112, 122, 319, 324
- エンゲルス, フリードリヒ 310
- エンゲルハート, ダグラス 33, 74
- 大塚英志 266
- 荻上チキ 311-313
- オライリー, ティム 42-44, 48, 57, 58, 74, 148, 184
か
- 金子勇 170, 182-184, 186, 189, 191, 193
- 加野瀬未友 157, 304
- 柄谷行人 266, 308, 310
- 北田暁大 95-98, 101, 121, 122, 135, 157, 158, 236-238, 240, 266, 301
- ギブソン, ジェームズ・J 75
- 木村忠正 304
- ギルモア, ダン 158
- クラーク, イアン 191
- クラーク, キム 115
- コーエン, ブラム 191
- ゴフマン, アーヴィング 131
- 近藤淳也 118-120
さ
- サイモン, ハーバート・A 37, 257, 303
- 佐々木裕一 75
- 佐々木俊尚 262, 264, 306
- 佐藤俊樹 330, 332, 337
- サンスティーン, キャス 319, 336
- ジットレイン, ジョナサン 148, 315
- シャノン, クロード 46, 75
- 白田秀彰 19, 26, 336
- 鈴木謙介 96, 97, 122, 232, 336
- スペンサー, ハーバート 308
- スロウィッキー, ジェームズ 302
- スミス, アダム 308, 320
- センストロム, ニコラス 163
た
- 高木浩光 185-188, 193
- ただただし 158
- タプスコット, ドン 302
- 津田大介 178
- 土井隆義 139
- デービス, ドナルド 240
- ドゥルーズ, ジル 16
- ドーキンス, リチャード 61, 62, 71, 87
- 徳力基彦 150, 159
な
- 中島聡 326, 337
- 西垣通 45-47, 74
- 西田圭介 74
- 西村博之 78, 90, 92, 93, 101, 233, 234, 240, 326-328, 337
- ネルソン, テッド 33, 74
は
- ハイエク, フリードリヒ・A・フォン 317-323, 325, 335, 336
- ハーディン, ギャレット 173
- ハイデガー, マルティン 75
- バーナーズ=リー, ティム 33-35, 72
- 馬場肇 74
- バラン, ポール 240
- 速水健朗 263, 304
- 廣瀬克哉 51
- フーコー, ミシェル 16
- 藤本隆宏 70, 71, 114, 115, 120, 122
- 古瀬幸広 51
- ブッシュ, ヴァネヴァー 33, 74
- フリス, ヤヌス 163
- ベネディクト, ルース 112, 119
- ベンヤミン, ヴァルター 225
- 堀江貴文 327
- ボールドウィン, カーリス 115
- 本田透 296-298
ま
- 正高信男 276
- 増田聡 244-246, 301
- 松谷創一郎 131, 158
- 松田美佐 291, 292
- マルクス, カール 310
- 美嘉 263, 269-272, 277, 278, 280-287, 293
- 宮台真司 18, 26, 27, 100, 336
- 村井純 35, 74
や
- 山形浩生 54-56
- 山岸俊男 106, 107, 109-111, 113, 122, 153
- ユクスキュル, ヤーコプ, フォン 47, 75
- 吉田純 97
ら
- ラインゴールド, ハワード 158, 336
- レイモンド, エリック・スティーブン 251, 301
- レビーン, ロイ 337
- レッシグ, ローレンス 16-19, 21, 25, 133, 177, 179, 188, 313-317, 320, 323, 324, 335-337
- ローレル, ブレンダ 25
【項目】
あ
- iPhone 294
- アウラ 225
- アーキテクチャ 4-5, 14-22, 25, 27-29, 42-45, 48, 49, 52, 56-58, 60, 70, 72, 73, 76, 81-83, 87-91, 93, 94, 104, 113, 114, 116, 117, 120, 124, 125, 127, 129, 130, 133, 134, 136, 138-140, 153, 156, 157, 162, 165, 167-169, 173, 180, 181, 183-185, 188-190, 197, 211-215, 217, 218, 220, 222-227, 229-232, 236, 237, 242, 254, 258, 266, 269, 282, 295, 298, 307, 313-316, 322-324, 327, 329, 330-335, 337
- 足あと 133-136, 139, 141, 155, 333
- AA(アスキーアート) 85-87, 99
- 遺伝子 62, 71, 87, 317
- イノベーション 72, 175, 314, 316
- インターネット/ネット 1-5, 12-15, 19, 23, 26, 32, 34-36, 51, 53-55, 66-68, 74, 79, 80, 89-93, 95, 97-99, 104-107, 121, 122, 124-126, 128, 135, 142, 144, 146, 149, 153, 154, 156-158, 163, 165, 170-172, 191-193, 196, 199-201, 208, 210, 212, 216, 217, 219, 227-230, 236, 238-240, 247, 254-256, 287, 296, 297, 301-304, 309-311, 313-317, 319, 322-326, 329, 330, 336
- インターフェイス 25, 119, 151, 153, 204, 224, 254, 255, 257, 333
- インセンティブ 92, 179, 189, 215
- ウィキペディア(Wikipedia) 40, 247-252, 301, 302, 311, 319
- ウィジェット 144-146
- ウィニー(Winny) 4, 12, 120, 162, 169, 170, 175, 176, 179-193, 330, 333, 334
- Web 2.0 1, 32, 42, 43, 57, 63, 66, 69, 73, 74, 78, 148, 207, 294, 306, 324
- WinMX 175-182, 190
- SEO対策 44, 50, 52, 59, 74
- SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス) 13-15, 21, 23, 27, 124-126, 129, 135, 137, 144, 146-159, 199, 203, 207, 216, 220, 231, 323, 337
- MMORPG 215, 216, 219
- 炎上 86, 97, 128, 142, 158, 261, 264, 311, 312
- オープンソーシャル(OpenSocial) 147, 150, 151, 154, 157
- オープンソース 151, 191, 193, 247-249, 251, 253, 301, 302, 310
- オープンピーネ(OpenPNE) 151-153
か
- 仮想空間 12, 196, 214, 215, 219, 221
- 環境管理型権力 16, 20-22, 181
- 慣習 4, 16, 84, 90, 114, 120, 139, 177, 289, 293, 330, 333
- 環世界 47, 48
- 機会コスト 220
- 擬似同期 211, 213, 219, 221-223, 226, 229, 230, 235, 237, 253, 254, 333
- 規範 16, 17, 52, 133, 134, 175, 177-179, 181, 183, 190, 328, 333, 334, 340
- 共進化 61, 334
- 協調 24, 63, 68, 183, 185, 190, 309, 319, 330
- 儀礼的無関心 129-132, 134, 158
- グーグル(Google) 3, 4, 12, 32, 36-48, 50-53, 56-60, 63-66, 72-76, 78, 80-82, 88, 114, 138, 144, 146-150, 157, 163, 308, 309, 319, 331, 337
- グーグルアドセンス/アドセンス(Google AdSense) 64-66, 75, 76, 148
- ケータイ 55, 96, 101, 133, 139, 204, 207, 232, 242, 259-269, 271-273, 275-278, 280, 282-284, 286-299, 304
