メニュー

関連ページリンク

トップ > m8 > m8 - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年12月3日 11時)

3周年です。


いつもご覧いただき、ありがとうございます。

おかげさまで当ブログは今日11月13日で満3年を迎えました。

3年前、代々木公園で見た降神のライブに感銘を受け始めたのがそもそものスタートでした。その後仕事に関わることもあり、続けた結果3年です。もともと文を書くのが苦手だった自分が最近では文章のスタイルがどうのと思っていることにちょっと笑ってしまうこともありますが、そんな記事を読んでくださる方も少しずつ増えている状況でして、ありがたいなと思います。(2ちゃんねるにアドレスを勝手に貼り付ける不届き者にも感謝。おかげさまでアクセス数がグッと伸びます。ハッハー)

さて、1年目にも2年目にも書かなかったこういった記事をなぜに書いたかといえば、感謝の気持ちを伝えたかったのはもちろんなのですが、当ブログに何かご注文があればそれに応えていこうと思いたったからです。

読みにくいとか、ずっと壁紙を変えないのは手抜きとか、最近新刊を読んでいないのではとか、何でもいいのですが、この点を変えて欲しいというご意見がありましたら、是非コメント欄かメール(gogonyanta@excite.co.jp)にお願いします。

ただですね、募集はするのですが、そのご要望をすぐに反映できるかは確約できないので、その点はご了承ください。申し訳ないです。


※この記事はしばらくトップに居座ります。



【追記】2008.11.29
長らくトップにあり、読み辛くて申し訳ありません。

たくさんの祝福や励ましの言葉、有益なアドバイスをありがとうございました。嬉しかったです。

さて、gozenwankoさんから"読者にお勧めしたい作品を一度まとめて頂きたい"との案を頂き、なるほど面白そうだと早速作ってみました。カテゴリー内の「お勧めの逸品」という記事です。完成にはほど遠いですが、暇な時を見つけて少しずつ充実させていくつもりです。

作者:gogonyanta

更新日:2008年12月4日 23時59分

このブログのホーム

SEAMO『SCRAP & BUILD』


2008年11月26日リリースの4枚目のアルバム。

SEAMOはよく働く。KREVAはサードアルバムで一息ついたけれど、彼は1年ちょっとのインターバルで4枚目を出してきた。その間にはカップリング集も出したり、ずいぶんと頑張り屋さんだ。

アルバムの前半に顕著なテーマは、勇気を持って前に歩き出せ。背中がかゆくなり始めるのは多分いい年の大人なのに無駄な抵抗をしている証拠なのだと思う。自分でも分かっている。前向きなメッセージを発することは悪いことではない。むしろかっこいいことだと思う。例えその表現が分かりやすさにも程があるようなものだったとしても。

ちょっとしたお遊びスキットがあり(バイカル湖に笑ってしまった)、ハードなロックで雰囲気を変えた後は、恒例のエロネタ。一方で熱烈なラブソングもある。テーマとしてはほぼこれまで通りだが、M11「MOTHER」を挙げなければいけないだろう。

M11は題名通り、母への感謝をラップしたもので、アメリカにはこの手の曲はたくさんあるけれど、やはり日本語でラップされるとグッときてしまう。ちなみに最後のリリックはこうだ。"ずっと僕の母でいて ずっと元気でいて / あなたにはまだ仕事があるから 僕の親孝行受け取る仕事が・・・"。この曲を否定したら人間性を疑われかねない。奥ゆかしい日本人は心に秘して語らずという美徳もあるが、彼はさすがラッパーであり、ありがとうの気持ちを臆面もなくラップし、特大の感謝を捧げる。彼の母はきっと泣いて喜んだだろう。いつかこういう素直な心をもてる人間になりたいものだ。

全体を見れば、これまで以上にポップになった印象。前作がバラエティに富んだ作品でそれなりに楽しめたのとは反対に今作はいわゆるチャート向けラップの含有量が増加し、少しさびしさがある。DJ大自然トラックによるM5「Kick it out」ではシンプルなビートの上にヴァースが乗せられ、少しだけ楽しめたが、こうした曲はこれぐらいなのが残念。

M13「夏の忘れもの」はひょっとしたら新機軸なのかな。季節の移り変わりに少しだけ"僕と君"を絡めて、哀愁を込めたラップをする。これは良かった。でも良かったのはこの曲ぐらい。

作者:gogonyanta

更新日:2008年12月2日 23時59分

このブログのホーム

Leona Lewis『Spirit』


2007年11月12日リリースのファーストアルバム。

イギリスのオーディション番組「Xファクター」の第3シーズンの優勝者。アメリカでも今年4月にアルバムデビューし、今もM2「Better In Time」が長いことチャートインしているはず。8月の北京オリンピック閉会式ではLed ZeppelinのJimmy Page(一瞬QueenのBrian Mayと勘違いしてしまったのはここだけの話)とともに「Whole Lotta Love」を熱唱していた。

R&Bだと思って手に取ったのだけど、セリーヌ・ディオンだった。USA輸入盤を聴いたので、Akonが手掛けたM5「Forgive Me」が収録されていたがいまいち。J.R. Rotem(M2)や、Ne-Yoが作曲に携わったM4「I'm You」、StargateのM7「Angel」、Dallas AustinのM11「Whatever It Takes」などビッグネームが並ぶのだけど、オーディションでのドラマを知らない身には何ら面白味がなく、表現力の乏しい歌声に飽きること請け合い。

Salaam Remiが関わった曲が2曲あるらしく、そっちを聴いてみたかった。

作者:gogonyanta

更新日:2008年12月2日 23時59分

このブログのホーム

haiiro de rossi『True Blues』


2008年11月21日リリースのファーストアルバム。

発売日の翌日に手にして、それからずっと聴いている。最近は洋楽ヒップホップをよく聴いているせいか、スムースなライミングで紡がれる言葉を意味ではなく音として聴いていた。繰り返すうちにリリックも何となく頭に入ってきた。だいたいこんなことをラップしてるんだなぁといった程度ではあるけれど。

歌詞カードに書かれた"「風の中を歩く」と称される流麗なフロー"という紹介文に言い得て妙と感じた。語彙が豊富な上、言葉数の多いリリックを言葉遊びを絡め流暢にラップしていくスタイルは、リズム感の良さも相まって耳に心地良い。

大半のトラックはジャジートラックであり、中にはこれってただのジャズではというものもあるが、どれも洒脱だ。シングルとしても切られたOlive OilプロデュースのM6「Blueberry Or Apricot」は音の積み重ね方がユニークで、ラップともども気に入った。同じく先行シングルに収録されていたM13「Rachel」ではMichitaとの相性の良さを見せつけ、HIMUKIトラックのM14「Morning Stardust」、PrismaによるM8「Jam & Butter」辺りも楽しんで聴けた。


