メニュー

関連ページリンク

トップ > social > social - 人気ブログ(Blog)検索結果詳細 (2008年12月2日 2時)

地域経済とは?

現在ベンベヌート・サロンの分科会において地域活性化をテーマに掲げてますが,その中でも役に立ちそうな書籍を幾つか見つけたので紹介したいと思います.

ただ,購入はしたものの読み終えてないものが殆どですので,真に申し訳ないですがレビューは記載できません.
章立て等の質問があれば,遠慮なくメールをお送り下さい.


21世紀の地域社会活性化と中小企業 (日本中小企業学会論集)
21世紀の地域社会活性化と中小企業 (日本中小企業学会論集)


新版 地域産業論―産業の地域化を求めて
新版 地域産業論―産業の地域化を求めて


地域構造論の軌跡と展望 (MINERVA現代経済学叢書)
地域構造論の軌跡と展望 (MINERVA現代経済学叢書)


しょうちゅう業界の未来戦略―アジアの中の本格焼酎 (MINERVA BUSINESS LIBRARY)
しょうちゅう業界の未来戦略―アジアの中の本格焼酎 (MINERVA BUSINESS LIBRARY)


開発と自立の地域戦略―北海道活性化への道


創造地域ブランド―自立をめざしたまちづくり




画像が無い書籍もありますが,敢えて記載させて頂きました.





厚生経済学の理論だけでなく,上記のように事例研究も行った上で,「鹿児島は肥やすための中長期的戦略案」を練っていきたいと思います

作者:kagoshima_innovation

更新日:2008年12月1日 23時29分

このブログのホーム

『ブリ類養殖の産業組織―日本型養殖の展望』

 東町漁協のブリ輸出を調査・研究していますが、なぜ東町漁協が単一漁協として日本一になったのかという疑問について、これまでのブリ養殖業のあり方を産地間競争という枠組みで産業組織論からアプローチした研究書です。
 産業組織論という分野は詳しく知らなかったのですが、私が最近著した論文のアプローチも、実は、「産業組織論」的アプローチであったことが発覚しました。
 個人的には、「地場産業論」になかった独自のアプローチということで、自分なりに試行錯誤してたどり着いたのですが、既に相当程度確立された学問分野であることを知りました。
 製造業と水産業(養殖業)という性格を異にする産業分野であっても、分析やアプローチ手法を一度身に付ければ何でも応用可能で、そのためには分野を限定せず、貪欲に取り組むべきだと思いました。
 ところで、この本の内容ですが、ブリ養殖業を取り巻く環境を生産・流通・消費とそれぞれの面から焦点を当てており、水産経済学が素人の私にも理解しやすい記述で、大いに参考になりました。
 ただ、今後の展望ということで、東町漁協の生産体制に否定的な見解を述べていることについては、自身の論文でその問題点を指摘していきたいと考えています。(by Eiichi.K)

ブリ類養殖の産業組織―日本型養殖の展望

作者:kagoshima_innovation

更新日:2008年11月1日 6時1分

このブログのホーム

「地域力創造」全国市町村サミット2008 in 鹿児島

 平成20年11月19日(水)、20日(木)に、地域の活性化に積極的に取り組む市町村長が一堂に会し、特色ある取組事例の報告、課題の検討などを行い、相互に議論を深めることにより、全国各地において「魅力ある地方」の創出に向けた取組を促すことを目的とした標記サミットが鹿児島で開催されます。
 分科会で現地視察なども実施されるようなので、興味ある方は是非参加してみてください。要事前申し込み。(→http://www.pref.kagoshima.jp/kurashi-kankyo/chiiki/kozokaikaku/tokutiikisaisei080718.html)(by Eiichi.K)