- ケータイ小説 242, 259-268, 273, 296-299, 304
- ゲーテッド・コミュニティ 134-136
- ゲーム的リアリズム 265, 267, 290
- ゲーム理論 109
- クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons) 19, 26
- くれくれ厨 172, 174, 177, 179-181, 183, 190, 333
- 掲示板 54, 74, 78, 81, 83, 87, 102, 114, 136, 200, 220, 231, 235, 236, 322, 323
- 検索エンジン 23, 37, 38, 40, 41, 43, 49, 51-53, 56, 57, 59, 75, 76, 80-82
- 嫌儲 99
- 限定客観性 257-259, 264, 299, 303
- 恋空 242, 259-261, 263, 264, 269, 271-273, 275-278, 280, 283, 284, 286-290, 293, 298, 299, 304
- 公共圏 135, 136, 324
- コピペ 85-88, 94, 96, 98, 99, 132, 158, 333
- コピーコントロールCD 19, 26
- コミュニティ 12, 14, 57, 76, 80, 90-94, 117, 118, 120, 121, 124, 127, 134-136, 146, 155, 177, 192, 196, 239, 257, 258, 333
- コモンズ 169, 173-175, 177, 179, 181, 183, 188, 189, 247, 248, 250, 313-315, 333
- コモンズの悲劇 169, 173-175, 179, 181, 183, 188, 189
- コラボレーション 247, 248, 250-253, 257, 264, 302
- コンサマトリー 137, 138, 141, 276
- コンテンツ 3, 12, 13, 19, 42, 53, 55, 58, 64, 86, 92, 163, 165, 167, 170, 171, 192, 198, 199, 210, 225-228, 237, 239, 242, 248, 249, 251-257, 259, 264-267, 297-300, 314, 315, 322
さ
- CGM(消費者生成メディア) 12-14, 216, 242, 244, 249, 311
- CMS(コンテンツ・マネジメント・システム) 148, 301
- 市場 16, 17, 21, 27, 42, 106, 107, 179, 317-324, 336
- 自然成長(自然発生) 308, 310, 311, 314, 316, 322-325
- 実名 141-144
- ジャーゴン 100, 234
- 社会関係資本(ソーシャル・キャピタル) 99, 106, 137
- 自由 19, 22, 26, 27, 40, 68, 87, 92, 93, 99, 100, 104, 125, 126, 130, 133, 134, 145, 159, 174, 215, 242, 304, 310, 311, 314-316, 318, 319, 323-325, 336
- 情報環境 4, 25, 26, 32, 72, 75, 138, 214, 226, 258, 269
- 情報財 3, 251, 252
- 情報の非対称性 107
- 情報社会 2-5, 15, 26, 75, 122, 258, 259, 303, 304, 309, 324, 329, 337
- 集合知 42, 264, 302
- 進化 23-25, 41, 43, 48, 59-61, 67, 70-73, 78, 94, 103, 110, 111, 120, 128, 162, 170, 228, 232, 239, 295, 306-309, 312, 313, 326-328, 330-335
- 真性同期 217, 219, 221-223
- 信頼 78, 90, 98, 99, 106-113, 144, 252
- スカイプ(Skype) 162, 191, 201
- 生成力(generativity) 149, 315, 325, 331
- 生態系(エコシステム) 22, 23, 25, 27, 61, 63, 64, 67, 69, 70, 72, 73, 78, 79, 84, 88, 89, 114, 128, 129, 174, 244, 295, 297-300, 306-309, 311-313, 316, 317, 323-325,329-331, 335
- セカンドライフ(SecondLife) 12, 196, 214-222, 225
- 選択同期 205-208, 218, 221, 290, 294, 295
- 操作ログ的リアリズム 288, 290, 298, 300
- ソーシャルウェア 13, 14, 21-25, 32, 44, 47, 56, 59-61, 65, 66, 78, 80, 88, 94, 103, 105, 108, 111-114, 120, 128, 136, 154, 156, 162, 163, 170, 196, 199, 201, 219, 231-233, 239, 242, 254, 264, 294, 295, 299, 306, 307, 311, 323, 325, 327-333
- ソーシャルグラフ 144, 145, 147-150, 157, 159
- 相対主義 70, 73, 329
- 総表現社会 1, 53, 104, 107, 108, 324
た
- dat落ち 81, 83, 88, 91, 93, 94, 120, 223, 333
- ツイッター(Twitter) 156, 196, 202-208, 213, 214, 218, 221, 239, 290, 293-295, 332, 337
- 繋がりの社会性 95-98, 122, 134-136, 138, 139, 144, 232, 266, 276, 304, 332, 337
- DRM(電子著作権管理技術) 19, 21, 314, 315
- データベース 45, 148, 156, 301
- テレビ 13, 56, 95, 198-200, 227-229, 236, 237, 240, 322
- 電話 27, 43, 191, 198, 200, 203, 205, 206, 273, 277-281, 283, 284, 291-294, 296, 314, 322
- 淘汰 58, 61, 62, 67, 71, 84, 88, 309
- 匿名 78, 87, 91-93, 95, 100-102, 104, 106, 107, 136, 183, 184, 186, 191-193, 224, 234, 283, 323, 326-328, 323, 333
な
- ナップスター(Napster) 163, 164, 167-169, 171, 175, 176, 181
- 日記 49, 50, 54, 55, 117, 130, 131, 135, 136, 139-143, 145, 158, 207, 263, 264
- ニコニコ動画 4, 12, 104, 120-122, 168, 196, 197, 208-214, 218, 221-227, 229-235, 237-240, 242-258, 264, 297, 299, 302, 311, 323, 330, 333, 334, 337
- 二次創作 243, 245, 248, 249, 303
- 2ちゃんねらー 95, 97-102, 111, 235, 297
- 2ちゃんねる 4, 12, 73, 78-97, 99, 101-105, 108, 111-114, 116, 120-122, 128, 129, 132-134, 136-138, 186, 199, 200, 223, 224, 232-239, 254, 258, 259, 261, 268, 303, 323-328, 330, 333, 337
- 認知限界 37, 79, 303
- ネットイナゴ 97, 122
- ネット右翼 95, 97, 236, 238, 239
- ネットリンチ 142
- ネットワーク外部性 24, 27, 149, 154
- ネタ 62, 63, 79, 85, 86, 91, 95, 96, 98, 231-233, 235-237, 243, 249, 256
は
- 初音ミク 238, 242-251, 255, 258, 301, 302
- はてなダイアリー 12, 116-120, 132
- 番通選択 290, 291, 293-295, 299
- P2P 12, 19, 23, 142, 162, 163, 165-181, 184, 188, 191, 192, 231, 240, 333