今回、記事を書くために歌詞カードを初めて見て驚いた。アルバムの印象が大きく変わってしまうほどだった。

日本語で書かれたリリックを読んでも何をいいたいのか分からないのだ。頭が悪いからと思いじっくり読んでもすんなり入ってこない。大江健三郎の小説を読んでいるのかと思った(投げ捨てたことがある)。

それまでは耳をなでる音として楽しんでいた言葉を、意味のある連なりとして捉えた途端、突然破綻をきたした。もちろん、意味を持たずに右から左へ抜けていく音楽があってもいいと思うし、haiiro de rossiの目指すラップがそれであるならばかなりの完成度だ。しかし、表現されている言葉の意味を味わってこそ日本語ラップの楽しみ方だと思っている人間には違和感を覚えた。歌詞カードに書かれた文字もまた"風の中を歩いてい"たのだ。

もちろん、記憶に残るラインはある。例えば、M11「Like Stanley Turrentine」での"Loveは女性の方が意味を知っているが 男でいる上で重要な物は Blues Feelingがまず思い浮かぶぜ"や、M14のフック、"もしもピアノが弾けたならば~"といった印象的なフレーズは確かにある。

ただ皮肉なことにたった1曲だけで参加したあるま──ハイイロの方がラップはうまい──が放つ、"鑑別所 同じ匂い"の方が耳にずっと残るのだ。

これはどういうことだろうと思っていたところに、ダースレイダーの日記を読んだら、興味深いことが書かれていた。12月2日の記事を簡単にまとめる。

Jay-Zの『Blue Print』を聴いていたところ、パンチラインの多さに思わずブログをメモ代わりにしてしまったほどで、次にOCの『SMOKES AND MIRRORS』を聴いたらあまり引っかかるものがなかった。OCのラップ自体はとてもうまいが、ラップの内容が面白くないのが原因ではと分析し、続けて変則リズムや3連ライム、小節を単語がまたぐフロウといったスキルを駆使し聞こえはいいけれど、ライムが入ってこない。一方で、Jay-Zはライムの構成が分かりやすく、ラップのテンション自体も普段話すときとあまり変わらないからでは、というラッパーならではの視点で書いていた。

レベルは違えど、ハイイロのこの作品にも同じことがいえるのかもしれない。ともかく、しっかりリリックは聴き取れているにもかかわらず、頭の中で意味のある文章にならない。響くものがない。喫茶店のBGMとしては最適かもしれないが、言葉・センテンスの意味でもって表現しようとする音楽を求める身としては少し違うと感じた。

M12「Be #ness」では、ダウンロードして手にする音楽ファイルや不正コピーファイルについて、"歌詞カード無しで知った口"をきくなとラップされる。それはある意味で正論だが、しかし本作自体は歌詞カードがあってもなくても同じだ。

大量に動員をかけられた言葉たちは、互いにリズムとしては繋がり意味を持つが、日本語としてはほとんど意味を持たない。非常にかわいそうな消費のされ方をしている。


最後。どうでもいいことだけど、"小春日和"は初冬のいかにも小春らしい穏やかで暖かい日和(大辞泉)のことをいうのであって、"芽吹く小春日和"という使われ方はどうなのだろう。まあでも冬に芽吹く植物(レンギョウとか)はあるので、大きく間違っているわけではないけれど。


*********************
2008.05.23 1st SG『blue berry or apricot ep』
2008.11.21 1st AL『True Blues』
2008.11.26 【Michita/Haiiro】AL『Soul Session』
*********************

作者:gogonyanta

更新日:2008年12月1日 23時59分

このブログのホーム

Trina『Still Da Baddest』


2008年4月1日リリースの4枚目のアルバム。

またフロリダの人だ。最近こんなんばっか聴いてるなぁ。ぶ厚いシンセ音が下世話に飾り立てるトラックが苦手なのだけど、この"ビャッチ姐さん"の作品には、完全にR&B路線の曲があったりと展開があり、すんなり聴けるのがいい。

Killer Mike参加のM5「Look Back at Me」のビートが面白い。いかにもつんのめるように置かれた敷石のようなビートがThe Neptunesの全盛期にチャートを賑わしていたヒット曲を思い出させる。骨組みの妙を楽しめるトラックは他にもMissy ElliottをフィーチャーしたM7「I Got a Bottle」に、PitbullとのM10「Stop Traffic」がある。この辺は好み。

R&B路線の曲では、Keyshia ColeとのM6「I Got a Thang for You」はなかなかの良曲だし、Shonie参加のM8「Wish I Never Met You」はよくあるタイプといってしまえばそれまでだけど、M6との落差が面白い。

なんでも元ストリッパーという経歴の持ち主で、下品なリリックを信条としているらしいが、確かにきれいな言葉を使っているとは思えないラップではあるものの、意味が通じないので気にならないし、反対に歯切れのよいフロウは好ましいぐらいだ。


******************
2000.03.07 1st AL『Da Baddest Bitch』
2002.08.27 2nd AL『Diamond Princess』
2005.10.04 3rd AL『Glamorest Life』
2008.04.01 4th AL『Still da Baddest』
******************

作者:gogonyanta

更新日:2008年12月1日 23時59分

このブログのホーム

ブラインドネス / Blindness


96点/100点満点中

日本、ブラジル、カナダによる合作。『シティ・オブ・ゴッド』のフェルナンド・メイレレスが監督。2008年公開作品。

************************************
突然視力を失い、目の前が真っ白になる症状の患者が各地に続出し、混乱が広がる。感染症の疑いが濃厚となり、政府は発症者をかつて精神病院だった隔離病棟へと強制収容していく。最初の患者を診た医者もやはり失明し、隔離病棟送りとなるが、その際、医者の妻は失明したフリをして夫に付き添う。彼女だけがなぜか失明を免れていた。やがて隔離病棟内は殺伐とし始めるが・・・。
************************************

まずジュリアン・ムーアが不安の種だった。恋愛ものや感動ものはいざ知らずサスペンスやSFに彼女が出てくるとたいてい失敗作だったからだ。『ハンニバル』、『フォーガットン』、『トゥモロー・ワールド』。どれもあんまりな出来で彼女の名前がクレジットされた作品は私にとって黄色信号が灯ったも同然だった。

が、今回は彼女の演技力、特にスッピンですかと思うような肌のさらし方は潔く、演技に説得力が生まれた。いい女優さんなんだと初めてぐらいに思った。そのおかげもあり、風呂敷を広げるパニック映画にリアルさが増した。