作者:kagoshima_innovation

更新日:2008年10月29日 19時52分

このブログのホーム

第2回分科会の開催について

 10月26日(日)14:00~ ベンベヌート図書資料館において第2回分科会を開催しました。
 各人のテーマ設定や分析対象、資料のまとめ方など多くの課題が残されていますが、焦ることなく、毎回少しずつでも前進していければいいのではないかと思います。
 次回は11月29日(土)(「良い肉」の日)の開催予定です。(by会長)

【今回の主な内容】
・「産業連関表による地域経済分析‐鹿児島市を対象として‐」
・「地域とは何か」
・「企業誘致の考え方と地域活性化」
・「鹿児島県の観光における課題と対応方策」

作者:kagoshima_innovation

更新日:2008年10月27日 7時6分

このブログのホーム

茂木健一郎・波頭亮[2007]『日本人の精神と資本主義の倫理』(幻冬舎新書)

 マックス・ヴェーバーの理論著作を漁っていたところ、ヴェーバーの代表的著書『プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神』を明らかに意図したネーミングだったので、思わず購入しました。
 脳科学者の茂木氏と経営コンサルタント波頭氏の対談を内容としており、2時間くらいで読み終えることができましたが、その内容自体は非常に興味深いものでした。
 現代日本の経済至上主義の経済社会のあり方を批判しながら、そこから脱却するための生き方について具体的に言及しています。
 そして、その主張は私の主義・主張とも多く重なる部分もあり、共感をもって読むことができました。
 本書は読み方によっては、両氏の「プロフェッショナル論」ともとらえることができます。
 両氏は、大衆民主主義に対抗する軸として「ノーブレス・オブリージュ」を取り上げていますが、私は江戸時代以来の儒教倫理、ひいては「武士道」の価値をもう一度見直すことが必要でないかと考えています。
 経済至上主義で構築された社会システムの中で、逃げ出すことなく、精一杯戦っていく覚悟とエネルギーをもらえた1冊でした。(by Eiichi.K)

『日本人の精神と資本主義の倫理』

作者:kagoshima_innovation

更新日:2008年9月25日 22時22分

このブログのホーム

第1回分科会の開催

 ニュー・フェイス2名が参加した第1回分科会を無事開催し終えました。
 ベンベヌート・サロンを全体会と位置づけ、分科会は「かごしま地域戦略研究会」とより現場に近い戦略・政策を議論・研究の場としていくこととなりました。
 まだ設立したばかりで運営方法や進行などは模索状態ですが、回数を地道に重ねることで、より円滑な洗練されたスタイルになっていくのではないかと思いますので、参加者の皆様は、辛抱強く御参加ください。
 次回は10月26日(日)を予定しております。(by会長)

【今回の主な内容】
・「かごしま地域戦略研究会」規約について
・報告「鹿児島県政が抱える課題―PR戦略と隣接県との連携」
 ①地域コミュニティ
 ②観光と地域振興
 ③企業誘致と地域経済活性化


 

作者:kagoshima_innovation

更新日:2008年9月23日 23時17分

このブログのホーム

農業・農村問題と農協

 本日付の南日本新聞で小川共同農場会長が出稿した論説は、農協の現状の問題点を鋭く指摘しており、興味深く拝読しました。
 高付加価値な畜産物を生産するため、日夜、経営合理化に努め、資本集約型農業を目指す畜産農家の現場の声ということで説得力を感じました。
 私は、職務上、農協関連組織の関係者と接触・協議したこともありますが、公務員以上の官僚組織という“縦割り主義”を感じることもありました。
 農村地域に足を向ければ、農協の評価と非難は相半ばするような感じですが、個人的には、共済事業や葬祭業など農業協同組織としての使命に明確な関連性を持たない事業に注力していることが疑問です。
 小川久志会長が指摘したことが事実であるならば、国際競争力のある中核農家を育成する努力を怠っているにもかかわらず、WTOの重要品目交渉などには「日本の農家は国際競争力で勝てない」という論理で、WTOにとにかく反対という姿勢は「既得権益にしがみついている」と指弾されても仕方がないのではないでしょうか。
 私自身は、農業経済学を最近学び始めて、農業・農村問題の複雑さを感じているところですが、「農業・農村の役割・機能とは何か」ということから始めて、その役割・機能を発揮する上で、ボトルネックとなっている要因・課題を明らかにして、それに対してどのような政策を講じていくのかと言う点を複雑な絡まりを丁寧に解きほぐしながらアプローチしていく必要性を感じています。
 最近、速水祐次郎・上門喜久[2002]『農業経済論』(岩波書店),大塚茂・松原豊彦編[2004]『現代の食とアグリビジネス』(有斐閣選書)などを閲読しましたが,今後も基本的なサーベイをしながら、農業・農村問題に対する自分なりの分析視覚を追求していきたいと思います。(by Eiichi.K)