- フィードバック 57, 68, 107, 189, 333
- フェイスブック(Facebook) 124, 125, 144-151, 159, 332
- フリーライダー 99, 172-174, 177-179, 186, 188-190
- プラットフォーム 66, 144, 146-150, 159, 215, 243, 300, 314
- ブログ 12-15, 21, 23, 32, 44, 48-64, 69, 72-75, 86, 88, 89, 103-105, 107, 108, 111, 116, 118, 119, 122, 125, 128, 129, 135, 150, 156, 158, 159, 163, 167, 196, 199, 202-204, 207, 218, 220, 231, 238, 239, 254, 263, 264, 296, 309, 319, 324, 326, 330, 337
- 文化の翻訳 116, 119, 157
- ページランク(PageRank) 38-41, 44, 47, 56, 57, 74, 88, 150, 319
- 便所の落書き 1, 78, 79
- ボーカロイド(Vocaloid) 242-246
ま
- 祭り 84, 88, 97, 102, 114, 221-223,235, 238, 239, 311, 312, 333
- ミクシィ(mixi) 4, 12, 120, 124-129, 133-145, 149, 151-153, 155-159, 207, 232, 234, 238, 239, 323, 330, 332, 334
- ミーム 61, 62, 67, 87, 88, 309, 341
- メール 34, 91, 96, 139, 199, 200, 202, 207, 227, 231, 240, 271-273, 276-280, 282, 283, 285, 286, 287, 293, 296
- 萌え 244, 245, 265, 301
や
- ヤフー(Yahoo!) 32, 37, 40, 43, 172
- ユーチューブ(YouTube) 63, 66, 76, 168, 196, 210, 228, 230-232, 240, 244, 247, 249, 250, 302, 337
- UGC(ユーザー生成コンテンツ) 12, 13, 215, 243, 264
ら
- ライトノベル 265-267
- ライフログ 150, 196
- リテラシー 102, 207, 269, 290, 291, 295-300, 313
- リバタリアン 315, 321
- ROM(リード・オンリー・メンバー) 76, 186
作者:shamano
更新日:2008年11月6日 2時16分
『アーキテクチャの生態系』正誤表
初の著作、『アーキテクチャの生態系』が出ました。
諸々忙しく、慌しくしているうちに、いつのまにか発売日が来ていました…。
事前にご紹介頂いていた皆さん、ありがとうございます。
東さんにも、とても立派な帯を頂きました。
ウェブから生まれた新世代の社会分析。
本書ぬきにニコニコ動画は、そして日本社会は語れない。
――東浩紀
おいおい内容紹介のエントリなども書きたいと思いますが、とりあえず、この本は「Wired Vision」の連載(濱野智史の「情報環境研究ノート」 | WIRED VISION)をまとめたもの、ということになっています。しかし、全352Pの内容のうち、Wiredと完全に被っているのは1/3程度ではないかと思います。
おいおい内容も紹介していきたいと思いますが、とりあえず目次の引用と補足だけでも:
第一章 アーキテクチャの生態系とは
第二章 グーグルはいかにウェブ上に生態系を築いたか
第三章 どのようにグーグルなきウェブは進化するか
第四章 なぜ日本と米国のSNSはちがうのか
第五章 ウェブの「外側」はいかに設計されてきたか
第六章 アーキテクチャはいかに時間を操作するか
第七章 コンテンツの生態系と「操作ログ的リアリズム」
第八章 日本に自生するアーキテクチャをどう捉えるか
上の章立ては、いわば歴史年表のようにもなっています。上から順に、2000年代の、とりわけGoogle/Web 2.0以降の「ウェブ社会」(という言葉は本当は使いたくありませんが)に関する考察や分析をまとめたのが、本書です。
以下、簡単に解説です(小見出しもおいおい公開します)。
- 第一章 アーキテクチャの生態系とは
- 本書の位置づけとアーキテクチャ概論です。以前、『InterCommunication』の最終号に寄稿した「生態系マップ」を収録しています。基本的にこの図が本書の見取り図にもなっています(カバーしていない部分もありますが)。
- 以前インコミに寄稿した図:
- 上を元に今回デザイナーさんにデザインしてもらった図(Amazonより):
・・ここから先の章では、具体的なアーキテクチャの分析を行っています。
- 第二章 グーグルはいかにウェブ上に生態系を築いたか
- Googleとブログについての章です。ティム・オライリーの「Web 2.0」論、梅田望夫のグーグル論、西垣通の梅田望夫批判などを、(いまさらの感も強いかもしれませんが)再検討しているのがこの章です。「What is Web 2.0」(CNET邦訳版)は、すでに当時から「Web 2.0」(笑)「バズワード」(笑)などと扱われていた記憶もちらほらありますが、そういう向きはぜひ再読をお勧めします。オライリーはきちんと「アーキテクチャ」概念の本質を捉えているように思います。
- 第三章 どのようにグーグルなきウェブは進化するか
- 2ちゃんねる論です。おそらく、いままでにない新しいタイプの2ちゃんねる論になっていると思います。『PLANETS』に寄稿した「ひろゆきVS梅田望夫」論とも一部重複していますが、本書のほうがより詳細な記述になっています。
- 第四章 なぜ日本と米国のSNSは違うのか
- mixiとFacebookについて書いています。mixiについては、『10+1』に昔寄稿した文章が元にはなっていますが、ほとんど原型は留めていません。
- 第五章 ウェブの「外側」はいかに設計されてきたか
- Winny論です。こちらも『10+1』に昔寄稿した文章が元にはなっています。おそらく、「アーキテクチャ」概念がもっともコンパクトに凝縮されているのが、この章ではないかと思います。個人的にも思い入れの強い内容です。
- 第六章 アーキテクチャはいかに時間を操作するか
- 去年発表した、ニコニコ動画とTwitterとSecond Lifeの比較に関する考察が中心です(ITMediaの岡田さんが講演をレポートしてくださった記事、「なぜ「ニコ動」は盛り上がり、「Second Life」は過疎化するのか (1/2) 」
は、大きな反響を頂きました)。ここは大半がWiredの記述と重複してはいますが、InterCommunicationに寄せた文章なども統合してあります。
- 去年発表した、ニコニコ動画とTwitterとSecond Lifeの比較に関する考察が中心です(ITMediaの岡田さんが講演をレポートしてくださった記事、「なぜ「ニコ動」は盛り上がり、「Second Life」は過疎化するのか (1/2) 」
- 第七章 コンテンツの生態系と「操作ログ的リアリズム」
- Wiredにも掲載した、初音ミク論(オープンソースとの比較)と、ケータイ小説『恋空』の内容分析についてです。『恋空』論はこちらの本書ほうで完結しています。また、初音ミク論のほうでは、今回新たに「N次創作」という言葉をつくって、主にニコニコ動画上に花開いた二次創作/MAD文化について論じています。
・・という感じで、第二章から第七章までが、具体的なアーキテクチャなりコンテンツなりの分析になっています。
- 第八章 日本に自生するアーキテクチャをどう捉えるか
- 最後に、情報社会論と日本社会論です。Web 2.0にせよ、Googleにせよ、シリコンバレーにせよ、米国のネット社会のことを考えていれば、それで私たちの情報社会のことを考えたことになるのだろうか。そんな長年の疑問や、もやもや感をぶつけてみた章です。ハイエクやレッシグについても論じています。
ということで、以上、ごく簡単に内容紹介を終わります。
作者:shamano
更新日:2008年10月28日 3時3分
「Quick Japan」に寄稿しました。
けっこう前に出ているのですが、堀北真希さん表紙のクイック・ジャパンに寄稿しています。タイトルは「ニコニコ動画で起こっている本当のこと。」です。例によってニコ動論ですが、ちょっと切り口変えてみてますので、まだ未読の方はぜひ。
作者:shamano
更新日:2008年10月28日 4時29分
「Review House 02」に寄稿しました。
以前も告知したのですが、『Review House 02』に寄稿しました。タイトルは「月はまた昇る――ニコニコ動画における「コメントアート」とその「保守主義」(メンテニズム)をめぐって」というものです。
目次や販売場所などの詳細は、編集長の伊藤さんのブログをご確認ください。Amazonでは買えないようです。
- ブロググビグビ: Review House 02 通販受付!!