ノーベル賞作家が書いたという原作はどうなのかは知らないが、本作は基本的には、『蠅の王』であり、最近の映画でいえば『ミスト』と同じに、閉塞空間に閉じ込められた人間が己の本性をむき出しにしていくというものである。やや私にはえぐすぎる表現(お前は目が見えるんだから戦えよ、というシーン)もあったものの、概ね楽しんで見られた。設定上ふに落ちないところもあるにはあるが、まあそこは人間を描くことが主題と考えれば無視することもできる。そういえば見ながら「蜘蛛の糸」がふと脳裏をよぎったことを今思い出した。

広げた風呂敷を畳むラストでひょっとしたら賛否両論があるのかもしれない。私はもっと悲劇でも良かったかなと思えたけれど、あれはあれでオーケー。だからあまり不満を抱くことなく見られた。いいディザスター・ムービーだと思う。おかしな表現だけど。

唯一問題があるとすれば、最初に失明した男を演じた伊勢谷友介は日本語をしゃべるなってことぐらいか。英語を話す分には、発音の良し悪しが分からないのでまだ我慢できるが、日本語で話される大根ぶりが浮き彫りになり苦痛。それと木村佳乃と日本語で会話するシーンに日本語字幕が出るのはどうして。昨今のテレビの悪しき流れなのかどうか分からないけれど、コントに字幕が出るのと同じぐらいにアホなことだ。

作者:gogonyanta

更新日:2008年12月1日 23時59分

このブログのホーム

トロピック・サンダー/史上最低の作戦 / Tropic Thunder


100点/100点満点中

ベン・スティラーが監督・制作・脚本・主演も務めた、2008年公開作品。

************************************
ベトナム戦争で英雄的な活躍をした米国人兵士の回顧録『トロピック・サンダー』が映画化されることになり、落ち目のアクション俳優タグ・スピードマン、オナラ芸人ジェフ・ポートノイ、黒人に成りきるために手術で皮膚を黒くしてしまった過剰な演技派俳優カーク・ラザラス、といったクセ者たちが集まるも、俳優たちのわがままで一向に撮影が進まない。困り果てた監督は、原作者の助言で実際のジャングルで撮影を再開することにするが・・・。
************************************

オープニングの様々なクレジットシーンからして大笑いしていたのだけど、最後の最後、トム・クルーズのダンスにやられた。あんたは本当にスターだ。色々かき立てられているけれど、お間抜けな役をやったときのあんたほどかっこいい俳優はいない。思えば『マグノリア』でも彼のダンスは光っていたわけで、今回もLudacrisの「Get Back」(このPVの監督ってスパイク・ジョーンズなのね)に合わせてひとり孤独に踊るあんたがいたからこそ100点満点だ。

アメリカンジョークが飛び交うコテコテのギャグ映画──「絶叫計画」のたぐい──だったらどうしようかと思っていたけれど、いやいやお見逸れしましたといった完璧な出来だった。名作のパロディも笑えるし、ハリウッドへの皮肉も痛快、くどくなりがちなジャック・ブラックは手綱をしっかり握られていて、要所要所で炸裂させていたので鼻白むことなく楽しめたし、ブラックジョークにウィットと様々な笑いが詰め込められている。

さらに、伏線がこれでもかと張られていて、見事にドカンドカン決まるものだから見事。大もととなっている映画『地獄の黙示録』をなぞらえる辺り(タグとカーク大佐)は秀逸。脚本が本当にすばらしい。ベン・スティラー、ジャック・ブラック、ロバート・ダウニー・Jr、それに影の主役トム・クルーズ、それと忘れてはいけないマシュー・マコノヒーと、豪華な俳優陣なのだけど、それぞれ見せ場があり、新人にも場を与え、盛り沢山なのに107分で収めるって驚異的だと思う。

俳優のわがまま話はよく漏れ伝わってくるものだけど、制作陣の話はあまり聞かないから余計に楽しめた。みんな積もりに積もった憤りからあれだけ嫌みな演技ができたんだと思うとさらに笑える。ブラッカイマーとかあんな感じなのかしら。映画のために死人が出てもヒットすればいいとかいいそうだもんなぁ。やっぱりトム・クルーズだ。Flo Ridaの「Low」が初めていいと思えたあのダンスシーンも最高。でも、ラストシーンで眼鏡を外すまでトム・クルーズだって分からなかったのだけど。

笑いの要素、脚本、演技。もうひとつカメラも良かった。カットの冴えがあるから要素だらけの映画だったにもかかわらず、観客ははっきりと今見るべきシーンを認識して笑えたのだと思う。

いやぁ、面白かった。

作者:gogonyanta

更新日:2008年12月1日 23時59分

このブログのホーム

The Telephones『Love & DISCO E.P.』


2008年11月19日リリースのセカンドミニアルバム。

2005年結成。ギターボーカルの石毛輝、ベース・長島涼平、シンセ・岡本伸明、ドラム・松本誠治という4人組バンド。

前半の2曲はガレージロックを思い起こさせるようなハードな曲調で、表題曲のM3からはディスコティークなロックへ。全て英語の歌詞を子供声のボーカルが叫ぶように歌う。タワレコでの扱いが大きく、評価は高いのかもしれないが、少しも琴線に触れることはなかった。

そもそも彼らの作品を手に取ったのは、HMVのHPにアップされているavengers in sci-fiのインタビューの中で、"気になってるバンド・良く聴いているバンド"として取り上げられていたからなのだけど、その同じインタビューの中でavengers in sci-fiの木幡太郎が、"周りからは海外向きだよっていわれることもあります"と答えている。両方聞き比べて思ったのは、どちらかというとこっちのザ・テレフォンズの方が海外向きだなぁということ。


************************
2007.04.04 1st mini AL『we are the handclaps E.P.』
2008.01.23 1st AL『JAPAN』
2008.11.19 2nd mini AL『Love & DISCO E.P.』
************************

作者:gogonyanta

更新日:2008年11月30日 23時59分

このブログのホーム

デス・レース / Death Race


84点/100点満点中

ロジャー・コーマン製作の『デス・レース2000年』を「バイオハザード」シリーズのポール・W・S・アンダーソン監督がリメイク。2008年公開作品。

************************************
2012年、失業率も犯罪も増加の一途をたどるアメリカ。孤島の刑務所ターミナル・アイランドでは"デス・レース"が開催され、莫大な収益を得ていた。囚人がドライバーを務め、5勝を挙げた勝者には自由が与えられ、敗者には死が待っているというサバイバルレース。そこにかつてレーサーで、今は妻殺しの濡れ衣を着せられたエイムズが参加することになるが・・・。
************************************

予告編で流れていたGuns N' Rosesの「Welcome to the Jungle」が使われてないじゃん。それだけでもかなりの減点。

それとオリジナルがあってのリメイクということで、どうしても比較は避けられない。設定の変更は、人をひき殺し、それで得たポイントで勝敗を競いながら大陸を横断するという公道レースから、刑務所内での囚人によるレースになったことだ。オリジナルの『デス・レース2000年』にあった馬鹿馬鹿しくも良識人をあざ笑う非道徳さが影を潜めてしまったのは非常に残念。囚人たちがどうなろうがかまわないわけで、面白みは半減以上のマイナス。