作者:kagoshima_innovation

更新日:2008年9月22日 8時14分

このブログのホーム

風評被害

 大阪の米分加工販売会社「三笠フーズ」」が事故米を県内焼酎3事業所に販売していた問題で、小売店や消費者から各蔵元に問い合わせが寄せられているようです。
 農林水産省は、製造過程で有害な物質は除去されるため、健康被害は考えにくいとして、混乱回避のため事業所名を非公表にしていますが、かえって疑心暗鬼を招き、風評被害が懸念されています。
 それにしても、かくも産地偽装などの企業モラルの低下が続くのならば、罰則強化や安全・衛生の認証制度を徹底するなど抜本的な対策が必要な気がします。
 鹿児島の「食の安全・安心」を確立するために、どのような方策が可能であるのかというのをこれから研究していきたいと考えます。(by Eiichi.K)

 

米粉加工販売会社「三笠フーズ」(大阪市)が、残留農薬やカビ毒が含まれる輸入米を米菓や焼酎用に転売していたと指摘されたことを受け、「事故米」を流通した可能性がある九州の米穀業界や焼酎業界からも「迷惑な話。信じられない」と怒りの声が上がった。産地偽装表示など、食品業者の不正が後を絶たない中での「食の安全、安心」を揺るがす事件。焼酎業界などからは「風評被害が心配」と、消費への影響を懸念する声も出ている。

 農林水産省によると、三笠フーズは殺虫剤のメタミドホスが検出された中国産米を佐賀県の米穀仲介業者に転売し、それらはさらに仲介業者や米穀店に転売されていった。福岡県内の卸売業者は「うちは三笠フーズとは取引はないが、検査で引っ掛かったコメを食用で売るなんて初めて聞いた。考えられないことだ」と驚いた様子。

 メタミドホスは中国製ギョーザ中毒事件でも検出された殺虫剤。この事件から半年以上たった今も消費者の不安は消えず、冷凍食品の需要は低迷したままだ。「コメの消費が上向いているのに、イメージが悪くなる」。福岡市の卸売業者は怒りを隠さない。

 波紋は九州の焼酎業界にも広がった。カビ毒のアフラトキシンが検出されたベトナム産米が流れていた恐れがある。鹿児島県いちき串木野市の焼酎メーカーによると、芋焼酎の場合もコメを麹(こうじ)原料として使う銘柄があるという。同社の広報担当者は「三笠フーズとの取引はなく、原材料は生産履歴を確認できる国産だけを使っている」と説明。その上で「焼酎業界全体に対する信頼を失いかねない」と不安を語った。

                   ◇

 中国などから輸入し、残留農薬が基準値を超えているため食用にはしないことになっているコメは「事故米」として工業用ののりなどに使用が限定されている。農水省は今回、不正転売が発覚した輸入米について「仮に食べても健康への影響はない」としている。(9月6日15時59分配信 産経新聞)