都内書店(新宿紀伊国屋、新宿ジュンク堂、池袋ジュンク堂、ブックファースト新宿店、渋谷リブロ、Nadiff、photographer's gallery、タコシェ、模索舎、三省堂神保町店など)、ブックファースト京都店などにて、順次販売予定です。
僕のレビューは、ふんどしP「初音ミクオリジナル「moon」をゲーム風にしてみた」というニコ動上のPV作品に関するものです。この作品自体がアップされたのはかなり以前のことなのですが、特に「メタフィクション」ならぬ「メタアーキテクチャ」的な作品として非常に優れているので、論じてみました。
※ただし、上の作品は、すでにある理由で、僕が論じているレビュー文との内容の齟齬(というか欠落)を起こしています。その内容についてはぜひ雑誌のほうをあたってみてください。ただ、そのうち某手段を使って動画を公開するかもしれません。
また、ふんどしPの作品の中でも、下の作品は特に「メタアーキテクチャ」的におすすめです。こちらは当時ランキングにも入っていたので、ご存知の方も多いかもしれません。
作者:shamano
更新日:2008年10月28日 4時29分
ゼロアカ道場第4回関門(2008年11月9日 - 第7回文学フリマ)
次は来月の告知ですが、11/9の文学フリマで頒布される、ゼロアカ道場の皆さんの同人誌に寄稿したり、インタビューされたり、インタビューに参加したりしています。
詳細は以下のまとめをご参照ください。
- 「東浩紀のゼロアカ道場」第4回関門同人誌まとめ - noir_kかくかたりき改めnoir_kはこう言った http://d.hatena.ne.jp/noir_k/20081022/1224641033
筆者が関わっているのは、以下の3冊です。
- 東浩紀のゼロアカ道場 「取り急ぎ、目次を公開します」 - ポリリズム やずやとミツノのゼロアカ道場同人誌制作日誌 http://d.hatena.ne.jp/yazunami/20081027/1225118997
- タイトルは「擬似同期化するファッションの世界」。話題はなぜか「ファッション」についてです。あ、でも脱オタについてじゃないです(笑)。といっても、H&Mあたりがメインの話題ではあるのですが、裏原やスケシンの話もあれば、浅田彰にハイエク、そしてなぜかデリダやルソーの話もありと、けっこうガチな論考になっているのではないかと思います。
- 「最終批評神話」情報公開 わかむらP、元長柾木インタビューなど - 最終批評神話 / re=c http://d.hatena.ne.jp/BST-72-Chihaya/20081022/1224681506
- すでに大きな話題を集めているようですが、なんといっても、こちらは、あの「わかむらP」のロングインタビューが載っています。僕はインタビュアーとして参加させて頂きました。上のURLでは「わかむらP」とのツーショットも掲載! しかし、せっかくなのだから、僕もマスクを被ればよかった……! かなり後悔しています(笑)。
- また、「MTVとMADについて――《神話》的映像作家たちに関するいくつかの注釈」という、タイトルの通りですが、注釈的位置づけの文章も寄稿しています。
- 『新文学』参加者・正式発表 - 萌え理論Blog http://d.hatena.ne.jp/sirouto2/20081016/p1
- 「萌え理論」のしろうと(sirouto2)さんが中心となって編集されているこちらの同人誌には、「初音ミクに出馬させてみた――「共有党宣言」のための覚書」 というコラムを寄稿しています。内容はタイトルの見たまんま、という感じなのですが(笑)、初音ミクから代理-表象(representation)の問題を考えてみた、という、短いながらもけっこうハードな論考です。結局、総選挙はまだまだ先のことになりそうですが……。
余談ですが、このブログを見てくださっている方の半分近くは、どちらかといえばネット系住人の方が多いと思うので、文学フリマに行かれたことのない方はもちろんのこと、いわゆる「文学」や「批評」に対する普段からの関心も、どちらかといえば薄い方も多いのではないかと思います(かくいう僕自身がそういう人なので……。こんなの、何の自慢にもなりませんが、ここ1年でまともに読んだ小説は『恋空』だけですw)。
とはいえ、もし上の3冊以外にも、上のゼロアカまとめ紹介記事や、また、もちろん文学フリマにはゼロアカ関連以外にも多くの方が同人誌を出されているので、公式の参加サークル一覧(http://bunfree.net/dai7kai/circle_detail.html)などをごらんになっていただいて、ちょっとでも気になるものがあれば、ぜひ足を運んでみるのが吉ではないかと思います。11/9は、僕も会場をうろちょろしている予定です。
作者:shamano
更新日:2008年10月28日 4時29分
雌豚閣下/Mega-View/恋空
先日ここでも触れましたが(「秋葉原無差別殺人事件」関連」)、先月末に刊行された以下の書籍に、論考を寄せています(約16,000字)。
- 濱野智史 (2008)「なぜKは「2ちゃんねる」ではなく「Mega-View」に書き込んだのか? ――2000年代のネット文化の変遷と臨界点をめぐって――」, 大澤真幸編『アキハバラ発 〈00年代〉への問い』岩波書店.