しかも少しずつ謎が明かされていく展開で興味を惹きつけようとはするものの、肝心のレース自体に大きな仕掛けがあるわけでもなく、次第に飽きてきて途中で睡魔に襲われた。

最近の流行だかなんだか知らないが、近接してのカーチェイスの撮影は見にくいことこの上ない。迫力を出すためなのだろうが、このやり方もいい加減飽きてきた。

オチの安直さにもうんざり。封切り2日目の最終回に新宿ミラノで見たのだけど、1000人以上収容できる館内に観客はほんの40人ぐらいで、内容以上に寒々しかった。先日の『1408号室』も同じような状況だったわけで、洋画ってホント人気ないみたいね。

作者:gogonyanta

更新日:2008年11月30日 23時59分

このブログのホーム

ノアパパスウィーツ / ケーキ(阿佐ヶ谷)


ノアパパスウィーツ。

中杉通りに新しくできたケーキ屋さん。新しくといっても9月ぐらいか。同じケーキ屋さんの「Sugar Rose」から50mほど南阿佐ヶ谷寄り。阿佐ヶ谷の名店のひとつともいえる店の近くに開くなんてなかなか強気だけど、並んでいたので繁盛はしているみたい。

イチゴのショートケーキ(ガトー・オ・フレーズ)を注文。470円。さっぱりした甘さのため、もう少し濃厚でもいいかもしれないけれど、これはこれで美味。ただ隣の名店より勝っているのは味よりも値段なのは確か。あと、ショーウインドウを見て、どれを食べようかなと選ぶときの楽しさはシュガーローゼの方が断然上。接客はノアパパだけど。

ちょっとした記念日には「シュガーローゼ」で、普段の日はここ、という使い分けかな。


***********************
ノアパパスウィーツ
住所:東京都杉並区阿佐ヶ谷南1-35-23 横川ビル102
電話:03-3314-3402
時間:
定休日:
***********************

作者:gogonyanta

更新日:2008年11月30日 23時59分

このブログのホーム

術ノ穴 PRESENTS キリコ『BLAST』RELEASE PARTY@渋谷PLUG

ほんの少し仮眠をとるつもりが不覚にも熟睡してしまい、起きたら深夜0時半。電車もなく、自転車を走らせることに。0時スタートなので、どんな具合かまったく読めず懸命にこいでいたら1時19分に到着。31分は自己ベストだ。ちょっと嬉しい。

慌てて降りていき、エントランスをくぐるとステージではもうオロカモノポテチがライブをしていた。壁に貼られたタイムテーブルを見ると、dotamaは1番手だったようで見られずじまい。残念無念。


【オロカモノポテチ】 ~01:25
気を取り直して、オロカモノポテチのライブを見入る。先月の頭に学祭で見た悲惨なステージよりもずっとマシなラップをしていた。まあ、あれは条件が悪かっただけだとは思うけれど。満員のフロアはしっかりオロカモノポテチの声に反応しているし、辛口なトークも冴えていた。

"fragmentの正しいビートの乗り方はこうだ。聞いてるか、キリコ"との言葉で、「僕はラッパー」をやって終了。野外とは違いフラグメントのバキバキのビートは拡散することがないので、存分に楽しめた。

・よあけまえ
・僕はラッパー


【あるぱちかぶと】 01:25~01:52
次は同じSLYE RECORDSから、オロカモノポテチの言葉を借りれば、"ポエトリーウェポン"こと、あるぱちかぶと。

アップルストアでのインストアライブを春先に見たことがあったけれど、あのときよりもずっと良くなっている。丁寧にラップされた言葉のひとつひとつが確実に届く。真摯さが伝わってくる声質もすばらしい。

人の一生を1日にして描いてみたという「完璧な一日」ではこれまでとは違う、リズミカルなフロウが聴けた。降神の志人、特に「円都家族」辺りを連想させるフロウはなかなか魅力的だ。アルバムが待ち遠しい。

"毎日毎日ベロ出して、落ちてくる比喩を受け止めて、詰めてヴァースにした"という「故障かなと思ったら」はフラグメント・ビート。SLYE RECORDSの面々に行き渡っているよう。

"修正液で消した誤りを裏っ返して見透かそうとするようないやらしさだったり
 骨折シーンにズームですり寄って スローにして見せるぐらい迷惑な計らい
 持ち帰った冷たい期限切れの弁当の底くらい浅はかで くるぶしもつからない(?)
 電線にとまるカラスぐらいあざとく ネズミ取りに明け暮れる白バイみたいにめざとい"

まず最初にアカペラで始めた。シンと静まりかえったPLUGのフロアに清々しいラップが響く。いくつもの印象的なフレーズが踊る。"21世紀の親指ぐらいせわしなくて"、"裁判みたいに進まない宿題ににらまれる"、"たんぼ道にポツンと佇んだ自動販売機のような孤独を紐解くと"、"黄昏の理科室のように心を揺さぶって"。この曲が残念なのはフックが弱いことか。ヴァースの良さがフックで木っ端微塵になる。

"行きずりの指切りが夜霧にふとよぎるとき~"で始まる1ヴァースほどをアカペラで披露した後に、そのままMichitaのアルバムに入っていた「頭"」へ。


やや硬質な声、しかしそれゆえに若さが持つ生真面目さといったものを内包させている。そして、あの時あの一瞬に抱くも、すぐさま身を翻し姿を消そうとする儚い感情の尻尾を懸命に捕まえんと言葉を繰り出し、リリックとして定着させている楽曲には言葉の重みが宿っている。とてもいい。

1.kalashnikov
2.完璧な一日
3.故障かなと思ったら
4.?(アカペラ)
5.頭"


【haiiro de rossi】 01:54~02:11

このライブを見るまで、あるぱちかぶととhaiiro de rossiは自分の中でかぶるところがあった。最近ハイイロのアルバムをずっと聴いているので、あるぱちかぶとを紹介するオロカモノポテチの言葉──"ポエトリーウェポン"──を最初に耳にしたときは、それってハイイロのことを指すのではと思った。が、いざハイイロのステージが始まるとなるほどと納得できた。

ハイイロもまたクオリティの高いライブを見せた。音源で聴けるのと同じラップを披露し、アップルストアの時とは違い、フロアにしっかり届かせていた。キャップを目深にかぶり、ジャケットを羽織った彼のライブは、CDの中ジャケを見たときにうすうす感じてはいたけれど、ナルシストそうな性格がそのまま出ている。