作者:kagoshima_innovation

更新日:2008年9月7日 8時2分

このブログのホーム

平成20年度第1回ベンベヌート・サロンの開催報告

 早朝の大雨、自動車のタイヤパンクなど想定外の事件が起こり、予定よりも1時間開会が遅れましたが、無事に開催することができました。
 円滑な会運営に御協力いただきました参加者の皆様に厚く御礼申し上げます。
 組織設立から2年目を迎えて、ようやく、組織のスタイルが確立しつつあるかなという印象を受けています。
 今後も、だれもが参加しやすくて、楽しく、時には真剣な組織運営を図っていきたいと考えておりますので、皆様の御支援・御協力をお願いします。
 なお、今回及び今後の運営で、反省点や御要望がありましたら、コメント欄やメールでお知らせください。(by猛獣)

【今回の主な内容】
・報告「地場産業製品と新製品開発戦略」
・報告「経済発展の歴史と市場の形成に関する一考察」
・報告「鹿児島県政が抱える課題―PR戦略と隣接県との連携」
・報告「計量分析にもとづく『まちづくり』」
・報告「公共事業と住民参加」
・意見交換「今後のベンベヌート・サロンの活動展開について」

作者:kagoshima_innovation

更新日:2008年8月31日 9時2分

このブログのホーム

MOTHER EARTH ~KAGOSHIMA

 鹿児島県内各地の観光資源を発掘してまとめたガイド本「かごしまよかとこ百選」の風景に、癒し系ミュージックをミックスさせたDVD「MOTHER EARTH ~KAGOSHIMA」が、テレビ東京ミュージック、ポリスター、プライエイド・レコーズから販売されました(→http://www.amazon.co.jp/MOTHER-EARTH~KAGOSHIMA-%E5%90%89%E9%87%8E%E5%A4%A7%E5%9C%B0/dp/B001B56HVY)。
 鹿児島の自然のすばらしさを再認識するためにも、是非御鑑賞ください。(by Eiichi.K)

MOTHER EARTH ~KAGOSHIMA

作者:kagoshima_innovation

更新日:2008年8月26日 7時42分

このブログのホーム

「九州創発塾2008」を振り返って

 22日(金)・23日(土)の2日間にわたって開催された「九州創発塾2008」の報告をします。
 九州各県から総勢250名以上の塾生が参加した同塾は、脳科学者の茂木健一郎氏の講演から始まりました。
 このイベントの目的は、色々な問題を抱える地方・地域が、足元から解決策を見出していくための機会という捉え方をしました。
 茂木氏の言葉では、人間は自らの生活が脅かされないと、本気で変革をしようというエネルギーが出てこないとして、現在の日本の閉塞状況を打破するための知恵というのは、何もかもが揃っている東京から出てこないので、地方・地域という足元から変革を起こしていくということです。
 それは、2日目の黒豚の放牧経営をしている沖田黒豚牧場の視察によって、その意を強くしました。
 というのは、80歳近い沖田さんでしたが、まだ壮健そのもので石油ショックの頃に経営が苦しくなりながらも、「田や自宅などを担保に入れて借金をした。しかし、借金を返すことが働き甲斐となり、苦労も楽しくなった」と述べていました。
 鹿児島と言えば「黒豚」はブランドですが、ブランド確立のためには、ただお題目のように「ブランド」と言っているだけでは不十分で、そのための創意工夫や苦労などもあって然るべきです。
 そのような事例は、身近な地域の、身近が人々が「弱い情報」として持っていることを再確認しました。
 その意味では、今後のベンベヌートの活動も、個人報告ばかりでなく、「現場」の確認ということも必要ではないかと思いました。
 このイベントは来年以降も続く(来年は佐賀大会)ので、興味を持たれた方は是非参加してください。(by Eiichi.K)