目次・著者一覧などはこちら:http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0220470/top.html
この論考の中では、「VIP替え歌」の一例として、あの、ニコニコ動画で「またお前かww」で大人気の、雌豚さんの楽曲を引用しています。
キモいヲタをもうやめようよ 趣味はネットサーフィン クールになろう
もしも彼女できたその時は 僕はVIPをすぐにやめる
それなんてエロゲ?w 少し泣いた
親はそっと見守った ニートの姿 働く季節を待って
キモいヲタを共にしようよ 広い秋葉原散歩しながら
難しい知識はいらない メイド喫茶に入ればいい
キモいヲタを共にしようよ ニートに辿り着くんだとしても
もしも親が死んだその時は 飯を食うためムショで生きる
そう言って僕は少し泣いた こらえきれずに親も泣いた
''雌豚「BLUE NEET」 (浜崎あゆみ「BLUE BIRD」の替え歌)''
この替え歌が、あの秋葉原の事件といかなる関係が――とはいえ、上の歌詞を読めば、わかる人には一発でわかると思うのですが――あるのか。それは直接論考をあたってみてほしいのですが、最近とある知り合いから、「この歌を聴きたいんだけど、見つからないです」という声をもらいました。
しごくもっともです。実はこの替え歌、ニコ動上からは削除されてしまっているのです(跡地:http://www.nicovideo.jp/watch/sm391164)*1。大変残念な限りです・・。
■
追記:また、上の論考では、加藤容疑者が書き込みに使っていた「Mega-View」という掲示板の分析をしています。たいていの場合、単にこの掲示板は、「2chなんかに比べると、全然マイナーな掲示板で・・」というように扱われていたと思うのですが、実は「Mega-View」はサイト全体で見るとかなり巨大なPVを獲得しているとのこと(自称値では「月間30億PV」とあります。HTMLソースの「description」を参照)。
さきほど見た記事でも、「MegaView(レンタル掲示板)のユニークユーザー数がすごい」と書かれていたので、ある程度これはモバイル業界でも知られている事実のようです(モバイル業界について勉強する会に行ってきました akiyan.com)。
つまり、メガビューというレンタル掲示板サービスは、存在はかなり「マイナー」だと思われているにも関わらず、実はユーザー規模的にはけっこう「メジャー」なわけです。このことを踏まえるならば、この事件で加藤容疑者が2chではなくメガビューに書き込んでいたという事実は、また異なる解釈ができるのではないか。これは上の論考のひとつの軸になっています。
■
これは余談ですが、僕が雌豚閣下のAYU替え歌(タグ「鼻崎あゆみ」)で一番の名曲だと思っているのが、「HEAVEN」という楽曲の替え歌です。「どんどん人が減っていったスレを見て歌った曲です」と前置きされたその楽曲の歌詞を、下に引用しておきます:
最後に君がほくそ笑んで まっすぐに吐き出した言葉
もうこのスレは飽きたから
怒りよりも虚しさ溢れた
VIPPERは熱しやすく 冷めやすいから
私たちはスレで出会い 顔も名前も知らぬまま
やがて絆を持てたなら どんな結末が待っていても
今まで乙でしたと言うしかない
君がうpってくれた画像
今も 私のマイピクチャに保存してる
忘れないでVIPPERよ 時が過ぎて 過疎化になっても
今はまだ見ぬ女神画像が ねえこんなに残ってるから
スレに行って VIPPERよ dat落ちしても 自演だらけでも
今はまだ見ぬ 未来のレスがあるはずだから 信じて
愛するVIPPER 私は君の帰りを待ってる
だからこれから先もずっと さよならなんて言わない
誰もがそうVIP STARだから...
ある日、突如としてこの曲を聴いて泣いてしまったときは、妙な突き抜けた感が去来しました・・w
さて、なぜこの楽曲を持ち出したのかというと、(同書の執筆者の一人でもある*2)速水健朗さんの『ケータイ小説的。』のなかに、『恋空』はAYUのこの元楽曲をモデルにしている、という話があったからです(「死んだ恋人が空の向こうにいる」というモチーフが共通点)。これは同書を読むまで気づきませんでした。
要は、ケータイ小説といい、VIP替え歌といい、同じ元ネタを持つ作品にはげしく惹かれていただなんて、そんなこともあるものなのだなー、というだけの話ではあるのですが・・。
*1:ただ、こっそりと再アップはされているので、興味のある方は検索してみてください。HEAVENの替え歌も聴けます。
作者:shamano
更新日:2008年10月7日 3時56分
[イベント告知]「若手批評家サミット2008 ――ウェブコミュニティとコンテンツの未来」
来週日曜の12日に(3連休の中日ですね)、下記のイベントに出演します。荻上チキさんと宇野常寛さんとの鼎談です。
「若手批評家サミット2008 ――ウェブコミュニティとコンテンツの未来」
インターネットや携帯電話が「当たり前」のものとして定着した現在、私たちのコミュニケーションと、そこで消費されるコンテンツはどのように変化し、どのような課題が浮上するのか。そしてそんな時代における批評メディアの役割とは? 1980年前後生まれの三人の論客が、縦横無尽に語りつくす新世代批評家サミットが実現!
話者:荻上チキ×濱野智史×宇野常寛
日時:2008年10月12日(日)13時30分開場、14時開始、16時終了
場所:三省堂書店神保町本店(http://www.books-sanseido.co.jp/shop/kanda.html)
予約先:03-3233-3312
チケット料金:500円
【荻上チキ(おぎうえ・ちき)】
批評家。1981年生まれ。兵庫県出身。専門は、テクスト論、メディア論。新刊『ネットいじめ』(PHP新書)。著書に『12歳からのインターネット』(ミシマ社)、『ウェブ炎上』(ちくま新書)、共著に『バックラッシュ!』(双風舎)がある。人文社会科学系を中心にネットで話題のニュースやトピックを紹介する人気サイト「トラカレ!」主宰。
【濱野智史(はまの・さとし)】
批評家。株式会社日本技芸リサーチャー。1980年生まれ。慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科修士課程修了。専門は情報社会論。2006年までGLOCOM研究員として、「ised@glocom:情報社会の倫理と設計についての学際的研究」スタッフを勤める。近著に『アーキテクチャの生態系』(NTT出版)。
【宇野常寛(うの・つねひろ)】
批評家、編集者。1978年生。企画ユニット「第二次惑星開発委員会」主宰。批評誌<PLANETS>編集長。文芸批評からコミュニケーション論まで、幅広い評論活動を展開する。著書に「ゼロ年代の想像力」(早川書房)。〈新潮〉にて評論「母性のディストピア」を、〈サイゾー〉にて更科修一郎との時評対談「サブカルチャー 最終審判」を連載中。
告知リンク:
- 荻上さん:荻上式BLOG http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20081003/p1
- 宇野さん:第二次惑星開発委員会NEWS http://blog.goo.ne.jp/wakusei2nd/e/adbc78078f47ac2e972494b396cac655
ちょっとひとこと
ドラマも小説も映画もロクに接していない人間なので、果たしてお二人のコンテンツ方面の話題についていけるのか、大変に不安です(涙)。とりあえず僕からは、やはりニコニコ動画やケータイの話が中心になるかと思います。
あとは、ついに「Facebook」的なオープン化施策を開始したmixiの話題(「mixiプラットフォーム」)なんかもにも触れておきたいです。あの物議を醸した(!?)、「友達からはじめよう」(週刊ビジスタニュース)の宇野理論は、果たしていまの日本のウェブ環境で実践可能なのか? あるいは、その支援をするためにはどんなSNSのアーキテクチャ設計が必要なのか? みたいな話を僕からはしてみたいかな、と。『PLANETS Vol.5』にも寄稿した梅田望夫論(「梅田望夫と西村博之の「思想」を比較する――ゼロ年代の「情報/日本」社会をめぐって」)にも繋がる論点になるかと思います。