かっこいいとは思う。言葉を鋭利な刃物のように尖らせ放つ。その様は非常に男前だ。私はソロアルバムしか聴いていなかったわけだけど、そこでの内省的な青年といった印象とは大きく異なり、自身のポテンシャルを知った上での傲慢さがどことなく嗅ぎ取れるパフォーマンスは華があった。見映えの良さもあり、売れるとしたらこういう人なのかもとも思った。

最後の曲に入る前に、"もしもヒップホップマナーみたいなものが日本にあるとすれば、俺ん中ではこういう場所に呼んでもらったんだから、俺はヤベー仲間を紹介することしかできないし"とのMCがあり、その言葉に導かれてぞろぞろと7人がステージに上がった。ソロアルバムに収録されていた「KAIROS」。彼らがRainy Channel Posseのようだ。どのラッパーもここまでの4曲でハイイロが作り出していた濃い空気を切り崩してしまうレベルしかなく、やや鼻白んでしまったのだけど、まあふたり目の"ドーバー海峡"云々とラップしていた人が良かったか。

最後の最後でアレってな感じになってしまったが、この時期のハイイロを見られたのは良かった。今後フロウがどう増えていくのかも楽しみ。

1.Jam & Butter
2.Soul Session
3.Turn of the tide
4.KAIROS feat. Rainy Channel Posse



【DJ DUCT】 02:11~02:27
日本語ラップも織り交ぜつつの短めのDJプレイ(サイドMCとしてステージに立っていた村上水軍は仕事らしい仕事をせず。何のためにステージ上にいたのだろう)を経て、メテオタイムへ。


【メテオ】 02:27~02:59

「気遣い気遣い」と「グアテマラの熱砂」は歌詞が飛んだのか1ヴァースずつ矢継ぎ早にやった後で、"「気遣い」からもう一度やっていいですか"とフロアに気を遣い、再び頭から始める。

声の張りは良いし、勢いのあるラップも絶好調を物語っているようだった。

けど、そんなときほど落とし穴はあるものだ。2回目の「気遣い気遣い」を無事に終え、キリコの勇気ある率直なリリックを讃え、「グアテマラの熱砂」を熱くアカペラで吐き出した後、たぶん軽い客いじりのつもりだったのだろうが、前列で腕組んで見ていた若者に声をかけた。

"何かそんなつまんなそうな顔をして俺に不満でもあるんスか"と語りかけ、その若者は"熱い"と答えたので、これはいいと思ったのか、さらに"刺されんのかと思ったよ。ナイフとか持ってないッスか"などの軽いやりとりがいくつかあった後に彼の名前を訊くと"207(ニイマルナナ)"と返事があり、メテオも"207に大きな拍手を"で締めて、そこで彼のことを絡めてフリースタイルをした。しかし、その最中に207は何を思ったのかいきなりステージに上がり、袖に置かれていたマイクを握ったのだ。

"俺は207~"と始めてしまい、メテオは戸惑いつつも面白いと思ったのだろう普段のサイファ−のつもりでやりとりしようとするが、どうやら規格外の人──まさに"とんでもない"人を家に上げてしまった感じ──らしく全く噛み合わない。メテオも彼の耳に小声で段取りをささやくも焼け石に水状態。

前のめりな若手に翻弄される10年選手といった図がかなり面白く、フロアも大いに湧く。腹がよじれるかと思った。

どうにかステージを下がらせて、メテオが一席ぶった。"自分も昔、つ−かほんの4年ぐらい前まであんな奴だった。人のいうことなんか聞けねぇ。とりあえず自分が目立ちたい。昔グループやってたんだけど、そこにいたリーダーとかにもすげえ迷惑かけたし、自分だけがと思っていた。でも違うんだな。世の中いろんことがあって回ってる"。

しんみりいい話に持っていく辺りは経験がなせる技なのだろう。気を取り直して、acharuを上げて「食事と買い物」。さらにacharuのソロ曲「Touch The Sky」。甘いけど芯の強さそうな歌声がいい。

DEJI抜きでの「魔獄の分裂イントロ」。相変わらずイィゴのマイクの持ち方がいい。ラッパーらしくないところが素敵。

最後につっかえつっかえアカペラをやって終了。

これまで何度か見てきたライブの中で、この日のメテオが一番状態が良かった。それだけに207の出現は残念だった。面白いことは面白かったけれども、もっと曲に集中したメテオを見たかった。それと、リリック飛ばしなどはもう当たり前のようになっているけれど、本当にうまいラッパーたちにはそんなことはまずあり得ないわけで、その辺の練習不足に少し呆れたのも事実。ラップの勢いは良かっただけにもったいない。

1.気遣い気遣い ~もてなし野郎のブルース
2.グアテマラの熱砂 ~日没から夜明け~
3.207とのセッション
4.食事と買い物 feat. acharu
5.Touch The Sky/acharu
6.魔獄の分裂イントロ ~絶叫物件の悪夢の玄関
   feat. TAMU, AKIYAHEAD, WAX & イィゴ
7.?(アカペラ)



【YARMA】 03:02~03:23

dixionareedsとしても活躍する群馬のYARMA。キリコのアルバムを聴いてたときは思い出せなかったけれど、Hisomi-TNPのアルバムにも参加していたのね。しかもHisomi-TNPって結成当時のディクショナリーズに在籍していたらしい。

ライブの前半はヒップホップというよりもレゲエ。リリックの内容は趣味ではないものの、強引に割って入ってくるラップはメテオ以上の力があり、思わずステージに釘付けになる。うまいとかスキルがどうのとかそういった話ではなく、問答無用で聴かせる迫力がある。後半にひとり加わり、ディクショナリーズとしてやった曲も荒削りながらも息のあった掛け合いは見事だし、黒いグルーヴが良かった。


【オコジョnow+バルーンTHE200+生中】 03:24~03:47

ステージにのそっと上がってきたのはバルーンTHE200。初めて聞いたMC名だったとしても、これほど名は体を表わす例もないだろう。まさにバルーン。モヒカンで、巨大サイズのTシャツから見え隠れしている左腕の刺青、かけているサングラスのツルはギリギリ耳に当たるだけ。冗談かと思うような風船人形。そういえばジャケもすごかった。

そのバルーンが、"俺がバルーンだぜ はっきょい残った"と始めるものだから笑いが止まらない。"服屋に行ってもサイズがない"だとか、"飯時になったら頑張ろう"、"改札通るの一苦労 斜めにならなきゃ通過不能"だとか巨漢ネタで貫き通す。大阪も面白い人材を送り込んでくるものだ。残念なのは脂肪で喉が圧迫されているのか、声が聴き取りにくいこと。

次も期待に違わぬオモロなラッパーだった。日の丸が縫いつけられた上着に、パンチ頭で、哀川翔声のオコジョnowが"て~きや~"と始めた。大阪は濃いなぁ。的屋とお客さんという寸劇までやってた。"おっちゃん、キリコ君のCD出たん?"、"出たでぇ"、"そんなら俺買うわ"。曲の最後では、"つべこべいわずに銭もってこい!"。大盛り上がり。