964af62a.jpg

作者:kagoshima_innovation

更新日:2008年8月25日 7時40分

このブログのホーム

ベンベヌート・サロン開催日程のお知らせ

 暑い日々が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか? 
 今年第1回目の勉強会「ベンベヌート・サロン」の開催日を、8月30日(土)10時~に決定しましたので、お知らせします。
 会場及び当日スケジュールにつきましては、参加者の御意見・御要望を踏まえて、調整の上、別途連絡差し上げます。
 今日のところは取り急ぎ開催日のお知らせということでよろしくお願いします。(by 闇将軍)

 

作者:kagoshima_innovation

更新日:2008年7月23日 8時33分

このブログのホーム

九州創発塾2008

 8月22日(金)・23日(土)の両日、鹿児島において「農から踏み出す九州」をテーマに開催される「九州創発塾2008」に参加申し込みをしました(→http://www.sohatsu.jp/)。
 九州各県の地方新聞が主体となって開催されるイベントで、九州各県から訪れる多数の参加者とのネットワーク育成にも役立つイベントであることが、参加者のBlogからうかがうことができました。
 現在の私の業務分野では、単独県ではなく九州一体として海外市場に売り込んでいくという機運が高まっているのですが、個別具体の施策となるとどうしても利害関係が生じてうまくいかない分野でもあります。
 参加費1万円という身銭を切ってでも、各県関係者とのネットワークを築いて、率直な意見交換をできる体制を確保したいという思いで参加することにしました。
 脳科学者の茂木健一郎氏がコーディネーターとして参加するなど、「創発」をテーマとしたパネルディスカッションにも興味があります。
 「創発」は、『ボランタリー経済の誕生』の金子郁容や『創発とは何か』の國領二郎など慶應義塾大学で積極的に研究が進められている分野で、茂木氏もその研究を踏まえて脳科学者としてのアプローチを示してくれるのではないかと期待しています。
 「創発」は、企業家という個人のリーダーシップを重視したシュンペーターの「新結合」概念とは異なり、人間と人間の新しい関係性というネットワークに着目している点が興味深いです。
 このへんの問題については、機会を改めてきちんと整理したいと思いますが、大会当日までに再度文献を読み直して、自らの論点を明確にして参加したいと思います。大会報告についても、大会閉幕後速やかに掲載しますので、お楽しみに。(by Eiichi.K)

作者:kagoshima_innovation

更新日:2008年7月11日 12時23分

このブログのホーム

「薩摩焼酎」

 広告代理店のマーケティング担当者との話の中で、「せっかく『薩摩焼酎』という公的な地理的表示を得たにもかかわらず、認知度が低いのはもったいないのではないか」という御指摘を受けました。
 私も「薩摩焼酎」の内容については勉強不足だったので、鹿児島県酒造組合のHPで情報収集してみました(→http://www.tanshikijyoryu-shochu.or.jp/sengen/sengen.htm)。
 すると、平成17年12月に「薩摩焼酎」がWTOのTRIPS協定により知的所有権の地理的表示として指定されたことがわかりました。
 では、その効果は何なのかというと、「薩摩焼酎」を名乗れるのは,①鹿児島県産の良質なさつまいも及び水を使う、②鹿児島で製造・容器詰めされた本格焼酎である、という2要件を満たす必要があります。
 その意味では、最近取組みが進められている「地域団体商標」と類似する効果が期待できますが、「薩摩焼酎」がWTOという世界的機関による認定であるのに対して、地域団体商標は特許庁(国)の認定であるということで、前者の方が圧倒的にカバーできる地域・範囲が広いことになります。
「薩摩焼酎宣言」文中で「「世界の酒で、地理的表示が認められているのは、ワインのボルドー、シャンパーニュ、ブランデーのコニャック、ウィスキーのスコッチ、バーボン等があります。このような世界のブランドと同じく、「薩摩」と表示できる意味を大切に受け止め」ると書いてあるように、各国ごとに商標登録をしなくても、世界で通用する普遍的な商標になった意義は大きいと思います。
 しかし、メリットがあるのはあくまで商標上のことであって、実質的な「ブランド化」につなげる努力がされているのかという問題が残ります。
 関係者にヒアリングしたところ、地理的表示に認められた後の業界の取組みは不十分であるという印象を受けました。
 おそらく「薩摩焼酎」という言葉を聞いて、上記の2要件を満たした焼酎という共通イメージが持たれることはなく、個別の銘柄を想像する人がほとんどではないでしょうか。
 需要が伸びている時期には、それも悪くはないでしょうが、需要の停滞・縮小が始まると、どうしても企業間競争の激化→価格競争→乱造乱売→ブランドイメージの低下という流れになってしまいます。これを避けるためには、一企業が最大利潤を追求するのではなく、産地一体として適正利潤を確保するという戦略が必要であり、そのことが結局は商品そのもののブランドイメージを維持することにつながると考えます。
 そのためには、産地商品の品質を保証する意味でも、「薩摩焼酎」のPRを推進すべきだとは思いますが、実際には積極的にPRがなされているとは言いがたい状況です。この地理的表示は取得自体が目的ではなく、その活用によってブランド価値を高めるという手段であったはずなので、その原点を再確認して業界関係者の奮起を期待したいと思います。(by Eiichi.K)