参考
ちょっと情報・状況が古いものになってますが、関連記事として以下:
- 「OpenSocial」は日本のSNSをめぐる状況を変えるのか? | WIRED VISION http://wiredvision.jp/blog/hamano/200711/200711081100.html
追記
今月末に発売予定の『アーキテクチャの生態系』ですが、Amazonなど、各種ネット書店のほうにも情報が上がっているようです。
NTT出版のサイトから、目次が確認できます。
http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100001909
第一章 アーキテクチャの生態系とは
第二章 グーグルはいかにウェブ上に生態系を築いたか
第三章 どのようにグーグルなきウェブは進化するか
第四章 なぜ日本と米国のSNSはちがうのか
第五章 ウェブの「外側」はいかに設計されてきたか
第六章 アーキテクチャはいかに時間を操作するか
第七章 コンテンツの生態系と「操作ログ的リアリズム」
第八章 日本に自生するアーキテクチャをどう捉えるか
作者:shamano
更新日:2008年10月4日 2時17分
近況(2008年8月)
多忙につき、なかなか更新できずじまいでしたが、ようやく数ヶ月続いてきた修羅場が一段落しましたので、いくつか近況報告を書きます。
作者:shamano
更新日:2008年8月12日 0時0分
「秋葉原無差別殺人事件」関連
告知が遅くなってしまいましたが、まず、こちらの話題から。先週末、ちょこっとだけ東浩紀さんのお手伝いをいたしました。詳細は東さんのブログのほうで書かれているとおりです。
- 東浩紀の渦状言論: サンプロ補足資料 http://www.hirokiazuma.com/archives/000436.html
お手伝いした内容は、
2008年6月9日から2008年7月26日までに、2ちゃんねる上に立てられたスレッドの中から、「加藤智大」の名前を含む全171スレッドを調査し、そのタイトルのなかに「神」「英雄」「称える」「同情」など、共感的と思われるものを含むスレッドを抽出
というもので、東さんが「サンデープロジェクト」(テレビ朝日、8/10放映)に出演された際、「ネット上で加藤容疑者に対する共感も表出されている」ということを示す際に参照されました(多忙のため、まだ録画したこの番組を観ることができていないのですが…)。
上の調査内容というのは、見る人が見ればわかると思うのですが、実はぜんぜんたいしたことはしていません(「調査」というよりは、2chの過去ログを「検索」しただけ、というレベルです)。もちろん、「2ちゃんねる」以外の場所も調査しようとしたのですが――特に、別件で「Mega-View」をはじめとするケータイBBSの調査をしていたので、そちらの書き込み状況のデータも整えたいと当初は考えていました。なぜなら、加藤容疑者もまたその場所に書き込んでいたのだから――、取れる時間もなかった、というのが正直なところです。
このデータの「調査法」(といえるほどの代物でもありませんが)や「解釈」については、もちろん色々とツッコミどころはあると思いますし(詳細は東さんのブログのほうでフォローして頂いているとおりです。*1)、個人的にも思うところはあるのですが、少なくとも「共感者」が全く存在しない、ということはさすがにいえない、ということぐらいはいえるのではないかと思います。もちろん、「共感」といっても色々なレベルがありますし、当然一枚岩ではないことも、そして複雑なものにならざるをえないこともまた確かだと思います。
…ということで、色々と思うところはあるのですが、この事件とネットの関係については、別の場所で長めの論考を書きました(『アキハバラ発 〈00年代〉への問い』大澤真幸編、岩波書店、2008年9月刊行予定、に所収予定)。具体的には、「2ちゃんねる」「VIP板」「ニコニコ動画」(にアップされている「VIP替え歌」)、そして加藤容疑者が書き込んだケータイ専用レンタル掲示板「Mega-View」を分析・考察したものになります。こちらは詳細確定次第、またご報告します。
*1:ちなみに東さんがブログで「事件の直後、週刊新潮が「2chで加藤が神格化されている」と記事を書いて、 「釣られてるんじゃねーよ」と冷笑を浴びたという事件」と言及されている件については、たとえば以下の2chまとめ記事を参照のこと:痛いニュース(ノ∀`)週刊新潮、“秋葉原事件の容疑者を「神」と崇める2ちゃんねる”を批判
作者:shamano
更新日:2008年8月13日 1時53分
荻上チキさんとの対談記事が出ます。(『ナツカレ2008 ソシオクリティーク』夏コミC74)
引き続き、ここ最近取り組んでいたお仕事の告知をします。
まず、荻上チキさんとの対談記事が、荻上さんと井出草平さんが編集されている同人誌に載ります。詳細は以下をご参照ください。
- 夏コミに参加します!(C74) - 荻上式BLOG http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20080727/p1
【情報】
場所 :夏コミ@東京ビッグサイト(http://www.comiket.co.jp/)
ブース:8月17日(日曜日)、西地区“ち"ブロック、19a 「ソシオクリティーク」
値段 :1000円(予定)
サイズ:A4、112ページ
題名 :『ナツカレ2008 ソシオクリティーク』
【目次】
★斎藤環×荻上チキ×井出草平(座談会)
「ひきこもり作品メッタ斬り!―現代社会はひきこもりに何を欲望するか?―」
★鈴木謙介×荻上チキ(対談)
「《若者》の表象・ジュブナイルの機能」
★阪口祐介×井出草平(対談)
「私たちはメディアを通じて不安になるのか?」
★阪口祐介(寄稿)
「私たちはなぜ犯罪不安を抱くのか? ―メディア接触によって高められる重要な他者への犯罪不安―」
★辻大介(インタビュー)
「『パオロ・マッツァリーノ=「反社会学」騒動』を語る」(取材・構成:赤枝尚樹)
★濱野智史×荻上チキ(対談)
「ゲーム批評とゼロ年代の風景」
★「なんばりょうすけ(寄稿)
「騙されたくない人たち」
★岡本まくず(寄稿)
「へびいちご新聞 No.1」
当日は僕もブースにお邪魔させて頂く予定です(昼頃になってしまうと思いますが…)。
対談内容は、色々と内容は多岐に渡っています(といっても、僕のゲーム関連の話は、ほとんどがゲーム研究者・井上明人さん(id:hiyokoya)の議論の紹介になっています)。ただ、個人的には、以前ここでもちらっとだけ触れた『アサシン クリード』の話ができてよかったです。このゲーム、海外での評判はとても高かったわけですが、個人的に知る限り、ほとんど思想とか批評的には話題になってないみたいです(もちろん自分が知らないだけの可能性大)。でも、「十字軍のころの12世紀末の中東(エルサレム)でアサシンが活躍」という、あまりにも9.11後のこの世界においては「ヤバゲ」な世界観設定と、その不安?をいい意味で裏切ってくれた巧みなストーリーテリング(の構造)は、いかにもジジェクあたりが話題にしそうだなあ、と個人的に思ったりしてました。
あと、こちらの対談の内容については、荻上さんの以下のコラムでも触れられています。あわせてご一読を。
- Googleストリートビューと「操作性の快楽」の二面性:荻上式!電網テレビ批評 みんなのテレビ:So-net blog http://mint-seijotcp.blog.so-net.ne.jp/2008-08-11
作者:shamano
更新日:2008年8月13日 1時53分
『PLANETS』に寄稿しました。テーマは梅田望夫と西村博之の比較。
『ゼロ年代の想像力』を上梓されたばかりの宇野常寛さんが編集されているミニコミ誌、『PLANETS』Vol.5(2008年8月30日発売予定)に、これもけっこう長めの論考を寄せました。詳細は以下をご参照ください。