"お肉MC ファック・ベジタリアン アイム・ニクタリアン 野菜は食いもんじゃなくて吸うもん"と今度は肉ネタで攻めてくるバルーン。リリックが明瞭に聴き取れればもっと笑えるのに残念。豚肉のロースが一番好きらしい。

"ヒップがプリプリ"という小ネタを差し挟みつつ、かたときも笑いをなくさないステージングで、失敗したときの対応も早く、ライブ慣れしている。

演歌をサンプリングしたトラックの上でふたりでラップした後は、同じ大阪の後輩なのかな、ダブルドラゴンというふたり組が2曲を披露。フックアップも分かるが面白いラッパーを連れてきて欲しい。よくあるたぐいの不良ラップでつまらない。

最後は、DJブースにいたオコジョが、"オコジョといったら何がある やっぱり見たいあれがある キリコ君リリースパーティ 久々に俺あれやっちゃうよ"と言い放ち、素っ裸になってステージに戻ってきた。最後の最後まで飽きさせない。大阪名物芸人魂なのかな。そういえばヒロトもライブでよく脱ぐと聞くけど、このオコジョみたいに小指の先ぐらいに縮こまっているものなのかしら。

ま、それはさておき、演歌というよりも軍歌なのかな、そんなトラックをバックに、"裸で来いやぁ!"と叫んだ後に元気いっぱいでラップ。"君が代聴けば涙を誘われ"とラップするぐらいなので、最後の最後で股の間から顔を出し、己の菊の花をさらすというパフォーマンスまでサービス。偉いなぁ。さすがお笑いの街代表。


【キリコ】 03:55~04:29

ようやく本日の主役登場。

ラップがうまかった。セカンドアルバムを聴いていてもしかしたらと思っていたけれど、生で聴いても良かった。奇抜なフロウと思われがちだが、しっかりリリックを届かせる非常に高い技術を持っているし、何よりライブの構成がよく練られていて、フロウで聴かせつつ笑いをもしっかりとるという緩急の付け方に見ごたえがあった。

Shing02の「400」のフックを巧みにカバーして、笑いを誘いながらそのまま「MCバトルを観て思うこと」に入るくだりや、「freedom jazz dance」でのコールアンドレスポンスも堂に入っていたし、セイホーもそつなくこなしていた。

その「freedom jazz dance」に行く前に、Ill-Bosstinoが憑依したかのように、"あるアングラのクソMCが俺にこういってきたんだよ"と始め、ハイイロについて敬意を表した後で、"だけど俺はこういう道を選んだんだ"とかっこつけつつ、曲に入った。見た目がアレだから、そのハードボイルドな言い草とのギャップが最高に面白い。

MADLIBのTシャツを着たキリコと共に"ジャズヒップホップ"を連呼。楽しい。

"ブラストが読みたいよ"と大きく印字された紙を無言でフロアに見せ、「BLAST廃刊」に突入。"AMEBREAKはまた俺のインタビューを取ってくれなかった。BLAST、全く成長がないなぁ、お馬鹿さんだよ"とのこと。

そして恒例(?)の2ちゃんねるのキリコスレッドの読み上げ。"今回こんなのがあったぞ。245番の訴える名無しさん。マジきもい。声とか聴くと鳥肌が立つ。161番の訴える名無しさん。動きがおかまっぽい"。フロア、爆笑。"250番の訴える名無しさん。高橋名人に似ている"。賛同の声で満ちる。"36番の訴える名無しさん。同じぶさいくでもダースと違って根暗っぷりが伝わってくる。194番の訴える名無しさん。dotamaもきもい"。幸せな笑いに包まれる。

"どう思う?"とフロアに問いかけると、帰ってきた返事は"そう思う"。ここから再びイルボスティーノがキリコに取り憑く。"何いってんだよ。そんなこといってんからお前はいつまでも芽が出ねぇんだよ。ヒップホップはやることやってる奴が正義なんだよ。昔すごかったとかキャリアとかは関係ねぇの。なぁ2チャンネラー、ストーリーを続けようぜ"。

間髪入れずに「耳を貸すべきMC達」へ。人の言葉で正義を語り、そのまま人のパンチラインを借用した曲というのが大いに笑わせる。しかも音源とは違いライムスターをしっかりサンプリングしていた。

"ヒップホップは最近はトラックがメインで、ヒップホップやラッパーは喫茶店のバックミュージックに成り下がった。リスナーたちはライミングやフロウや言葉選びなど全く気にしない時代になってきているのかもしれない。ただ巻き舌で、アメリカっぽかったり、それっぽかっただけで評価がされて。See? おかしな時代になっちまったよな。楽しみ方を全くわかっちゃいない"。

真面目にMCをしていたし、いってることも若干ボスが入ってはいるものの、的を射ているので頷いていたのだけど、"See?"はいけなかった。クスクス笑いが広がる。

そして、ラストの「愛するが故に私が出来る事」に。この日唯一の山彦フロウが聴けた曲で、まだまだ健在なのだなと嬉しくなる。結構クセになるから不思議。


1.ブラスト創刊
2.RECORD SURPLUS
3.400/Shing02(フックのみ)
4.MCバトルを観て思うこと
5.HIPHOP JUNKIE
6.freedom jazz dance
7.JAZZMATAZZ feat. YARMA
8.ブラスト廃刊
9.ありがとう。名無しの2チャンネラー諸君
          (スレッド読み上げのみ)
10.耳を貸すべきMC達
11.愛するが故に私が出来る事


キリコ、疲れて息を整えるの図



トリのキリコは圧倒的なライブだったし、その他のメンツもスタイルがかぶることなく己のスタイルを追求しているラッパーたちばかりだったので、それぞれの味を楽しめた。メテオは不幸だったかもしれないが、他人のハプニングは蜜の味で大いに笑わせてもらったし、SLYE RECORDSの面々の成長ぶりも確認できた。大阪のふたりは強烈だったし、群馬のYARMAとその仲間も熱かった。いいイベントだった。満足。

作者:gogonyanta

更新日:2008年11月30日 0時0分

このブログのホーム

SATOMI'『「Joy of Love -SEXY-SYNTHESIZER REMIX-』


2008年11月26日リリースのダウンロード限定シングル。

"8bitダンスサウンドに生まれ変わった"とあり、何のことと思いつつとりあえず聴いてみる。なるほど昔のピコピコいっていた時代のゲームミュージックの要素を取り入れた音のことなのね、「8bitサウンド」というのは。