作者:kagoshima_innovation

更新日:2008年7月10日 7時21分

このブログのホーム

ウナギ・ロンダリング

 中国産ウナギが「愛知県三河一色産」として偽装されて、ウナギ販売業「魚秀(うおひで)」(大阪市)が約200万トン販売し、数億円の利益を上げていた問題。
 調査を担当した農水省職員が、水産物卸売業「神港魚類」(神戸市)に販売した中国産のかば焼きのうち、15トンを買い戻す「循環取引」を行っており、不透明な流通取引の実態を称して「ウナギ・ロンダリング」と称していたことが興味深かったです。
 国内の取引でさえこれだけ不透明なのですが、国際的な取引になると更に複雑になるという実例が、先述の『スシエコノミー』に書かれていました。
 地中海で違法漁獲されたマグロは、捜査機関に追及されないよう、相当数の業者に次から次に手を渡っていくようですが、その中には日本の商社が介入していることもあるようです。最終的には中国に行き着くようですが、その過程を「マグロ・ロンダリング」と呼んでいました。
 食品偽装問題が頻発するにつれて、生産地履歴の明確にする動きが顕著ですが、単に生産地だけでは不十分で、流通取引過程も明らかにされない限り、この手の問題は根絶できないのではないかと考えました。(by Eiichi.K)

作者:kagoshima_innovation

更新日:2008年6月28日 8時21分

このブログのホーム

地域経済とは?

作者:

更新日:

このブログのホーム

『ブリ類養殖の産業組織―日本型養殖の展望』

作者:

更新日:

このブログのホーム

「地域力創造」全国市町村サミット2008 in 鹿児島

作者:

更新日:

このブログのホーム

第2回分科会の開催について

作者:

更新日:

このブログのホーム

茂木健一郎・波頭亮[2007]『日本人の精神と資本主義の倫理』(幻冬舎新書)

作者:

更新日:

このブログのホーム

第1回分科会の開催

作者:

更新日:

このブログのホーム

農業・農村問題と農協

作者:

更新日:

このブログのホーム

風評被害

作者:

更新日:

このブログのホーム

平成20年度第1回ベンベヌート・サロンの開催報告

作者:

更新日:

このブログのホーム

MOTHER EARTH ~KAGOSHIMA

作者:

更新日:

このブログのホーム

「九州創発塾2008」を振り返って

作者:

更新日:

このブログのホーム

ベンベヌート・サロン開催日程のお知らせ

作者:

更新日:

このブログのホーム

九州創発塾2008

作者:

更新日:

このブログのホーム

「薩摩焼酎」

作者:

更新日:

このブログのホーム

ウナギ・ロンダリング

作者:

更新日:

このブログのホーム