- 〈PLANETS vol.5〉2008年8月30日発売予定 - 第二次惑星開発委員会NEWS http://blog.goo.ne.jp/wakusei2nd/e/4bb460385d64744388db6497bd80f84b
タイトルは「梅田望夫と西村博之の「思想」を比較する――ゼロ年代の「情報/日本」社会をめぐって」というものです。内容はタイトルのとおりです。おそらく普通に考えたら、ちょっと並べるにはありえないくらいに遠い――読者層も支持層もあまりに違う――と思われるこの二人を、エイヤっと一つの軸の上で比較する、という内容になっています。そして、この日本社会で「ネット(と社会のあり方)について考える」ということの意味を、いまの自分のできる限りで、掘り下げた論考になっているのではないかと思います。
また、この論考の内容は、冒頭でリンクした東さんのエントリー(http://www.hirokiazuma.com/archives/000436.html)でもご紹介いただいている(ありがとうございます!>東さん)、この秋に刊行予定の拙著『アーキテクチャの生態系』(仮題、NTT出版)のプレビュー版にもなっていると思います。
#書籍の内容についても、じょじょに案内していきたいと思います。とりあえず、『Wired Vision』のブログ連載を下敷きにした内容は、全体の約1/3程度になりました。新たに加えられた内容は、これまでの研究を元にしながら、Google・ブログ・2ちゃんねる・mixi(SNS)・Winny(P2P)といった、2000年代以降に登場した主要なソーシャルウェアの「アーキテクチャ変容史」を分析・考察する、というものになっています。詳細はまたいずれ。
作者:shamano
更新日:2008年8月13日 1時53分
『Review House』に寄稿しました。テーマは、ニコニコ動画の「アーキテクチャ」ではなく「コンテンツ」の批評。
まだ詳細が公表されていないので簡単に言及するに留めておきますが、こちらも近日刊行予定の『Review House』Vol.2に、ニコニコ動画上にアップされた、とある「作品」についての批評(レビュー)を書きました。昨年から、ずっとニコ動の話ばかりそしてきたわけですが、実はニコ動の「アーキテクチャ」ではなく「作品=コンテンツ」について論じるのは、これが初になります。――とはいうものの、実は「作品」そのものが「アーキテクチャ」(環境)でもあるような、そんな作品を取り上げてレビューをしています。こちらも、また詳細がわかり次第、改めて告知します。
- Review House Magazine - 見開き2ページの批評実験 http://www.reviewhousemag.com/magazine/
……ということで、「詳細はまたいずれ」がやたらと多くなってしまいましたが、とりあえず2008年8月の近況報告は以上です。
作者:shamano
更新日:2008年8月13日 1時53分
『アーキテクチャの生態系』まとめページ―目次・参考文献・索引など
『アーキテクチャの生態系』に関する情報をまとめたページです(http://d.hatena.ne.jp/shamano/20081105)。
目次・参考文献・索引・正誤表などを公開します(一部未完成、随時更新します)。
以下、『アーキテクチャの生態系』をご紹介頂いた皆様へのリンク集&コメントです(随時更新予定)。【更新:11月6日】
- 「アーキテクチャ」と「情報環境」としての雑誌システムの終焉(【海難記】 Wrecked on the Sea )http://d.hatena.ne.jp/solar/20081104#20081104f1
仲俣暁生さんにご紹介いただきました。
連休の間に一気読みしたが、これはとてもわかりやすい「情報環境論」の概論であると同時に、出版関係者にとっても示唆に富む内容に満ちている本だと思った。インターネットというメディアについてほとんど理解していないと思われる旧世代のメディア関係者にこそ、ぜひ読んでもらいたい本だ。
大変うれしいお言葉です。公開した「索引」にもあるとおり、かなりのインターネット関連の固有名詞が飛び交う本ではあるのですが、できる限り「手ぶら」でも読めるように、そしてただのサービス紹介に留まらないように配慮して書いたつもりですので、ぜひネットのことはいまいち分からないんだけど…という方にこそ手にとってほしいと思います。
リンク先では、このたびフリーペーパー版として再出発することになった『IC(InterCommunictaion)』についても紹介されています。こちらには、荻上チキさんとの共著で「N±1マップ」という原稿を寄せています(チキさんの紹介エントリはこちら:http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20081104/p1)。
チキさんとは現在共著本を準備中ですが、こちらはそのマニフェスト的文章にもなっています(その内容は、おそらくウェブの「生態系」をまた別の角度から捉えたものになるはずです)。こちらもご期待ください。
- アーキテクチャの生態系(観察・実験ノート)http://d.hatena.ne.jp/yuichisasaki/20081101/1225508479
本書でも引用させて頂いている経営学者、佐々木裕一さんにご紹介いただきました(リンク先でも触れられていますが、実は大学院時代の大先輩というか、個人的には師の一人として仰いでいる方でもあります)。
個別事例に対する鋭利な分析と、冒頭で広げたプランを見事に引き取った最終章の存在から素晴らしい作品になっていると思います。お勧めの1冊。余談だが、読みかけだった「プラネット・グーグル」を追い抜かして読了。
(中略)
本書の特徴は以下のとおり。
1.アーキテクチャ=情報環境に注目したサイトとコンテンツ分析を展開
2.それぞれのアーキテクチャの関係を進化論的に分析
3.アーキテクチャに注目しておきながら、しっかり人間と文化にも目配り
4.分析したサイトやコンテンツから日本社会論も展開
特にありがたいのが、「進化論」とケーススタディのモチーフを非常に的確に触れてくださったところで、めちゃくちゃありがたい限りです(おそらくまっとうな「社会学」であれば、「進化論」や「生態学」のメタファーを使ってしまうというのは、大変にうさんくさいことだと思われることだと思うのですが、そこをあえて取り組んでみたのが本書の裏テーマだったりします)。
とはいえ、師匠からは厳しくもありがたいご指摘も頂きました。特に「村井純」先生の誤記はマズイ! これはあまりにもマズすぎる…。猛省しつつも、正誤表も現在準備中ですのでこちらはお待ちください。また、佐々木さん論文からの引用(佐々木裕一「オンライン・コミュニティにおける2つの二層構造──RAMとROM、そして価値観とアーキテクチャ」『組織科学』第四一巻第一号、二〇〇七年。)のミスもやってしまった感爆発です…。できれば、こちらも重刷時に直したいと思います。
また、スレッド「フロー」/スレッド「フロート」のミスも発覚。なんたることか、今までこの言葉は「スレッドフロー」として記憶しておりました(検索してみると、確かに「フロート」が歴史的には正しいようですが、検索してみると「フロー」の表記のほうが普及していることも判明しました)。
「繋がりの社会性」(と日本社会論)については全くご指摘のとおりだとも思っていて、ised@glocomの遺産を引き継ごうと考えながらも、うまく発展的に消火/昇華しきれなかった部分でもあると思っています。このあたりはまた別にまとめて整理したいと思います。
- 濱野智史『アーキテクチャの生態系』(ezaka takeru's memo)http://edit-real.com/esaka/archives/2008/11/post_558.html
江坂健さんにご紹介いただきました。筆者にとっては、学生時代の頃から、『HotWired』の頃から大変に一読者としてお世話になってきた方ですので、大変に感激です……!