へー以外のどんな感想を持てばいいのか分からない。ひとまず知識をひとつ手に入れた。その程度の出来。

作者:gogonyanta

更新日:2008年11月29日 23時59分

このブログのホーム

榎本くるみ『冒険彗星』


2008年11月26日リリースの13枚目のシングル。

3曲ともBUMP OF CHICKENの藤原基央がMORと共に作詞作曲、ついでにプロデュースも携わっている。表題曲のM1は自分らでやった方がいいではないかというぐらいバンプ臭が漂う。藤原基央の作る歌詞は彼にしか歌えない物語なのだから、彼女に作らせるべきだったと思う。

歌手としての素材がいいだけに、早くその素材を生かすプロデューサーに出会えればいいのに。1作目を手掛けたMORもそれほどいい仕事をしたとは思えない。気の毒になるぐらい緊張しながらトークをする歌番組を見ながら思った。



どうでもいいことなのだけど、彼女が出ていた同じ枠で、Lil'Bという1MC1シンガーの女性ふたり組も出ていた。あれは何の冗談なのだろう。ギャル系雑誌の読者モデルにとりあえずラップをさせてみました、売れたらラッキーみたいな安直さが噴き出してくるステージに思わず早送りをした。ああいう安価なグループが出てくるということは日本におけるヒップホップの定着ぶりがよく分かる。頑張ってくれよ、日本語ラップ。大掃除されちゃうぞ。

作者:gogonyanta

更新日:2008年11月29日 23時59分

このブログのホーム

Takatsuki、AUX&まつきあゆむ@なみのゆ


高円寺の銭湯・なみのゆで行われた「湯フェス Vol.3」に行ってきた。「おふろ★FUNK」をテーマに3組のアーティスト──Takatsuki、まつきあゆむ、京都からAUXが集まり、独自のファンク解釈を聴かせてくれた。

この企画が面白いのはマイクなしで行われたことだ。ラッパーはすぐにワンマイクと口走るけれど、ヒップホップに限らずとも多くのポップミュージックの担い手はマイクという自分の声を電気で増幅させる機械の恩恵に与り、胡座をかいてきた。クラシックとは違い、ほとんどのミュージシャンはマイクがなければ様にならない声量しかないだろう。

フェスの企画者は、銭湯なのだから普通の会場よりも声の通りがいいだろうとの考えのもとで始めたのかもしれないが、いくら銭湯とはいえ、いくらなみのゆが普通サイズの浴室とはいえ、それなりの声量がなければ心地良く響かすことはできない。

今回の3組もマイクなしの状況ではさすがに辛そうだった。反響を最大限に活かすところまではいかずに、歌声の味で勝負していた。まあオペラとは違うわけで、ポップミュージックは声量だけで評価されるものではないにしろ、それでもある程度の実力が出てしまう条件のフェスはある意味で面白く感じた。


【Takatsuki】15:34~16:21

1番手はヒップホップを代表してSMRYTRPS/SUIKAのタカツキ。

1曲目から新曲で、短いながらもこれから始まるタカツキのライブという小旅行の始まりを告げる。リリックは2008年4月21日付のトイズファクトリーに置かれた日記に、「ウサギの旅行代理店 (アカツキ・コンダクター)」というタイトルが付けられアップされているもの。

"遠く遠くへ 僕らと行こう / 思い立ったら 旅の始まり
 つれていくのさ 荷物置き去り / ダイアリーはまっさら物語
 そうさ泣いたり 超笑ったり / とにかく遠くへ共に行こう
 今度の旅はかなりけったい / でもあなたが来なけりゃ始まらない
 宵待ち草の酔い醒めぬ間に 寄り道して拾うよいの明星
 旅は学校 鍵を探そう / ほら子供の表情が窓の向こう
 科学者 真紅のリクシャー 哲学にひかせて片道いくら?
 シャーマン/代理店/旅行会社 / ようこそ アカツキ・コンダクター"

"世界で一番ゆる~いヒップホップへ招待するよ"とのMCに、ウッドベースをつま弾きながら、タカツキの温かみのあるラップが続く。しかし、フロウがソウル方面に向かいかけるときには若干狙いすぎを感じるのは、マイクがないせいなのか。

セカンドアルバム収録の「フウライボウ」を経て、"悲しい時に浮かぶのはいつでも君の顔だったよ"というフィッシュマンズの「いかれたBaby」の1節が差し込まれる新曲へ。フックは"どうしてそんな顔をする Miss Blue Daisy"。

「風の在処」は、英詩バージョンの「Original of the Wind」(サードに収録)にフックだけ日本語詩で披露。ライブでこの曲を聴くのは初めてなのだけど、毎回このパターンなのかな。けったいな発音の英語がなかなかユニーク。でもセカンドに入っている日本語詩バージョンで聴きたかったかも。

最近再びいいかげん熱が高まってきたというMCと共に、"いいかげんは良い加減という意味だ"と自己肯定しつつ、リリックにある"つうかいエブリディきこえるまでー"は関西のローカル番組の「痛快! エブリデイ」という平日の10時ぐらいから始まる番組のことだという説明もしてくれた。ずいぶん長いことこの曲を聴いてきたけれど、初めて知り思わずへーとなる。

バスタブに敷かれた板敷きの上で、いいかげんダンスを素足でちょっとやりにくそうに披露しながらの「いいかげんなひと」。ウッドベースがかなり重たそう。でもいい加減こそが一等いいのだ。

"ものすごく強面のラッパー"(ATOMもずいぶんないわれよう)と『崖の上のポニョ』を見に行き、思い出したのは自分の生まれ故郷だったとの言葉に導かれて始まったのは「ショウイチ君と赤いスイカ」。アカペラバージョン。キリコが新譜でタイトルをラップしていたけれど、このリリックは情景が目に浮かぶし、何より赤くて甘いスイカが食べたくなる。この瞬間に来て良かったなと思えた。

"アルバムは来年ぐらいには出せたらいいな"とのMCがあり、嬉しくなる。だいぶ前に出たコラボ作品以来のアルバムになるわけだし楽しみだ。「チャイ屋」に続く、「ウサギの代理店」も入るのだろうか。本当はナレーションも入るみたいだし、音源でじっくり聴きたい。

"レコーディング中に昼寝してたら、枕元にマイルス・デイヴィスがやって来て、お前、この曲をやるんだったら俺にやらせろや"といわれ、出来上がったという「マイルスの景色(?)」を披露。タカツキらしい旅と音楽を絡めたリリックで、音源にはいるなら今回のようなシンプルなアレンジで聴きたいと思った。タカツキの音楽を聴いていると、どこか旅に出たいという欲求に駆られるからいけない。

お馴染みの「同じ月を見ている」をやって終わるつもりだったようだけど、最後の最後に練習ではうまくいかずやるつもりはなかったという井上陽水の「最後のニュース」のカバーをやってくれた。もともとラップっぽいというかトーキングブルースなわけで、いい具合にはまっていて面白く聴けた。あんちょこを見ながらの演奏になっていたけれど、見ずに自分のものにできればもっと良くなるはず。また聴いてみたい。