「アーキテクチャ」と「日本」に着目し、具体的には、2ちゃん、Mixi、ニコニコ動画、といった日本独特のソーシャルウェアに関する分析が行われているわけだが、ここに至る背景には、レッシグ、東浩紀、北田暁大、佐藤俊樹・・といった、情報社会に関する最前線の思想をしっかりと汲み取った上で、まさに「今」と「日本」が考えられていて、目の配り方のバランスが、まさに絶妙と言える。
そのために、濱野さんが「はじめての書籍」にかけたエネルギーも感じて、これだけのボリュームになったことも納得できる。ITに関しては、批評の分野でもアメリカからの輸入超過だが、この本は、十分、英訳され、英語圏で読まれる価値のある内容だと思えた。
最近はニコニコ動画なども英語圏にちらほら紹介されることもあったり、それこそこれは上の佐々木さんのご指摘とも関係しますが、日本特殊と思われていた2ch的な匿名掲示板アーキテクチャも、「4chan」という形で存在が知られるようになったこともあり*1、ソーシャルウェアの国際比較の視点は、今後も引き続き深めていきたいテーマの一つです。
#また生態系の国際比較という観点から、GLOCOM在籍当時の2006年に執筆した「韓国でグーグル(Google)が存在していないのはなぜか?」という論考も本書に収録される予定だったのですが、分量の都合で泣く泣くカットしています……。この取材記事は個人的には非常に気に入っているので(すでに古びた情報も多いとは思いますが)、興味をもたれた方はぜひあわせてお読みいただければと思います。
- 濱野論文/思想地図次号と次次号(東浩紀の渦状言論)http://www.hirokiazuma.com/archives/000458.html
帯文も頂いた、東浩紀さんからもご紹介いただきました。何よりこの本は、筆者がised@glocomという東さんの研究会をお手伝いさせて頂くきっかけがなければ、絶対に書かれることのなかった本ですので、感激もひとしおです。
じつはぼくは、濱野さんがその論文を上げてきたころ、ちょうど彼が出版したばかりで、ぼく自身も帯を寄せている新著『アーキテクチャの生態系』の紹介をしようと、このブログでエントリを準備していたところでした。しかし、その論文を一読し、こりゃあこっちのほうがすごいぞ!とか思ってただちに紹介を止めてしまったw。……というのは冗談としても、たださっくりと本を紹介する、なんてことができなくなったのは本当で、『アーキテクチャの生態系』が幅広い読者に向けて書かれた一般書(を偽装した書物)だとしたら、『思想地図』の論文のほうは、同世代の福嶋さんの連載などもかなり意識したうえで、彼自身の思想や社会観がかなりはっきりと打ち出されたコアなテクストにしあがっている。このブログの読者であれば、たいてい『アーキテクチャの生態系』は読んでいると思うのですが(そうでないひとはただちに読むのをお勧めします、いい本です)、そのつぎにはぜひ『思想地図』次号の濱野論文を読んでみてください。二つ続けて読むことで、濱野さんのヴィジョンが見えてきます。
「幅広い読者に向けて書かれた一般書(を偽装した書物)」なんていわれてしまっておりますが(苦笑)、あえて否定はしません。ということで、ここ数週間は思想地図論文の執筆に没頭しておりました。12月に出版予定の『思想地図』には、よりハードコアなアーキテクチャ論が掲載される予定ですので、あわせてお読み頂けますと幸いです。こちらもまた告知いたします(ちなみに、上で東さんが言及されている福嶋亮大さんの連載というのは、もちろん『ユリイカ』誌で連載中の「神話社会学」のことです。こちらの連載第3回では筆者の擬似同期論にも触れていただいたのですが*2、今度は僕のほうからの応答編、というよりかは補強的な内容になっています。ぜひあわせてお読みください)。
(以上、11/6更新分。随時更新予定)
*1:dekunology:4chanがいつの間にかトンでもない事になっている件http://dekubar.blogspot.com/2008/09/4chan.html 本書にはこのサービスの存在を踏まえた論点を入れられなかったのが心残りです…
*2:http://blog.goo.ne.jp/f-ryota/e/8adafb704552ffa37f08eac32caa929b
作者:shamano
更新日:2008年11月4日 15時0分
『アーキテクチャの生態系』目次(小見出しあり)
- 『アーキテクチャの生態系』の目次を公開します。
- 各章についての簡単な紹介はこちらを参照ください:http://d.hatena.ne.jp/shamano/20081027/1225130596
はじめに
第一章 アーキテクチャの生態系とは?
- ゼロ年代のウェブの風景
- いかに社会的なソフトウェアを追うか
- 「アーキテクチャ」からのアプローチ
- 日常生活の密かなコントロール
- アーキテクチャの可能性を追う
- アーキテクチャの生態系マップ
第二章 グーグルはいかにウェブ上に生態系を築いたか?
- Web 2.0とはなんだったのか?
- ごく簡単なウェブの歴史
- グーグル登場のインパクト
- ページランクという仕組み
- グーグルの本質は何か? ──集合知という協力・貢献のシステム
- グーグルは機械か、それとも生命か? ──梅田望夫vs西垣通論争
- ブログの本質は何か? ?──グーグルに検索されやすいウェブサイト
- ブログの本質は何か? ?──SEO対策の自動化
- なぜブログの存在感は増したのか?
- 〈ウェブ→グーグル→ブログ〉の進化プロセス
- 「生態系」を示す三つの現象
- 生態系という認識モデルの「使いかた」
第三章 どのようにグーグルなきウェブは進化するか?
- 巨大掲示板2ちゃんねる
- グーグルなしで成長したソーシャルウェア
- 2ちゃんねるの特徴は何か? ?──フロー
- 2ちゃんねるの特徴は何か? ?──コピペ
- 2ちゃんねるの「アーキテクチャ度」の低さ
- なぜフローの度合いが高くなるよう設計されているのか?
- なぜ、あえて協力するユーザーが現われてくるのか?
- 2ちゃんねらーになることで生まれる相互信頼
- 2ちゃんねるの二面性──都市空間と内輪空間
- 米国のブログ、日本の2ちゃんねる
- 「個」の評判を蓄積するブログ
- 米国は信頼社会、日本は安心社会?
- 日本社会論としての2ちゃんねる論
- はてなダイアリーと「文化の翻訳」
第四章 なぜ日本と米国のSNSは違うのか?
- ミクシィの「招待制」の特異性
- なぜ閉鎖的なミクシィは日本で受容されたのか?
- 「儀礼的無関心」から「強制的関心」へ
- 2ちゃんねるに続き、ミクシィまでもが「繋がりの社会性」に
- 「繋がりの社会性」批判は妥当なのか?
- 人間関係のGPSとしてのミクシィ
- 「ミクシィ安全神話」の崩壊──ケツ毛バーガー事件
- 米国におけるフェイスブックの台頭
- フェイスブックvsグーグル、新旧プラットフォーム間競争
- 「グローバルSNS」は到来するか?
- 日本社会論、再び──ソーシャルウェアの「異文化間屈折」
第五章 ウェブの「外側」はいかに設計されてきたか?
- P2Pのアーキテクチャ進化史を追う
- ナップスターの衝撃──ウェブとは異なる通信システムの登場
- P2Pは利用者同士で、直接ファイルをやり取りできる
- P2Pをめぐる日本特有の事情──「コモンズの悲劇」問題
- ファイル交換型(WinMX)の解決法とは?──規範
- ファイル共有型(ウィ