最後は、"おやすみ"で終了。

1.ウサギの旅行代理店
   (アカツキ・コンダクター)(新曲)
2.フウライボウ
3.?(新曲)
4.Original of the Wind
5.いいかげんなひと
6.ショウイチ君と赤いスイカ
7.マイルスの景色(?)(新曲)
8.同じ月を見ている
9.最後のニュース/井上陽水



【まつきあゆむ】16:36~17:02

宅録の人ということだけは知っていた。それ以外は何も知らず、先入観なしで音を楽しんだ。親しみやすいメロディを紡いでいたし、身近な題材を歌う歌詞はなかなか面白く感じた。

基本的にはギター1本で歌うスタイルは、もしかしたら音源では違うのかもしれないけれど、一本調子なところもあり、最後の方では眠くなってしまったのも確か。とはいえ、ここからブレイクビーツをうまいこと導入したのがBeckだったりしたことを思えば、今後ちょっと素敵な展開があるのかもと想像してみたり。


【AUX】17:33~18:01

紹介文によれば、"濃ゆ~い京都ミュージックシーンの重鎮にして最先端"というAUX。本来はバンド形態らしいのだけど、その中からボーカルのYO森島とキーボードのSANAEがアコースティックユニットとしてライブした。

いやぁ、ファンク。直前にライブをしたまつきあゆむがファンクという音楽が分からず、ネットで調べてみたら、"ファンクという言葉を正確に日本語に訳すことはできない"とあったらしいが、ファンクとはAUXが奏でていた音楽をいうのだと思う。

熟成された濃厚なファンクがふたりの体からにじみ出ていた。ジョージ・クリントン直系のアホな歌詞も素敵だし、ファンキーなスキャットだけで体が踊りだす。リズムはYO森島のアコースティックギターと、SANAEが持つパチカだけ。これと発声だけでグルーヴを生み出すのだ。いい音楽を聴いた。スガシカオなんかよりもずっと泥臭いファンクネスがあって、楽しめた。いやぁいい。


三者三様の音楽であっという間だった。都内銭湯の活性化を目的として始められたイベントらしいのだけど、アットホームな会場作りもいいし、豚汁(だったはず)も安くて具だくさんでおいしくて、良かった。参加メンバーによってはまた行きたい。

作者:gogonyanta

更新日:2008年11月29日 23時59分

このブログのホーム

flumpool『Unreal』


2008年11月19日リリースのファーストミニアルバム。

2007年結成。ギターボーカルの山村隆太、ギター・阪井一生、ベース・尼川元気、ドラム・小倉誠司による4人組バンド。flumpool(フランプール)というけったいなバンド名はウィキによると、"英語で4(メンバー数)を意味する「four」の頭文字から「f」、塊を意味する「lump」、溜まりを意味する「pool」を合わせた造語"とのこと。

iPodのCMとまではさすがにいかないけれど、日本国内に限定すればauのLISMOのCM効果は大きい。大量オンエアーによるということも確かにあるのだろうが、Superflyの成功例もあり、有望な新人を発掘してくるというブランドすら確立していると思う。

さて、このフランプールもリズモのCM曲として「花になれ」が使われ、本作は初登場第2位と健闘している。まあこの曲自体はバンド名義の作詞作曲ではなく、現在、中島美嘉が久々にヒットさせている「ORION」の作詞作曲を担った百田留衣によるもので、バンドとしてはもしかしたら忸怩たるものがあるのかもしれないけれど。

本作を聴いても、正直傑出した才能は感じられない。とても平均的なアレンジに、凡庸な演奏で、たいしたことのないメロディを紡ぐ。ただ、ボーカルの顔と声だけがいい。顔については置いておくとして、耳にスッと入ってくる声が非常にいい。「花になれ」のメロディもどうってことのない出来だと思うが、あの曲をヒットさせたのはこの声があったからだ。

それと、陳腐であることを恐れない歌詞が彼の良さを補強する。"夢だけを信じ 歩いてゆこう"なんていう今時誰が書くのだろうと思うような歌詞が本作の至る所に見られ、とても分かりやすい。分かりやすいことは売れるということだ。覚悟を決めたバンドなのだろう。


決してけなしているわけではなく、Mr.Childrenに代表されるようなメジャーな佇まいを持ち、華のある正統派ロックバンドの若手がようやく出てきたのかなと嬉しいのだ。いわゆるロックファンの琴線だけを振るわせるのではなく、もっと訴求力の大きいバンドになりそうだと期待してしまう。ロックのフォーマットのままでだ。

BUMP OF CHICKENは勝手に大御所然として寡作になってしまったし、アンダーグラフは出だしこそ良かったものの、その後が続かなかった(でも今の方が音自体は面白い)。レミオロメンは明らかに失敗だし、ASIAN KUNG-FU GENERATIONは今のまま泥水を飲むつもりはないだろうし、Bass Ball Bearはイマイチな方向に向かっている。本当はオトナモードがこの位置にいけるのかなとも思っていたのだけど、足踏みを続けている状況だ。

メロディが書けなければどうしようもないとは思うけれど、アミューズという大きな事務所の最大限の後押しをしっかり結果として残したわけで、続けて頑張って欲しい。

作者:gogonyanta

更新日:2008年11月28日 23時59分

このブログのホーム

3周年です。

作者:

更新日:

このブログのホーム

SEAMO『SCRAP & BUILD』

作者:

更新日:

このブログのホーム

Leona Lewis『Spirit』

作者:

更新日:

このブログのホーム

haiiro de rossi『True Blues』

作者:

更新日:

このブログのホーム

Trina『Still Da Baddest』

作者:

更新日:

このブログのホーム

ブラインドネス / Blindness

作者:

更新日:

このブログのホーム

トロピック・サンダー/史上最低の作戦 / Tropic Thunder

作者:

更新日:

このブログのホーム

The Telephones『Love & DISCO E.P.』

作者:

更新日:

このブログのホーム

デス・レース / Death Race

作者:

更新日:

このブログのホーム

ノアパパスウィーツ / ケーキ(阿佐ヶ谷)

作者:

更新日:

このブログのホーム

術ノ穴 PRESENTS キリコ『BLAST』RELEASE PARTY@渋谷PLUG

作者:

更新日:

このブログのホーム

SATOMI'『「Joy of Love -SEXY-SYNTHESIZER REMIX-』

作者:

更新日:

このブログのホーム

榎本くるみ『冒険彗星』

作者:

更新日:

このブログのホーム

Takatsuki、AUX&まつきあゆむ@なみのゆ

作者:

更新日:

このブログのホーム

flumpool『Unreal』

作者:

更新日:

このブログのホーム